5/3のこと。野球を見終わりましたが、結構あっさり目のゲームだったのに加えて
負けたのでさっさと球場をあとにしました。
なので、8時台なのに、既に水道橋の駅にいるという、うーん。
やはり、ミスがあれば勝てんです。

そんなゲームの最中に同行者である畏友GMクンが言いました。
「久々に桂花、行きたくないっスか」
昨年のGWも二人で野球を見に行って、
その時は神宮でスワローズ戦を見たので、ホープ軒に行ったのですが、
行く前に、「でも、ホープ軒、めっちゃ混んでたら、桂花とかどすっスか」
「いいねぇ、」なんて話しもしていました。

折しも、現在熊本は被災地になっています。
ということで、食べて支援の想いを込めて、新宿の桂花へむかいます。

二人で新宿に出かけるのも、以前二人で中村屋でカレーを食べて以来かもです。
夜になると、新宿ならではの独特の雰囲気でワクワクします。

と、東口の細い路地へ入っていって、店舗を発見。
見ると、喫煙席が下の階みたいなので、素直に下がります。
「こんな作りだったっけ?」
「改装したんじゃないっスかねぇ」などと会話してから、
入店してから、まず券売機で食券購入です。
主なメニューは、太肉麺980円、桂花ラーメン720円、叉焼麺880円、五香肉麺980円、他。
ここは、当然「太肉麺」です。
そして、喉も渇いているので、ディフォルトのプアール茶もいいのですが、
それに加えて、ビールをいただきます。

カウンター席に並んで腰を下ろして、
まずは出てきたビールで喉を潤します。あああ、しみる~!!!


赤いカウンターの上に置かれている調味料は、白胡椒、酢、一味唐辛子、醤油です。

まつことしばしで、都内ではほぼ桂花でしかかぐことの出来ない
強烈なとんこつ香とともに登場です。

あああ、久々の桂花です。たまりません
乳白色でとろみのある豚骨醤油のいい色です。
表面にはマーブル状態にマー油が浮かんでいます。
さらに、具の、太肉、キャベツ、味玉半個、茎わかめ、メンマ、わけぎ、といったところも
いい面構えですし、これらから見え隠れするようにアイボリーカラーの
いかにも固そうな中太ストレート麺です。

これこれっと思いながら、まず麺をずすっと啜りますと。
懐かしくも安定した味で、ほっとします。
学生時代ウマイウマイといって、食べたものが、こちらの味覚が変化したせいで、
あれ?こんな味だっけ、などと少々ガッカリするのもよく経験していますが、
こちらは違う。しばらく癖になっては、食べ続けた時の味わいです。
やっぱり美味しい。

中太ストレートタイプの麺こそ、
以前よりは柔らかめに茹で上げる感じになっていますが、
それが変わっています。

こちらが、博多ラーメンで、バリカタとか食べ出したせいかもしれませんし、
以前は生ゆでかと思える程固ゆでで、それが特徴になっていて、
歯切れいい歯触りが癖になりましたが、この柔らかさでも美味しいです。

これが、ストレート麺でありながら、旨味たっぷりの豚骨スープを
連れてきてくれて、美味しいです。

今を思えば、30年くらい前に、大学の友人が、「外にいるとクサいんだけど、それがたまらん」
などといってて、半信半疑で行って、最初食べた時は、クサいという感想だったのですが、
しばらくすると、また食べたくなって、通っているうちにハマったという、
グルメマンガのような体験をしましたが、ここで、豚骨が好きになったようなものです。

さらにインパクトを与えてくれるのが、パンチの効いた塩の味です。
そして、上にのっているマー油も利いています。ショウガが効いているラーメンも最近好みですが、
やはりにんにくのインパクトが、ラーメンのジャンクな味わいにはピッタリです。
粗挽きのフライドガーリックでも入ってるのかというくらい、
ニンニクニンニクしていて、いいなぁ。

これが桂花ラーメンですよ。懐かしウマイです。

具では、看板の太肉はトロットロに柔らかく煮込まれていて、
肉自体の赤身肉の旨味とか、トロットロの脂身とのバランスの良さだったりとか、
肉から溢れ出てくる脂や肉滴もいいですが、
これに、極上スープが座れていて、噛むほどに肉滴と同時に
スープもジワッと溢れてきます。これは、反則の味わいです。ウマ過ぎて。
さらに、ウマいだけではない。コラーゲン効果でお肌ツルツルになりそうです。

たっぷりのザク切りキャベツも甘くて、かつトロリとしていていいなぁ。
茎わかめのコリコリ食感もいいですね~!
固ゆでの卵も入っていて、それぞれが、いい感じでラーメンを盛り上げます。

熊本ラーメン、最高バイ!! とインチキ熊本弁が飛び出してしまうのもムベナルカナ。
そして、味の濃さは、ビールも引き立ててくれます。

ノスタルジーな気分を味合わせてくれながら、しっかりウマイ。
思い出の美味を美味のまま伝えてくれる、いいお店だな、と再認識して、
太肉をビールで流しこんでから、
ご馳走さまでした。

すべての締めは、せっかくの桂花ですから、プアール茶。

GMクンも懐かしい、ウマイといいながら食べ終わりました。
ああ、GMクン。ナイス提案です。

ちなみに、こちら2010年11月、民事再生法の適用を申請するニュースもありましたが、
その時は、すぐにライバルの「味千ラーメン」が支援に乗り出して乗り切りました。

さらに、今回の熊本地震では、桂花ラーメン本店も営業不能になります。
県内はともかく、熊本からの食材で営業している他県の桂花ラーメンの営業も
この地震ということで、諦めかけましたが、
こんな時こそ熊本の味を食べて欲しいと、県内の物流がほぼストップする中、
熊本店のスタッフが自ら県外への配送を行う体制を構築して、
東京含む熊本以外の桂花ラーメンが、営業を継続することが出来たそうです。

本当にありがとう桂花ラーメンです。




そして、翌日5月4日。この日もナイトゲームなので、入場を予定している
17時ぐらいまで時間があります。
ということで、まずは、GMクンが行ったことないということで、湯島天神へ。
私は、いろいろあって、隔年ぐらいでいっておりますので、案内をば。
場違いですが、このタイミングで神社とか行ったら、お願いすることは一つですね。

で、11時をまわったところで、御徒町に戻ります。
この日の昼食ですが、このところ、久住巡礼で、東京の老舗店をまわることが多く、
改めて老舗のスゴさを体感しているなかで、まだ行ったことない老舗店に行こう、
とGMクンと協議して決めたのが、御徒町の「ぽん多」さんです。

上野御徒町界隈は老舗のとんかつ屋サンが多く、
こちらだけでなく、双葉さん、まい泉さん、蓬莱屋さんなどの有名店目白押しですが、
「そこなら、どこかねぇ」と聞いたところGMクンは
「ならぽん多っスね」との一言で決定。

御徒町駅から歩いてすぐなので、開店前にお店に到着。
味わいある字で描かれた一枚板の看板の下は、重厚そうな木の扉で固く閉ざされています。
だから、中をうかがうこともできません。
のれんをかける場所とかなさそうなので、どうするんだ?などと思いながら
開店までまだ時間があるし、他に並びそうな人もいたいので、
今度上京した時に行くかもしれない、ということで、
蓬莱屋さんの場所をチェックしたみしたりなどで時間をつぶします。

そして、開店5分前、ワレワレが
多んぽ 家本
年八十参治明 業創  の壁の文字を見ながら、お店の前で話しをしていると
後にも人生の先輩がた2人連れが並びます。
「こちら、とんかつ屋さんで、いいんですよね」
「はい、多分…」なんて会話をしながら開店時間。
なかからお店の方が現れて、営業中の札を出します。
そうですか、のれんはないんですね。

納得しながら中へ行くと、「お二階へどうぞ~」と言われたので、
お店の人に案内されるまま二階へ。もう、ここを歩くだけで、老舗のオーラが漂います。
2階の窓際にある2人掛けのテーブル席に腰を下ろします。
先ほどの人生の先輩がたのお隣です。
二階にはテーブル席が20ほどあります。


そして、メニューを吟味しますが、ここは、カツレツ2625円と、
ご飯、味噌汁、新香のセット525円をお願いしました。あとビールを頼むのも忘れません。

ただ、メニューを見て気が付いたのですが、こちらとんかつが有名な老舗ですが、
とんかつ専門店ではなく洋食屋で、とんかつ類はロースカツだけです。

穴子のフライ ホタテの柱のフライ エビフライ といった揚げ物や
タンシチューなどがあるのも、洋食店ならでは。
しつらえは、しっかりと和風な感じですが、これも面白いです。

出てきたビールで、軽く乾杯をしてから、喉を潤します。
御徒町~湯島間のウォーキングとはいえ、軽く運動した身体に染みこみます。
美味しいです。
お通しは、アナゴと牛蒡を焚いた奴ですが、これもさりげなく美味しい。
アナゴのフックラとした食感と淡白な味わいを引き立てるツユの味わい
さらにやわらかいんだけど、芯みたいな感じで硬さを残した牛蒡。
この牛蒡も健康になれそうな味わいを閉じ込めた、土の味わい。
牛蒡も、大人になってから、わかる味わいだよね。とか
J○Pの野郎、木の根を食べさせやがって、捕虜虐待だ
などと、取り留めのない話も出ます。

でも、このアナゴのうまさならこれは、アナゴフライも絶対にうまい。
などと思いながら、
GMクンと、メニューについて、アレもコレも食べたいね なんて話しで
盛り上がっていると、登場しました。

高そうなお皿に乗っかって、いかにも威風堂々としたタタズマイです。
とんかつの衣は、かるくエッジがたった感じですが、
イカニモなキツネ色ではなく、白っポイ淡白なキツネいろのが目新しい。
このとんかつも輝いています。
これは、美味しそうです。

ということで、まずはそのままいただきますと、

あ、オイシイ。
カラッと揚げられて、サックリとした衣の歯ざわり軽やかですし、中から溢れてくる
肉滴がアマくて、美味しい豚肉食べている感で幸福になります。
この最初の歯ざわりのよさと、中のお肉がやわらかいんだけど、
でも歯応えも楽しむことが出来るというのが、ウレしいです。

衣も軽くエッジがたつ感じで、細かめのパン粉が薄くついているタイプではないのですが、
歯ざわり同様に食べた感じも爽やかで、アブラアブラしていないのが好みです。
衣の白さは低温の油でじっくり揚げたゆえでしょうか、
長時間油にくぐらせながら、油を感じないのも技です。

中のお肉は、ロースの肉の芯の部分だけを使われていて、
丁寧に脂身が取り除かれているそうです。
このやわらかさと歯応えの両立は、そんな工夫も影響しているかもしれませんし、
脂身がまったくついていないのに、肉滴がたっぷり。というのも嬉しいです。

そして、つづいて、軽くお塩をふって頂きます。
これは、肉の甘さが引き立ちます。ウマイ。赤身自体も、しみ出る肉滴も、
お塩の軽い塩分がくわわったことで、さらに味わいが深くなります。
カツの断面からみえるお肉が、火が通っているのに、かるくレアな色合いも残り
肉滴が表面に溢れているというのもいいです。
これは、神々しい断面です。
この、いかにもじっくり味わいがよくなった感じも、低温であげられたおかげですかね。

付け合わせのキャベツも、丁寧に千切りさせていたうえ水切りされていて、
ふわっと盛られています。
細かくて、シャッキリとした歯ざわりも楽しめれば、味わいも十分。
うん。おいしいです。上に散らされたみじん切りのパセリも、目にも味わいにも
いいアクセントになります。

GMクンも、「これって、ラードであげられているんスね。ぜんぜん脂っぽくないっス」
などとご満悦な様子。


香の物も普通に美味しいですし、赤だしは、出しや味噌の味わいもいい感じで、
具のなめこも味わい深く、おいしいです。
ビールもすすみますが、ビールに会うのは、ご飯にもあうんだよなぁ。

ご飯もほこほこに炊かれていて、絶妙です。
横にころんとたたずんでいるいもフライも、滋味溢れる自然の甘さと
衣の食感の組み合わせがいいです。

そして、続いてソースでカツをいただきます。
ソースはシャパシャパなウスターのみですが、この濃く複雑な味わいが
あー。美味しい。複雑かつノスタルジーを感じる味わいが
この上品なカツにもあっていますし、
カツをノスタルジー方面に引っ張っていってくれます。
ソースの味は男の子です。
からしが軽くキいてくるのが、またいい感じ。

これはしょうゆも美味しいでしょうが、テーブル上にはありませんでした。
頼めば出てくるらしいのですが、それは、また次回。

と食べ進めていくと、もう残りわずかです。

と、最後の一欠けらですが寝かす食いはしませんでしたが、たっぷり目の
ソースの味わいでいただきました。
あー、美味しい。

でも、たっぷりあったはずのカツなのに、脂の味わいが邪魔することなく
最後まですっきりと食べ終わることができました。
ごちそうさまでした。


気がつくと、周囲はおちついた年齢のお客様でほぼ満員です。
すごいですね。

お年をめされたかたが多いということは、それだけもたれずに
食べることができるという証左でしょう。
GMクンも、「最後まで脂がシツこく感じなかったっスよ、すごいっスね」
と関心していました。

ちなみにこちら、明治38年創業。今のご主人で4代目。
100年以上続く老舗で、それだけ多くの人に愛されていた証拠。
日本にはこういうお店が沢山あるというのは、改めてスゴいことだな、などと思いました。


ああ、こんなとんかつの揚げ方なら、多分他の揚げ物も美味しいでしょうし、
なによりこちらは洋食屋さんです。
ということで、次は、海鮮系のフライかタンシチューかポークソテーを
いただきたいですね。
などと、思いながら、こちらをあとにしたというわけでした。

と、大満足し、GMクンのお買い物につきあったり、
サントリー美術館に行って、原安三郎コレクション 広重ビビッドなどを堪能してから、
一旦宿で休憩したのちに、東京ドームに向かったのでした。



ちなみに、個人的な話しではありますが、

「姫騎士さんとオーク」BLZさん著  ヴァルキリーコミックス
キルタイムコミュニケーションズ 刊
というマンガがありまして、

たいてい、姫騎士とオークというと、強がっている姫騎士が「くっ殺せ」とかいいながら
オークに陵辱される系の創作が多い中、
それを逆手にとって? ラブラブなバカップルぶりを発揮する
姫騎士さんと、オークさんのホノボノ日常?マンガ(当然、全年令対象)ですが、

姫騎士さんの名前が 姫岸ジャンヌ なのはいいとして、
オークさんの名前が 奥田ぽん汰 苗字の奥田はオークだ ということですが、
名前のぽん汰は、こちらのお店の名前からとっているそうで、

そんなのを読んだ直後なので、なんかニヤっとしてしまいました。


ということで。(´・ω・)ノシ
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