文化部出身ですが何か

折にふれて、大学を舞台にしたマンガなどに
ハマっているという話を書いています。
H大学獣医学部をモデルにした「動物のお医者さん」にはじまり
「ハチクロ」「のだめ」「げんしけん」「もやしもん」と、
あげると枚挙に暇がないのです。
最近では、島本和彦さんが週刊サンデーに不定期連載をしている
自伝的マンガ「アオイホノオ」が、舞台となった大作家芸術大学の学内とか、
実在の人物?である「庵野さん」や「矢野さん」などの描写も含めて、
いいですね。


大学を舞台にしたマンガと同じくらい、
高校の部活動を舞台にしたマンガも好きです。

まぁ、運動部だったら、「関東昭和軍」「おお降り」「ダイヤのA」といった
定番の野球ものや
バスケマンガの金字塔「SLUM DUNK」にいたるまで
こちらも枚挙に暇がないのですが

自分自身、中学・高校時代は文化部だったもので
文化部を舞台にしたマンガにもハマるのです。

たとえば、

天文部を舞台にした「宙のまにまに」
柏原麻実さん作 講談社・アフタヌーンコミックス
とか、
吹奏楽部を舞台にして、先ごろ映画化もされました
「ブラブラバンバン」
柏木ハルコさん作 小学館・ヤングサンデーコミックス
とか、
マン研を舞台にした、「辣韮の皮〜萌えろ!杜の宮高校漫画研究部」
阿部川キネコさん作・ ワニブックス ガムコミックス
とか、
美術部を舞台にした、「スケッチブック」 
小箱とたんさん作・マッグガーデン ブレイドコミックス 
(ここに、
「GA〜芸術家アートデザインクラス」きゆづきさとこさん作 
芳文社 まんがタイムKRコミックスとか、
「ひだまりスケッチ」蒼樹うめさん作 
芳文社 まんがタイムKRコミックスとかも
入れたいところですが、
こちらの舞台は美術部ではなく美術科なのでハズしました。
てか、「スケッチブック」の涼風コンビよりも
GAの劇団ノダミキの面々のほうが、よほど一所懸命絵を描いてるね)

そして、意外なところでは、
放送部をモデルにした「HONEY VOICE」
おーはしるいさん作 竹書房 バンブーコミックスや
「市立鋳銭司学園高校放送部」 ふじもとせいさん作 
芳文社 まんがタイムKRコミックス

あと、忘れてはいけない
文化部マンガというジャンルを確立したといってもよい
怪作にして、全国の写真部の1/3くらいを
「光画部」と改称させた(大げさ?)
「究極超人あ〜る」もはずせないですね〜

なんか、今にして思うと、写真部→光画部の流れって
今なら、大学のソッチ系サークルが
「現代視覚文化研究会」と改称したのに
似ているような気が…

まぁ、それぞれ大会とか練習の扱い方とかについては
きちんと取材しているのもあれば
?なのもあるのですが、

活動がきちんと描かれていたりすると
そのマニアックな描写にニヤニヤしてしまうのです。


そんな文化部マンガでまた一つお気に入りが出来ました。

それが、『とめはねっ! 鈴里高校書道部』です。

こちらは河合克敏さんによる、書道を題材とした漫画で
週刊ヤングサンデー(小学館)に不定期連載をされています。

神奈川県の私立鈴里高校の書道部は
部員不足のために、廃部を強要され、
そのために2名の部員を確保しなければいけないということで

なんとか無理矢理入部させた、大江クンと望月さん

ただ、最初は無理矢理だったものの
この2人が次第に書道の奥深さにハマっていって

といった、青年コミックでもある意味
王道なお話なのですが

キャラクター造形も秀逸で
主人公の地味な帰国子女、大江君や
鈴里高校で新入生をダマシうち同然に入部させた
張本人であるハラグロい先輩2人とか
翻弄される部長(イイ人)とか
部長と双子なので顔は同じだけど、底意地悪い
ライバル校の部長とか
柔道日本一は伊達ではない、バリバリ体育系で、
勝ち気な性格の美少女、望月さんとか

そういった群像劇が、まずいいですねー。

行事とかの前は一所懸命だけど、
それ意外はダラけているといった
描写もコミでもお気に入りです。

また、そういったドタバタとかの表裏に見える
部の顧問(世界史の教師で中国史オタクという設定もいいです)や、
書の大家(セクハラジジイ)や、
書道店の店員から繰り出される、書道蘊蓄の数々。

そして、これも魅力なのですが

河合さんの出世作でもある「帯をギュッとね!」にも通じる
スタイリッシュでありながら、躍動感のある描写。

(氏のマンガでは「モンキーターン」も好きですが、
「帯ギュ」で受けた衝撃は忘れられないのです。)

柔道の動きも、書道の動きも
流麗な動きが見えるようで、ストンと腑に落ちるような絵で、
書き表しているのです。

部長が、望月さんに「余白があってこその字だ」、
といった旨のことを言っていますが

実は、余白の中に、動きのある絵が光る
河合さんのマンガにも通じるところがあったりして。

いろいろな意味で注目しているマンガです。

現在単行本が2巻まででています。
よろしければ。


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