2017.01.15 今年も映画
先日、IMAXを初めて見てきました。

一昨年から、「ガールズ&パンツァー 劇場版」さんチームにハマったおかげで、
ひとつの映画を繰り返し見ることで、
情報補完の快感を味わうことができるのを知ったというわけです。

しかも、この映画は、通常版だけでなく、4DAも、ULTIRAも、THXも
立川での極上爆音〔岩浪監督曰くサンダース風(astudio)とプラウダ風(bstudio)〕も
全部堪能することができました。

それで、映像のすばらしさと、映画館それぞれが持つ個性とともに、
音や映像の見せ方聞かせ方に加えて、
エンターティメントとしての映画の可能性について
再認識させてくれたのです。


一昨年の10月まで、自分にとって映画は
テレビのエンタメ情報の中でのランキングとか、
俳優のプロモーションの媒介という大人の事情がすけるもの。
もしくは、自主演劇にも分かる人が分かればいいという、
両極端があるメディアに過ぎなかったのですが、

いやー、変わりました。
ライブを味わうのと似た快感が味わうことできるようになりました。


これがきっかけになって、昨年は自分史上最大な回数の映画を見て、
今年も、もう5回も映画館に足を運んでいるのです
〔そして、今日もこれから行く予定です〕


とはいえ、ガルパンでは、
岩浪監督いわく、「アンツィオ風」なサンサンセンシャラウンド重低音轟撃上映も
黒森峰風のセンシャラウンドネクストディメンションも
聖グロのローズヒップ部隊風のセンシャラウンドノーリミットも
知波単風のセンシャラウンドクリアも
サンサンセンシャラウンド アライブEX 6.1ch超立体音響 重低音轟撃上映も、
4DXノーリミットもいけなかったので、
全部見たかったですね。

それにしても、ここら辺の上映をカバーしているのは、
立川とか、塚口とか以外にで、都内では平和島が貢献していたりして。

すげーな平和島。
ポッピンQ見て満足してる場合じゃなかったわ。


ただ、ガルパンは、IMAXがなかったんです。

ということで、先日IMAX初体験になったのですが、
圧倒されました。

まずは、そのスクリーン。
視界を超える巨大なスクリーンが、劇場前方いっぱいに広がっていて
正面には映画世界しかないのです。
首を左右に振らない限り、前には映画しかない。
これって、普段の生活では、周りを見てもリアルなのがあたりまえのように、
正面の視界が全部映画で、それがリアルに感じます。
視覚だけでも、映画の世界にはいりこんだかのごとくの臨場感

そして、この世界観を強調する、音響です。
激しい時は毅然として視ている人を感情も身体も揺すり、
やさしくいときは、ふんわりと視ている人を穏やかに包む
そんな感情の起伏に寄り添ったり、リードしてくれる気持ちよさを
味わうことができます。

あああ、よかったなぁ。


こんなによいものだったら、
シン・ゴジラのIMAXも行けばよかった~!!

そして、ガルパンのIMAXもみたかったし、
この世界も、IMAXでやってくれないですかねぇ。

「ガルパン」や「この世界」のあの世界の中に入りたいです。
〔ま、「この世界の片隅に」については、
今日も小樽でTHXを味わってくるのです。

先日、畏友p氏、畏友tクンとともに、観に行ったのですが、
一度だけでは満足できませんわ〕


そんな、「この世界の片隅に」ですが、
NHKのクローズアップ現代で特集されていました。
内容については、時間的な尺もあるのなかで
なかなかよくまとまった特集だったのでは、と思います。

クローズアップ現代の「君の名は。」の特集のときも感じたのですが、
映画の受け手の感情は、それぞれの人、個人的なものなので、
どこに琴線を振るわされるかというのは、違ってあたりまえです。

とはいえ、「この世界」も「君の名は。」も、自分たちの考えや思想を
補完する手段としての文脈で語られると、

??

と違和感を覚えます。


ま、これは、テレビ番組に限らず、
評論一般にいえることだと思います。



「この世界の片隅に」といえば、
ある老舗映画雑誌の映画評論家・関係者などが選ぶ映画賞で
1位になったという報道がありました。
しかも、2位がシン・ゴジラという。

アニメが1位になるのは、となりのトトロ以来
特撮がベスト10入りするのは、平成ガメラの1作目が
6位になって以来のランクインだそうです。

なるほど。

そして、このベスト10には、「君の名は。」は入っていませんでした。

それぞれ思惑があるのでしょうし、毎年、アニメ映画はこのベスト10に
一本入ればいい感じです。しかも、あそこまでエンタメに徹した映画だと
このランキングに入るとアウェイ感もあります。
ただ、エンタメ性というば、シン・ゴジラのほうが上のような気もしますし、
普段は、評価しない感じの作品をあえて上位にもってくる
あてつけのような意図が感じられてしまいました。


この映画雑誌ではないですが、「シン・ゴジラ」「この世界の片隅に」に対して、
「君の名は。」は、業界内で批判の声を目にする機会がありました。

爆発的に売れた映画ということで、それだけニュースなどで
ネタにされやすいというのもあるのでしょうが、

映画関係では、是枝監督、井筒監督といった、
キネ旬で評価される監督が、こぞって、批判をしていましたし、
ほかにも、石田衣良さん、江川達也さん、堀田 延さん、江口寿史さん
といったところが、映画の内容を超えるようなことも含めて
批判をしていました。
「この映画ヒットしてるんだ、俺には良さが分からん」
で済まされんのいですかね。

さらに、これらの方は、「君の名は。」を批判するときに
たとえば「シン・ゴジラ」なり「この世界の片隅に」なりを引き合いに出すことが多くて、
これを見て、全部好きな自分にとっては、やはり

???

と思ったのでした。

ああ、これって、ネット上での対立煽りと同じです。

どの映画にも、当然ですが、一長一短はありますし、
フィクションですから、ツッこみどころはでてくるでしょうが、
それを、いかにうそとリアルを混ぜながら、
ご都合主義に感じさせないようにする、虚実の間を楽しむのが、
エンタティンメントの妙なので、
あまりにも、「あの映画はご都合主義」の連呼ってのも、
芸がないなぁなどと思うのです。

そういえば、品川で「この世界の片隅に」を見ようとしたら
一人のおばあさんが、「あーあ、「君の名は。」なんて卑猥な映画
さっさと終わればい いのに」などと大声で叫んでましたね。

ま、おばぁさんにもなんらかの事情があるのでしょうがね。
ちなみに、そのおばぁさんは、「この世界の片隅に」のホールには
きませんでした。


話を戻しますと、
先ほど、映画を、自分たちの考えや思想を
補完する手段としての文脈で語られると、違和感を覚えると書きましたが。

ある映画を貶めるために、別の映画をほめたり、
ある映画をほめたいために、別の映画を貶めるというのも、
違和感あります。

そして、非常に残念なことなのですが、僕の大好きな「この世界の片隅に」は、
そういう人がすりよってきやすい映画みたいなのです。

彼らが、素っ頓狂な論評を述べれば述べるほど、
それが好きな自分が誤解されそうな気がするのです。

さらに言うと、「この世界の片隅に」は戦時中、戦後の世界が
舞台になっているので、特定の思想をお持ちの方からも
好意的な解釈をされてしまって、
自分の思想を補完したいがために、ほめたいという人もいます。
そんなのもなんかなぁ、と思うのですが、ここもなんか自分が誤解されそうです。


まとめると、

すりよってくるニワカも、
逆張りして、オレカッケーしている意識高い系も
ともにうっとおしいということです。

両方の気分を味わえるとは思いませんでした。

ああ。


何か、作品を見て、感想を持つということは、
自分の拡張自我の投射です。
だからこそ、客観性を持ちながら、
自分もそうならないようにしたいのですが。


あと、このブログの文章を書くために、
アチコチ、雑誌なり、ネットの記事なりを呼んだのですが、
そのなかでいい言葉を拾いましたので、
最後に引用し、紹介させていただきます。

「何かを好きと言う人間は成功する
 嫌いと言った瞬間に永遠に地獄に落ちる
 言霊なので死ぬまで呪われる」


では、これから映画を見てきます。


ということで。(´・ω・)ノシ
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