いよいよ本日から日本シリーズです。
今日は大谷投手vsジョンソン投手です。
なんとかいいゲームになってほしいものです。

そんなカープの日本シリーズ進出がCSの4戦目で決まったので、
チケットを持っている5戦目の日曜日がヒマになりました。
そこで、昼は呉の観光をして、11月公開の映画「この世界の片隅に」を思ったり、
ワカコ酒巡礼をすませてから、広島駅近の宿へ。
にしても、呉はやはり半日ではたりません。
この世界の片隅にを見た後、絶対に行きたくなるので、
カープ戦がない時期にゆっくり行きたいなぁ、
などと思いながら、宿にチェックイン。
おりしも、テレビではファイターズとホークスのゲームがうつりました
(カープのゲームが全国中継されることはなかったのに…)
そこで、観戦。僕が見始めたときはファイターズがリードされていましたが、
その後ゲームをひっくり返して、そして大谷君の165km/hでしられました。
どこのマンガの世界のお話しだよ、とゲームと大谷君に仰天しながら
ファイターズの日本シリーズ進出をテレビで見たり
しばしまったりしたのちに、夕食のためそとに出ます。

広島駅に行って、そこから芸備線のキハ47系のくすんだ朱色の車両に乗ります。
この塗色もなつかしいです。
列車は下深川行きで、広島駅からは20分に1本という運行状況ですが、
車内はほぼ座席が埋まっていて、たっている人もたくさんいます。
ここも、通勤通学で利用している人が少なくないのですか。

そして、矢賀駅を通り過ぎてから、戸坂駅へ。
無人駅ですが、結構多くの人が降ります。
広島の駅周辺とか、流川のあたりとかは三角州の上にあるので、平地ばかりですが、
ここらへんまでくると、そうとう起伏が激しいです。
と、地元の人と一緒に駅から降りる坂を歩いて、
日が沈みかけた薄暮の中、目的地を目指して歩くこと15分ばかり。

途中で迷ったせいもありますが、始めてきた街って、
時間感覚が長く感じます。

そして、たどり着いたのが、お好み焼きの「キャベツ」さんです。

こちら、佐藤両々さんの4コマ漫画「あつあつふーふー」(双葉社 アクションコミックス)
月刊まんがタウン 連載中  の舞台である
お好み焼きやさんの「たまな」のモデルになったお店です。

「あつあつふーふー」は、広島郊外にあるお好み焼き屋「たまな」の看板娘で、
女子高生(現在は女子大生)の玉名蘭ちゃんの日常を描いたお話です。

ヒゲマッチョでも蘭ちゃんとカープを溺愛しているおとうちゃん。
暴走するおとうちゃんの手綱をきゅっと締めるクールなおかあちゃん。
朴念仁だけど、お好み焼きの腕前は一流のお兄ちゃん。
という玉名一家に、ご近所の好実ねえちゃんとか、
同級生でカフェの娘さんの小麦ちゃんや、蘭ちゃんが好意を寄せている
青木くん(でも青木は小麦ちゃんが好きという、もう)をはじめ
蘭ちゃんの同級生にして、お店の常連さんといった連中が
ニギヤカに日常を盛り上げてくれます。

だから蘭ちゃんは学生なのに学校の場面よりお店の場面ばかりです。
お店でお父ちゃんのモロモロにツッこみをいれつつ
騒々しく仕事をしている蘭ちゃんは輝いていますし、
お客さんには漫才といわれています。
家族だけでお店を切り回しているので(途中から好実ねぇちゃんがパートで入りますが)
家族全員で忙しそうにしてるのもほほえましいです。

そして、文中に飛び交う広島弁もいい感じですし、
読んでいるだけで、お好み焼きが食べたくなること必至。
そもそも蘭ちゃん自身が、ソースのにおいがするので、近くにいると
お好み焼きが食べたくなる存在ですが、
コミックから、ソースの焦げた香りが漂ってきそうです。

何より、私がこのマンガを手にするきっかけになったのが、
2巻の表紙で、蘭ちゃんがカープのホームユニフォームを着て
お好み焼きを食べているのにひかれたからです。

ちなみに蘭ちゃんのお父ちゃんは、カープが勝つと、すぐにいろいろと割引したくなる
「広島カープ誕生物語」の豆腐屋さんみたいです。

とはいえ、読んですぐに内容にも魅了されました。

そんな「たまな」さんにモデルのお店があるというのは
一巻に紹介されていたので知っていたのですが、
広島市街地から芸備線か、バスか、アストラムラインに乗っていかなければならない
ということで、なかなか行けなかったのですが、念願かなうです。

しかも、佐藤両々先生が広島で学生をしていたころの
行きつけのお店だというので、こちらがモデルになったとのこと。
楽しみです。

薄暗い中、住宅街を進んでいきますが、本当にこっちなのかな、
という疑念もわいてきますが、しばらく行くとお好み焼きソースの香り。
お、お店は近いかな。

進んでいくと、明るい看板を発見。ファザードの白いテントには
「お好み焼き・鉄板焼き キャベツ」と書かれていますし
そのしたにある、紺ののれんには、白い字で
鉄板焼き キャベツ お好み焼き と染め抜かれています。

これ「たまな」と同じです。
お店の前に坂があるので、イメージしたのと違いますが、確かに「たまな」で「キャベツ」です。

(自宅に戻って、コミックを読むと、「たまな」さんの前にも
軽く坂が描かれてました。気がつかなかったー)

お隣にもキャベツさんがありますが、そちらは宅配のお店とのことです。
コジンマリしたお店が二軒ならんでいるところはどこか微笑ましい感じです。

ガラガラと扉を横開きしてから暖簾をくぐって店内に入ると、すごく活気があります。
そんなに広いお店ではないですが、
カウンターこそ開いてましたが、横のいす席も、小上がりも埋まっていました。
大きな鉄板の前で、お店の方が、カッチカチ・カッチカチと
ヘラで小気味よいサウンドを奏でています。
いいです、この雰囲気。

カウンターの席に腰を下ろして、メニューを見ます。
あ、確かに、安い。マンガの通りです。
基本の野菜で550円。そこに玉子とか、そばとか、うどんとかを入れて
さらにトッピングを重ねれば、確かに値段は上がりますが
でも普通に満腹になりそうなメニューが普段使いできそうな価格で
食べることが出来ます。

これは、マンガの通り、高校生が学校帰りに寄るはずです。

ということで、オーダーしたのは、そば玉子 イカ天トッピングです。
こちらは、デフォルトでお肉が入っているので、
マンガの中のように、肉~、とか言わずに大丈夫。
そば玉子が650円 イカ天が130円です。
これで800円でおつりがくるんです。いいなぁ。

さらに、ハイボールを注文します。

そして、オーダーを終わらせてトイレに行くと、
途中のウォーターサーバーの上に、両々先生が描いた蘭ちゃんの色紙が。

ああ、ここで蘭ちゃんが見ています。

でも、店内改めてみると、いろいろな人の色紙がおおいなぁ、
漫画家の人の色紙とかもあります。これも両々先生つながりですかね
地味に人気店です。
などと思いながら手を洗って、またまた着席

店内のテレビでは「バンキシャ!」が流れていますし
目の前では、さっきからひっきりなしにお好み焼きが焼かれています。
蘭ちゃんのお父さんがエキセントリックな人だったので、
お店の人に焼かれたらどうしようなどと思っていましたが、
当然そんなことはなく、
こちらの職人さんはおにいちゃんのように寡黙に淡々と
お好み焼きを焼いていました。

あと、注文をとりにきた方は20代前半くらいのお姉さんでした。
しっかり、若い娘さんも2人ほどいます。
しかも、お店の方はお揃いの緑のエプロンと、緑の三角巾?を頭に巻いてます。
蘭ちゃんのお店もこうだったなぁ。などと思いながら
失礼にならない程度に、観察させていただきます。

このお好み焼きを作る過程が楽しい。
お店の女性の方(店主のおくさん?)がクレープのように小麦の生地を
うすーくまるーく鉄板の上に広げて、しばらくしてから、
うそっ! てほどキャベツを乗せます。

さらに別のところで、焼きそばだの、豚肉だのをいためて、

そして、ソースで焦げた鉄板をきれいに拭いてから
玉子を割って、少しかたまったところで、黄身を崩す。

そして、そばの上に裏返してプレスしてからのせた生地と、玉子の上にのせます

これは楽しい。やはり。鉄板焼きはライブです。

出前用に何個か作ったあとに、あ、あれが僕用ですかね。

そして、「あつあつふーふー」でも出て来た、お皿でなく、鉄板!
注文取りに来たときも、「お皿にしますか、鉄板にしますか?」と聞かれますが
当然ここは鉄板です。

しかも、鉄板も目の前で、焼かれています。

ということで、カウンターの上に鉄板のしたに敷かれる
木のお皿が出されて、その上に鉄板に乗って登場です。
「鉄板、熱いから気をつけてください。」
はいわかりました。

まってました。

きれいに焼かれたこんもりと盛り上がった一枚です。
玉子の白と黄色や生地の色合いがわかる感じで塗られたソースと
その上に乗るたっぷりの青海苔です。
そういえば、マヨと紅しょうがクリスマス用のトッピングと
コミックでは描かれていましたが。そうか、ここはあくまでも
マヨは邪道なんですね。
ま、ボクもお好み焼きのマヨネーズは、ついていれば食うという感じなので、
無くても全く問題なしです。

カウンターの上には箸もありますが、ここはヘラで食うじゃろ
ちなみに、箸の横にはソース(通常と辛口)、紅ショウガ、ゴマ、コショウ、一味が
置いてあります。

では、いただきます。

と軽く手を合わせて
端のほうをヘラで切ると、簡単に切れます。
重層的なお好み焼きなのに、ここまでさっくりと切れると気持ちいいです。
さらに切ってすくっても崩れません。これはスゴい。

そして、

熱くて、ぶちうまぁ。
です。

たっぷりキャベツはプレスされて水分を蒸気で飛ばしていましたが、
ほどよいしっとり感じと甘さが残っています。
これは絶妙なタイミングで熱されたものならでは火の通し方が絶妙です。

先ほど、調理されるときに、
生地でキャベツを覆ったのちに、ひたすら、ヘラの音をたてながら
キャベツを生地ごと回すように炒めたり、寄せたり、潰したり、動かしたり
といった作業を繰り返すことが、この甘みにつながっているんです。
スゴい。熟練の技です。

焼そばも、絶妙に火が通っているので
歯応えとかコシもあって、お好みのふっくらした生地の食感と
いい感じでバランスとれていますし、もやしのショリッとした感じもよし。
玉子全体的な味わいをもまろやかにまとめていいです。

それにしても、ヘラで切りながら食べ進めていくのも
ライブ感があっていいです。
今更ですが、広島に来ている気分が盛り上がります。

さらには、切っていくと豚肉もあって、豚の滋養にとんだ肉って味わいが
これまたソース味で美味しくなっていますし、
イカ天も、お菓子のイカ姿揚げですが、お菓子のチープさがありつつ
キャベツなどの水分を吸ってしんなりしてますし、
噛みしめるとイカならではの海の味わいがじわっと出ています。
いいアクセントです。
さらに、この以下の味わいが、キャベツや麺のもうつっていて
ここがまたウマイのです。
 

そして、これらをまとめるソースの味も美味しいです
塗られたソースは、そんなに多くないので、
お好みとか焼きそばとかの味わいを引き立てて
盛り上げてくれます。ああ、美味しい。

たっぷりの青のりもうれしいです。

そして、食べ進めていっても冷めないんです。
熱々の鉄板は建てではありません。良い仕事をしてます。
ああ、美味しい。
ハイボールもすすみます。

ということで、完食いたしました。
ごちそうさまでした。

うん、本当に美味しいお好み焼きでした。今まで食べたお好み焼きの中でも
トップクラスです。
地元の人が言うことに間違いないですね。

次はそばではなくうどんも試してみたいですし、そのほかのオツマミメニューも気になります。
と、いうことで、再訪を帰してこちらを辞します。

そして、来た時の道の逆がわ、大田川沿いに歩いて、

あーあー、どっかに、蘭ちゃんか小麦ちゃんか好実ねぇちゃんはおらんかのう
などと堕妄想をしながら、

千足のバス停から、広島駅行きの広島交通のバスの人となったというわけです。



では。(´・ω・)ノシ
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