先週は大阪で、「何だよカープ、強ぇじゃん」などと言ってウカれていましたが、
現在はシュンとしています。

しかも、この三連戦、北海道の民放では珍しく全試合放映していましたが
おかげで、翌日職場に行くと、会う日と会う人に
「昨日も残念でしたね」などといわれて、さらにシュンとしてしまいます。

ま、この三連戦はなかったことにして、また今日から切り替えて
イーグルス戦をがんばってほしいものです。




そんなファイターズ戦の前のカードはバファローズ戦
京セラドーム大阪に野球観戦に行った時、
その前後に色々と食べることを計画しました。

特に、京セラドームで食べる色々な物と、
百合子のひとりめし巡礼はお楽しみにしていました。

「百合子のひとりめしは」は、先日復刊ドットコムから出版された
久住昌之さん原作、ナカタニD.さんマンガです。

離婚してはじめてひとり飯をするようになった象(すがた)百合子さんが、
どきどきしながら、ひとり飯者としてのスキルをあげていくマンガです。
一人で初めての飲食店に入る緊張感を体験させてくれますし、
安定の久住作品。食の面白さを色々な角度から、よく描いてくれるので、
今回の巡礼のラインアップに加わりました。

さて、この日は以前ブログで書いた通り、新今宮の駅に到着したのが21時過ぎ。
そこから、ジャンジャン横丁にいく階段を下りる。
ここって「咲」の中で、姫松高校の愛宕妹と末原がが会話をしている
回想シーンに出てきたところです。
図らずも聖地巡礼をしてしまいました。

そこから、翌日の目的地である「八重勝」が閉店準備をしているのを横目に、
5分ほどで宿に到着をしたのですが、新世界は串カツ屋だらけでして、
人が並んでいる店も、そうでない店もそれぞれありますが、
途中に「だるま 動物園前店」に列が出来ているのを
横目に見ながら、そういえば朝ご飯を食べたあとは、
新千歳空港でサンドイッチしか食べていないのに改めて気が付きました。

そもそもこの界隈が、串カツ屋さんだらけなのは、昭和四年に「だるま」さんが
始めた串カツが元祖みたいで、
それが広まって今ではほとんど新世界のソウルフードになっています。

なら、ここは「だるま」さんにも行って、翌日の「八重勝」と食べ比べをするしかない。
ということで宿チェックインをすませると、すかさずお店へ。
ソースの二度付けは 禁止やで!!
と大書されているおじさんの看板がインパクトあります。

先ほど出来ていた列がだいぶ短くなっていて、2人くらいしかいません。
この時間にしては、回転が速いみたいです。
ということで並ぶと、後にも何人も並びますが、10分程度で店内に入れました。

まずは生ビールと、串カツ、紅ショウガ、牛タン、レンコンをオーダー。
すると出てきたのが、ソースの入った銀の入れ物と
銀の小さいボウルに入ったザク切りのキャベツです。

一昨年末にKalafinaのライブがサンケイホールブリーゼでありましたが、
その後に寄った梅田地下の「七福神」さん以来です。
そういえば、ぶらり横丁の再開発の話しはどうなったのでしょうか。
あの空間にもう一度身を投じたかったなぁ。

話しをもどして、このキャベツですよ。
ジョッキのビールをまずはグビッとのんで、ああああ、喉が喜んでいます。
そして、サラサラのウスターソースを軽くすくうようにして
キャベツにつけてポリッといくと、キャベツの甘さをソースが引き立てます。
あー、ビールがしみます。
ソースをつけただけの生のキャベツなのに、なんでこんなに美味しいのか。
しみじみと、大阪に来たことを強く実感。
もうすでに楽しい大阪の夜です。

そして、銀色のパットに置かれる4本の串。
明るいきつね色した衣は、使われているパン粉がきめ細かいせいか、
みっちりとついているのが印象的で、
形だけ見ると、元祖串カツなんて小さいアメリカンドックのようでもあります。

まずは串とソース面を水平にして、半面たっぷりとつくように
ソースの海に沈めて、半分がソース色、半分がカツの色になるようにして
かぶりつきます。

うん、うまいです。これですこれ。
衣は以前食べた七福神さんや、ホワイティー梅田の鳥の巣さんで食べたやつよりも
サックリとして軽やかな感じですし、
このサックリとした衣の歯ごたえと中の肉から出てくる
アツアツな肉滴と、肉のうまみに脂のあじわい。
これがソースのあじとあいまって、最高です。

あああ、いいなぁ。

続いていただいたのは、鳥の巣でみつけて、七福神でも狙っていた物の
食べることが出来なかった紅ショウガです。
この衣越しに見える赤い色合いからして、たまりません。
こちらもソースを反面につけていただきますと、

うん、紅ショウガの刺激がソースの甘さで引き立ちますし、
サクサクの衣とパリパリの歯ごたえのバランスがいいなぁ。

よし、このタイミングで追加の注文です。
えーと、なすびと、トマトと、牛ヒレをお願いします。

そしてレンコンもシャックリとした食感に
軽やかさを加える薄くても存在感のある衣。
そして、ソースの味わいもいいですし、
はじめて食べる牛タンも、タン独特の味わいと
肉滴に加えて、歯ごたえが、衣の軽やかさとあっています。
これもソースがいいですね。

ビールもすすみます。

そして、出てきたのが、牛ヒレです。ヘレ肉ですヘレ肉。
うん、牛の柔らかさが串カツの中でも生きてますし、
ナスビは穏やかな茄子汁に顔が緩みます
そして、トマトから出てくるのがアツアツなお汁です。

これはビールで冷却しなければ。
でも、このさわやかな苦みとソースの味わいも
問題なしです。

ああ最高です。

ということで時間は22時近くなってきましたし、
あまり腹パンパンにするのもなんですし、明日もあるので
今日はこれくらいでおいとましましょう。

ごちそうさまでした。あー美味しかった。

ちなみに、「だるま」さんは、昭和4年(1929)に新世界にて創業した
元祖・串カツ専門店で、先述のソースやキャベツに関することなど
新世界の串カツスタイルの多くが、このお店発祥となっているそうです。


そして、宿へ戻ってブログの更新などをしてこの日は落ちたのでした。


翌日。7時に宿の朝めしを軽く食べて、
野球観戦に必要な道具だけ赤いリュックにつめて、
10時15分くらいにやどを出ます。
そして、「百合子のひとりめし」巡礼場所の八重勝へ。

こちらは「百合子のひとりめし」二食目 ジャンジャン横丁の串カツ
に出てきたお店です。

百合子さんが一人飲み屋さん、初体験
ではいったお店です。

漫画の中でも若者が、「あ、今日、空いとるやん」「ホンマや ラッキー」
といったお店だけあって
開店前から20人くらいが列を作っています。
オトナシク並びながら、百合子のひとりめしをさりげなく読んだりして
巡礼アピール中。でも、そんなのしなくても、ふつーに人気店です。

待ってる間もにぎやかな感じでいろいろな人が通り過ぎています。
土曜日の日常をおくっている人もいて、街は活気がある感じで動いています。

この新世界とかジャンジャン横丁の雰囲気に圧倒されて、
百合子さんは
「たしかに独特の スゴイとこね 立ち呑み屋さんが いっぱいでどこも満員
 女子がひとりで 来るとこじゃ ないかも…
 ここも 無理っ
 なんか足が 疲れて きちゃった ホテル帰ろっ かな…」
などといってます。

でも、百合子さんは、若者の声に押されて、
「ふー
 よし! 百合子 行け!!」と言って中へ入りましたが、

一人飯上級者の井之頭五郎氏は、
孤独のグルメ第7話「大阪府大阪市北区中津のたこ焼き」のなかで、
「うーん
やたらと いい臭いが たちこめている」
「ああ… お腹が もやっと してきた」
といいながらも、
「入るにはひるむなあ この雰囲気…」
と思い
「ああ…俺の座る 場所がどこにも ない街」
などと言って、結局ホテルまでタクシーで戻っています。

ここもずぼら屋とかの看板があるので、新世界です。

うん、百合子さんの勝ちですか。

なんてことを考えながら待っていると開店の時間です。
まってました。

カウンター席に腰を下ろして、まずは生とどて焼きを注文します。
朝10時30分ですが、どうせ球場でも飲むからええんや。

ほどなくして出てきた生を百合子さんのごとく
…ごくり ごくり ごくり…
ンマ~~~~い
できた じゃん アタシ! エライっ!
とのどを潤すと、
八重勝と書かれたお椀の上にどて焼きが三本おかれます。

うん。ウマい。

とろとろになっている牛スジ肉を
白味噌やみりんなどで煮込んだものですが、
お肉の柔らかさとスジならではの野趣に富んだ味わい
そして、白味噌・味醂由来の、自然な甘さが
お肉の味わいとなんともあっています。
そして、コテコテな旨みの組み合わせがビールにも
目の前にあるたっぷりの生キャベツともあいます。

カウンター席に腰を下ろしているので、中の様子がよくわかるのですが、
目に付くところにある四角い銀色の調理器具のなかで
グツグツいっているのは伊達ではありません。
目の前で美味しくなっているのがウレしいですし、
たくさん串が並んでいますが、次から次へと注文されて
出て行きます。
うん。いいなぁ、カウンター席。

百合子さんもお店では
「ふーん、甘味噌なのね 想像と全然 違う…」と思いながら
帰ったときには
「でも「どて焼き」って 意外なおいしさだったナ
ちょっと甘くてさ 味噌仕立てで」
「目の前で グツグツ やってたやろ?」
「うん、あれって オトナの駄菓子 だねっ」
などとお気に入りなんっていました。わかるわかる。

そして、3本あるのもうれしいです。
一本目を食べつくしたあたりで、次の注文です。
ここは、巡礼ならではの、百合子さんオーダーメニュー。

「すいませぇん
グリーンアスパラ 一本となすび一本 えび一本と玉子 一本下さい」

そうだ、あと今日もカツようにゲン担ぎで
「あ、あと串カツ」
とオーダーをして、どて焼き二本目もぐもぐしながら
あらためて周囲を観察。
目の前で、おびただしい具につなぎをつけて、衣をつけて
油で満たされたなべの中にすべり落としています。

じゅわじゅわと爆ぜる具合がしだいに変化していって、
それに応じて職人さんが軽やかに手際よく油の中で具を泳がせています。
鉄板焼きもライブですが、串カツもライブです。

衣は、だるまみたいにびっちりつける感じではありません。
比べると、やや厚いかんじですかね。

そして、目の前の銀色の油きりパットに乗せてくれます。
「あいつから気をつけてください。」
まぁ、串ごとアツアツの油の中を泳いでいたのですから当然です。

と、串を軽くさましてから、まずはでてきたアスパラから。
昨日同様、銀色の器のさらっとしたソースを半面にたっぷりつけていただきます。
うん。確かに衣はやや厚めでサックリしていますが、
こころなしかふっくらしています。
この衣の半面ソースを吸い込んでいまして、
そんな衣の味わいと中まであつあつの青い味わいにくわえて
たっぷりのアスパラの滴がいい感じです。
しゃおっ とアスパラの味わいを堪能したあとは、エビです。

エビは注文が入ると目の前で殻をむいて串をうっています。
この直前まで殻を向かないところが、鮮度と関係あるのでしょうか
こちらもソースをつけたあと、さくっといきますと、
ビックリするほどプリプリです。歯ごたえがうれしい抵抗で
このぷりっとした抵抗を噛み切ると海のエキスがあふれてくる。
ああ、たまりません。
衣のバランスもよければ、ソースにもあいます。

さらになす汁たっぷりのなすといい、
牛たべている感じを満たしてくれる串カツといい、いいなぁ。

そして、百合子さんが格闘した玉子です。

「うわ 玉子って… 
 うずらかと 思ったら ニワタリなの!? デ…デカ!!
食べにく~
 …でも ンマ~~~~いっ」

と百合子さんがいっていましたが、いかがなものか。

こちらは、中の味が淡白なのが必至なので、全面にソースをしみこませて
いただきます。

うん。ンマ~~~~い。

固ゆでの白身や黄身と衣、ソースの按配がよくって、
庶民的なスコッチエッグです。

串も美味しければ、ビールもいい感じです。
ああ、幸せだなぁ。

とはいえ、このあとは野球もありますし、球場グルメもありますので
後ろ髪をひかれる思いですが、こちらをあとにしましょう。

ごちそうさまでした。

ああ、こんどはもう少し時間的制約のないときに訪れて
串カツとビールで腹パンパンにしたいなと思いながら

「飛び込んで みれば
 あったかい じゃない…」
と、ゴローちゃんに聞かせてやりたい、百合子さんの感想をひとりごちながら

こちらをあとにしたのです。

そう、あと、翌日は、一食目 新世界のハンバーグ定食 に出てきた「日吉食堂」の
跡地を通って球場に向かいました。
ちなみに、現在は は串カツの横綱があって、でっかいキン色のビリケン人形が
ニヤニヤ笑いをうかべています。

まぁ、それっぽい雰囲気のお店で肉吸いを食ったからええか。







かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした(´・ω・)ノシ

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