1月22日、Kalafinaの9thアニバーサリーライブを無事終えて、
中目黒でタコライスとラフテーを食べたのちに、後泊をしました。

月曜、火曜と差し迫った仕事がなかったので、有給をいただいて
後泊をしてからゆっくり、月曜日に北海道に帰る日程でした。
でも、そうなったら、やはり1月23日も行きたかったなぁ、と
欲が出るのも、ムベナルカナ。

当初はライブ終わって、すぐ羽田に向かう予定でしたが、
月曜日に余裕がありそうなので、後泊を選択。
後泊が出来るのは、楽でいいですし、
今考えると、この日の新千歳が大雪のせいで、欠航便が相次いだので、
この選択は正しかったなぁ。

さらに、後泊をすると、土・日・祝 休みのお店にも
巡礼が出来るというありがたい特典付きです。

そこで、土・日・祝 休みのお店が二軒ある
日本橋に宿泊したというわけです。


そして、この日は朝から宿での朝食を食べずに巡礼です。

向かったのは、日本橋の「そばよし」さん。

こちら「食の軍師」4巻 参拝の二「小網神社」に出てきたお店。

小網神社に参拝した本郷が、参拝後
狙っていたお店が、中休みで、ガックリしたものの、
よさげな看板を見て

 「立ち飲みビール 安カレー」から
 「鰹節問屋直営 立ちそば」へ

 胃脳~ リセット!!  ガシャッ

 胃脳は正しされた! 胃脳ただたか!!


と、向かったお店です。(マンガ内では「そばよい」)

こちらは、立ち蕎麦のお店ということで、朝7時30分から営業をしています。
ならば、宿の朝食を食わずにここで朝飯を食わん!!

チェーンの宿の中でも、一番近いこちらに宿泊をしたのはこれが理由です。

ということで、お味噌汁とか、おかずなどののいい香りが満ちている
フロントを通り過ぎて、朝7時25分過ぎに一旦宿を出ます。

そして、お店の前に到着。

以前1度、年末の、冬の大お祭りの時に訪れた時は
少し早い年末年始休みに入っていましたので、
営業しているのを見るのは初めてです。

入り口の看板には、

「つゆは鰹節屋が作る極上品
 麺はそは・うどん共に自家製麺」
「化学調味料を一切使用しない「つゆ」が自慢」

と大書されています。

本郷がひかれた看板です。この看板がいいです。
しかも、外まで、鰹節や醤油のいい香りがただよっています。

そっけなく、そばうどん と書かれた紺ののれんをくぐり中へ入ると、
時間は7時35分、既に4人の方が
お蕎麦と向き合っています。

券売機の前に行くと、そば、うどんの選択にはじまり、
オーソドックスなかけ、もりをはじめとして、
たぬき、きつね、わかめ、月見、山菜、カレーから、
かき揚げ、ちくわ天、野菜天などの天ぷら系、
御飯物のカレーライス。御飯物のセットで、
かきあげ丼、しらすおろし丼、鶏そぼろ丼、野菜天丼、カレー丼などのセット
さらに、天ぷら単品などのトッピングもあって、目移りしそうです。
そして、壁には、季節商品も張られています。

私は、力石がオーダーした冷やしむじなではなく、
本郷がオーダーした、かき揚げそばと小ライス。
そして、力石に「この店で/缶ビールをキメてないとはお淋しい」
と言われないように、缶ビールです。

開店してそんなにたっていない時間なので、
落ち着いて飲めますので、本郷のような心配も無用。

店の奥にある、厨房の手前の、小ぎれいなカウンターに券を出します。
お店の方は、白衣につけてるネームプレートは
2人ともひらがな2文字の方。
都内のコンビニではよく見る光景ですが、こちらもです。

高い足のスツールに腰を下ろして席を確保して、周囲を見ると、
チェーン系立ち食いそば屋さんと比べて、明るく清潔感があります。
床も壁もきれいです。

まだお客さんが少なかったということで座った、対面式の席から
一列に壁剥きのカウンター席が見えます。
お店の入り口から見て、右側が、一列のカウンター席
左側が対面式のカウンター席です。
作業服の方とスーツの方が混在しています。
皆さん、これから、オシゴトです。
散々アソビ倒して、有給とって、朝ご飯ジャマして、スイマセン
と、少しだけ卑屈になったりして。

そして、待つことわずかでよばれましたので、
トレイの上に乗せて、お蕎麦と御飯を運びます。
最初、カウンターの上に、粉かつおがないな、とおもったら、
ライスを注文した人に出してくれるシステムに変わったようです。

席に戻ってまずは、おそばから。

蕎麦の汁は東京のお蕎麦なので、濃褐色で、醤油の色より濃いです。
そして、灰白色のお蕎麦を覆うような大きいかき揚げは、
見るからにサクサクな見た目で、
見え隠れする葱とか、春菊とか、桜えびの色合いも綺麗です。

それにしても、さっきからずっと流れている香りが
目の前に来ていますので、香りが強くてたまりません。

まずは麺からいただきますと、これは美味しい。
灰白色の細めの麺は、さりげなくお蕎麦の味わいがしまして、
口の中にたっぷりはいると、濃い味わいの汁にまけない、蕎麦の味です。

そして、看板の汁です。こちらもまずは濃厚な鰹節の香りとともに、
鰹の旨みがお腹の中に広がります。
さにらは、返しに使われている醤油のほんのりしとした甘みが
残響のように残って、これはいいです。

蕎麦が細めなので、汁の味わいも楽しむ事が出来ますし
バランスがすごくいいです。

かき揚げをいただきますと、うん、さっくり、そしてふんわりです。素晴らしい。
中からは玉葱の甘さとか、桜えびの香ばしさや旨みなど、
美味しいかき揚げのそれです。
さらに、最初はサックリした感触ですが、次第に美味しい汁を吸って
味わいも変化しますし、衣が汁にとけてきて、
汁には脂が浮かんで、味わいが複雑になり
衣は衣でモロモロに溶けかけてきます。

この変化こそ、かき揚げ蕎麦最大の魅力です。

さらに、「そばよし」のもうひとつの看板メニュー「おかかごはん」です。
小ライスに、店舗上の工場で鰹節の作る際に出た「粉かつお」を
ご飯にたっぷりとかけていただくアレです。

まずはライスに容器に入った粉かつおをふりかけますが、
このかつおのきめ細かいこと。思った以上に粉末状です。

そして、別の容器に入った醤油をチョンチョンチョン。
これも醤油が一滴一滴出てくるので、かけすぎの悲劇はおきません。

ひとくちほおばると、口の中が海です。
粉になっても、いや、こなになったからこそ、ご飯の隙間まで入り込んで
味わいを主張する鰹の凝縮された旨みが、醤油によってひきたてられて、
ほかほかご飯をもり立てるのです。
鰹節って、こんなに美味しかったんですね。
工場直結の鰹節問屋だからこそ味わえる逸品です。

そして、これがまた、そばを盛り上げてくれます。
そば、ごはん、そば、ごはん、とリズムよく食べることが出来ますし、
朝ビールにもあうのです。
最初から、ビールを飲んでいるので、力石にナンヤカンヤ言われる心配もありません。

ちなみに、本郷は

 昼食時間を/ハズしているのに/並んでる
 立ち食いと/思いきや/みんな/座っている

 丼もの/トッピング…/ム、缶ビール!!

 しかし並んでる/人がいちゃ/おちついて/飲めないな
 ここは/ガマンか

 終了ものも多い

 なるほどなるほど/上の鰹節工場で出た/「粉かつお」で/
 「おかかごはん」が/作れるわけか

 うっしっし
 い~じゃん/この店!  ぐっ

 48番かき揚げそばと/小ライスのお客様  ハーイ   ジャーン

 いいじゃないか/いいじゃないか/立ち喰い然とした
 この人なつっこいルックス!   バチ

 ズル ズルッ
 うん…/立ち喰いそば/的に上等!!

 んで粉ふり/粉ふり  うきうき
 醤油をチョン/チョン  るんるん

 立ち喰い/猫まんまァ!! 
 ターノ/シィ~!  はぐ はぐ


 「よっ」「ナ」 ズンチャーカ ズンズンチャーカ♪
 「力石!!」 ビッ

 ファサ「鼻からうどん/を出すのは/マンモス西だぜ」
 「本郷さんとも/あろう御仁が/この店で/缶ビールを/キメてない/とはお淋しい」
 
 冷やしむじな うどん・そば

 見ろよ/この店は/椅子が空く/のを見ていて/待ってる注文を/
 作り出す/だから必ず/座ってゆっくり/喰える/
 混んでいても/気を使わず/一杯やれる/ってワケ!」    ナルホド

 「じゃ」

 クソクソクソ/「じゃ」じゃ/ねーだろ!!/語りやがって!/
 ヤケの/猫喰いだニャッ!!  ガツ ガツ


なんて感じで食べ進めていました。

はー、美味しかった、ごちそうさまでした。
そばの汁をすすったあとでもぶっとく残る鰹節感。スゴい存在感です。

ちなみに、初めてこちらに来て、振られた日、
三越前の駅を降りて地上に出たところで、いきなり鰹節問屋があったので、
ビックリしたのですが、

日本橋は、江戸時代、五街道の起点という陸上交通の要地で
さらに、水上交通も盛んな街だったということで、
江戸時代から現在まで続く老舗が軒を連ています。

かつては海に面した土地には運河や河岸がつくられて、
問屋の倉庫が白壁を見せて並んでいました。
そんな場所柄から、鰹節の問屋も多い地域だったということです。
勉強になりました。

さらに、出際に自販機を改めて見ると、卵を発見。
ならば、卵かけねこまんまができるじゃないか。
次に来た時は絶対これだな。

などと確信をしながら、栄養を補給して、頭もリセットできたということで、
前日のライブレポートを書くために、宿にもどったというわけです。




そして、宿のチェックインの時間に外へ。
時間があるので、今度は徒歩で水天宮駅を目指します。

甘酒横丁とか、甘味の「森乃園」さんとか、
巡礼で来た場所も多いです。

そういえば、「ドラマ 孤独のグルメ」に出てきた、黒天丼の「天ぷら中山」さんも
土日祝がお休みのお店です。
久々にあの黒い天丼を食べたくもあるのですが、
この日は、まだ未食の巡礼食の為にガマンです。

そして、むかったのが、

参拝の五 四巻 東京水天宮 に出てきた「鯛ふじ」さん(マンガ内では「鯛すじ」)
本郷が、「水天宮をお参りして鯛の城を攻めよ!」と、軍師の指令を受けて
向かったお店です。

大きい道を一本左折すると、あ、看板を発見。あそこです。
ただ、行った時間がやや早かったか、まだ暖簾はでていません。

ということで、近くの公園で待つことしばし。
犬猫よけ用の柵に囲まれている砂場を見ると、
都内の公園だなー、と思います。
そこで、子どもを遊ばせているママさんに不審に思われないように
オトナシク近くで買ったスポーツ新聞などを読んで
時間をつぶしていますと、時間になりましたので、お店の前へ。

本郷が、

 ここか!!
 シンプル/にして/匂いたつ/高級感


と言っていたお店構えが目の前に。
木造立ての雰囲気あるお店、ただならぬ感じです。

のれんをくぐって、扉をガラガラと横開きしますと、
落とし目の照明の店内には、先客(OL風)の二人組がメニューを見ています。
お二人がL字形のカウンターの短い方に座っていたので、
私は長いほうの隅に腰を下ろして、メニューを吟味。


本郷は、
「軍師によると夜はお一人様
 万両するとかしないとか    パタパタパタパタパタパタ
 この城門の奥まり/朱ののれんの品格…

 だが昼は/我が軍にでも/手が届く/お値打ち/価格!」

などと言ってました。

たしかに鯛のかぶと煮だけやや高いですが、他はお値打ち価格です。
ま、来る前から頼むものは決めていたのですが、

ここは、鯛茶漬けです。

本郷は、

「何を頼んだらいいのか/迷いまくってしまう
 こういう時は/ビールを頼み/時間をかせぎ/気を落ち着かせ/るのだが
 メニューの/裏にも/飲み物/メニューは/ぬ!!  くる
 一見さん如きの俺が/メニューにないもの/しかも昼酒なんぞ頼んで…

「スイマセン/ビールは…」「はァ?」

 ダメダメダメ!
 愚の骨頂!

 ここは鯛の店、メニューのスミイチの/鯛丼一〇〇〇円を頼むのが順当だろうが…
 隣の客は鯛の店/にもかかわらず
 味噌かつ定食!!

 昼だからこその「焼魚定食」/というのも右のスミイチで/
 この店の昼のスタンダードにも/思えるし
 魚はなんだ?/ やはり鯛か?/ 松と竹の違いは?

 いや、この店なら/やはり刺身定食か

 ふむう確かに迷う/戦術が一向に/定まらん!!

 いや、違う    ガラッ    ビクン

 俺は力石の幻影に/おびえているのだ!!  フッフッフッフッフッフッフッフッ
 「おやおや/この店でソレですか」

 ふふ、まだ決まらない/この鯛かぶし煮四五〇〇円て/意味がわからん!
 知恵熱出て/きたかも   シュー

 ハッ  そうか! /決まった!!
 ここは/「速攻逃げ切り/の策」だ!!   ダダッ
 なるほど/そうか!!   タタタ

 鯛茶漬けサラサラ作戦!!
 俺は今/鯛の風に/なる!」

と言って逡巡したすえの選択でしたが、
私は巡礼者なので、素直に本郷の食べたものを注文します。

あ、件のOL2人連れは、一人が鯛丼、一人が鯛茶でした。

そして、注文を終えて待つことしばし。

改めてシブい風格のあるお店です。
1階はカウンターのみの10席あるかないかで、2階もあるみたいです。
伝統あるお店ならではの年月
カウンターの中の厨房も使い込まれた様子を感じることができます。
カウンターも年期を感じることができます。

そして、そんな年月を感じるつくりでありながら
清潔感があるのがすごいです。

本郷は

 カウンターの木が/素晴らしい…/年季が入りまくって/スベスベだ
 席はL字カウンターのも/BGMなし、客は/全員スーツ姿…
 皆おし黙って/食べ進んでいる

 寡黙でいかにも腕の/たちそうな主人…
 女将はその/母親だろうか…

 夜は知る人ぞ知る/ドエライ城なのかも/しれん
 ヘタは打てんぞ!!

なんて感想を述べてました。

そして、待っている間に、お年を召した夫婦が一組と、
スーツの一人客が二人入ってきました。
やはり人気の店です。

と、蓋付きのどんぶりに入って登場しました。
煮物と香の物も添えられています。
これは美味しそうです。

では、蓋を開けます。暖かい、いい香りが軽く漂います。
大ぶりの鯛がご飯を覆っています。
その上にゴマや鰹節や三つ葉が散らされていて、
中央にきれいな色の山葵がチョンとのっています。

色合いも鮮やかですし、この香りからして美味しいです。

では、いただきます。

おだやかながら、しっかりと旨みが出ている出汁の、
上品な味わいがいいです。
そして、大ぶりの鯛は、ぷりっとした食感もよければ、
表面がかるく温められて、ほんのすこしだけ噛み応えが
強くなっている部分との差もいいですし、
しっかりとでてくる旨味です。

これは美味しい鯛です。
新鮮な鯛の上品な味わいを引き出している調理法もすばらしい。
茶漬けという単純なように見えて、この美味しさを引き出す手法は
出汁の工夫といい、鯛のさばき方といい、
老舗の味わいならではです。
鯛の旨みが出しに出てきているとこもいいです。

散らされている、三つ葉とゴマと山葵の香りがまた良いですし
これが出汁の味わいをさらに深くしてくれます。


小鉢の煮物もしっかりと柔らかく煮込まれていて
濃いめの味付けとあいまって、茶漬けのいい箸休め、
おしんこもいい味わいでした。

ライブでの遠征期間中なので、どうしても夜の飲酒量が
増えてしまうところ、
このお茶漬けのやさしさが、しみます。

本郷は

 お待ちどう/さま   チャヅーソ
 おおっ

 いいじゃないか! なるほど/なるほど!  バチン

 ゾゾ

 うん、タイだ/タイだ!
 三ツ葉がいい!! ゴマもいい!!  ゾゾゾ

 かはッ  ううっワサビがキタッ!!   つ~ん

 「ごちそうさま!」トン 「ハーイ」

 フー

 結局ヤツは/現れなかった

 俺は馬を駆って野を/駆けるようにして/鯛茶をかき込んだが
 果たしてこの戦/勝ったのか/負けたのか

 「死せる孔明、生ける仲達を/走らす」のお株を奪われた/ようなものではないか
 ヒュー キラリ
 ピカッ
 意気地なし~!!
 やめてくれ~

 俺はもう/逃げない!
 鯛茶漬/まったく味わって/なかったし    ズズ


といった感想でしたが、私はしっかりと味わって、
ごちそうさまでした。

見ると、お客さんがいよいよ増えてきたので、
早々にお店をあとにします。


そういえば、こちらは「美味しんぼ」でジェフ君が
修行をしたお店でもあります。

「食の軍師」巡礼をしていて、「美味しんぼ」店に行くのは
二度目ですね。


あと、鯛茶漬けといえば、Kalafinaのお三方が訪れる
博多天神のあそこも、早いうち訪れたいものです。



そして、心地よい満たされ感のまま、水天宮駅を目指しますが、
その途中で目に入ったのが、箱崎のTCATです。

ここなら、面倒な乗り換えとかなしに、直通で羽田に行ける。

迷わずバスのチケットを購入。
そして、バスの人となりラクラク羽田まで帰ることが出来たのでした。
これは、いいです。
また、一つラクする方法を見つけました。


そんな東京行脚でした。

と、いうことで。(´・ω・)ノシ
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://radiofhf.blog65.fc2.com/tb.php/2206-bf5913fd