現在も先日に引き続き、広島に滞在中です。

福岡、野球も食べ物もよかったですわい。
そんな話はまた後日。


先月の、オープン戦と「この世界」キーワードラリーで訪れたお店の話の続きです。

呉から帰ってきて、広島駅から広電に乗って、胡町電停で降りてから
向かったのが、流川にある中華の老舗 天津さんです。
入り口の真っ赤なファサードテントには、白いひげのおじいさんが描かれています。
この使い込まれた感が、伝統を感じます。

入り口の引き戸をガラガラとあけると、味のある店内によく似合う感じで、
カウンター席に常連さん風の人が
お店のかたとの会話を肴に、お一人でお酒をのんでいます。
私もお一人様なので、カウンター席に腰を下ろして、
とりあえず青島ビールと、水餃子をオーダーします。

こちら、新久千映さんの、「ワカコ酒」(ゼノンコミックス/ノーススターズピクチャーズ)
の第123夜 水餃子の回に出てきたお店です。
あと、同じく新久さんの「一人さまよい酒」(コミックエッセイ メディアファクトリー)にも登場していました。

ワカコさんは、

たいていの人が選ぶ / 王道があるとして
たまにはNo.2的な / ほうも手を出したい / わけよ

なんて思いながら、水餃子をオーダーしたので、それにならいました。

すぐに出てくる青島ビールです。この少し癖がある味わいが
異国のビールです。
カウンター席なので、調理をするところを失礼にならない程度に
見せていただいたり、店内をぐるっとまわたしたりして、
芸能人のサインが多いなぁ、などと関心したり、
細長い店内ですが、カウンター席の奥に、テーブル席もあるみたい
なんて様子を見ていると、水餃子がきました。

淡青磁色のシンプルなお皿に乗った見るからにプルプルな水餃子
中の餡が透けて見えるところもいいなぁ。

酢醤油に、底に唐辛子とかが沈殿しているラー油をおとしてから
いただきす。

これは美味しいです。
モチモチの食感もいいですし、
中の餡からもあふれる肉滴が、皮の素朴さとあいまって、
本当に美味しい。
素朴ながらもしっかりと小麦の味がする皮もいいです。

そして、水餃子最大の魅力、そのツルツルの皮です。
口腔内をくすぐるのもいい感じなら
皮のつるっとした感触のまま咽を通り過ぎる悦楽。
たまりません。

そして、食べているうちにビールがなくなったので、
紹興酒のロックをいただきます。
それは、

飲茶 焼餃子 水餃子
今日は / 茹でて / あるほうで
「水」は / 「焼」より / 健康そうだ
ビールで / ハフハフ頬張るより
紹興酒で / 中華として / じっくり味わいたい

といって、オーダーしてぷっしゅーをしたからです。
そう、それと一緒に、白肉天を注文します。
これは、「一人さまよい酒」の中で、押井さんとともに、
新久さんが注文していたメニューです。

まずは紹興酒が登場。
青島ビールも異国感がありましたが、その比ではないです。
これは、いい。餃子にあう癖の強さ。
焼き餃子だと、やはりビールと思いますが、
より穏やかな味わいということで、水餃子といいマッチングです。

ワカコさんも、
うー / ーん
この / ちょっと / クセのある / この香りだよ
これによって
スパイスの効いた餡が にょむ
なろらか皮が つる
 ぷる
 わーっ
何倍も / 香りり高い / 中華おつまみに ぷしゅー     チャイナチャイナ


中華おつまみ。うーん。そのとおり。
町中華という感じのこちらで、ここまで異国情緒を味わえるとは。

そして、楽しんでいるうちに、白肉天の登場。
ホルモンに卵が多めの衣を着けて揚げたものです。
ホルモンの天ぷらは、福島町のお店で食べたねぇ、
などと思いながら、いただきますと。

うん、こちらもおいしい。
さっくりとした衣と、なかのクニクニコリコリのミノの歯ごたえ。
この組み合わせがまずはいいですし、
中からあふれてくる、ミノならではの、
少しだけクセのある味わいが、穏やかな衣に包まれている
このバランスが素敵でした。

ホルモンをこうやって、調理するところが広島味で、
白肉の天ぷらも、広島に来ないとなかなか食べる機会がないので、
さっきまでのエスニックはどこへ
広島に帰ってきました。

こちらも紹興酒とのバランスも良しです、

と、いうことで、お酒も入ったということで、二品で満足です。
ワカコさんが、

寄り道した後には
王道に戻りたくなる
焼きも / いいわね

といった焼き餃子にも惹かれますし、豆腐の天ぷらとか、
チャーハンや麺類なども気になるな。

ま、また広島に来る機会もあるでしょうから再訪する機会もあるでしょう。
と、こちらをあとにしたのでした。


そして、翌日、オープン戦のカープvsスワローズでしたが、
試合時間が2時間41分とあっさり終わったということで、
予想より速く球場を後にして、ズムスタの外周をぐるっと回ります。

室内練習場の横にある、広島カープ誕生物語の像の写真を撮ったりしながら
一旦宿へもどってから、ウサを晴らすというわけではないですが、
ゴーダキングでホルモンバーグなどをいただいたというわけです。
この日お世話になった宿からは、歩いてすぐのところにお店があります。

こちらも、新久さんのコミックや、ガイドブックに取り上げられていました。

外に出ている赤い看板とか、黄色いちょうちんが雰囲気あります。
ファザードテントに描かれた店名のロゴとかイラストのインパクトがスゴいです。
開店前の時間に行ったのに、あかりがついてますし、
お客さんが何人か入っていったので便乗して中へ。

開店直後でまだお客いないのに / 入った瞬間 お肉の香り

とコミックにあった気分を満喫。

中に入ると、「牛の愛 かみしめ 肉喰らえよ」と大書されていて、圧倒されます。


店内のイラストが独特で味わいあります。
新久さんには
「謎の内装はさておき」 と書かれていましたが…

牛の部位別の名前とか、
愛 妊 産  という文字とともに、あのイラストで、
牛の生態がかかれていて、これもスゴいなぁ。

では、まずオーダーはハイボールと、ホルモンバーグ
さらに、厚切り塩タンをオーダーしましたが、品切れとのことで、
和牛タンとスジ煮込みをオーダーします。

ハイボールで咽を潤してから、まずは、スジ煮込み。
濃い味付けが食欲をそそりますし、プルプルな部分と
しっかりと肉の味わいのする部分のバランスがいいなぁ。

そして、大ぶりのタンを焼きます。

ちりちりと音を立てて焼かれる様がいいですね。
次第に表面に透明な脂が浮いてくるところもいいなぁ。

そして、炙りながら軽く色がかわったところで、裏がえして
あとは丁寧にやいていただきます。
軽く炎があがるところもいいぞ。

ああ、美味しい。しっかりと肉滴が表面から流れずに
口の中におさまります。
そして、この野趣に富んだ味わいと、繊維って歯ごたえ。
やはり、タン、好きだなぁ。と改めて実感。
しかも、この味わいがすごくあとを引きます。
そして、ハイボールともよく会います。

と、楽しんでいると、登場したのが、ホルモンバーグです。

小さな鉄のフライパンのなかでジュージュー焼かれながらの登場です。
小ぶりのハンバーグの上に、たっぷり山盛りのねぎです。
いい香りですし、脂が爆ぜいてる様子を見るのも楽しい。

まずは、箸で割ってからいただきますと、内側はやや白い感じです。
そして、断面からちらちら見えるホルモンです。
このホルモンバーグが、大きめのホルモンが
ハンバーグの中に練り込まれているるという味わいのシロモノ
これは美味しい。

このホルモンの味わいが肉滴たっぷりなうえ、ホルモンならではの
個性的な味わいがいい感じですし、
ハンバーグの肉滴たっぷりさとあいまって、
口の中がスゴいことになります。
さらには、その歯ごたえ。

ハンバーグの中にあるホルモンの歯ごたえが波状攻撃で、
歯だけでなく、口腔内をも刺激をします。
これは、たまらん。
ハイボールもすすみます。

コミックには
川上さん「例の / すごいメニュー / 来たよ」
との前置きで到着したのが

ホルモンバーグ ¥780
「ご当地B級グルメ / BEST30」で / 全国Ⅰ位に!

和牛ホルモン(小腸)使用
注意!!実に / やわらかい。たまに / 歯ごたえ
見た目は / 白っぽい普通の / ハンバーグだが / …?


おおう… / 確かに / うまそうじゃ



んんん?      ほにほにほに

ホルモン / まるっと / 入っとる / じゃん
「ホルモンをくだいた / ハンバーグかと / 思っとった!」
これは / 確かに / 全国に誇れる!!


と、いうところで、タンがなくなりましたので、あと一品くらいはいけるかな、

と、ハラミをオーダー。

こちらも美味しくいただきました。

ああ、ほかのホルモンメニューにもひかれるねぇ。
とはいえ、この日は満腹なので断念しましたが、
こちらも定宿から近いので、また来る機会があるでしょう。


と、大満足で宿へと戻ったのでした。


さて、翌日は、広島から北海道へ戻る日ですが、
広島~新千歳の便がせわなくていいのですが、
時間的余裕があるということで、この日は、神戸空港を使います。
広島市街から広島空港までが、50分程度、
広島から新神戸までが大体1時間。
北海道への便数を考えると、新神戸のほうが便利です。

広島駅で職場などへの土産をシバいてから、新大阪行きの新幹線にのって、新神戸で下車。
そこから地下鉄で三宮に出て、向かったのが「神戸キチン」さんです。

こちら、1度お店の前まで行って、開店を待っていたのですが、
開店時間になったら、本日貸し切りという紙が貼られたため、
しょんぼりしながら早めに神戸空港にむかった思いでがあります。

11時30分開店ですが、この日は通常営業の模様です。
雰囲気ある外装のお店。外に並べられている観葉植物もいいです。
重厚な木の扉をあけるお客さんが入っていったので、ついていきます。

中にはいると、実直そうなお年を召したご夫婦がお店を切り盛りしているもよう。
4人掛けのテーブル席に腰を下ろしてから、皮バリのメニューを見せて頂きますが、
頼むものは決まっています。
ランチの肉メニューである、ポークチャップです。

そもそも、こちらのお店に来たいと思ったのは、
マキヒロチさんの『創太郎の出張ぼっちめし』(バンチコミック 新潮社)1巻第4話で、
主人公の創太郎クンが神戸に出張の際、腹を空かせたあげく、
サイトで探して寄ったお店だからです。
そちらで創太郎クンがいただいたのが、ポークチャップでした。

「いらっしゃい / ませ~」
うん清潔感があって上品な洋食屋さんって感じだな!
「こちらの席へ / どうぞ~」

えーと / どれどれ…

ビーフシチュー! / いいね~
エビフライもハンバーグも / 捨てがたい
いや これにしよう! / ポークチャップ
「すいません / ポークチャップ / お願いします~」

なんて言ってオーダーしていました。

オーダーをすると、「新聞どうぞ」と勧められたので、
軽く読みながら、店内を軽く観察。
テーブルは大きめで、その重厚さに伝統を感じますし、
テーブルの間も広めなのでくつろげます。
掲げられている絵とかをはじめとして、内装も外観とおりのレトロな感じで、
落ち伝いたたずまいのお店で、ほっとできます。
先ほど入ってきた女性の方に加えて、数組のお客さんが
立て続けに来店しますが、あくまでも店内は静かです。

最初に登場したのが、周辺が紺で絵付けされたお皿に入った
半透明なスープです。半透明なので、お皿の底の模様も見えます。
中には、細かく角切りされたにんじんや大根などが入っています。
いただきますと、食べ口はすごくあっさりとした味わいながら、
しっかりと肉とかの旨みもでていますし、
飲み続けたくなる味わい。
千切りされた大根や人参も素朴な味わいで、
スープを吸って美味しくなっています。


創太郎クンは、

おお~ / なんか豪華な / お皿に入って / きたぞ!!
コンソメスープかな…?

うん 優しい味~
角切りの野菜がかわいいな~
洋食屋さんのスープって感じ


カランッ!
瞬殺!

なんていって食べていましたが、わかります。
これは、瞬殺の味わいです。


そして、続いてきたのがポークチャップです。
分厚い肉は、表面にも肉滴でギラついていて、これだけでもうまそうなのに
赤みがかった、いい香りのするソースをたっぷりまとっています。
付け合せは、しんなりしたキャベツと、緑の色合いが鮮やかなインゲンと
ほこほこな感じのジャガイモで、この色合いもいいです。

では、ナイフとフォークでポークチャップからいただきます。

これは、美味しいです。

ポークチャップは、ギラついた見た目通りに、肉滴もたっぷりで、
軽くかむだけであふれてくるジューシーさ。
さらに、肉自体がしっかりとした甘みと、かるい甘みがあって、
これが、絶妙な火加減で調理されているおかげで、
柔らかいのに加えて、うまみが最大限に出てきています。
肉の分厚さも、肉食べている満足感を満たしてくれますし、
やわらかいのでしっかりかむ必要はないですが、
かむたびに新たな味わいが来ます。
お肉もよければ、調理方もよくて、これは、うまくないはずがないです。

しかも、トマト風味が強めで、ケチャップっぽくもある
どこか懐かしい味わいのソースは、甘みと酸味と塩味のバランスもよくて、
肉の美味しさを引き立てます。

そして、付け合わせもたっぷり。
ポテトのよさを生かしたホクホクな味わいのホッコリさもよければ、
キャベツはスープと同じくコンソメで煮込まれているので
素材の甘さとともに、吸ったスープの味わいとともに
相乗効果で美味しくなっています。
インゲンのバターソテーも素材の青い味わいと、バターの濃厚さがいい。

というか、この付けあわせ三品とも調理方法が違うってのが、
手が込んでいます。

これら、すべてライスにもあいますし、
こういう洋食をワインでいただきたい。

まぁ、3時間後に車を運転する巳としては自重をしたのですが。


でも手が込んでいるわりには、緊張を強いられずに
食べるとどこか懐かしい味わいが、クセになりそう。
高級だけど、家庭的という、一軒すると矛盾する言葉を
両立させる、これが伝統の味です。


創太郎クンは、


うわ~~~
うまそう~~~!1
おいしくないわけ / ないだろ! ってビジュアル~!

…でも / ポークチャップって / なんだっけ?
シンプソンズの / ホーマーが / よく食べてる / けど…
まっ いっか! ガッ

ん~~~~! うまい~!!
なんてったってこの / 甘辛いソース!
これだけでご飯何杯も / いけるな!
肉も分厚いけど / やわらかくてうまっ!

ってかこのキャベツが / 何かうまい!
コンソメで煮てる / のかな?
ポテトのソテーも / 懐かしい感じ! / うまい!!

ん~~ / 全部 / うまいなぁっ  パク パクッ

完食!    カラッ

「食後のコーヒーですー」
「あ ありがとう / ございます」

満足


という気分を追体験しました。

と、いうことで、大満足をしてから、ごちそうさまでした
 
こちら、1952年三宮センター街で創業し、8年後に現在地で
「神戸キチン」の名で営業を始めた老舗洋食店だそうで、
タンシチューやハンバーグ、チキンのクリーム煮など、
看板メニューはそのころとほぼ同じだそうです

ハイカラな洋食の街、神戸の名前を店名に冠しているのは伊達ではないです。

ちなみに、こちら、カレーとかタンシチューも美味しいらしいので、
また再訪したいです。
ととはいえ、日祝休なのでハードルは高いですが…


そして、こちらを辞してポートライナーにのり神戸空港へ。

途中、就活生でしょうか、新品の黒いスーツを着た、女子の4人組が
いろいろと話しをしているのをホホエマシクみたりしながら
神戸空港へ。

そして、新千歳へとた帰ったというわけです。


ってことで。 (´・ω・)ノシ
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