サミットまであと二週間

放送日の二日前である6日21日は、
夏至でした。
一年で昼の一番長い日です。
十五時間以上昼があり
八時間あまりの夜になりまして
冬至はこのまったく逆
八時間の昼と、十五時間の夜

このあいだ、冬至で、そして年を越したような
感じがしていたので

時の流れの速さに
改めて気がつかされるのです。

6月23日オンエアー 第168回放送分
「FURANO History Factory(=FHF・フラノヒストリーファクトリー)」
放送を終えました。

先週木曜日の道新夕刊の「今日の話題」に
こんな記事が載っていました。

「北海道洞爺湖サミットの開催が目前にせまってきた。
 主要議題となる地球温暖化問題担当の内閣官房参与西村六善さん(札幌出身)が講演で「こんな形式の会合はこれが最後になるかもしれない」と語っていた。
 「こんな形式」とは、主要八カ国の首脳だけで国際経済や政治問題について討議することを指している。
 国際情勢が大きく変化する中、サミットの枠組み見直しはもはや避けられない。西村さんはこう言いたかったのだろう。
 今回のサミットは実に三十四回目となる。
 パリ郊外のランブイエで初のサミットが開かれたのは一九七五年。激動する世界経済、とりわけ第一次石油危機への対応を話し合うのが目的だった。
 六カ国で始まった会議は翌年カナダを迎え、九八年からロシアが正式メンバーに加わった。
 今回は主要国のほかに十四カ国が集まり、環境問題の拡大会合に出席する。サミットの変容ぶりを物語ると言っていい。
 フランスや英国はメンバーを現在の八カ国から十三カ国に拡大する構想を打ち出している。実現の可能性は高い。
 その意味でも洞爺湖サミットは大きな転機となるだろう。
 日本が議長国を務めるサミットは洞爺湖で五回目だ。七九年、八六年、九三年は東京で、二〇〇〇年は沖縄で開かれた。
 過去四回に共通するのは、その年にきまって解散・総選挙が行われたことだ。今回はどうか。サミット後の政局からも目が離せない。」

とのことです。

私の職場の同僚が室蘭へ出張に行ったときも
「警備の車両とかがスゴかった」旨の
お話をされていましたっけ。

そんなサミット
正式名称を「主要国首脳会議」(Group of Eight)といいます。

参加は
フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、
日本、イタリア、カナダ、ロシアの8ヶ国の首脳に加えて

その年のEU議長国の政府首脳、
欧州委員会委員長などが、
年1回集まりまして、

国際的な経済的、政治的課題についていろいろと討議する会議です。

「参加」と上に書いた国以外にも
その他の国の首脳や国際機関の代表も
例外的に出席することもあります。

合わせて、数多くの下部会議や政策検討も行われます。


G8(ジーエイト)、主要8ヶ国首脳会議とも呼ばれまして、
一般には「サミット」と呼ばれることが多く、
ロシア参加前は先進国首脳会議、G7(ジーセブン)、
先進7ヶ国首脳会議と呼ばれていました。

サミットという呼称は、首脳の地位を山頂に擬えたものだということは
先週お話いたしました。


主要国首脳会議は1973年のオイルショックと
それに続く世界不況に起源を持ちます。

これらのトラブルによってアメリカ合衆国で、
アメリカ、ヨーロッパ、および日本の財務を預かる政府高官が集まり、
経済的課題を討議する会議「ライブラリーグループ」が生まれました。

1975年、フランスのジスカール・デスタン大統領は、
工業化された6つの主要民主主義国の首脳を
フランス・ランブイエに招待しはじめての首脳会議を開催し、
定期的に首脳会議を持つことを提案しました。

このときの出席者は、
主催国を交代しつつ年1回会議を持つことに合意しました。

こうして、フランス、西ドイツ、イタリア、日本、イギリス、米国で構成される
いわゆるG6が生まれました。

翌年プエルトリコのサンフアンで開催されたサミットで、
米フォード大統領の要請により
カナダが参加したことにより、G7となります。


冷戦の終結に続く1991年に、G7サミット終了後、
ソ連(現・ロシア)とサミットの枠外で会合を行うようになりました。
ロシアは、1994年のナポリ会合以降は
首脳会議のうち政治討議に参加するようになり、
1997年のデンヴァー会議以降は「世界経済」「金融」等の
一部セッションを除き
基本的に全ての日程に参加することになり。
1998年のバーミンガム会議以降は
従来の「G7サミット」に代わり
「G8サミット」という呼称が用いられるようになりました。

さらに2003年のエビアン・サミット以降、ロシアは
「世界経済」に関するセッションを含め、
完全に全ての日程に参加するようになりました。


会議が開催された当初は、
様々な国際的な課題への強い影響力を有していましたが、
近年では影響力の低下とともに
形骸化や単なるセレモニー化が指摘されています。

が、その一方で、国連総会などの外交官レベルの会議に比べ、
各国の首脳会議であるサミットは
決断力・実行力に格段の優位性があるほか、
国連の決議でネックとなることが多い拒否権など
制度的問題点がなく、

国連を補完する意味でも
一定の役割を果たしているという指摘もあります。


今回のサミットで取り上げられる予定の
先住民族の問題など民族対立の問題や
環境問題については、

国内の制度だけをどうこうしてもダメな問題ですので
このような会議である程度のイニシアチブをとることが
必要となるでしょうから

これらの国を超えた問題がたくさんでることで
サミットの重要性が増してくる

となると、今後もますます必要性が
高まってくるでしょう。

ところが、光有るところに影有り

さまざまな問題点も指摘をされていますが


続きはまた来週であります。




ダライ・ラマ14世の、チベットに対する提案は以下の通りです。
(1987年、アメリカ議会の人権問題小委員会での「チベットに関する5項目の和平案」)

・チベット全土を平和地域とする
・チベット民族の存続を脅かす中国の人口移動政策を放棄する
・チベット民族の基本的人権および民主主義に基づく自由を尊重する
・チベットの自然環境を保護し、回復させる。チベットでの核兵器の製造、核廃棄物の投棄をしない
・チベットの将来の地位について、また、チベット人と中国人との関係について、真剣な交渉を開始する

そして、チベット人による本当の自治権が得られれば独立は求めないと譲歩しました。(1988年、「ストラスブール」提案)



来週も国際問題を取り上げる「イトー×ani」がお届けする 
FURANO History Factory (F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
コールサインJOZZ1AS-FM  周波数77.1MHz
北海道富良野市とその周辺で聴くことが出来る
コミュニティーFM局「ラジオふらの」の
毎週月曜日午後四時からオンエアー中

番組へリクエスト・メッセージは
〒076-0026 富良野市朝日町5-17 レストランふらの広場内ラジオふらの
E-mail radio@furano.ne.jp FAX 0167-22-2787

リクエストなどは
当ブログのコメント欄でも
受け付けています。
追 夏のお祭り
三日目 東 ポ06 b
「東行本舗」です。

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