パンがない ケーキを食べた とハンカチ王女
一度ついた人のイメージというのは
なかなか払拭できないものですね。
現在生きている人もそうなのだから
歴史上の人物なんてなおさらです。
蜂須賀子六は野盗上がり
石川啄木はかにと戯れ
田沼意次はお金大好き
とうぜん、それは国内の人だけではありません。
えー、3月12日オンエアー 第102回放送分
「FURANO History Factory(=FHF・フラノヒストリーファクトリー)」
放送を終えました。
タイトルだけ見ると
自由律俳句みたいですが、当然元ネタは
マリー・アントワネット。
先ごろ映画化された、あの有名人です。
映画は未見ですが、CMや映画情報からすると、
贅沢で奔放な一面を誇張して描かれている感じですね。
あながち外れているわけではないのですが
彼女はヨーロッパを代表する名家ハプスブルク家出身の
オーストリアの啓蒙専制君主マリア・テレジアの
9女として生まれ、プロイセンに対抗するために、
仇敵ブルボン朝と手を組む。これを外交革命といいますが
その手を組むときに政略結婚としてフランスに嫁いだのが
マリー・アントワネット
旦那となったのが、後のルイ16世で
彼自身が錠前を開けるのが唯一の趣味という
地味な人で、病気の関係で下半身が不自由であった。
14歳でフランス王室に嫁いだのですが
もともと派手好きなところがあったのもあって
夜毎、仮面舞踏会で踊り明かしたり、
博打にハマったり、イケメン家臣を寵愛したりと
まぁ、良くあるパターンですわね。
それで、フランス革命の時に怒りが集中し
しかも、革命を妨害していたのがオーストリアだったというのもあり
二重の意味で恨みを買ったのです。
ただ、彼女の中傷に対しては、
その多くが流言蜚語であったのです。
歴史で難しいのは
批判された人に関する直後の史料は誇張されている物が多いことです。
とくに前述の田沼意次なんてのはその典型で
自前の随筆集まで出すくらい文を書くのがスキな
松平定信が政敵だったというところと
彼の自由主義的なやりかたが、田沼批判容認に
つながっていたところに
彼の悲劇があったのでしょう。
だから、マリー・アントワネットについても
様々な噂話のうちで、彼女のエピソードではない話までついたのが
かわいそうなところではあります。
その最たるものが
「パンがなければお菓子を食べればいい」発言
これは、かなり忠実に翻訳すると
「(パンを食べられないもの)彼らにはブリオーシュを食べさせなさい」
だそうですが、こんなことは言っていない。
もともとは、啓蒙思想家のルソーが、
「「農民にはパンがありません」との発言に対して
「それならばブリオーシュを食べれば良い」とさる大公夫人が答えた」
と書いたのがルーツで
1843年に出版された「悪女たち」という本の中には
この時代既にマリー・アントワネットの発言として広まっているこの発言だが
1760年に出版された本には「トスカーナ大公国の公爵夫人」の発言と
紹介されている、と書かれています。
また、ブリオーシュもお菓子として食べられたのは18世紀後半からで
フランス革命期はお菓子というか、乾パンのような存在だったそうで
悪意で「お菓子」なんて解釈をしなければ、こうはならなかったのです。
と、なるとやはりイメージが大切ということでしょうか。
ま、この人、入浴習慣がなかったフランスでも自分の習慣を変えず
幽閉中でも入浴を続けたそうで、
そこらへんも贅沢と捕らえられたのでしょう。
幽閉された場所にハープも持ち込んでいますし
あと、ワイングラスの発明も彼女
腕時計の発明も彼女
ハンカチを正方形につたのも彼女
あと、彼女の最後の言葉は、
死刑執行人の足を誤って踏んでしまった時に言った
「ごめんなさいね、わざとではありませんのよ」
だそうです。
色糸興味の尽きない人物であります。
♪本日番組内でオンエアをした曲♪
♪「もう愛しかいらない」 美郷あき
TV「スーパーロボット大戦OGディバイン・ウォーズ」Ed
軽やかで奔放なピアノのフレーズで始まる
明るい良質なポップスナンバーです。
どちらかというとスローナンバーをしっとりとした歌声で
歌いこなす人というイメージがある美郷さんですが
こういうのもイイですね。
ピアノ、アコースティックギター、ストリングスの使い方も
間奏明け、ベースで面白いフレーズを引いたあとのドラムのフィルインが
ちょっとブレイクっぽいシンコペーションのリズムだったり、
そんないろいろなリズムパターンも面白い感じですし、
ストリングスアレンジもいいですね。
間奏部分で旋律を奏でるエレキギターとピアノの細かい動きが
カラムところも、ウマいなーと思います。
タイトル通りの前向きな歌詞も、元気をもらえそうな感じで
総じて彼女の新しい一面を見ることが出来る曲です。
♪「Lucky&Happy」 林原めぐみ
「A Happy Life」カップリング TV「まなびストレート」Ed
明るいポップスで、前向きなメッセージが
前面に押し出されているポジティブな曲です。
最初はこの番組のための曲ではなかったのですが
テレビを観ているうちに、この曲にこめられたメッセージは
「まなび」のための曲に思えるようになってしまう
そんな幸福なめぐり合いをした曲です。
間奏で高らかにトランペットを吹き鳴らしていて
これまた、ポジティブなこの曲にあっていますね。
ちなみにトランペットはエリック宮城さんが吹いていますが。
元曲は岡崎律子さんで、岡崎さんバージョンもFURILバージョンも
聴いたのですが、そのいずれとも違って
自分の歌ってかんじて歌いこなしてるところも
サスガ林原さんです
この曲聴いて、あー金曜も終わるなーと思う人は
お友達になりましょう。
♪「会いたいよ」 タイナカサチ
「FURANO History Factory」3月のマンスリーパワープレイ
TV「歌スタ」1月のお題歌
前回は、曲全体について書いていますが
オーケストラアレンジや構成も絶妙で、
歌の伴奏部分はもちろん
歌のない部分の間奏部分もスケール感が大きいですね。
最初はピアノ演奏のバックにのって歌い、そして
サビでドラムやオーケストラが入り
間奏でのストリングスやオルガンの音のいい感じですし
間奏明けに、ほぼピアノだけでサビを歌う部分がありますが
こんなパートがあることでその後にまたフルオーケストラをバックに
歌う部分が映えます。そんなアレンジにも助けられて
懐の広い曲になっています。
♪「真冬の万華鏡」 白石涼子
「ソラ色のつばさ」カップリング。
全体的に打ち込みサウンドですが、
リズムとかの処理はジャジーな感じで
一聴すると、シティーポップって感じる曲ですが
よく聴くと、イロイロな仕掛けをしている曲です
まず白石さんの歌のウマさ。
元気な曲を歌うときとは、明らかに声を変えています。
ブレスの音や、その吐息のような呼気含有量を
意図的に多くしている歌声に、なんとも色っぽさを感じます。
カップリングの曲である、一曲目の持つ破格な明るさと比べますと
明らかに対比の良さがありまして
芸の幅が広いですね、ってアチコチで言っているんですけれど。
あと、当然ですがアレンジもかっこイイですね
ストリングスのイジリ方とか
パーカッションの細かいリズムといった仕掛けも
よい感じで、聴けば聴く度にハマる感じで
白石涼子さんの奥深い魅力にヤられたい人は
一聴をオススメします。
♪「あいぞめ 〜二籠」 Savage genius
TV「地獄少女 二籠」Ed
印象的で映画音楽みたいな荘厳なイントロに
重たいティンパニーのトレモロの音とか
オーケストラバスドラムの音とか
かきならされる鈴の音
甲高い、笙や篳篥を思わせる笛の音とか
和楽器を大胆に取り入れたアレンジと
それにマッチしたストリングスとかの
オーケストレーションがすごく印象的です。
バイオリンやピアノで奏でられる旋律も
和のテイストのものなので、バイオリンというより
二胡みたいです。
そんな曲に乗っかる少々アマえた感じの声が
微妙にミスマッチのようで、
聴くにつれて惹かれていきます。
映画音楽みたいと書きましたが
大河ドラマのテーマ曲のようでもあります
繰り返し聞くことで、新たな発見が出来る曲ですね。
3月いっぱいは、マリー・アントワネット登場の
そもそもの理由であったフランス革命について
お話をしたいと思います。
お楽しみに。
それでは、また来週。
ごきげんよう。
FURANO History Factory (F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
コールサインJOZZ1AS-FMFM 周波数77.1MHz
北海道富良野市とその周辺で聴くことが出来る
コミュニティーFM局「ラジオふらの」の
毎週月曜日午後四時から(再放送は日曜日午後六時から)オンエアー中
なかなか払拭できないものですね。
現在生きている人もそうなのだから
歴史上の人物なんてなおさらです。
蜂須賀子六は野盗上がり
石川啄木はかにと戯れ
田沼意次はお金大好き
とうぜん、それは国内の人だけではありません。
えー、3月12日オンエアー 第102回放送分
「FURANO History Factory(=FHF・フラノヒストリーファクトリー)」
放送を終えました。
タイトルだけ見ると
自由律俳句みたいですが、当然元ネタは
マリー・アントワネット。
先ごろ映画化された、あの有名人です。
映画は未見ですが、CMや映画情報からすると、
贅沢で奔放な一面を誇張して描かれている感じですね。
あながち外れているわけではないのですが
彼女はヨーロッパを代表する名家ハプスブルク家出身の
オーストリアの啓蒙専制君主マリア・テレジアの
9女として生まれ、プロイセンに対抗するために、
仇敵ブルボン朝と手を組む。これを外交革命といいますが
その手を組むときに政略結婚としてフランスに嫁いだのが
マリー・アントワネット
旦那となったのが、後のルイ16世で
彼自身が錠前を開けるのが唯一の趣味という
地味な人で、病気の関係で下半身が不自由であった。
14歳でフランス王室に嫁いだのですが
もともと派手好きなところがあったのもあって
夜毎、仮面舞踏会で踊り明かしたり、
博打にハマったり、イケメン家臣を寵愛したりと
まぁ、良くあるパターンですわね。
それで、フランス革命の時に怒りが集中し
しかも、革命を妨害していたのがオーストリアだったというのもあり
二重の意味で恨みを買ったのです。
ただ、彼女の中傷に対しては、
その多くが流言蜚語であったのです。
歴史で難しいのは
批判された人に関する直後の史料は誇張されている物が多いことです。
とくに前述の田沼意次なんてのはその典型で
自前の随筆集まで出すくらい文を書くのがスキな
松平定信が政敵だったというところと
彼の自由主義的なやりかたが、田沼批判容認に
つながっていたところに
彼の悲劇があったのでしょう。
だから、マリー・アントワネットについても
様々な噂話のうちで、彼女のエピソードではない話までついたのが
かわいそうなところではあります。
その最たるものが
「パンがなければお菓子を食べればいい」発言
これは、かなり忠実に翻訳すると
「(パンを食べられないもの)彼らにはブリオーシュを食べさせなさい」
だそうですが、こんなことは言っていない。
もともとは、啓蒙思想家のルソーが、
「「農民にはパンがありません」との発言に対して
「それならばブリオーシュを食べれば良い」とさる大公夫人が答えた」
と書いたのがルーツで
1843年に出版された「悪女たち」という本の中には
この時代既にマリー・アントワネットの発言として広まっているこの発言だが
1760年に出版された本には「トスカーナ大公国の公爵夫人」の発言と
紹介されている、と書かれています。
また、ブリオーシュもお菓子として食べられたのは18世紀後半からで
フランス革命期はお菓子というか、乾パンのような存在だったそうで
悪意で「お菓子」なんて解釈をしなければ、こうはならなかったのです。
と、なるとやはりイメージが大切ということでしょうか。
ま、この人、入浴習慣がなかったフランスでも自分の習慣を変えず
幽閉中でも入浴を続けたそうで、
そこらへんも贅沢と捕らえられたのでしょう。
幽閉された場所にハープも持ち込んでいますし
あと、ワイングラスの発明も彼女
腕時計の発明も彼女
ハンカチを正方形につたのも彼女
あと、彼女の最後の言葉は、
死刑執行人の足を誤って踏んでしまった時に言った
「ごめんなさいね、わざとではありませんのよ」
だそうです。
色糸興味の尽きない人物であります。
♪本日番組内でオンエアをした曲♪
♪「もう愛しかいらない」 美郷あき
TV「スーパーロボット大戦OGディバイン・ウォーズ」Ed
軽やかで奔放なピアノのフレーズで始まる
明るい良質なポップスナンバーです。
どちらかというとスローナンバーをしっとりとした歌声で
歌いこなす人というイメージがある美郷さんですが
こういうのもイイですね。
ピアノ、アコースティックギター、ストリングスの使い方も
間奏明け、ベースで面白いフレーズを引いたあとのドラムのフィルインが
ちょっとブレイクっぽいシンコペーションのリズムだったり、
そんないろいろなリズムパターンも面白い感じですし、
ストリングスアレンジもいいですね。
間奏部分で旋律を奏でるエレキギターとピアノの細かい動きが
カラムところも、ウマいなーと思います。
タイトル通りの前向きな歌詞も、元気をもらえそうな感じで
総じて彼女の新しい一面を見ることが出来る曲です。
♪「Lucky&Happy」 林原めぐみ
「A Happy Life」カップリング TV「まなびストレート」Ed
明るいポップスで、前向きなメッセージが
前面に押し出されているポジティブな曲です。
最初はこの番組のための曲ではなかったのですが
テレビを観ているうちに、この曲にこめられたメッセージは
「まなび」のための曲に思えるようになってしまう
そんな幸福なめぐり合いをした曲です。
間奏で高らかにトランペットを吹き鳴らしていて
これまた、ポジティブなこの曲にあっていますね。
ちなみにトランペットはエリック宮城さんが吹いていますが。
元曲は岡崎律子さんで、岡崎さんバージョンもFURILバージョンも
聴いたのですが、そのいずれとも違って
自分の歌ってかんじて歌いこなしてるところも
サスガ林原さんです
この曲聴いて、あー金曜も終わるなーと思う人は
お友達になりましょう。
♪「会いたいよ」 タイナカサチ
「FURANO History Factory」3月のマンスリーパワープレイ
TV「歌スタ」1月のお題歌
前回は、曲全体について書いていますが
オーケストラアレンジや構成も絶妙で、
歌の伴奏部分はもちろん
歌のない部分の間奏部分もスケール感が大きいですね。
最初はピアノ演奏のバックにのって歌い、そして
サビでドラムやオーケストラが入り
間奏でのストリングスやオルガンの音のいい感じですし
間奏明けに、ほぼピアノだけでサビを歌う部分がありますが
こんなパートがあることでその後にまたフルオーケストラをバックに
歌う部分が映えます。そんなアレンジにも助けられて
懐の広い曲になっています。
♪「真冬の万華鏡」 白石涼子
「ソラ色のつばさ」カップリング。
全体的に打ち込みサウンドですが、
リズムとかの処理はジャジーな感じで
一聴すると、シティーポップって感じる曲ですが
よく聴くと、イロイロな仕掛けをしている曲です
まず白石さんの歌のウマさ。
元気な曲を歌うときとは、明らかに声を変えています。
ブレスの音や、その吐息のような呼気含有量を
意図的に多くしている歌声に、なんとも色っぽさを感じます。
カップリングの曲である、一曲目の持つ破格な明るさと比べますと
明らかに対比の良さがありまして
芸の幅が広いですね、ってアチコチで言っているんですけれど。
あと、当然ですがアレンジもかっこイイですね
ストリングスのイジリ方とか
パーカッションの細かいリズムといった仕掛けも
よい感じで、聴けば聴く度にハマる感じで
白石涼子さんの奥深い魅力にヤられたい人は
一聴をオススメします。
♪「あいぞめ 〜二籠」 Savage genius
TV「地獄少女 二籠」Ed
印象的で映画音楽みたいな荘厳なイントロに
重たいティンパニーのトレモロの音とか
オーケストラバスドラムの音とか
かきならされる鈴の音
甲高い、笙や篳篥を思わせる笛の音とか
和楽器を大胆に取り入れたアレンジと
それにマッチしたストリングスとかの
オーケストレーションがすごく印象的です。
バイオリンやピアノで奏でられる旋律も
和のテイストのものなので、バイオリンというより
二胡みたいです。
そんな曲に乗っかる少々アマえた感じの声が
微妙にミスマッチのようで、
聴くにつれて惹かれていきます。
映画音楽みたいと書きましたが
大河ドラマのテーマ曲のようでもあります
繰り返し聞くことで、新たな発見が出来る曲ですね。
3月いっぱいは、マリー・アントワネット登場の
そもそもの理由であったフランス革命について
お話をしたいと思います。
お楽しみに。
それでは、また来週。
ごきげんよう。
FURANO History Factory (F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
コールサインJOZZ1AS-FMFM 周波数77.1MHz
北海道富良野市とその周辺で聴くことが出来る
コミュニティーFM局「ラジオふらの」の
毎週月曜日午後四時から(再放送は日曜日午後六時から)オンエアー中

