先日、はまなすとはやぶさとはくたかとりょうもうに乗って
群馬~都内を巡礼してまいりました。

そんなお話です。



金曜日、仕事を終えて倶知安駅へ向かいます。
が、駅前の駐車場が満車です。数日間、車を置いていくことを考えると
近場にもとめられない。

ということで急遽、小沢駅まで走ります。
できれば、然別まで行って一本早い然別始発の列車に乗りたかったのですが、
これには残念間に合いませんでした。

ということで小沢駅に18時着。
現住所から3番目に近い駅ですが、初めての利用です。
かつて岩内線が発着したホームに小さな待合室がありますが、
駅への入り口は跨線橋のすぐ横で、本当に待合室のみの機能です。

待合室は綺麗に掃除されていて、駅ノートも置かれていますが
あんまり見る時間もないので今回は素通りして跨線橋を渡ります。

年季が入った板張りと武骨な鉄骨の組み合わせが
古さとかつて分岐駅だったことを実感できるりっぱな跨線橋には
共和町の観光案内などが書かれていて、パンフレットも置かれています。
岩内線が廃止になって、ここが唯一の共和町の駅です。

小沢駅で小樽行き2947Dに乗り込みます。
ほぼ座席はうまっていますが、途中銀山、然別、仁木で高校生が降りていきます。
この路線を使う高校生などにとっては大切な足です。
北海道新幹線が札幌延伸した暁には
ここも廃線になってしまうんだなぁ、などと感慨に浸りながら、小樽駅に着。

19時28分発、新千歳空港行き836Mに乗り込みます。
この列車は快速エアポートの編成を使っていますが、
「表示にかかわらず全席自由席です」との車内アナウンスが入ったので、
迷わずU-シート、しかも窓側に座ります。コレは幸先いい。

20時13分に札幌着。夕食がまだなので、駅近のカレー屋サンで
日替わりカレーのチキンカツカレーをいただいてから
1時間ばかり、近くのネットカフェで時間をつぶします。

そしで、ビールとかハイボールを買ってから、21時30分くらいに駅に戻って本日のお楽しみ
「はまなす」が入線してきている4番ホームへ。

「はまなす」は、 現在定期運行をしている唯一の急行で、定期運行している唯一の客車列車で、
定期運行している夜行で唯一座席が連結されている列車です。
しかも、北海道新幹線開通にともなう3月末のダイヤ改正で、廃止になってしまうのです。
ということで、少しでも多く乗りたいとのことで切符を手に入れたというわけです。

ホームに行くと、すでに停っています。
威風堂々の風格です。

でも、自由席の車両とかは、金属疲労という言葉ではあらわせないほど
腐食しているような部分もあり
次のダイヤ改正での廃止もやむなしかな、などと
少し切なくなったりして。

ま、廃止の原因は、今使っている機関車が、新幹線開通で電圧が変わるために使えなくなることなのですが。


ホームを歩いていると、カーペットカーも見えます。
外から見るだけですが、ウラヤマシイ。
あれに乗るために一ヶ月前の発売時間に行ったのに
とれなかったんですよね。残念。

先頭のDD51機関車のところには、鉄道マニアが5~6人カメラを構えていて
気分があがります。私も便乗して写真を撮ったりして
そして、自分の寝台へむかいます。

前回乗った寝台はサンライズ出雲だったので、
ひさびさの開放B寝台です。
おなじみの車両ですが、現在定期運行されているのは、はまなすだけです。
この日はB寝台車両が1両増結されていたので、
何回か注意をうながすアナウンスが流れます。

この日は上段。上段は荷物を置くスペースが広くていいですね。畳まれているシーツを敷いてから、
毛布をくるんでいるシーツを引いて寝床を整えます
と、シーツにくるまれている毛布には「北斗星」と書かれていて
なんかこれもせつない感じです。
でも、寝台に乗って思い出すのは、就職試験のために北海道に来るため乗った
三段寝台です。あれにくらべれば、二段寝台って豪華ですけど、
今は郷愁を感じます。

22時に定時出発。ありがとうございます。
しばらくして、オルゴールが流れて車内放送が始まります。
「明朝~時」というアナウンスがいかにも夜行列車に乗っているという風情で良いです。

折りたたみの椅子に腰をおろして、
北広島、千歳と駅をとまっていて、オレンジ色の街灯とかが綺麗で
ぼおっと見ていますが、南千歳を過ぎたところで、明日朝が早いということで、
寝台へ向かいます。
向かいの寝台の人もすでにカーテンを閉ざしています。

JR柄の浴衣に着替えて、寝床に入って、ビールを飲みつつ、
持参したラジオを聴きながら夜をすごします。
苫小牧とかあたりまでは、最終列車として使っている人もいるので、
自由席とかはにぎやかでしょうが、寝台車は静かです。

と、気がつくとオちていました。

はっ、と目覚めると時間は午前4時を過ぎています。
函館の機関車交換イベントを見逃してしまた。残念。

列車は江差線を快調に進んでいます。
5時間ばかり睡眠とったので、寝台から出て、再び折りたたみ式のいすに腰を下ろして
青函トンネルに入る瞬間を目にするために夜景を見ます。

知内でしょうか、少しだけ大きい感じの町を過ぎて、
何度か短いトンネルを通過してから、いよいよ青函トンネルです。
何回通過しても、その規模の大きさに圧倒されますし、
注意深く見ているので、吉岡海底駅も竜飛海底駅も確認できました。

でも、この世界最大規模の鉄道施設をJR北海道が管理をするというのが
いろいろと余裕のないJR北海道的には負担になっているんだろうな、という気もします。

そのまま本州上陸までずっと外を見ています。
あー、本当に来たんだなと、感慨もひとしお。
いったん寝台にもどって、整理を始めます。

すると、おはよう放送が流れますので、本格的に下車の準備。

浴衣から着替えて、浴衣やシーツや毛布をたたみ、
荷物を持ってから折りたたみの椅子に腰を下ろして再び外を見ます。
外は少しずつですが白み始めてきます。
夏だったらもう少し外も見えたでしょうが、はまなすに次の夏はありません。
残念です。

そんな感慨にふけっていると、再び車内放送がはいりまして
列車が10分遅れているせいで、接続が微妙とのこと。
果たして大丈夫か。

窓の外は次第に民家が増えてきて、町に近づいているのがわかります。
久々の青森です。

そして、定時から7分送れて青森着。
本当は電気機関車が接続されている様子も写真におさめたかったのですが、
時間が遅れたということで、断念し、6時28分発の新青森行きに乗り込みます。
奥羽線のはずなのに、青い森鉄道の車両で運行されているみたいで、
こういうのも面白いです。

はまなすの接続客を待っていたので、2分送れて6時30分発
6時35分に新青森駅に到着。ここで乗り換えるのも初めてです。
エスカレーターからは、歓迎のねぶたも見えます。青森だなぁ。

改札外の売店はやってなかったので、改札に入って
朝飯を調達しますが、まだ駅弁やサンは営業していません。
が、キオスクがあいているということで、そこでエビスビールと鳥飯弁当を購入。
最初は海鮮系の青森ならではのお弁当に行きたかったのですが、ありませんでした。
でも、これも伯養軒のお弁当だからと自分に言い聞かせたりして。

そして、ホームにあがって、待っている新幹線はやぶさ8号に乗り込みます。
ここでの最大の興奮ポイントは初めての東北新幹線盛岡~新青森間ということとともに
人生初の、新幹線のグリーン車です。

思えばはまなすの寝台が取れたということで、油断したせいか、
新幹線の切符の調達をしばらく忘れていて
思い出して行った時には、すでに指定席が完売。
途方にくれていると駅員さんが
「グリーン車ならありますが」と言ってくれたので、即決。
そんないきさつこそはありましたが、でも楽しみです。

グリーン車のマークが書かれた自動ドアの前をふむとしずかにドアが開いて
ゆったりとした座席スペースと、落ち着いた空間がいい感じです。
腰を下ろすと、すわり心地のよい椅子が最高です。
そして、列車の発車を待ってからビールのプルトップをかしゅっと引きます。
井之頭五郎氏ではありませんが、「せめて列車が動き始めてから食べればいいのに」です。
ゴローちゃんが、新幹線の中をシウマイ臭くしたジェットテロの回での名言です。
東京駅を出発してすぐに駅弁を食べ始める出張サラリーマンを
「どうしてあんなにせっかちなんだろう」とあざ笑った時のせりふです。

「どうしてああせっかちなんだろう。せめて列車が動きはじめてから食べればいいのに……。
俺は少なくとも新横浜を過ぎてからだな。せこい出張でも少しは旅気分を味わいたいじゃないか。」

せこい出張ではありませんが、ワカルワカル。
ま、七戸十和田までは到底我慢できないので、すぐに掛け紙をはがしてからいただきます。
うん、美味しいです。野辺地の鳥めしとは違いますが、鳥のしっかりした歯ごたえも、
濃い味付けも、そぼろの素朴な味わいもビールにあいます。

あー、列車の中での駅弁とビール、朝からこんなに贅沢でスイマセン。

でも、この区間、トンネルが多いので、そこまで車窓という感じではないですが、感じ感じ。

七戸十和田駅もはじめてです。ここって、南部縦貫鉄道と接続する計画もあったんですよね。
ああ、それも残念です。

その後八戸の工場地帯を見たり
まだわずかに紅葉が残る山のようすを見たり、
フットレストとリクライニングの気持ちよさに身をゆだれたりしながら盛岡着。

ここからは、すでに乗ったことのある区間ですが、
グリーン車ということもあってか、なんかいい景色です。
仙台を過ぎると比較的頻繁に乗ったことのある区間
しかも軽くビールもまわっているということで、軽くオちてしまって、
気がついたら那須塩原。

その後名残惜しいですが、栃木県の景色を見ながら下車の準備。
この時、車内アナウンスでは、10分遅れで運行しているとのこと。
大宮での乗り換え時間がわずかなので大丈夫かと思ったところ
次にのる「はくたか557号」は待っていてくれるとのこと。ありがたいです。

ということで大宮到着。乗り換え時間もわずかなので、新幹線の写真は撮れずに残念。
そして待っている「はくたか」に乗り込みますが、さすがのゴールデンウィーク、満員で
高崎まで立っていたので、初めての北陸新幹線車両もし
シックな内装を味わう程度で終了です。

高崎に到着したところで、今度は富岡目指して上信電鉄へ。
上信電鉄にのるのも久しぶりです。
3年ぶりの高崎駅で、かつてはJRと改札なしで乗り換えられた0番線ホームも
今は、外へ行かなければ乗り換えられません。ま、あの日からだいぶたっています。

高崎駅に止まっている車両を見たり、古い車両を利用した待合室などを見ながら
発車時間になったので、10時59分初下仁田行きの列車に乗り込みます。
三連休の初日ということもあってか、観光客風の人がほとんどです。
途中で柿木に赤い実が残っているのも風情があります。
うん、前回のった時には、佐野のわたし駅とか、高崎商科大学前駅なんてなかったなぁ。
でもローカル私鉄の風情って、JRとも違う味わいがあっていいですね。

と、上信電鉄のよさを再認識して、富岡へ。
その後も目的を果たして上信電鉄にのって、高崎。
高崎で目的を果たしてから両毛線、東武伊勢崎線と乗りついて、
この日の宿である大田についたのでした。

そして、翌日は「りょうもう」号で浅草に向かいましたが、
この日も寝不足だったということで、館林を過ぎてから意識が飛んで
気がついたら東武動物公園でした。

その後は、越谷の団地の風情との再開に感動したり、
間近で見えるスカイツリーに圧倒されたりと、
学生時代は東武民だったにもかかわらず、あまり縁がなかった線を堪能したのでした。


ああ、いい列車にたくさん乗ることができてよかった。


でも、はまなすは、あと何度か乗りたいな、と改めて思ったわけでした。
そんな体験ができたら、またこちらで報告したいと思います。




では、また(´・ω・)ノシ
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