今年の初カープ応援遠征。
地味に休みが取りやすい時期とはいえ、ハマスタ1試合、ナゴド1試合にしたのは、
巡礼を考えてことです。

ハマスタで延長12回の末サヨナラ負けをして、4時間30分を超える応援で疲れきった前日。
幸いとこの日の宿が、ハマスタの横なので、なんとか復活をすることできたなか、
朝飯がカレーだったので、ウッカリ大目に食べてしまったりと
軽いミスこそあれ、無事9時45分にチェックアウト

10時関内駅発の京浜東北線に乗って東京駅についたのが10時45分。
そこで、名古屋へ移動する新幹線の切符を買ったりしていると
開店時間の11時に近づいてきますので、大手町へ向かいます。

丸の内口から、JRの高架下にある道沿いに北へ。
大手町味の散歩道と書かれたガード下の道を進んで、
高架下から日本橋側にわたりまして、一気に雰囲気が変わった、
薄暗い大手町のガード下を東京駅の日本橋側へすすんでいくと、
黄色い地に黒でラーメンと書かれた看板を発見。

あれです。

孤独のグルメ「大手町の博多とんこつラーメンライス缶詰付き」に出てきた
「大手町ラーメン」さんです。
確かに、「こんなところにポツンとラーメン屋」です。

外には博多とんこつラーメンの張り紙がありますので、
「トンちゃんしばらく入れてない」 とゴローちゃんっぽくツブやきます。

さらにここで「もう東京駅まで我慢できそうにない 〔って便意じゃあるまいし〕」
ともつぶやいて、気分は「腹が、…減った」 ポンッ、ポンッ、ポーーン♪
と、ドラマ版のゴローちゃん。

ま、正直朝飯を食べ過ぎたせいもあってそこまで空腹ではありませんでしたが
感じ感じ。

確かに、中が見えないタイプのお店でゴローちゃんが逡巡する理由も
かります。この高架下の薄暗いなかで、一軒だけぽつんと開店している
なぞのロケーションお店ですから。

が、僕は「ちそうさ~ん」というサラリーマンこそいないですが、
躊躇なく入ります。

中へ入ると、開店直後ということもあって、先客はお1人。
マンガのとおり、入り口横に自販機があります。
確かに、オススメの「スタミナラーメン」にひかれますが、
私も、ゴローちゃん同様、とんちゃんを入れるべく
「初志貫徹」ぶれることなく、博多とんこつラーメン敢行

こちらへどうぞ、といわれて、カウンター席に腰を下ろします。
カウンター席は、6席程度があって、入り口から3席目を確保。
ほかにも、テーブル席が10席程度で、そんなに広くないです。

机の上には、辛子高菜、すりゴマ、紅生姜、胡椒、おろしにんにく、
酢などが並んでいます。

「これが頼もしいライスのお供になるのだ」です。
そして、横にふりかけもあります。
「これは楽しくなってきたぞ フンフ~ン♪」です。

そして、「とんこつラーメンには半ライスか替え玉がサービスになりますが」
の一言に、「あ、半ライスで」と軽やかに応じます。
ゴローちゃんのこの一言はトラップの入り口ですが、僕は大丈夫。
「得しちゃった」の一言も忘れません。

さらに、店内を観察し、「一刻者」をはじめとして、酒のボトルがずらっと並んでいます。
その横には缶詰もあります。ここまで原作とおり。
ただ、さんまのみそ煮缶がなかったので、さんまの蒲焼をお願いします。

「ふふ 酒飲みの肴で飯を食うのってなんか痛快」
と、いいながら「下戸の大逆襲」と内心で考える
つくづく酒の飲めない日本人であるゴローちゃん。
「ふふ ますます楽しくなってきたぞ」とテンションもあがっています。

この話を読んだときは、ここは巡礼するときは酒やな、問答無用で。と思ったのですが、
前日、やけ酒という名の痛飲をしたのでお酒はパスです。

まずは、さんまの蒲焼缶がお皿に出されて提供されます。
うん。この味です。
たまに食べたくなる、このチープな味わいがたまりません。

ま、このあと、ご飯の相方としてもがんばってほしいので、
ちびちび食べがら、まつことしばしで、
登場したのがとんこつラーメンライス付きです。

すでに出ている、さんまのみそ煮缶とあわせて、
「缶詰が加わったことで/完全食になったぞ」と自画自賛。
僕も、蒲焼缶詰ですが、これはもう完璧な布陣です。

ライスは半ライスといいながら、お茶碗いっぱい入っています。
そして、この香り、たまりません。トンちゃんの香りです。

ゴローちゃんは、ラーメンには、イキナリ胡椒に高菜と紅生姜
紅生姜はご飯にものせて、その上からふりかけをかけまして
「食べる前にいろいろチューンアップするのが、ご機嫌げんちゃん」
と久住節を炸裂させていましたが、まずは、このままのラーメン味を
いただきましょう。

ラーメンはミルキーな色合いのいかにもな豚骨スープに
麺が見えないくらいたっぷりと乗せられたきくらげに、小口きりの青ねぎ
その下に、チャーシューと、味付け卵も見えます。
おー、これこれ。って何がこれこれなのか。

一口麺をすすりますと、固めの極細麺が博多です。
この硬さが、とんちゃんしばらく入れてない身としては、うれしいです。

こちらは、ストレート極細麺と、特注極太麺と、白河手もみちぢれ麺
の三種類のこだわり麺を選べて、
とんこつが極細、スタミナが極太、東京が縮れ麺のようです。

この王道の麺の味わいにぴったりくるのが、
濃厚ながらも、脂でギットリしているけではなく
さわやかでみやすいスープです。
香りは十分のとんこつ香。でもそこまで、とんこつの香りが、
嫌味な感じになっていなくて、美味しさに昇華されています。
あー、美味しいなぁ。

うん、これはいい。

ねぎも、きくらげもたっぷりなところが、この濃厚ながらもスイスイいける
スープとあっていて、ウレしいです。

よし、ここで、辛子高菜と紅生姜を投入。
辛子高菜は、唐辛子の色で真っ赤になっています。
軽くスープの色が変わるのがいいなぁ。

そして、すすると、この濃い味わいをさらに濃くする高菜の味わい
そして、さわやかな味わいをくわえる紅生姜がいいなぁ。

それでカスタマイズをしたやつを一気にすすります。

うん うん 博多 博多 はぐ もぐ

そして、ここで満を持してライスにも行きます。
それは、原作で、ご飯足りなくなる問題
食の軍師では「米騒動」といっていたソレを起こしたからです。

まずは、缶詰でご飯をいただきます。
サンマをほぐして 飯にのせ  「あぐ  ああ コレ 好き」
この安ウマ感 外じゃなかなか味わえないよ
缶詰でこその 家おかず感! 「むぐ」

そして、ラーメンを食べながらご飯です。

辛子高菜もいい 
紅生姜ってのが また米に合うん ですよ
でも とんこつラーメンにもいい。
若い頃 スープが赤くなるほど入れたっけな……ハハ バカだ
でも缶詰はなかなかいいぞ。

ああ、ゴローちゃんリアクションがいちいちしみます。

そして、今度はまだ汚れていない白飯をレンゲでスープにひたして

ズウウ

「うー こりゃ」 ほーら、うまいに決まっている。

と、豚骨スープ浸しご飯を味わいます。

あああ、うまいなぁ。

そして、ゴローちゃん同様に、このとんこつスープ浸しご飯もチューンナップ。

今度はサンマのかけらをのせて
あとはベニショー。
スープにひたして、
「ズウウ」「うっ」 うまい…これもありだな

薬味 ラーメン ラーメンの具
飯 缶詰 組み合わせ無限

まさに自由自在。

と、大満足です。わかるわかる。

それにしてもベニショーって、
パワーショベルで削った丘の上の家で、ビックマネーをたたきつけたりして
どわぁるぅえむぉぐわぁぁぁ~ウォウウォウォウウォウォ~♪
と歌いだしそうな勢いです。


久住氏原作つながりで言うと、とんこつラーメンにライスひたしをヤっているのは
「芸能グルメストーカー」の優香ですね

それに対して、本郷に「かーっ邪道なり!」と言わせてなかったか、久住センセイ

優香が頼むラーメンライス。そのライスをレンゲにとって白いスープをすいこませて食べるという。
本郷播は「邪道」と切り捨てながらも、「げっ、うめぇ」などと言っていますが、

じっさい私も白金のまるきんラーメンに言って「優香」飯を頂きましたが、
「げっ、うめぇ」と オイしくいただきましたよ。
それ以来のとんこつスープ浸しご飯です。

でも、ヲレ北海道で、あほほどこうやってスープにライスをひたして食ってるよな。

そういえば、本郷播が芸能グルメストーカーでした妄想は以下の感じでした。

「優香といえば、噂にのぼった男が数知れないモテモテタレント。
その優香が好きなラーメンが「まる金ラーメン 白金店」
博多ラーメンにライスを頼むという優香のオーダーをまねする。

ラーメンにはうるさい俺(主人公)だ。ラーメンにライスなど邪道!
そう思っていたのだが、こってりスープにごはんがなじむ!
わかった!
優香はああ見えてかなり濃厚!(断言)
過剰に求めてきて、具合もいい!(妄想)
男だったら金玉いくつあっても足りんぞ!!」

バカですねー。
思わずそんなエピソードを思い出す、とんこつスープレンゲひたしご飯です。

ラーメン、ご飯、さんまの缶詰の無限ローテーション。
これは、楽しすぎます。

チャーシューもやわらかくて、肉の味わいがしっかりとしているし
肉滴や脂まで美味しい。

黄身が半熟気味な味付け卵もいい感じですし、終盤を盛り上げてくれます。

薬味 ラーメン ラーメンの具 飯 缶詰 組み合わせ無限
まさに自由自在

です。

そして、ゴローちゃんが
「替え玉がデフォルトなのか、麺少なめ」といってますが、
今の僕には、この麺の量とご飯の量がちょうどいいです。

ということで、半熟卵の黄身ご飯でしめて、ごちそうさまでした。


あああぁ、大満足です。

気がついたら、店内は残り席があと2つという混雑ぶり。
まだ11時20分なのに。

人気店なんですね。

と、なっとくして、ごちそうさまでした。
次来るときは、スタミナ豚骨で、極太麺を食べながら酒盛りだな。
その時には、さんま味噌煮缶があればいいなぁ。

そして、ゴローちゃんみたいな人が来るといいなぁと思いながら、
「ちそうさ~ん」といいながらお店を出ます。


そして、来たのとは違う側の道から東京駅に戻りますが、
有楽町~新橋のガード下にあった「まだん」さん界隈よりも
濃厚な場末感にして、頽廃的なブレードランナー空間。
上にJRのいろいろな路線が走っているので、一日中日が当たらない空間にして、
饐えた空気が流れています。

そこここにある、屋台とか、自転車も不思議な空気を盛り上げます。
この濃厚で不思議な空気。思わず写真を撮ろうとしたのですが、やめました。
それは、路上で寝ている人がいたからです。

よく見ると、そこここに、
人一人入れるだけのダンボールハウスがあります。

ああ、そういうところなんですか。
ここって、東京駅か5分とかからないところなのですが。

ああ、こんなところにも感動しながら、ナゴヤドームを目指して
東京駅に向かったのでした。


ちなみに、お店のデータはこちらです。

店名「大手町ラーメン」
TEL 03-3231-0441
住所 東京都千代田区大手町2-5-18
交通手段 東京メトロ東西線大手町駅下車 B6出口2分 大手町駅から396m
営業時間 [月~金] 11:00~14:50 18:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 土曜・日曜・祝日


ちなみにこの日は、カープはドラゴンズに負けてしまいました。

あああ、イッチーィィィィィィィィィィィ!!!
ただ、ワタシはその場面はラジオで聞いていました。
それは、名古屋駅名鉄バスターミナル、22時30分発の新宿行きの深夜バスに乗るためです。

なぜ深夜バスか。

このツアーを考える時に、ひらめいたのが、
深夜バスで早朝に東京行くと、朝限定のあの店にいけるんじゃね
という。

これは、決行するしかない。

と、思って深夜バスを予約。
名鉄のバスセンターで、「聖蹟桜ヶ丘、府中経由、新宿西口行きです」
と聞いて、びっくり。中央高速経由とは聞いていましたけど、そこでとまるんだ。
聖蹟桜ヶ丘といえば、大学4年間通った町です。これも何かの運命ですか。

このバスは4列シートだったのですが、栄のバスセンターを過ぎてから
オちて熟睡して目が覚めたら、八王子インターでした。

その後、夜明け前のなつかしい聖蹟桜ヶ丘駅を見たりしながら
新宿に到着したのが5時40分をまわった時間。
この時間から新宿駅はにぎわっています。
5時47分発の山手線に乗って日暮里へ。

こんな時間帯の山手線なんて、コミケの時に乗って以来です。
でも、普通に込んでいます。これなら10時台のほうが空いています。
日暮里で降りて、6時16分発取手行きの常磐線に乗り換えて
南千住で降ります。

荷物をコインロッカーに預けて、山谷目指して歩きますが、
まだ7時前のこの時間からあいている赤提灯があります。スゴいなぁ。
昭和な空間に入る東京スカイツリーの違和感が面白いです。

泪橋の交差点を超えて、セブンイレブン世界本店を通り越すと
一挙に歩いている人の年齢層があがります。
これが山谷です。

昭和がそのままなレトロな街並みとか。
路上に座り込んでいる老人が朝から見受けられる
独特の空気です。
さすがに朝から酒盛りはないですが、そんなんでもおかしくない雰囲気。

第一話からここって、雑誌もコミックも方向性が定まっていない時期ならではの蛮勇です。

でも、大手町ラーメンから徒歩一分のところにも
ホームレスの人がいたので
20年以上も変わっていないのかな??

駐車場と交番の間を曲がりますと、朝7時前なのに、人が路上に
たむろしています。そして、お店の前に止まっているおびただしい自転車。
はたしてお店は、開いています。

やったぁぁぁぁぁ!!

ここに来るのは4回目。はじめて営業している姿を見ました。
最初は場所のチェックだけでしたが、その後2回、巡礼目当てでした。
お目当てぶた肉いためが夜しか食べられないということで、
夜営業が始まるらしい17時に行ったのですが、
その時、二回とも休業でした。
調べてみたら、最近は夜営業をやっていないことのほうが多いらしい。

なら、ぶた肉いためよりもお店にいくことを優先しよう。
というわけで、今回は朝の7 時前に空腹なシチュエーションを作った
というわけです。
思えば初めてここに来たとき、罵声とともに、人が人を何発も殴る
ボクッボクッという音がしました。
それにビビって、逃げるように帰った私とその時の同行者、畏友p氏でした。
そんなこともありましたが、この日はそんな様子はない。

そう、孤独のグルメの記念すべき第一話
「東京都台東区山谷のぶた肉いためライス」のお店 
きぬ川さんです。

よし、ここまできたら勇気をもって中へいこう。

ゴローちゃんが
「焦るんじゃない 俺は腹が減って いるだけなんだ
腹が減って死にそうなんだ。"めし屋"は...どこでもいい、
"めし屋"はないのか

ええい!ここだ 入っちまえ」
と入ったお店です。

この掲載当時からほぼそのままの店構え。
ただ暖簾が妙に白く新しい感じです。
初めてきたのにも関わらず、なんともきたかように感じる
既視感の風景。
これが巡礼の醍醐味です。

すりガラス越しに人の姿が見えます。

ええい!ここだ、入っちまえ。
とのれんをくぐって、アルミサッシのドアをガラガラと横開き

中には4人がけ程度のテーブル席が4つあって、
それぞれの席に一人ずつ人がすわっています。
僕もそのなかで、納豆をかきまわしているおじさんのななめ前の席に
こしを下ろして店内を見ます。

お店には、あのマンガの女性をそのまま20年経過したような女性のかたが
注文にきました。

「何つくりましょうか。」

店内に貼り出されたメニューには「豚肉炒め」「豚汁(小)」「御新香」「御飯(中)」
などの文字が。これは、いけるのか?

ゴローちゃんは
「俺はできるだけ物おじせずハッキリという。注文を聞きかえされるのはやっかいだ。」
といってますので、私も、物おじせずにハッキリといいます。
「ぶた肉いためとご飯ください」
「ごめんなさい、今、お肉はできないんですよ、卵と、魚」

がーんだな。

「夜のみ」と書かれているメニューはなかったので、ひょっとしたら、
と思ったら、やはりないですか。残念。
ウインナー炒めは、メニューにすらありませんでした。

それで、魚という気分ではないので、
「卵は何ありますか」
「目玉焼きと、卵焼き」
ハムエッグは、昼飯に日暮里で後づけインペリアルをする予定なので、
この日はパス。
メニューにオムレツとあって、僕の斜め前の人がそれっぽいものを
食べていたので、「オムレツ」といったら、「オムレツもない」とのこと。
なら、このおじさんが食べてるのは、これなのか?
と思って「じゃ、卵焼きと、味噌汁」と注文をします。

おかずは、ガラスケースにも入っていて、そこのがなくなったものから終了
というルールがあるみたいですし、
お店のかたもも高齢なので、複数メニューは難しいのかな。
「何かつける?、納豆とか、おしんことか」
「お新香は」「きゅうりと、だいこんと、ほうれんそうのおひたし」
「きゅうりで」


注文を終えて、出てきた番茶を飲みながら周囲を観察します。
静かな空間をさわやかにするのが、NHKおはよう日本の
上條アナです。そんなニュースを見たりしながら食べている
お客さんは僕以外に4人。そのうち3人が帽子をかぶっています。
これが、ある種の美意識です。

そして、さらに入ってくお客さん。
席に着かずに、ガラスケースの中をじっくりみたり、
おひたしにかつおぶしをかけたりしています。
なんだか、ここだけ時が止まっているかのようだ。

などと、孤独のグルメ台詞を頭の中でグルグルさせていると
朝食が来ました。

うわあ、朝からなんだかすごいことになっちゃったぞ。
とはなりません、豚がありませんでダブりようがないです。
れにしても、前のおじさんが食べていたので気がついていましたが、
このプレーンオムレツような卵焼きの色がきれいで
くずすのが、惜しいかんじです。

お店のかたが、「ケチャップ、かけます?」というので「はい」と言うと、
目の前でたっぷりかけてくれて、ますますオムレツっぼいです。
ご飯はつやつや
マンガには、ライス、量多し。と書かれていますが、大振りのお茶碗に
ぎゅうっと詰め込まれています。
これで「中」ということなので、大盛りだったらどんなことになるんでしょうか

きゅうりのお新香もいい感じですし、蜆汁もうまそうです。

では、いただきます。

卵にはしをつけると、お、ふわっふわです。
そして、箸でわったところから、軽く湯気がたちます。
これって、おそばやさんとかで出会うことができる
あの、卵焼きです。
もう、この時点で美味しいこと確定。

中身のふわとろさで、口の中にいれると軽くとろけます。
濃い黄身の味わいが熱されて複雑になったところに
白身が熱された穏やかな味わいがかさなる。
卵のやさしい味わいが生かされています。
蕎麦屋の出汁がきいているタイプではないですが、
素朴に美味しい。
表面の微妙な硬さと、中のやわらかさのバランスもいいですし、
ケチャップの味をもうけとめてくれます。
でも、このやわらかさと味わいならば
しょうゆと、大根おろしで、星を生んでみるのもいいかも。
予想以上の美味しさに満足しながら
蜆汁をいただきますと、

迂闊に飲むと火傷しそうなほどに熱々なのがうれしいですし、
前日はバスの中で寝られなかったらどうしよう。ということと、
カープが負けたので自棄酒半分で、バスに乗る前から車内まで
大目にお酒を飲んでいたので、この胃腸状態で
しじみじるの滋養あふれる味わいがありがたい。
食の軍師に出てきた
しじみじるは体にいい体にいい です。

ご飯も、少し水分多めな感じですが、しっかりと美味しいですし、
きゅうりのおしんこも正解でする

ぶたづくしではないですが、漬かりぐあいもちょうど良くって、
すっごく爽やかな存在です。

この組み合わせの王道朝食でヘルシーな気分。

しかも、食べている途中に入ってきたお客さんが、
ガラスケースを覗いたあと、
「鯖と、お新香と、ご飯の中」
「どうします」
「持ち帰りで」と会話をして

おおおお、生、持ち帰りだ。

「持ち帰り! そういうのもあるのか」
と右腕で頬杖をつきながら呟くのも忘れません。
いいみの見せていただきました。

ということで、全部いただきまして、
「ふう、うまかった...」

腹ははちきれそうだ...さすがに朝から食いすぎた。

とはなりませんでしたが、お会計をすると、これで500 円って、お得です。
なにより全部の品がしっかり美味しかった、
この外見にシチュエーションと味のギャップが
このお店を第一話に選んだ理由ですかね。

「なんだかあったかくて いい店じゃないか」
というゴローちゃんの感想を思い出します。

しかし結局 この店の中で食う客ってのは ほとんど飯より酒の客なんだな。

とゴローちゃんが思った飲み客は、この日はいませんでしたが、
また再訪したときは、お酒いただいてみたいなぁと
強く思って、

おれはゆったりと店を出る。
おそらく...俺はあの店には不釣り合いな客だったんだろうな...。


ようやく明治通りに出た。
タクシーが来れば乗ろう。
来なければ歩いて地下鉄日比谷線の三ノ輪駅に出ればいい。
そう思った。

俺は得体の知れない奇妙な満足感を味わっていた。

ま、僕の得体の知れない奇妙な満足感は、
孤独のグルメの単行本に出てきたお店をコンプリートしたことによるものです。

などと思いながら、南千住に戻ったのですが、
あさ7時過ぎのこの時間に長居できるお店って、
ネットカフェくらいないですね。

と、いうことでネットカフェでしばしまったり、
11時になったので、常磐線にのって、三河島。
三河島から歩いて日暮里繊維街を目指します。
目指すはあの店ですが、
お店の前に行ったら、ショーケースに板が張られている!!
見ると、4月4,5日、都合で、臨時休業します。
との張り紙が張られています。

がぁぁぁぁぁん
またですか。

というわけで、漫画『孤独のグルメ』に登場店コンプリートとはなりませんでしたが、
次の上京の楽しみが増えたぜ。

と一人ごちて、日暮里を後にしたというわけでした。



かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした(´・ω・)ノシ
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