☆「山乃家本店」(呉市中通3丁目-7-10 )

さて、呉最後の日。午前中警固屋から旧海軍鎮守府界隈を
ぶらぶらしてから駅に戻って、そのままれんが通りに行きます。
最終日のお昼に選んだのは、呉のB級グルメの細うどん が食べられる
「山乃屋」さんです。

今回呉で寄ったお店は、すべて「まんぷく広島」か「赤城さんの鎮守府食べある記」に
乗っていたお店のみなのですが、こちらは、
「まんぷく広島」で、新久さんと、旅の案内人の川上さんと、
編集のカトーさんの三人で行ったお店です。

店の前にたつと、商店街の一角ですが、屋根瓦が飾られていて
そこに木の看板が掲げられています。
軒下に下がった赤提灯もいい感じです。

ほぼ開店時間と同時に店内へ。
入り口には、ショウケースがあって、
天ぷらとか、揚げ物とか、煮物とかのお総菜がずらっと並んでいます。
おうどんとか、出汁も買えるみたいです。

そして、中へ。店内は、細長い感じでカウンター席と、
4人掛けのテーブル席が3卓あります。

カウンター席に腰をおろして、メニューを拝見。

うどん・かけそば 350 円
昆布うどん・そば 450 円
木の葉うどん・そば 450 円
肉うどん・そば 550 円
鍋焼きうどん 600 円
和風中華そば 520 円
レモン中華(広島産レモン使用) 570 円
ぶっかけうどん(温・冷/生麺使用) 620 円
月見うどん・そば 450 円
力うどん・そば 450 円
かき揚げうどん・そば 500 円
天とじうどん・そば 550 円
中華そば 550 円
レモンうどん(広島産レモン使用) 400 円
大和カレーうどん(くじらの大和煮入り) 550 円
うどん定食 610 円
山乃家定食 610 円
和風中華そば定食 700 円
大和カレーうどん定食 770 円
ざるうどん定食(夏のみ) 720 円
田舎そば定食 610 円
中華そば定食 720 円
鍋焼きうどん定食 720 円
ざるそば定食(夏のみ) 720 円
冷麺定食(夏のみ) 750 円
玉子丼セット 720 円
かき揚げ丼セット 770 円
牛丼セット 770 円
温むすび(2個) 260 円
しんこ巻き(3本) 300 円
おいなり(2個) 200 円
巻き寿司(1本) 510 円
ざるうどん(夏のみ) 570 円
ざるそば(夏のみ) 570 円
冷麺(夏のみ) 620 円

と、バラエティーに富んだメニューです。
うどんのお店なのに、そばやラーメンがあるところもいいですし、
入り口で売っていたお総菜も活躍しそうなラインアップです。

て、本来は初めて寄ったお店なので、
オーソドックスにぶっかけとか行くべきなのでしょうが、
ここは、大和カレーうどんというネーミングにひかれましたし、
海軍の街にはカレーがよく似合う。

と、いうことで、ぶっかけうどんとか、レモンうどんも気になりましたが、
大和カレーうどん定食をいただきました。
カレー系麺メニューでご飯が付くと、終盤の楽しみが増えますから。


注文を終えて、改めて見直すと、お年を召したご夫婦の方が
くつろいでいたり、常連さん風の人が注文していたりと
なかなか穏やかな空気が流れています。

そして、店内の目立つところには、
細うどんの歴史が書かれたパネルが掲げられています。

呉名物「細うどん」の歴史
昔から呉の町は「粋な町・港の町」と言われてきました。
港町には粋な人・海の人が陸に上がり限られた短い時間に
好んで競ってすばやく食べた物がうどんとされています。
明治の頃は普通の太さだったうどんも、粋な人 海の人の
限られた時間に、早く 美味しく食べて貰うために出来るだけ
麺を細く切って、早く湯がけてつゆもたくさん絡むように……
粋な人 海の人への気持ちが徐々に今の細切りうどんに
なりそれ以来呉のうどんは「つゆ沢山で素早く食べる」
今の細うどんに定着し そして名物となり呉では子供の頃から
うどんといえば細うどん「小粋にずずずと素早く食べる」
創業五十年の山乃家は昔からの細さを保ち昔からの味で
呉ならではの歴史の味を楽しんで頂けるようこだわりの麺と
こだわりのおつゆで呉の文化を食を通じて奏でております。
どうぞ小粋に御召し上がりくださいませ。


なるほど、そう見ると、カウンター内部の厨房で
作業しているお店の方の動きも小粋な感じがします。

まつことしばしで登場しました。
塗りっぽい長方形のお盆の上に
濃い茶色く縁取りがされた厚手の丼の中には、
褐色で見るからに濃い、色鮮やかなカレーうどん。
上にタップリ散らされた小口切りのネギも、色鮮やかです。

そして、ご飯と、小鉢に入った煮物と香の物です。

これが大和カレーうどん定食です。

さっそくいただきましょう。
箸でうどんを引き出す段階でわかるねカレーの粘度の高さ。
これは色に違わない濃いカレーに違いない。
楽しみです。
そして、真っ白な麺にカレーが少し絡んで色が付いているヤツが、確かに細い。
この細さがいいのですね。などと思いながら
ハネに気をつけつつ啜りますと、

美味しいです。うどんの細さもありますし、
麺自体が柔らかめに煮込まれているので、
噛み応えとかを楽しむ麺ではありませんが、
しっかりと小麦の味がして、やわらかいなりのいいお味です。
コシとか不要でおなじみの博多のうどんとも感覚がちがいますし、
面白いです。

そして、細麺ということで、しっかり絡んだカレーにもあってます。

ではつぎにカレーをすすってみましょう。
と、やはり見た目通りの濃さと香ばしさです。
色合い通りのスパイシーさとともに、旨みがたっぷりです。

しかも味わいが、しっかりとカレーうどんのカレーです。
うどんの醤油ベースのかえしにも通じるようなお魚・海草系の旨みとか、
肉系の味わいとか、野菜のエキスなどのウマ味とかがしっかりでているのです。
この出汁がカレーにまけていないところがスゴい。
たぶん、うどんの汁だけでも相当ウマいでしょう。
しかも、このベースにしっかりとなじんでいるカレーです。

この親和性の高さは、計算され尽くしたものです。
そんな丁寧に作られた複雑で上品なお仕事を感じながら、
ほっとできる家庭的な味わいなことろがスゴい。
優しく穏やかで深みがある味わいであるにもかかわらず、
しっかりとスパイシーです。
スパイシーとうどんの汁の持っているそれぞれの個性を生かしながら、お互いを引き立てています。
濃さのベースに支えられていて、スパイスの味わいも引き立つ組み合わせがいいです。

そして、細うどんの最大の魅力。うどんに汁がしっかりからむところ。
前日の昼に食べた呉龍の冷麺と絡む理由は別ですが、
麺を啜るだけで、ウマいスープがタップリいっしょにたべられるのはいいですし、
カレーうどんですから、味わいが蓄積されてきて、
旨みを増してくるところも素敵です。

ねぎもこのアオさがアクセントとなっていいですし
鯨の大和煮は小さいですが、山椒は小粒でも何とやら
野趣に富んだ鯨ならではの味わいを楽しむことが出来ます。

それぞれの具の味わいがうどんにいい感じでなじんでいます。

小鉢の煮物も、大根・牛蒡・人参・蓮根といった根菜類の煮物ですが、
それぞれの素材の歯応えとか味わいの差を残しつつも
しっかりと煮えていて、これも手がかかっていながらも、
威張っていない、家庭的な味です。
すずさんと、周作さんの結婚で出てきた煮物の感想のように
「この煮物もよう煮えとる」などと思うのも、ムベナルカナ。
香の物も箸休めをこえた箸休めです。

そして定食ですから、しっかりとご飯にもあうカレーです。
そこで、どんぶりの中の麺をあらかた食べつくしたところで、
ネギとか鯨とかが少々残った状態で、本日のフィナーレです。

まずは、これをスープカレー風に最初はうどんの汁にひたして、食べる。
これはうれしい味です。

豊橋のカレーうどん的に麺とライスのコラボレーション。
豊橋のカレーうどんではライスとカレー汁が混ざらないように
とろろでふたをするそうでして、
それがいい味わいをかもし出しているそうです。

ただし、こちらは豊橋カレーうどんのようにライスが隠れているタイプではなく
ライスは別盛りですが、この炭水化物の組あわせがうれしいです。

さらに、最後は、私がスープカレーで〆にするように
スープにご飯を投入。汁がご飯に混ざるにまかせて
味の変化を楽しみながら食べ進めます。

うどんの時にもたっぷり味わった複雑ながらも
やさしいカレーの味わいが、ご飯をあいてに実力発揮です。

至福の瞬間です。

ああ、ここにビールがあれば…。
ま、お店のメニューに見当たらなかったので、しょうがないのですが。

ということで、ごちそうさまでした。
美味しかったです。

僕が食べている間も、次々にお客さんが入ってきました。
愛されていますね。地元の方に




お金を払ってお店をあとにする時に見る入り口のショウケース
やはり、お総菜、美味しそうだな。
今度は天ぷら系のメニューを注文したいなぁ、

と思いながら、レンガ通りを駅にむけて歩いたというわけです。



ちなみに「まんぷく広島」には


呉の「ほそうどん」て有名なんですか
B1グランプリとかで見るよ 知らんのん
そりゃどーも なんで細いんでしょうね
わからないのでお店の方にうかがうと
そのルーツは戦前からでした。
海軍工廠で働く 大勢の人に早くたくさん食べてもらえるように
すぐ茹で上がる細さになったんです。ゆでる前3mm
カツオ二種でとられた甘めの出汁は
五右衛門風呂のような大鍋に…
大和カレーうどん やわらかい味
出汁が麺に本当にしっかり絡む。

レモンうどん 木の葉うどん

と紹介されていました。




☆「山乃家 本店」 (呉市中通3丁目7-20)
◇営業時間◇11:00~18:00
◇定休日◇火曜日
◇駐車場◇無 ◇電話◇0822-22-8176




ラジオにあったコーナー「富良野印度化計画」の内容と、
かつて僕が訪れたカレー店については 
左の欄のカテゴリー「印度化計画」をクリックしてくれれば、
見ることができます。

では、また(´・ω・)ノシ
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