約半日、呉のあちこちを歩いて回ったおかげで、
足が悲鳴を上げているので、早めに宿に入って
そちらでしばしビバーク。

2時間ほど休んで、少しだけ足が復活したところで、
大和ミュージアムに行って、そちらで閉館まで粘ってから、
向かったのが、蔵本通りの屋台通りです。

こちらは、呉市役所にほど近い、堺川沿いにあるエリアで、
十数軒の屋台があります。
ラーメン、おでん、焼き鳥といった定番のところから、
鉄板焼き、串カツ、イタリアン、創作料理など、バラエテイーにとんでいます。
しかも、ガイドブックによると、常設ではない屋台街としては異例の
上下水道・電気も完備されているとのことです。

そして、こちらは、
新久千映さんの「新久千映のまんぷく広島」(メディアファンクトリー 刊)
なぐもさんの「赤城さんの鎮守府食べある紀行」(なぐもカレー部 同人誌)の
両方出てきましたが、両方の作品に出てきたお店が微妙に違ったので、
今回は「まんぷく~」に出てくる2軒の お店に寄りました。

一軒目はおでんとラーメンの八起さん。
こちらは、「ワカコ酒」にも登場したお店なので、
先日の当ブログの巡礼記でも書きましたとおり。
寒い空気とおでんと燗酒が染みますね。

そして、ホロ酔いで向かったのが、
鉄板お好み焼き あしあと さんです。

ビニールの寒さよけけをくぐると、大きく立派な鉄板の前に細長い板が付いているような
屋台に面したカウンター的な席があって、
さらに4人かけのテーブル席もあります。
そこでは、先客の方が大分盛り上がっています。

私は、先ほどまでお客さんが座っていたカウンター的な
大きい鉄板に面した席に腰を下ろしてメニューを見ます。
こちらは、威風堂々の鉄板が示すとおり、
お好み焼き、焼きそばをはじめとして、お肉メニューとか、
卵焼きとか、野菜系などの鉄板焼きメニューが豊富にあります。
煮込みとかサラダなどの一品ものも美味しそう。

そして、注文したのはレモンサワーと、エリンギバター。
そして、ねぎ紅しょうが焼きです。
おでんは燗酒でいただきましたが、これらにはサワー。
そして、広島だからレモンです。

注文をすると、まずはねぎ紅しょうが焼きから調理に入ります。
お揃いのTシャツを着たスタッフの方が調理。
あ、店内に菊池選手のユニフォームが飾られてます。さすが広島。

手際がいいですし、失礼にならない程度に見せて頂きますが、
ジュージュー音をたてる鉄板と、カンカンとなるヘラの音
これがすでにいい前菜です。
ドラマ「孤独のグルメ」のゴローちゃんではないですが、
鉄板焼はライブです。

まずは、溶いた小麦粉を油をしいた鉄板の上に丁寧に伸ばします。
広島でお好み焼きを作る最初の工程です。

そして、鉄板で軽く熱したたっぷりのネキと紅しょうがを乗せてから、
さらにたっぷりと天かすを乗せます。

これは美味しそう。しっかりといい香りが漂ってきます。
ねぎの焦げる匂いとか、紅しょうがの焦げる香り。
お好み焼きでよく漂ってくる香りです。

お好み焼きではないですが、同じ香りにニマニマして、
今まで、広島のキャベツさんとか、新札幌のしずるさんで食べた
お好み焼きを思い出します。

そして、手際よくくるくるっと丸めて、更に熱してから
カンカンカンと音を立ててヘラで切っていきます。
そうすると、一口大になって、食べやすい感じ。

さらに、自分が座っている場所の目の前に
銀紙を敷いて、その上にのせてくれます。

では、いただきます。

これは美味しい。 すごくあっりした味わいです。
薄い生地は、クレープみたいですし、
その中のねぎと紅しょうがが爽やかな味わいです。
そしてここで効いてくる天かすです。

天かすが旨みとか、油を食べている感を絶妙に補ってくれます。
これは、スイスイたべられるなぁ。

とはいえ、この一品で帰るのはなんなので、
サワーのお代わりをいただいてから、
今度はエリンギバターを注文します。

すると、またまた、バターを溶かした鉄板に、今度は
大ぶりにカットされたエリンギを乗せて、炒めます。
ああ、屋台中を漂うバターの香り。たまりません。

さらに、ベーコンをカットしたものを
一緒に炒め出しました。

バターの香りだけで、いい感じなのに、ここでベーコンの脂の匂いも
加わります。
この匂いだけでご飯何杯もいけます。

サワーも美味しければ、ねぎ紅しょうが焼きもすすみます。

そしてふたたび自分の目の前の鉄板に
銀紙が敷かれて、その上にエリンギバターが乗せられます。
横に添えられたキャベツもこみで、これまた美味しそうです。

そして、こちらにはポン酢が添えられました。

では、こちらも、いただきます。

というか、これで美味しくないハズがないです。

エリンギは旨みの塊。きのこのなかでもそうとう美味しい。
それが結構大ぶりで、尚且つ歯応えも軽く残されていて、
噛むのも面白ければ、噛むほどに味わいが染み出てきて、
さらに口の中で、バターやベーコンのいい香りとあいまって
タマラナイです。

さらに、角柱状に切られて炒められたベーコンをいただきますと、
こちらも軽く噛むだけで溢れ出す肉滴には、しっかり燻煙香がのっています。
ああ、いいベーコンです。

そして、このエリンギとベーコンを同時に頂くという幸せです。

本当にたまらねぇぜ。

ポン酢をつけると、爽やかさが加味されていい味変えです。
これはサワーも進みます。

とはいえ、一軒目で、燗酒を飲みおでんを食べたあとの
サワーと鉄板焼きなので、そろそろ満腹な感じです。
と、いうことで、ここらへんでおいとましましょう。

ということで、お好み焼きも、チーズパリパリも食べたいところですが、
ごちそうさまでした。

こちらは、「まんぷく広島」には

あしあと 
屋台二軒目「鉄板お好み焼き あしあと」
色んなメニューがあるねぇ
屋台にしてはゆったりとした店内で元理容師の大将が料理をしてくれます  ジュッー

エリンギバター ¥550
ベーコン入り ポン酢つき

チーズパリパリ ¥300
アツアツのチーズせんべい
チーズを溶かしてパリパリになるまで焼いたもの

ねぎ紅しょうが焼き 〆に ¥450

薄めの皮 天かすたっぷり ねぎ 紅しょうが

おー むつこくない
たくさん食べたのに入る
でも酒もすすむ

「遅うまでやっとるけぇ 何軒も回ってむりやりつきあわされとる
人でも食べられるように考えたんよ。 」

どこまでも、お客目線

と紹介されました。

今度は、チーズパリパリと、呉のお好み焼きを頂きたいですね。


さて、呉を後にして、広島にもどって、

こうの史代さんの母校にほどちかいCOCO'Sに行って西殿の写真をとったり、
基町で「君の名は。」プチ巡礼や、「夕凪の街 桜の国」プチ巡礼をすませてから
広島駅へ。そして、広島土産をシバいてから、新幹線に乗り込みます。

そして、岡山を過ぎたあたりで、ようやく小腹がすいてまいりましたので、
去りゆく中国地方を惜しみつつ、前日買った「メロンパン」をいただきます。

黄色くて、ラグビーボールのような形のパンを包む
シンプルなパンの透明な袋は、緑色でメロンの絵が描かれています。
幾何学的な模様が不思議な感じです。
そして、同じ緑色で内容量とか原材料もかかれていて、
この緑のみでいろいろ書かれているところが、伝統を感じます。
そして、内容量などの上には「高級パン」の文字。

こういうのがうれしいです。

そして、買った時も思ったのですが、手にすると、ずっしりと重いです。
あまり、パンの重さで、ずっしりとは使いませんが、
ずっしりがしっくり来る量感があって、
中が、みっちりと詰まっていることを予測させてくれます。

では、いただきます。

かぶりつくと、色合いのみ、メロンパン風ですが、
表面はしっとりとしていて、すんなりと歯が入っていきます。
さらに中の生地も、もちもちとして、やや他のパンよりも
密度が高い感じです。
そして、タップリとクリームが詰まっているので、
すぐにクリームの層に辿り着きます。
表面とかの生地はほんのりと甘いですし、クリームは、淡い黄色で、
カスタードクリームっぽいです。

というか、このクリームの量がスゴいです。
これですか、重さの秘密は。

このクリームが、また独特で、色合いは先ほどのべたとおりですが、
カスタードクリームならではの、なめらかさというかが少なく、
もったりとした感じで、たとえるならば、餡みたいな食感ですが、
味わいもどこか和っぽい素朴な甘さがあって
これが、このパンによくあいます。

これは、子どもの頃から食べ慣れたら、思いでになる味です。
はじめて食べたパンであるにもかかわらず、郷愁を感じます。

そして、このずっしりと来る感触通りに、
結構お腹を刺激してきます。ということで、まず一個ごちそうさまでした。

そして、2個目は「ナナパン」です。

透明の袋には、紫色の字で
「高級パン メロンパンの ナナパン」と書かれています。
こちらも高級パンでしたか。
そして、こちらも紫一色で、商品の情報が書かれています。

センターの文字とか、その下の情報などを囲むように
円い模様が描かれていて、こんなところがレトロでいいです。

さていただきます。
こちらは、外見は普通の菓子パン風で、コッペパンの色をしています。
かぶりつきますと、表面の色ならではの、香ばしさを味わうと
すぐに軽く水分少なめながらも小麦の味がしっかりするパンの味わいとともに、
食べ進んでいくと、中にはチョコが入っています。

このチョコも、いわゆるチョココロネとかに入っている
なめらかなタイプのチョコクリームよりも固い感じがします。

見ると、パンの横に切れ込みが入っていて、
ここからチョコが入れられたみたいです。

そんなチョコも甘さ控えめで、くどくないのが、素朴でいいです。
食べすすめていくと、パンの水分少なめなところとか
コッペパンの色のパンと、甘さ控えめのチョコの組み合わせが、
どこか、給食のメニューを思わせてくれて、懐かしいです。

どなたが書いた文に「板チョコが入っている」とあって
へーっと思ったのですが、

チョコクリームではないため、気温の低い環境だと
チョコが固まることもあるそうで、
そんな状態のを食べると板チョコが入っていると
感じるのかもしれません。

そんなのも食べてみたいです。

と、いうことで、ごちそうさまでした。
結構お腹にはたまりました。

あー、美味しかった。

ゆめタウン呉の店舗にも色々なパンがありましたが、
旧朝日遊郭そばにある本店では、さらにいろいろな商品が売っているそうなので、
今度はそちらも訪れて、また色々買いたいものです。

ちなみに、「まんぷく広島」には

メロンパン
昭和11年創業
呉の地元民から絶大な人気をほこるパン屋。
その名も「メロンパン」(有) メロンパン。
メロンパンはお店の名前なのです。
もちろん看板商品は、メロンパン

看板商品のメロンパン。
呉のコンビニやデパートにも卸している
ラグビーボールのような、特徴敵な形状

と紹介されていましたし、

「赤城さんの鎮守府食べある紀行」には

「メロンパンなのにメロンパンじゃない…、何コレ?」
メロンパン メロンパンと名乗っているが、
その実、あんぱんだったり、チョコパンだったり
ウグイスパンだったりと、謎のパン
ローカルでは定番なパン…らしい

このパンのどかわく~ お水ほしい


「大きい!! しかも密度があるので、ズシッと重い。
 パン2個分はあろうかというほど。

 表面はしっとり。普通のメロンパンのようなカリカリサクサクはない。
 みっちりつまったカスタードクリーム。白あんのような一風変わった
 風味と食感

 人気ナンバー2
 「ナナパン」
 やはり大きい
 半分に切った中にチョコが入っている
 口の中の水分もっていかれるので
 飲み物があるといい」

と紹介されていました。


そうか、昭和11年創業ですし、こちらも朝日遊郭のそばということで、
すずさんや周作さんが食べた可能性もありますね。

そんな妄想も捗りましたが、それ抜きにしても、
本当にいろいろな新しい味に出会うことが出来た呉の巡礼でした。


では、また(´・ω・)ノシ
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