「孤独のグルメ」お正月スペシャル 真冬の北海道・旭川出張編
とても面白かったですね。

しかも、かつて私が富良野に住んでいたときに、よく歩いた場所や行ったお店に
ゴローちゃんがいるというのが、正月の深夜から大コーフンでした。
新年早々いいものを見せていただきました。

そんな私ですが、4日から8日の午前中までお仕事なのですぐには動けませんでした。
ただ午前中に仕事があがる1月8日は、旭川で、ガルパンの劇場版上映の最終日
ならば、なんとしても8日に行って、巡礼してからガルパンを見よう。
ということで、宿を確保。

その後、映画は15日まで上映が延長される発表がありまして、
しかも9日の上映時間が、11時50分から。
なら巡礼してから、映画が見られるじゃないか。

ということで、1泊2日、2巡礼 2ガルパンの旭川ツアーが決定!!

ただ、仕事が微妙にオシたということで、出発時間が予定より遅れます。
さらにこの日の昼ごろは、中空知で吹雪いていて、
しばらく道央道を順調に走っていたものの、美唄~滝川間が吹雪のため
不通とのことで高速を下ろされれます。
空にはお日様が出ているのに…。

高速を降ろされたおびただしい車のせいか、12号線はすごく流れが悪いうえに、
路面は部分によってはスタッドレスに磨かれてツルツルです。
そして、砂川の町を通過したところで、美唄~奈井江砂川が開通の情報が、
その後、滝川から再び高速に乗ってしばししたら、
滝川~奈井江砂川間の開通の情報が流れます。
この間で1時間以上タイムロスします。

なんか、微妙に歯車がズレてる感じです。

しかも宿にチェックインした時に、お世話になるレンタルパソコンが
すべて出ていて借りられないとのこと。
4時代にチェックインして、借りられないのは珍しいですし
ここも歯車がズレてる感じ。

ま、これも運と受け止めて、早速巡礼の準備です。

この日の訪問先は、「独酌 三四郎」さん。
「孤独のグルメ」お正月スペシャル 真冬の北海道・旭川出張編の最初のお店です。

この日泊まっている宿は、旭川に宿泊するときに三番目くらいの頻度でお世話になりますが、
そこから交差点三つぶんくらいでお目当てのお店があります。
旭川の歓楽街「さんろく」からやや離れているので
周辺は薄暗く、雪が舞っています。
開店時間めざして行きましたので、行った時間に
丁度、外の明かりがついて、暖簾が出てきます。

空腹に振り回されたゴローちゃんが
「ん?あの光 あったかそう」とつぶやいた光です。
白い清潔な暖簾をくぐって中へ。

ああ、なつかしい空間です。
いい飲み屋が持っている、時代にうらづけられたオーラを感じつつ
ゆっくりと寛げそうな、帰ってきた感の強さ。もうこの時点で頬がゆるみます。

こちら、来店するのは10年くらいぶりです。

その当時から、7時から飲みだすとかだったら予約必須。
かつては旭川の飲み屋に開店直後に行くことはほとんどなかったのでなおさら。
行ったときも運がよかったときでしたっけ。

ゴローちゃんは

「独酌って…。
 ひとり飲ん兵衛の巣窟かも。
 だが三四郎。
 俺の名前の五郎につながる。
 もういいや。
 この店でとにかく、暖をとろう。

 えっ…何ここ。
 なんとも渋い店に飛び込んじまったぞ。

 でもベロンベロン空気はない。
 下戸でも落ち着く。」

と言っています。

わかるわかる。でも、こういうところでベロンベロンってのも楽しいんだよな。
と思っていると、カウンター席に通されます。

ゴローちゃんが行った時に常連風さんが座っていたほうのカウンター席です。

そしてさりげなくおかれるメニュー。ああ、いいなぁ。
女将さんが、焼き燗の説明をしてくれます。
ふらっとQUSUMIで、久住さんが「水って焼くだけでこんな美味しくなるんだw」
とご満悦だった例の一品です。
このあと私は映画を控えているので今日は軽くビールをいただきます。

そして、竹の皮のメニューを見ながら吟味した風で
「新子やき」と、「かぼちゃの煮物」をオーダー。
新子やきは、番組のタイトルになってますし、
かぼちゃの煮物は番組ではサービスで出された代物ですが、
竹の皮のメニューに立派な筆字で書かれていたので、思わずオーダー。

ビールとともに登場したのが、お通しの酢大豆です。
豆のしっかりとした滋養あふれる味わいに
ほんのりと酢が利いていて、そのせいか軽くやわらかくなっているのがいい感じです。
お皿の下に行くにしたがって酸味が強くなってくるのも
手作り感を味わう気分です。

番組内では、

【お通し(酢大豆)】
女将のひと手間 お店の愛情

と紹介され、ゴローちゃんも
「うんうん。
 あぁぁ、こっちは違う。手が込んでいる。」
などとつぶやいてました。

メニューを見たら、「酢大豆、販売しています」と書いています。
名物みたいです。

続いて出てきたのがかぼちゃの煮物です。

番組内で
【かぼちゃの煮物】
ストーブの暖かさ そのままに…

と紹介された代物です。番組で見たやつよりもしっかりと鋭角に
面取りされています。底に敷かれた昆布は同じです。

箸を中に入れると、スッと切れます。これもストーブで暖めたんですかね。
口の中に入れると、まずはしみじみとした甘さがきて
口の中でほろっと崩れたのちに、じんわりとにこまれた
出汁の味がさりげなく出てきます。昆布のうまみも感じられます。

このほろり具合が絶妙で、熟練の技でありながら肩肘はっていない、
このお店によくあった、帰ってきた感じの味わいです。
底に敷かれた昆布も柔らかく煮込まれていていいです。

番組内でゴローちゃんは

「甘い。
 この腹加減に、この味、嬉しいじゃないの。

 へえ~。お父さんが書いてるんだ。
 あっ、全部違う。
 一つ一つ書いているのか。

 一つ一つ、心が込められている。
 そういううまさだ。昆布もいいなぁ。」
と呟いていましたっけ。

かぼちゃと酢大豆をつまみながら、ビールをチビチビやりながら
改めて店内を観察しますと、開店と同時に入ったのに
気がつくと、すでにカウンター席はほぼ満員です。
でも、オーダーを聞いていると、ここまでアカラサマなものをオーダーしてるのは
私だけで、みなさん地元かつ常連さん風です。

奥ではご主人が、焼き場の前で料理と対峙しています。
じわじわと炭火に炙られて美味しくなっているのが、俺の新子やきです。

あ、はたらきだいこくとあきないえびすが神棚に張られています
ゴローちゃんが
「神棚…。
はたらきだいこく。 あきないえびす。
働く七福神。
雪の中に、こんな店が、
ひっそりと旅人を待っていたなんて。
北国のエトランゼ。」
と呟いた上川神社のお札です。

そして、こちらは番組ではうつりませんでしたが、
わたしのすわったカウンター席の向かいには、ずらっと本が並んでいます。
あべ弘志さんの本とか、佐藤忠良さんの本とかが旭川っぽいです。

そんなことを見ながら待つことしばしで新子やきの登場です。

番組内で
【新子やき】
若鶏 炭火でじっくりと…
自慢のタレが 鼻腔くすぐる

と紹介された代物。新子やきを食べるのも久々です。

新子やきは、若鶏の半身を素焼きして、旭川ではタレで味付けした料理です。
鶏肉の美味しさと、タレの味わいがあいまって
素晴らしい快楽をもたらせてくれます。

まずは一口。

うん。やわらかいです。鳥の淡白ななかにしっかりとした旨みがあるのが、
たまりませんし、肉滴もたっぷり。
表面は軽くサクっと軽やか。脂が抜けて香ばしくなっています。
この表面のサク、中からジュワっ の組み合わせが最高です。
それにしてもやわらかいですし、奥までジワジワっと熱されて
美味しくなっているのは、炭火の遠赤外効果です。

そして、この美味しい肉に秘伝のタレがからみます。
この黒褐色のタレは、見た目どおり濃いのですが、
複雑な甘じょっぱさと、複雑な旨みがあって、
さらに美味しさを引き立ててくれます。
ああ、今回はご飯を注文しませんでしたが、絶対に美味しい。

ゴローちゃんも
「おぉ、こうきたか。
 ん~…うまいな、新子やき。

このタレ、いい。
これだけで、飯50杯ぐらい食えそうだ。」

などと言っています。わかるわかる

これは、「咲 Saki 阿知賀編」の新子憧ちゃんも大満足。
ああ、新鮮な新子はウマいなぁ。

新子焼きが半分くらいになったところで、追加の注文。
お願いしたのは、きのこ汁と卵焼きです。

注文して本当にすぐ出てきたのが、きのこ汁

こちら番組で
【きのこ汁】
器に潜むは 七種のきのこ
そのハーモニー 見事なり!

と紹介された代物です。深めの器に入って登場。
なかには淡い褐色のとろみのついた汁と、
茶色基調に、さまざまな色合いのグラデーションをつけているきのこという取り合わせが
まずはいい感じですし、立ち上る湯気も美味しい前奏曲です。

ゴローちゃんのように、ずずっ と音を立ててすすると

あ゛ぁ~、いい、これ。

このとろっとした飲み口に、まず頬が緩みます。
醤油ベースで出汁が効いたのすまし汁を濃くしたような味わいですが、
とろみがついているのでさらなる美味さを感じますし、
しかも、この汁に旨みの塊であるいろいろにきのこから
いろいろな旨みが複雑に溶け出していて、味わいを濃くしてくれます。

きのこもたっぷりで、溶け出した味わいを塊でいただくことができるのが
うれしいです。食感、歯ごたえもいろいろで面白いですし、
かむほどに口の中でアジが濃くなります。
なによりも飲むたびに素朴な味わいにやられて、心がほぐれる味わいです。

ゴローちゃんも、
「うわうわうわうわ。きのこ、いっぱい。
どれ…。
あぁ、とろ~りとうまい。
これはあったまる。」
などと呟いていました。


そして、きのこ汁とそんなに時間を置かないで
玉子やきが登場です。番組内では

【玉子やき】
ドド~ンと厚切り玉子やき
ワサビで際立つ その甘さ

と紹介されました。

しっかりとした分厚い玉子やきは、黄色と白と茶色のバランスもいい感じですし、
ちゃんとわさびもついています。
このわさびを添えてからいただきますと、
こちらもホッとできる味わいでして、
ほんのりと甘い玉子のじわじわくる旨みと
醤油の素直な味わいにアクセントになるのがワサビです。
このピリっと効いているところもいいです。

ゴローちゃんも
「何だ? ワサビ付きの玉子やき。
へぇ。玉子にワサビ、いい。
なぜ寿司屋でこれに気が付かなかったんだろう。
あぁ…、いいなぁ。」
などと呟いていましたが、確かになんで寿司屋で気がつかなかったんだ
という味です。

玉子、大根おろし、醤油で、「今、星がうまれた(カッ)!」と軍師っぽくいくのもいいですが、
ワサビと醤油もなかなかあなどれない味です。

そんな感じで、新子やき、玉子やき、きのこ汁と楽しんでいると
常連さんと、ご主人との会話が耳に入ってきます。

常「普段は、金曜の深夜にやってるんだよね」
主「あ、そうなんですか」
お、金曜深夜とか、孤独のグルメの話か?
主「いや、番組って12月××日に撮影したんですけど、
朝6時からはじまって、12時間かかりまして、
あと、原作者の人とかも食べに来て」
常「ああ、そうなんだ」
主「この日、夜に予約入れてて、それははずせないって言ったら、こうなりまして、
でも、あれですね、女優さんとかは、前日に来てくれたんですよ」
なんて話が自然に出てくるのがいい感じで、来てよかったです。

ちなみに、僕があれこれ食べている間も、結構な頻度で電話がなっていて、
予約などの確認をしている模様です。
もとから人気店ですが、孤独のグルメのおかげか、さらに混みそうな予感。

気がついたら、歯車のズレた感じもすっかり直ってまして
「俺は腹が減っているだけなんだ」というのを実感したりして、
どんだけ孤独のグルメフォロワーですか。

あと、ご主人が一言一言書いている箸袋のメッセージが
「笑門」ってのも、ズレた歯車が戻るきっかけでした。

と、いうことで、あらかた食べ終わったので、

【手造りつけもの】
飯には欠かせぬ 仲間たち

【タレごはん】
タレをまぶした 温かいご飯
美味しい米が さらに輝く

【身欠にしんやき】
醤油ひとかけ 生姜を添えて!
飯が進まぬ訳がない

頼んでませんが、満腹なので、おいとましましょう。

ごちそうさまでした。

というか、久々の巡礼飯だったのでゴローメニューばかりでしたが、
次はそんなのにとらわれずに気になったものを食べながら
北の焼いた水こと、焼き燗を頼みたいな。


と思いながら宿にもどったら、フロントの人に
「お客さん、PCあきましたけど、いかがいたしますか」
などといわれました。

もらった箸袋に書いてあった「笑門」のご利益があったかな、
などと考えながらレイトショーに備えたのでした。

翌日は自由軒に行ったのですが、長くなったので、いったんここで終了です。


自由軒についてはまた後日書きます。


ということで (´・ω・)ノシ
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://radiofhf.blog65.fc2.com/tb.php/2009-b14941ac