先日、ネットニュースを見ていたら、「食の軍師 ドラマ化」のニュースを見ました。

「食の軍師」は、当ブログで何度となく巡礼記を書いていますのでおなじみ
食漫~週刊漫画ゴラクに連載されている、泉昌之さん(作・久住昌之さん、画・和泉晴紀さん)の
王道、些細なことにコダワリ系の食マンガです。

記事には、
「史上最強にウザい食バトル発動!? 津田寛治初主演で『食の軍師』ドラマ化」

史上最強にウザい食バトルってwww いいキャッチコピーです。

主人公・本郷播には、連続ドラマ初主演の津田寛治さん
ライバル 力石(名前が馨 ということが、ドラマのHPで判明)には。高岡奏輔さん。

ドラマ版「孤独のグルメ」「めしばな刑事タチバナ」の監督もされていた 
宝来忠昭さんが演出とのこと。
これは期待がもてますなぁ。

ただ、4月より放送をスタートするのが「TOKYO MX」にて。

MXですか、テレ東よりもハードル高いじゃねぇか。

それにしても、久住先生、
CX(夜行) TX(孤独のグルメ) TBS(花のズボラめし)
につづいて4局目のテレビドラマ化です。
あとは「散歩もの」と、「百合子のひとりめし」と、「新さん」と、「ダンドリくん」で
全局制覇や!!

ま、旧版のカッコイイすきやきが絶版の原因となった
ウルトラマンネタを丸パクリしたCMは、各局で流れましたが‥


そういえば、軍師がここしばらく「ゴラク」誌に載っていませんが、
野武士のグルメが連続で載っていて、久住さんが忙しいからかなぁ、
などと思っていましたが、実はドラマの準備とかもあったりして…、

僕は4巻の準備では、などと思ってもいたのですが。
原作のストックも充分あるので、そろそろかなと考えていましたが、
新刊は、ドラマにあわせて発売ですかね。こちらも楽しみです。

あと、先日、神保町のいもやで、食の軍師巡礼をしたあと、
日本文芸社の前を通ったのですが、
外には、寿都が生んだマンガ家で、町のキャラクター「風太くん」
をデザインした本庄敬センセイが、「軍師」の連載も載っていた、
今は亡き「食漫」誌に不定期連載をしていた「文豪の食彩」(原作 壬生篤さん)が、
ドラマ化するというポスターが貼られていました。

そんな感じでポスター貼られるのかな?
2月28日に神保町界隈をブラつくので確認をします。

しかも、久住さんのツイッターを見ていると、
孤独のグルメ コミック版の新作も投下されそうな予定を書いていまして、
ふーんと思ってしばらくたった水曜日、
そちらがSPA誌に掲載されていました。

二ヶ月連続です。

先日の当ブログでは、2巻が夏ごろに出るという話しを紹介して、
なら新作の投下もあるのかな、と思った矢先の出来事です。

これは、うれしい。ありがたいことです。



さて、今回のタイトルは「日暮里繊維街のハンバーグステーキ」です。

ハンバーグといえば、大山の洋庖丁で、完食することができずに
アームロックをしたときの因縁のメニューですが、今回は無事完食することができるのか!!



以下ネタバレになりますので、未読の方はご遠慮下さい。




オシゴトで日暮里繊維街をぶらつくゴローちゃん。
ふと目にはいった「すし と パスタ」の看板に、

「なんだ これ?」
[こんな組み合わせの/飲食店もあるのか
 見たことも/聞いたことも/ないぞ]

「うーん
 空腹が 逆なでされる」
[どういう心構えで/入店すればいいの
 胃袋が立ち往生するぞ‥
 寿司腹とスパゲティ腹は

 水と油だ]

などと、一ページ目から名言炸裂です。
××腹って、松重ゴローっぽろい言い回しですが。

そして
「腹が減って いるのに …
 妙な 具合だ」

なんだ、やっぱり腹が減っているんです。

そして、空腹だと攻撃的になるのが、ゴロー流

[日暮里駅の東口に/こんな繊維街があるのを/今まで知らなかった]
などと街のありように感心しつつ、

[うわぁ/生地 生地 生地/「舞台衣装 企画 / 製造 販売」って]
「そんなに 舞台って あるのか」
「うーん 生地はわかった はい よくわかりました」

ここらへんヤラれっぷりにゴローちゃんの苛立ちもMAX

そして、こモノローグです。
[俺は腹が減ってる/だけなんだ]
「落ち着け」

はい、腹が減ってるだけなんだ、いただきました!!

そもそもこ生地生地に面食らうところって、
「ソースって男の子」でお馴染み、秋葉原の電気街で
テスターがズラッと並んでいるのを見て
「世の中にそんなにテストするもののがあるんだろうか。」というが如し。

そして、舞台衣装を選んでいるご婦人を見ては
[えー このご婦人方も/舞台に立つの
歌うのか/踊りを踊るのか]
と憐憫あふれる視線をおくる。

この「えー」は完全に松重さんの声で脳内再生されました。

さらには、「フリカケ」という名前の店を見ては
[また なんでそんな/空腹者をからかうような/ネーミングするの]
と自分のことを空腹者と定義していて、
(このネーミングは「散歩もの」っぽいですが)

[料理と繊維は/リョーリツセンとか]
などと言ってます。渋谷での「昼だん大使館」以来の駄洒落いただきました。

その後ゴローちゃんは自嘲的に
[いかん 駄洒落さえも/末期症状だ]
などと言ってますが、昼だん大使館がそこまで好調な駄洒落ってわけじゃないよなぁ。

ただ、渋谷の話を暢気にアハハなどと読んでいた時期には
日本とヨルダンが共闘するとは、思いもヨルダン大使館(失礼)

あと、繊維で駄洒落というと「繊維っ喪失っ!!」でしょうか。

こんな生地生地攻撃で、すっかり繊維喪失してしまったゴローちゃんの目の前に
突如として現れた上半分をツタで覆われたなぞの建物。

ページ紙面の半分を割いて描写されてます。
今までの話でもこんな見せ方はなかったですがそれだけインパクトが強い

ゴローちゃんも

「うそだろ
 なんですか この店は!?」

などとびっくりしながら近寄って

「廃屋

 …ではないぞ やってる」

「奇怪な 店だが

 我 限界に  空腹なり

 えい ままよ!」

などと言って店内へ

空腹のあまり、奇怪 だなんて素直な感想も出てますし、
言い回しもどこか軍師っぽい

中へ入ると、店内にいる先客が食べているものと
メニューを見比べて
[こんな奇妙な店で/冒険や挑戦は禁物/見て安全なものを食べよう]
と、オーダーしたのが、ハンバーグステーキとライス大盛り。

中に入れて安心したのか、奇怪な店が奇妙の店にランクアップしてます。

注文が通って、さらに落ち着いたのか、周囲を見渡して、

[…なんだろう
外見と違って/案外普通な/洋食屋かもしれん
清潔で明るいし/片付いているし
店主も変人には/とても見えない]

うん、だいぶ落ち着いてきてます。

そして料理が登場。

「お  いいじゃん!
そうそうそう  こういうものが  食べたかった!」

[慌てるな 心と胃袋が
つんのめってるぞ 俺! ]

逆なでされた食欲が今度はつんのめってます。
しかも、「こういうのでいいんだよ」のせりふをもい思いださせてくれます。

でも、これもハンバーグを食べるときだったなぁ。
そして、このあとは、皆さんご存知のとおり
だから「冷静に」と言い聞かせながら口に入れたのかな(違います!)

ただ、口にしたときには、あの表情です。
豆かんを食べたときのチャクラが開いた顔です。

この表情も久々です。

[空腹を差っ引いても/あまりある真っ当な肉料理]
という最大のほめ言葉です。

さらには、ご飯や付け合せにも大満足な様子

[洋食屋のライスって/和食屋や定食屋とは/別の味がする]

また名言です。これもかるなぁ


[この付け合せの/具無しスパゲティくんが/どういうわけか俺 大好き]

スパゲティにくんづけをするほど親しみを感じるゴローちゃん。

というか、どういうわけか、じゃなくて大抵の人は、あれアリでしょ。
このモノローグも松重ボイスで脳内再生です。

と、満足をしていて食べ進めていくうちに、心に余裕ができたおかげか
先客が食べているものとの違いに気がついた。

ハンバーグに目玉焼きがのっていない。
お店の人に異議申し立てをすると、

「ああ、 卵ののっているのは  あれ
あの下の  ハンバーグ  ステーキ  インペリアル」

「え? 50円でイン  ぺリアル化」

インペリアル そういうのもあるのか! という感じですが、
ここでメゲないゴローちゃん

「…  じゃ   ハムエッグ  ください」


と後付けインペリアル化です。
食べたくなったら我慢できなくなるゴローちゃんの本領発揮。
[無いとなったら/どうしても目玉焼き/食べたくなってしまった]
「ハム 厚い  上ハム だ」
「(黄身の)ひとつは  残しておいて  ハンバーグに  のせて」
「ハハ  あとづけけ  インペリ  アル」
「うん   うまい   本家より  インペリ  アルだぞ」

と自分の考えにご満悦。

さらには、残った目玉焼きに醬油をかけて

[醬油とご飯があるのが/ニッポンの洋食ですよ]
とまたまた名言です。

お皿にちょんとついている辛子に対して
[このカラシ/使い方が/ちょいと/謎だが…]
などと言ってますが、完食したのち
「ふう   やっ落ち着いた」
って、大盛ライスと、ハンバーグステーキとハムエッグ食ってようやくかよ!!
というツッこみありですが、

ソーダ水で締めながら、

[なんだか/不思議な気持ち
繊維のキツネにでも/つままれたような/午後だな…]

と、ドラマ版のような余韻の残し方で終了です。



今回はトラブルもなく、ゴローちゃんがひたすら食べて満足するという
王道の展開がしっかり読ませてくれます。

しかも、生地生地生地が秋葉原を

腹が減っているだけなんだ と、不思議な練りカラシは、山谷を

こういうのでいいんだは、大山を

まっとうな肉料理は、駒沢を

ソーダ水は、石神井をそれぞれ思わせてくれますし、

ハムエッグのところは、ドラマ版の枝川を思い出させてくれます。


そんな原点に返ったような、不思議な店に入って
楽しい体験をする話に
過去を髣髴とさせてくれるエピソード満載で、

さらにサムい駄洒落あり、松重さんっぽい言い回しありの
こんなゴローちゃんに合えるのも、またファンとしてはウレしいところです。

あー、面白かった。



ちなみに、今回ゴローちゃんが訪れたお店のデータはこちらです。

店名「ニューマルヤ」  TEL 03-3891-1386
住所 東京都荒川区東日暮里6丁目15-4
交通手段 三河島駅から538m
営業時間 11:30~15:30 17:30~20:30 ランチ営業
定休日 日曜日
カード 不可
席数 22席 (全テーブル席)  個室 無
禁煙・喫煙 全面喫煙可  駐車場 無
オープン日 1941年


あああ、ここも行かなきゃ。 また忙しくなります。うれしいなぁ。
って、こちらも日曜日に行けないんですか。
でも、土曜とかに行ってみたいです。


行ったときは、またレポートしたいと思います。
お楽しみに。




ちなみに、既刊の単行本(新装版)に出ていない話は


【第19話】静岡・青葉横丁の汁おでん(2009年6月掲載)
【第20話】東京都新宿区信濃町のペルー料理(2010年3月掲載)
【第21話】東京都品川区東大井の冷やし中華とラーメン(2010年9月掲載)
【第22話】三鷹のお茶漬けの味(2011年6月日掲載)
【第23話】下北沢裏路地のピザ(2011年11月日掲載)
【特別編】鳥取県鳥取市役所のスラーメン(2012年5月掲載)
【第24話】駒沢公園の煮込み定食(2012年12月掲載)
【第25話】東京都文京区東京大学の赤門とエコノミー(2013年8月掲載)
【第26話】有楽町ガード下の韓国料理(2014年6月掲載)
【第27話】渋谷区松濤のブリ照焼き定食(2014年6月掲載)
【第28話】大手町の博多とんこつラーメンライス缶詰付き(2015年1月掲載)

と今回の計12話ですから、まだ新作の投下があるのでしょうか。
こちらも楽しみにして待ちたいです。


かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした(´・ω・)ノシ
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