3月で廃止される急行「はまなす」の、 3月21日夜に青森を出発し、
翌22日早朝に札幌に着く、青森駅下り最終列車のキップが
発売開始から約40秒後に完売したとのニュースが流れました。
青函トンネルを通る在来線最後の旅客列車にして、
JRが定期運行する全国最後の急行列車で、国鉄時代から続いた急行列車の歴史の幕引きとなる列車です。

そして、最終日は全車指定席で運行となりますので、人気も予想できましたが
40秒とは…

鉄オタ恐るべしです。


急行「はまなす」は、青函トンネルの開通により廃止された青函連絡船の深夜便の代替として、
1988年に運転が開始されました。
「B寝台」、「ドリームカー」、「のびのびカーペット車」、「自由席」といった
バラエティに富んだ車両のグレードと、札幌・青森を夜に出たあと、
青森・札幌に早朝に到着するという、使いやすい運行時間が特長で、
運行開始以来、鉄道ファンのみならず、数多くの観光客とかビジネス客に加えて、
帰省などで利用するファミリー層などを運んで来ましたが、
北海道新幹線が開業するのに加えて、車両の老朽化もあって、
2016年3月21日をもって運行を終了するのです。

約27年間、北海道と青森の間を結んで来た「急行はまなす」の雄姿がみられるのもあと僅か。

ということでの、はまなす乗車です。

この日は仕事を定時で上げて、まずはバスで小樽まで移動。
その後、小樽19時08分の「いしかりライナー」にのって、札幌へ。
札幌に19時55分に到着し、札幌では「ガルパン4DX」のチケットを買ったついでに
ファクトリーの札幌牛亭で牛亭丼を食べた後に駅に戻ります。

ビール、ハイボールと、軽いつまみを買ってから、
21時30分くらいに、札幌駅の4番ホームに到着。
「はまなす」が、入線してくる様子などをカメラにおさめます。

そして、先頭に行って、同好の士に混じって写真を撮影。
先月に乗った時よりも、さらに写真をとる人が増えています。女性も多いです。

しばらく写真を撮った後、この日の座席へ。

この日は、B寝台の1号車と2号車の間に増結21号車。自由席が3号車と 7号車
その間の4号車がカーペット車で、5号車、6号車がドリームカー。という編成です。

前回はカーペット車、前々回はB寝台だったということで、 今回は「ドリームカー」です。
一ヶ月前にチケットを買いに行ったところ、やはりカーベット車は瞬殺でした。
ま、B寝台も雰囲気ありますが、ドリームカーをとります。

使われている車両は、かつて「急行まりも」(札幌~釧路)など気動車のグリーン車に使用されていた指定席車両です。
大型のシートと、145度まで倒れる深いリクライニングの角度が特徴です。
倒してみると、にょろ~ん、という感じで無段階で倒れるので、しっかり休めそうです。

私自身は、はまなすだけでなく、まりも時代にもお世話になった車両です。 ひさびさです。

入るとすぐに、ミニロビー的なフリースペースがあります。
高いカウンターのようなテーブル1に、高い椅子4の組み合わせのセットが
通路から見て両サイドに設置されていて、昭和感に溢れています。
現在、夜行列車でのこのようなスペースは数少ないので、貴重な存在です。

行ったときに、すでに何人かが談笑されてます。人気です。

私自身、まず席に行って、荷物を置いて落ち着きます。
ま、初手からリクライニングをにょろ~んと、全部倒すのもなんなんで、
軽く傾斜させてゆったりします。

と、思ったら、自分の座るシートをにょろ~んとたおした写真を撮っている人も居ます。
気分はよくわかりますね。

そして、窓際に座っているお隣さんと軽く挨拶をしてから、定刻に発車します。

足下にはフットレストがありまして、こちらが、グレーのビニール張り面の土足用のと、
座席と同じモケット張りの素足用がある、リバーシブル構造です。
横にあるレバーで高さ調節ができるので、自分の体格・寝る体勢にあった高さで
足載せを使うことができます。
まずは、ウラにむけて靴を脱いで軽くくつろぐ姿勢にあわせます。

すると、お隣さんが、
「どちらから、おいでになったんですか」などと話しかけてきたので、
私も、「あ、はい、××から」 などという会話から、
「はまなす結構乗ってるんですか」「ホント、なくなるの残念ですよね」などと
今回のダイヤ改正についての話しで盛り上がります。

そして、気が付くと 「あ、じゃ乾杯しますか」「あっ、はい、乾杯~♪」
などとお互いのビールの缶をあわせたくらいにして…。

その後、周囲の人に遠慮しつつなので、小声ですが、
結局お隣さんとは白老くらいまで会話をすることになります。
そちらの方は
「見てきたら、自由席に余裕があるので、私、函館過ぎたら、自由席で振動を味わいます」
などと言ってました。濃いなぁ。

その後、登別についた記憶はないので、自然におちていたみたいです。
そして、目がさめたら、2時30分過ぎです。
外を見たら住宅地なので、七飯の辺りでしょうか。
前々回はまなすに乗った時は、おりからの寝不足のおかげで、ここら辺は爆睡していて、
目が覚めたら知内あたりでしたが、今回は前回同様、事前の睡眠がしっかりできていたので、大丈夫。
住宅が多くなってきたり、見知った郊外型店舗が増えると、いよいよ函館です。

はーるばる~来たぜはーこだてー♪です。

そして、函館駅に到着して、まずは機関車の切り離しを見に行きます。
以前、「サンライズいずも」にのったときの、岡山ダッシュほどではありませんが、
結構たくさんの人がカメラを持って集まっています。

そして、続いて電気機関車の連結です。こちらも多くの人がカメラを構えています。

更に、いままで客車を引っ張ってきた機関車を見送ったりして儀式は終了。
まだ出発時間の3時56分まで40分近くありますので、「はまなす」民御用達の「サンクス」が消えて、
すぐそこ「サンクス」ではなくなったので、セブンイレブンへ。
同じようにはまなすに乗ってきた人が、同じような感じで買い物をしているコンビニを背にして、再び駅へ戻ります。

函館駅にある北海道新幹線開業のカウントダウンボードの数字は、
30代になってまして、いよいよという感じ。
ミスター鈴井さんの「来るべ、来ちゃうべ 北海道」のポスターにかわって、
「GLAY」のポスターになっています。
これは、GLAYが歌う北海道新幹線のイメージソング
「Supernova Express(スーパーノヴァ エクスプレス)2016」とのタイアップポスターで、
JR北海道のうっているCMではありますが、タイアップなので、半分くらいはGLAYの負担かな
などと思ったりして、

鈴井さんのポスターは、「JR北海道」ではなく、「北海道」が打ってるCMなので、
JR北海道のCMということでは、久々かも。
少し前までは、「冬こそJR」なんて大泉さんが言ってるのをはじめとして、
JR北海道のテレビCMって結構流れてましたが、最近はとんと見なくなりました。
ひょっとしたら、稲葉さんの「レール&ホテルパック」のCMが最後かな?

そんなことを考えながら自分のスペースにもどって、列車の出発を待ちます。

お隣さんは、自由席に行ったので、遠慮なく窓際の席に座らせていただきます。

その後、函館や、上磯の景色を見ながらハイボールをちびちびやっていましたが、
今回も、しばらくしてヲちてしまいました。
だから、青函トンネルの記憶が一切ないまま、 おきたら蟹田すら通り越しています。
目が覚めたらほどなくして、車内の照明が完全に灯されて、
持っていたラジオをNHKにあわせて、聴いたり、
外を見ているうちに、あと30分くらいで青森到着の時間です。

そこで、ゴミや荷物などをまとめて、忘れ物がないかを確認したのちに、
景色を見ると、またまた次第に人家が増えてきます。

そして、青森駅にほぼ定時に到着。
上野発の夜行列車で来たわけではなく、北へ帰るわけでもなく、
札幌発の夜行列車で南下してきたのですが
「青森~駅~は雪~のなか~♪」などと口ずさむのはお約束です。

そして、多くのカメラを構えた人がたに混ざって、
いままで牽引してきた電気機関車ED79型の切り離しや、
構内で移動をするためのディーゼル機関DD51型(オレンジの塗色のまま)の連結
などを写真にとって、はまなすが待避線に行くのを見送ってから、

青い森鉄道の切符売り場に行き、「浅虫温泉あさ風呂きっぷ」を購入。
これは、以前浅虫に行った時に発見したのですが、
老舗旅館南部屋海扇閣の「朝風呂&朝飯バイキング」に
青森~浅虫温泉間の往復券がついて、1950円。

青森~浅虫温泉が片道450円ということで往復で900円
だから、老舗旅館の朝食バイキングと日帰り入浴が1000円強で出来るというお得さです。
発売期間が3月一杯ということなので、使うとしたらこのタイミングしか有りません。

キップを無事購入し、 6時50分発 八戸行きの青い森鉄道に乗車。
朝早い時間ですが、車内は半分ほどの込みで、その半分が高校生。
多くの高校生が勉強してるなぁ、というのは前回乗った時と同様な感想です。

7時11分に浅虫温泉駅着し、そのまま南部屋海扇閣を目指します。

そちらで、バイキングと朝風呂を堪能。あー、大満足でした。
感想は、後日当ブログにて。

そして駅へ戻って、 10:01発の浅虫温泉駅発の青い森鉄道に乗りこんで、10:23分に青森駅着。
その後用を足した後に、「はまなす」「浅虫温泉」に続く、この日の第3の目的である、
「喫茶まろん」さんへ向かいます。

こちらは、「創太郎の出張ぼっち飯」(マチヒロキさん著/バンチコミック 新潮社)に出てきた
ジャマイカンカレーのお店。前回青森を訪問したときに行くのも考えたのですが、
マロンさんの定休日が水曜でしたので行けず、今回で無事リベンジ完了です。
カレーについてもまた後日。


そして、青森駅に戻って、同僚へのお土産を何品かかったのちに
13:00発のスーパー白鳥11号にのりますが、こちらが、新青森での清掃がどうのこうので、5分遅れて到着です。

白鳥は、もともと1961(昭和36)年10月に運行を開始された。日本海沿岸を走る特急でした。
大阪~青森・上野間を結んでいました。
当時、大阪駅~直江津駅間は青森駅発着編成と上野駅発着編成を併結して運行され、
国鉄内部では青森駅発着編成を「青森白鳥」、上野発着編成を「信越白鳥」と区分していました。

また、「青森白鳥」は大阪~青森間(当時1052.9km)を走るという、
昼行特急列車としては日本一の走行距離を有する列車でした

1965(昭和40)年10月1日のダイヤ改正で上野駅発着の「白鳥」を「はくたか」と系統分離した後、
青森駅発着の「白鳥」が単独で運行されましたが、
国鉄分割民営化を経て2001年3月3日のダイヤ改正により、大阪駅~金沢駅間は「雷鳥」、
金沢駅~新潟駅間は「北越」、新潟駅~青森駅間は「いなほ」に系統分割され、一旦廃止をされました。

そして、2002(平成14)年12月1日に東北新幹線が八戸駅まで開業したのを機に、
八戸駅での東北新幹線との接続。そして、当時津軽海峡線を走っていた
快速「海峡」が、機関車の老朽化や客車列車独特の作業の繁雑さなどの問題があり、
その問題解決を目的とした置き換えのため、
八戸駅~青森駅~ 函館駅間で運転を開始した特急の名前として復活します。

2010(平成22)年12月4日、東北新幹線の新青森駅までの全通にあわせ、
新青森駅で東北新幹線と接続する特急として新たに運行を開始しました。

そんな複雑な歴史を持った白鳥に乗るのも、多分今回が最後です。
この日は指定席です。指定席4号車に乗車、窓則の席なので、景色も綺麗です。
さっき、浅虫温泉で見た海の向こうの陸地ってここらへんですかね。

座席の背面には青函トンネル通過予定時刻が列車毎に書いてある
シールが貼っていて、いいサービスです。

この日は平日ですが、車内は結構混んでいます。

併走する新幹線の高架も車内から見えます。
途中、上り列車や貨物との交換があったり、蟹田ではJR北海道の乗務員と交替があります。

蟹田~木古内間は特急列車しか走らないのでこの相互区間内のみは
乗車券のみで特例で特急自由席に乗車出来るコースで、青春18切符も使えましたっけ。
青函トンネルが開通した1988年から28年間、
海峡線の列車が停車する本州側の最北駅として親しまれてきた蟹田駅は、
北海道新幹線開業後は静かな駅に戻るのでしょうか。

そして、乗務員の交代は蟹田ですが、JR東日本とJR北海道の境は中小国。
信号所を過ぎると津軽線と分岐して、海狭線の高架線に新幹線が合流。
さらにいくと新幹線の線路と分岐して、新幹線の奥津軽いまべつ駅の横を通過します。
新幹線駅を津軽海峡線が挟む配線で、昨年8月10日までは津軽今別駅がありましたが、
ホームは撤去されています。
ここも信号所的な感じで残るのですかね。


そして、青函トンネルへ。トンネル自体は、僕自身、きっと新幹線になっても使うことが予期できるのですが、
白鳥で通るのは最後になるかもしれません。などと少し感傷的になって、
竜飛海底・吉岡海底の通過を目視確認をして、いよいよ北海道に戻ります。

そして北海道新幹線の高架が再び見えて来ると次は間もなく木古内です。

その後も、江差線の景色は綺麗で、穏やかな海が目にはいります。
遠くに見える函館山の形も北海道に戻っていた感じで安心をしますし、
上磯のセメント工場の威容と、積み出しのベルトコンベアが海にのびている様子も
いつ見ても感動的です。

そういえば、渡島当別とか清川口は駅名に副駅名ができるとの報道もありました。

定時より5分おくれて函館に到着。そのまま駅近くの宿にチェックイン。
そこで、しばらくまったりしたのちに、函館市民の数多いソウルフードの一つ
「まる金やきそば」で焼きそばを味わったりして、その日は終了。

翌日は、10時35分の北斗五号で自宅へ戻ります。

この日は指定席もいっぱいなら自由席は超混雑のもよう。
ただし車内アナウンスで、
「大沼公園で外国からのお客様がおりますので」 とありました。
なかなか、親切ですね。

次にはまなすに乗るのが、3月のYuki Kajiura LIVEで上京する時で、
これが、どうやら最後になりそうですが、そのときのことも
こちらで紹介できたらいいなと思います。


さらに、青森では、温泉とかバイキングとかカレーとかに加えて、いいことがありましたので、
それはまた別の機会に紹介したいと思います。



と、いうことで。(´・ω・)ノシ
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