新幹線「はやぶさ」で東京に到着したのが、10時28分。
ここから近場で久住巡礼が出来るお店はどこかなと考えた末向かったのが、
神田の「まつや」さんです。

こちらは、江戸前蕎麦の名店で、前から気になっていましたし、
だいたい、秋葉原~神保町と市中見廻りをする時にはお店の前を通っていたお店なのですが、
ドラマ「食の軍師」「蕎麦の軍師」でロケが行われた場所であります。
ドラマの中では『朝立て』となっていましたが。

東京で山手線に乗り換えて神田へ、そこから歩いて靖国通りを目指します。
神田で降りたことは何度もありますし、靖国通りもそれこそ何度となく歩いているのですが、
このアプローチは初めてです。
そういえば、「新撰組!」にハマっている時、畏友p氏とここの前を歩いては
「牛丼出せ!」「牛丼出さんかい!」と、大倉孝二扮する河合耆三郎平畠啓史演じる葛山武八郎のセリフを
もじったことを言っていたなぁ。
あれから10年以上たって、ふたたび三谷さんの大河で楽しむ事が出来るとはありがたいことです。

お店には10時45分に到着。すでに10人ほど並んでいますが、
ここらへんは、新しいビルの中にちらほら古めかしいのも残っていますが、
抜きんでて伝統を感じるしっかりとした木造家屋が、ビルの合間にあって、この風情がお江戸です。
綺麗な白壁も、屋号の書かれた提灯も、庭園の一部のような前庭も
それぞれがシブいです。

気が付くと、行列はさらに伸び続け
開店前に40人近い列になっています。さすが土曜日というべきか。


11時を少しまわったところで開店です。
正面右の入り口、左の出口の両方に暖簾がかけられます。

暖簾をくぐってなかへ。
お一人様ということで、8人がけ席に案内されます。

では、メニューを吟味。
本郷は、「店に入ってから、如何に蕎麦にたどりつくか。酒に伴った道筋こそが命」
と言っていましたっけ。

ま、ボコビーは避けたいので、飲み物はお酒で。
アテは、やはり星を生むためのだし巻き卵と、蕎麦味噌に焼き海苔といった、本郷メニューに
力石メニューも味わえる天ぷら盛りあわせあたりと、もりかな、と思ったのですが、
蕎麦味噌も、だしまき卵も、天ぷらの盛り合わせもありませんでした。

あとで確認したら、だし巻き卵は要予約のメニューとのこと。

そこで、お酒に加えて、焼き海苔と天盛りを注文します。
最初に全部を頼む野暮はしないと本郷に勝ち誇られそうですが、
開店直後に満員になる店内や、忙しそうに動きまわるスタッフさんの姿を見ると
とても悠長には注文出来ません。

だから、冷酒を一口飲んだあとの・・・。
だし巻玉子&大根おろしで、だし巻星・・・
も、
かけそばを食べて更に ニシンと、盛りそばを食べて・・・
ジャイアント馬場の陣!?も断念ですが、

客に嫌味を言われて、力石にも一瞥されて
「ガぁーン」と言いながらひっくり返る、昭和のリアクションをしなくていいや、
と切り替えて。
改めて店内を軽く眺めると
老舗の蕎麦屋さんのせいか、年齢層は高めです。

内装は創業当時の趣がしっかりとのこっていて、年季を感じる柱時計とか
そばのこね鉢などが雰囲気を盛り上げてくれます。

そんななかかいがいしく注文をきいたりし回るスタッフの方々がテキパキとしていて
見ていて気持ちいい。こんなところも江戸前のお蕎麦屋さんです。

すぐに白磁の徳利に入ってお酒が登場。そして、アテの蕎麦味噌と注文したのりも出てきます。
突き出しが蕎麦味噌とはありがたい。
結果、蕎麦味噌、焼き海苔、冷酒で「電光石火の陣」になりました。
ま、海苔は、木炭で暖めるハコには入っていませんでしたが、
パリパリとした歯ざわりもよく、しっかりとした磯の味わいを楽しめて、
添えられた山葵と一緒に美味しくいただきました。
蕎麦味噌自体も素朴ながら濃い味わいがしっかりと美味しいですし、
蕎麦の実のプチプチした食感もいいです。
そして、当然本郷のごとく、蕎麦味噌をのりで味わう合わせ技も楽しみますけど、
これには、やっぱり日本酒ですね。
きは~っ、うめえ!!
五臓六腑に染み渡れりなう! です。俺、今生きている!! です
白磁の徳利によく似合う感じのすっきりとした飲み口で
胃の腑にすとんとおさまって、かるくかっとなるのがいいお酒の証拠です。


そして、さらにしばらくたつと、細長いお重に入って天盛りの登場です。
目の前で開けてくれましたが、上段にはえび天が2本
下段には、淡い色合いのお蕎麦が入っています。
あと、薬味は葱のみ、ワサビはありませんので、さっき海苔に付いてきたのを
とっておいて後ほど使う算段をたてます。

まずは海老から。
海老は軽くキツネ色がかった衣が、きめ細かくていい感じ
軽く漂うごま油の香りもいいです。
ということで一口いただきますと、サクっとした歯ざわりのなかから
海のエキスたっぷりのプリっとした歯応えの海老登場です。
ああ、この海老自体の味わいと、ごまの香りただよう衣の組み合わせ、最高です。
歯でも二種類の感触をほぼわずかな時間差であじわうことの快感を得られますし
舌ではとうぜん幸福を味わうことが出来ます。
あああ、これはたまりませんね。
軽く汁をつけて、味わいの変化を楽しむのもいいです。

汁はやや濃い目で辛めですが、しっかりとしたかえしの味わいに、
自然な旨味がエバっていない感じで、さりげなくも、しっかり楽しみ
このバランスのすごさを感じることが出来ます。
柚の香りが鼻腔をくすぐるとともに、口の中にふんわりと広がっていいです。
柚ちゃぁ~ん、最高だぁ!!

さらにビカビカと輝いているお蕎麦ですが、ほぼ均等な細さに
匠の技をかんじますし、軽くはしでたぐるだけで、
さっきから漂っている蕎麦の香りが一層強くなります。

つゆが濃い目なので、蕎麦の先のほうに少しだけつけてから
最初につゆがついてないところで蕎麦の香りを感じつつ、
ズズッっとつゆを絡めたところまで啜ります。

蕎麦の軽やかで自然な甘さがくたのちに、汁とのアンサンブルで
美味しくなったのが入ってきます。
適度にコシがありますし、しかもノド越しがいいです。

そして嚥下したのちにふんわりと漂う蕎麦の香りと味わい。
これを味わうためのワサビなしなのですかね。
そばをつけると、汁のまろやかさなども味わうことが出来ていいです。

そして、これがまた、天ぷらによくあうのです。

旨い手打ち蕎麦屋に天ぷらの外れなしです。
天ぷら5品が並ぶその姿は、関羽、張飛、趙雲、黄忠、馬超、五虎大将軍。
それを束ねるざるそばは劉備玄徳。

食べてる天ぷらは海老のみですが、その気持ちがよく分かります。

あっという間に手繰ってしまい、酒をグイッと飲んで、
最後に、出てきたデカイ湯桶に入った蕎麦湯で汁を割って頂きます。
あー、蕎麦湯も濃くていいですね。ご馳走様でした。


「蕎麦屋で長居は無粋…」
「蕎麦屋で満腹コースかい…」などと揶揄されることなく、

「蕎麦屋の長尻」を無事にさけて、お会計をすませたのちにお店をあとにします。


ああ、次は予約必須のだし巻き卵で、「今星が生まれた!」はやりたいですし、
焼き鳥もいいなぁ、ボコビーだって魅力的ですし、
あと、こちら、カレー系も名物ということで、そちらも食べたいな。

ま、神保町界隈は来る事も多いので、その時かな、などと思いながら
そこから最も近いファミリーマートで、 この日の10時から、コンビニ売りが開始された、
GWのカープvsジャイアンツ戦の内野指定席のチケットを無事ゲットしたわけでした。

でもこの時間ですでに、ビジター応援席はおろか、レフト側外野指定席も
売り切れてたってのが、スゴいですな。

そして、その足でお茶の水まで行って、中央線に乗って立川に向かい
ガルパンの極上爆音上映に向かったのでした。

ライブのあとに行ったお店についてはまた後日です。

よろしければ。

ってことで(´・ω・)ノシ
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