2008.03.17 先週で
FHF
取り敢えず、コソボを取りまく話に
一段落をつけて別の話をしようと思ったのですが、

そんな話をしたとたんのこのニュース。

この話は避けて通るわけにはいかないでしょう。


3月17日オンエアー 第154回放送分
「FURANO History Factory
(=FHF・フラノヒストリーファクトリー)」です。

チベット情勢について
いつもこのような時にお世話になっている
外務省の「海外安全ホームページ」によりますと
以下の通りであります。


中国に対する渡航情報(危険情報)の発出(2008/03/15)

●チベット自治区(ラサ市)
     :「渡航の延期をお勧めします。」(新規)
 ●アフガニスタンとの国境付近
     :「渡航の是非を検討してください。」(継続)

☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)チベット自治区では、3月10日以降、僧侶などによるデモが相次ぎ、
ラサ市内にある寺院周辺では14日、商店が放火されるなどの暴動が発生して
おり、中国国営の新華社通信も、チベット自治区当局の話として、10人が死
亡した旨報じました。
(2)14日午後には、暴徒化した一部市民が商店・銀行等に対する投石、車
両への放火、店舗の破壊等の行為に出たため、これに対し軍や武装警察が戦車
や催涙弾等により応酬し、多数の死傷者が出たとの情報もあります。
(3)15日夕刻の時点で、ラサ市内の状況はおおむね沈静化している由です
が、軍や武装警察が市内中心部をパトロールしており、旧市街のジョカン寺周
辺では軍と公安関係者が一日中警戒に当たっています。また、旧市街は今後少
なくとも10日間閉鎖されるという情報もあり、住民は外出しようにも外出で
きない状況です。

2.地域情勢
(1)チベット自治区(ラサ):「渡航の延期をお勧めします。」
 (イ)チベット自治区では、3月10日以降僧侶などによるデモが相次ぎ、
14日昼以降、一部の者が現地公安当局の建物に対し投石したり、公安関係
者を棍棒で殴打するなど暴徒化しました。また、大昭寺付近の広場では、数
百人のデモ隊が暴徒化して火を放ち、火災が発生したり、商店街を襲撃して
略奪行為が行われた模様です。
 (ロ)14日午後には、暴徒化した一部の市民が商店・銀行に対する投石、
車両への放火、店舗の破壊等の行為に出たため、これに対し軍や武装警察が
戦車や催涙弾を使って応酬し、多数の死傷者が出たとの情報もあります。同
日夜には、中心市街のあちこちで火の手が上がり、車両が放火されたり、店
舗が破壊され、道路を歩けない状況になりました。この騒動によって、中国
国営の新華社通信は、チベット自治区当局の話として、10人が死亡した旨
伝えてましたが、外国メディアの中には、80人以上が死傷したとする報道
もあります。
 (ハ)15日夕刻の時点では、ラサ市内の状況はおおむね沈静化しています
が、軽戦車や装甲兵員輸送車、トラックが市内中心部をパトロールしており
、旧市街では軍と公安関係者が一日中警戒に当たっています。また、旧市街
は今後少なくとも10日間閉鎖されるという情報もあり、住民は外出しよう
にも外出できない状況です。
 (ニ)15日、チベット自治区当局は暴動で法を犯した者に犯罪行為を止め
るよう促し、投降した者には温情を示す旨の通告を出しました。同通告によ
れば、暴動参加者は学校や商店、民家に火を放ち、法執行機関職員と衝突し
、罪のない人々を殺害したが、こうした活動は刑法に違反することとなりま
す。
 (ホ)チベット自治区ラサでの暴動を受けて、同自治区への旅行の拠点とな
っている成都では、外国人旅行者が自治区内に入境できなくなっており、同
自治区への入るための許可証が差し止めされている模様です。

(2)アフガニスタンとの国境付近:「渡航の是非を検討してください。」
 アフガニスタン国内の不安定な治安情勢が同国と隣接する地域に影響を及ぼ
す可能性がありますので、同国との国境付近については、渡航の是非を含め、
自らの安全につき真剣に検討されることをお勧めします。
(アフガニスタンについては、別途「危険情報」が発出されています。)

3.渡航・滞在に当たっての注意事項
 渡航・滞在を予定されている方は、次の事項に十分留意して行動し、危険を
避けるようにしてください。

(1)チベット自治区(ラサ)情勢は依然不安定なので、外務省、在中国日本
国大使館、現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めるとともに、自
身の連絡先を在中国日本国大使館に連絡してください。

(2)現地に滞在している方は、状況が落ち着くまでの間、宿泊している建物
から不用意に出ない等、騒動が起きているところから離れ、安全確保に努めて
ください。

(3)また、渡航を予定されている方は、現地の状況が落ち着くまでの間、同
地域への旅行を控えることをお勧めします。



外務省のホームページですから
亡命政府の発表と書くわけにはいかないところが
たいへんなところではありますね。

また、チベットの動乱について
テレビのニュースなど
マスコミで様々な報道がされています。

ちなみに、テレ朝系の朝のニュースでも
トップニュースは、この件でした。

他局が、チベット政府と亡命政府の両方の情報を
出しているところ、こちらの局は

冒頭に
「チベット人が暴れて、とても怖かった」旨を話す
日本人観光客の映像から入ったのですが…



燃える街の絵でもなく、軍の映像でもなく

真っ先に、この映像をもってくるとは…


なんなのでしょう、僕が感じるこの違和感は。



さて、マスコミの検証はさておくとして


チベット、台湾、東トルキスタンと
中国政府と鋭く対立をする存在を抱えています。

チベット・東トルキスタンは民族的な理由で
台湾は政治的な理由です。


また、ヤヤコシイのですが
ワシントンにある東トルキスタンの亡命政府は、独立を要求していますが
チベットは高度な自治の要求というのも

背景に宗教的な問題もあるのでしょうが
微妙にニュアンスな違います。


因みに、ダライ・ラマ14世の中国政府に対する要求は以下の通りだそうです。
(1987年、アメリカ議会の人権問題小委員会での
「チベットに関する5項目の和平案」)

・チベット全土を平和地域とする
・チベット民族の存続を脅かす中国の人口移動政策を放棄する
・チベット民族の基本的人権および民主主義に基づく自由を尊重する
・チベットの自然環境を保護し、回復させる。チベットでの核兵器の製造、核廃棄物の投棄をしない
・チベットの将来の地位について、また、チベット人と中国人との関係について、真剣な交渉を開始する

そして、チベット人による本当の自治権が得られれば独立は求めないと
譲歩しました(1988年、「ストラスブール」提案)

このような要求をしているということは
この五項目を無視するようなことが、
現実チベットで行われているということの証ですか。

と、いうことを考えながら
今回の事件の動向を見守る必要があると
思ったのですが。

あと、

まだまだ、思うことはあるのですが

こちらもお世話になっているサイト
「世界飛び地領土研究会」か
「wikipedia」の中でしか見たことなかった
チベットの旗が、ここまで大々的に降られているのを見たのが

僕としては、感慨深いと言っておきましょう。


と、チベットの話で時間を取られてしまいましたが

僕の住んでいる北海道にとって
身近な外国といえば、やはりロシアです。

しかも、根室や紋別といった町のそばに
住んでいたこともありました。


そして、鎖国をしている江戸幕府が
オランダ以外で最も多い頻度で
外交交渉をしたのも、ロシアだったのです。

ロシア帝国の東進膨張政策の時期と
江戸幕府の鎖国の時期が重なりました。

しかも、シベリア開拓を推進した
イヴァン雷帝とその子、フョードル1世の死後、
王家が断絶

その後も強力なリーダーシップを発揮できる王が出ず
大動乱とよばれる状態となります。

これをおさめたミハイル=ロマノフによって
ロマノフ朝がたてられますが

ピョートル大帝により、国内が強化されるとともに
積極的に対外進出がはかられます。

こんな時期と前後して、
ロシアはシベリア全土を領有

1630年代のことですが
それ以降、毛皮などをとるために、
商人などがシベリアを目指すことになります。

そんななかで、日本と接近をし
物資などの補給のため
日本との交易を求めるようになったのです。


僕は、ここらへんの事情は
みなもと太郎さんの「風雲児たち」と
(多分)中公新書の「漂流民とロシア」で
知った知識なのですが…。

ロシア人と、松前の役人の交渉のヤヤコシサを
みなもとさんは、ユーモラスに描いています。


また、ピョートル大帝は、都のサンクトペテルスブルクに
日本語学校を作るなどして、日本との国交に
備えるようになったのです。

この日本語学校のみなもとさんの描写も
ほとんどギャグのようなお話でした。

そんなピョートル大帝とはどのような人物であったのか

また、その日本語学校が
なんでギャグのような描写になってしまったのか。

というのは、また
来週のお話であります。




世界に平和をとマジメに考えたりもする
ナビゲーター「イトー×ani」がお届けする 
FURANO History Factory (F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
コールサインJOZZ1AS-FM  周波数77.1MHz
北海道富良野市とその周辺で聴くことが出来る
コミュニティーFM局「ラジオふらの」の
毎週月曜日午後四時からオンエアー

番組へリクエスト・メッセージは
〒076−0026 富良野市朝日町2−17
 レストランふらの広場内ラジオふらの
E-mail radio@furano.ne.jp 
FAX 0167-22-2787

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