おととい、朝食を買いにいったコンビニで、「SPA!」の最新号が売られているな、
と思ったら、孤独のグルメの新作が乗っているのを発見。
2ヶ月ぶりだな、よしよしと思って、表紙に書かれたタイトルをよく見たら、

「パリのアルジェリア料理」とか書いてあります。

ええええ

ま、パリとか言っても、日本のパリとかでしょ、
とタカをくくりながら、早速中を見たら、
エッフェル塔とか行ってるじゃないですか、これはガチなおフランスのパリです。
あああ、これは、聖地巡礼のコンプリートは凍結せざるを得ない。
確かに、孤独のグルメ巡礼のために、伊豆はおろか、鳥取にも行き、
そして、来月は博多にも行くというワタクシですが、
でも、パリはねぇぇぇぇ

原作版「孤独のグルメ」の巡礼は、あと、一軒「日暮里」と追い詰めたのですが、
うむ、無念です。

ああ、新作が読めて嬉しいのと、巡礼のコンプリートが出来ずに悲しいのと
複雑な心境ですが。

ま、新作が読めるのはうれしいところですね。
二ヶ月ぶりです。



さて、今回のタイトルは冒頭でも書きましたが、「【特別編】パリのアルジェリア料理」です。


以下ネタバレになりますので、未読の方はご遠慮下さい。



所要でパリに行くことになったゴローちゃん。
お得意さん〔社長〕に頼まれて、エッフェル塔の真下からの写真を撮影。

「うひょ~っ」
[こりゃ面白い」
「巨大な万華鏡だ」

最初は、お得意様の娘さんに言われたので、まぁ、オツキアイ程度で行った感じですが
すっかり関心して
「いやぁ/若い子は面白いこと考えるなぁ」
「あの写真を/もとに/織物を作ろう/なんて」

ただ、頭を使ったらお腹がへるのはいつものゴローゃん
女の子の発想に関心したことから、この街を女性と歩いたことをも思い出したか、
以前小雪と行った、アルジェリア料理店を目指します。

地下鉄を乗り継いで20分で向かうアフリカ街
「ああ/何年ぶりだろう」と感動することしかり
たぶん小雪と来て以来ですか。
ということは、江ノ島のまんじゅうやと同じくくりですかね。
そして、庶民的なところが大好きなゴローちゃん

〔やっぱり観光名所やシャンゼリゼよりも/馴染むなぁ〕
と感想を思います。

肉と靴同じように陳列して売るのを見て
〔こういう人々をこういう人々のまま呑み込んでいるパリが好きだ〕
などともの思っています。

腹が減っているのに余裕なゴローゃんです。

そして目的のお店を発見
なつかしい親父の姿に思わず中に入るゴローちゃんですが
店の外にしかメニューがないのに、改めて気がつきます。

ただ、サービスで出てきたパン大して、

〔このちょと/ポソポソしたパン/がうまいんだ

どっさりある/焦らず こいつを/ちぎり食いつつ/思い出そう〕

と、あくまでも落ち着いているモードです。

「もそ」「もしゃ」「うん」「もそっ」
ウマイ 庶民パン 庶民パン

庶民パンってのは、松重ゴローっぽい言い回しです。

そして、腹にものが入って落ち着いたところで
「あ そうだ / クスクスなら/ わかる」
「クスクス/頼もう」
と、まず一品決定。

そして、日暮里でも展開した、店内にいる先客が食べているものを
頼む作戦を決行。

ゴローちゃん自身、これには
「盗み見真似っこ作戦」とかわいらしいネーミングをつけて得意げです。

さらに「シシカバブー」を注文しますが、通じないのに気がついて
顔芸をキメながら「あー ケバブ!!」と注文。

ここでオーダーもすませたので、さらに余裕を持って周囲を観察。

〔しかし 客は/ほとんどオッサンだ

テレビ観ながら昼飯/なんて 日本の駅前の/ラーメン屋と同じだ
おひとり様も / 結構多いぞ〕

そして料理が登場。

今回は料理にある説明書きが復活しています。

選択した、トリッパ〔ハチノス〕のトマト煮込みと、
北アフリカで味噌汁のように飲まれるこれもトマト味のハリラスープに
クスクスについてくるスープが並ぶのを観て、

「う」
〔汁もん多し

しかもトマト味 / かぶりすぎ〕

ここで、もはや芸の域まで達したといえるかぶり芸を披露。

ただし、
「でも、/ ま パンも / あるし / いいや」
「いただき / まーす」
と、
あくまでもポジティブなゴローちゃんです。

そして、スープと具をかけて混ぜたクスクスの食感に
 
〔これは日本に無い食感 / いかにもアフリカ〕

と思い、レモンを大胆に絞っていただくハリラスープには
〔小雪が大絶賛 / だったな〕
との感想を思いながら、
「酸っぱウマい!」とペルー料理店で以前に言ったような感想です。

そしてトリッパ煮込みとも味がかさならなかったようで

全部トマト系の / 見た目だけど / 味が全然違うよ
大丈夫 / 失敗していない
野菜がっぱい / 入っているのも / 嬉しいじゃないか   「ズル」
肉も     「かじっ」
どれも日本人 / 好みの味     「うん」「うまい」

だそうです。汁もん、トマト味とかぶらせるかのように見せかけて
食べてから「失敗していない」とご満悦する流れは
ある意味孤独のグルメの王道的展開です。

そして、心にゆとりができてきたのか、食欲が記憶に直結する
グルメマンガ王道の展開か、記憶の扉が開いて

なぜ小雪とであったか という思い出に出会いますが、
ここでひっかかったことがひとつ。

酒がない料理は
ハラス料理ではなく、ハラル料理ではないですかね?
一応調べたのですが、ハラス料理というと魚のお腹を使った料理しか出てきません。
単行本でどうなるのですかね?

話を戻して、
ここまで順調なゴローちゃんですが、
お客さんが飲んでいる「セレクト」というジュースにチャレンジ
しかし、これはおきに召さなかった様子

〔ん……なんだ この / ひねくれたコーラ味
ウマイんだかマズイ / んだか判断しがたい

でも、こんなもん / 飲みながら飯食う / 人の気が知れない
チャレンジ大失敗〕

うん、わざとらしいメロン味とか、色彩的に最悪といいながらも
楽しんでいたチェリオ
大満足のインカコーラに比べると、相当評価が低いですね。
「ひねくれたコーラ味」「わざとらしいメロン味」
言ってることは同じような気がしますが

そして、この失敗からまた火がついて、
ライスを注文。

自分の注文が通ったあとも
〔日本語が/通じなくても/なんか落ち着く

世界中のどこに行っても/こういう店が分相応な/男なんですよ〕
と、高崎で焼き饅頭を食べたときのような感想を述べます。

てか、高崎でも小雪との思い出にひたっていたぞ。

ここも前作を思わせてくれていいです。


そして、サフランライスがきては
「やっほーっ
 飯だ 飯だ!!」
とウカれます。

この時点で、飯と、クスクスと、フランスパンと
主食がカブっているのですが、そこは気づかなかったもようで
ご満悦です

でも、トリッパやスープみたいにいかにもかぶりそうなのが違う味するくらいですから
これくらいいいですか。

そして、

〔とどのつまり / 米ですよ我々

 ごはんとおかずと / 汁!

この三本柱があれば / どこでもニッポン〕

「ふふ」
「なんか妙だね」

〔ここ…どこだっけ
パリだったよな〕

と、今回もドラマ版のような余韻の残し方で終了です。


今回も、ジュースにやられなからも、
ゴローちゃんは結局満足するという展開でした。

しかも、上述したとおり、
高崎の焼き饅頭とか、石神井公園のおでんとカレー丼とか
信濃町のペルー料理などを思わせてくれますし、

いままで断片的にしか出てこなかった、
小雪との思い出がいろいろと出てくるところなどが、
なんかなごみました。

駄洒落がなかったのも、初期の孤独のグルメみたいでした。

あー、面白かった。

できれば、ここにも行って、全品いただきたいのですが

うーむ。ハードル高いなんてもんじゃないぞ。



ちなみに、今回ゴローちゃんが訪れたお店は、
シャトー・ルージュ駅東のミラ通りにある「RESTAURANT L'ETOILE」
だそうです。

だから、パリとかハードルが高すぎです。
鳥取とか、博多ですらヒーヒーしてる身としては
ギブアップです。

まだ、日暮里すら行ってないのに


ちなみに、既刊の単行本(新装版)に出ていない話は


【第19話】静岡・青葉横丁の汁おでん(2009年6月掲載)
【第20話】東京都新宿区信濃町のペルー料理(2010年3月掲載)
【第21話】東京都品川区東大井の冷やし中華とラーメン(2010年9月掲載)
【第22話】三鷹のお茶漬けの味(2011年6月日掲載)
【第23話】下北沢裏路地のピザ(2011年11月日掲載)
【特別編】鳥取県鳥取市役所のスラーメン(2012年5月掲載)
【第24話】駒沢公園の煮込み定食(2012年12月掲載)
【第25話】東京都文京区東京大学の赤門とエコノミー(2013年8月掲載)
【第26話】有楽町ガード下の韓国料理(2014年6月掲載)
【第27話】渋谷区松濤のブリ照焼き定食(2014年6月掲載)
【第28話】大手町の博多とんこつラーメンライス缶詰付き(2015年1月掲載)
【第29話】日暮里繊維街のハンバーグステーキ(2015年2月掲載)

と今回の計13話ですから、まだ新作の投下があるのでしょうか。
こちらも楽しみにして待ちたいです。


かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした(´・ω・)ノシ
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://radiofhf.blog65.fc2.com/tb.php/1898-1ba567b5