先日、札幌の紀伊国屋で「遥か凍土のカナン」を物色している時に
ばったりと畏友p氏に遭遇。
こんなこともあるんですね。

やあやあどうもどうも、などと話をしていると、氏は夜勤明けでこのあとはオフ
私も、このあとの予定はなし。ということで、そのままススキノにいって、
美味しいモツ焼きでお酒をいただいたというわけでした。

楽しかった。




さて、昨年は、
あぶさん、ああ!女神さま なんと孫六、ラストイニング
NARUTO 黒子のバスケなど、様々なマンガが最終回をむかえました。

僕の中で印象が強いのが三作あって、
ひとつは、秋山はるさんの「こたつやみかん」(講談社 アフタヌーンコミックス)
落語が好きな女子高生が落語家目指して頑張るお話。
きちんと落語をするところがいいですね。
落語をしない落語家のマンガも好きですが。

それと、先日も紹介しましたweb連載をしていた、高田慎一郎さんの
「少女政府~ベルガモットドミニオンズ」
(発行:フレックスコミックス/発売:ほるぷ出版〈メテオCOMICS〉)

あと一つは、こちらも何度となく当ブログで触れている
「℃りけい(どりけいと読みます)」(マンガ わだぺん さん 原作 青木潤太郎 さん
ヤングジャンプコミックス・ウルトラ 集英社刊)です。

「℃りけい」は、福岡県の地方にある鞍川高等学校の物理部をはじめとした、
サイエンスクラブ(略称サイクラ)に所属する女子高生達の日常を描いた、コメディです。

セーラー服の上に白衣を小粋に着こなす濃い理系女子高生が、
あるときは様々な形でその理系スキルを発揮して大暴走することこそあれ、
基本はまったり。高文連などの大会に向けて、研究をするとかは全くなく
所謂王道的な文化部というか、暇をもてあましてうだうだする。
この、アンバランスがまずは大好きです。

僕自身、小説でもマンガでも文化部ものも日常ものも大好物なので、
さらにこれが理系ものとなると、グイグイっと心に食い込んできます。

随所に散りばめられた理系トリビアもタマラナイ感じです。
高校の選択は完全文系。大学は国公立など端から考えておらず、
文系私大一本で、大学入試で数学、理科は一切使わずな、
理系コンプレックス丸出しな私でも、そそられるのです。

そして、この物語の最大のキモはそれぞれのキャラクターがたっていること。

物理部部長の伊藤トノエちゃんは、家電修理からピッキングまで、
機械については万能のオールラウンダー。
もともとは、ものを壊すことがおおいために、修理が得意になったタイプ。
常につけている作業用ゴーグルと、耳の両口スパナがチャームポイントで、
愛用の白衣にも工具が入っているので、拘束具みたいになっている。

ヘアバンドでとめている髪の毛がピンっと立ったりするのは好調の証、
おでこを出しているほうが、熱を放出するので、調子が良くて、ださないと40%ダウン。

実践を尊ぶタイプながらも、当然理系クラブの部長ということで
理詰め出来ることも少なくない。

さらには、運動神経の面でのスペックも良く、こことコテコテの理系思考の
ギャップがこれまたいいです。


同学年で副部長の曾野 彩ちゃんは、まつげが長く、普段は長い髪をピンでとめている。
外見のかわいさを持つけど、ラッピングで損をしているタイプ〔トノエ談〕
行動するより理屈こねてるだけのが好きで、すべてのものごとを理系解釈で行う。
料理が好きだが、ここも理屈がついてくるので、かなり厄介。

飛ぶものが好きで、紙飛行機から、飛行場見学までなんでもござれ
学会の遠征で東京へ行ったときも一人で早朝から空港へ行くほど。

超がつくほどの妹バカで、彼女の話をしているときとか、飛ぶものを見るときとかの
無邪気な表情と、ふだんの理屈をこねているところと、
恥ずかしがり屋で自意識過剰なところのギャップがいい感じ。

あと一人の同級生の菊池蘭ちゃんは、そのナイスボティーと、
ソバカス顔と、ぼさぼさ頭がチャームポイントで、巨乳を武器にしたスキンシップが得意技。

たいてい部室では、パソコンを弄っていたり、パソコンを使って作業している
ゲームからヤバことまでその範囲は広範。
ゲームにしても、パソコンにしても、回顧厨な側面が強いが、
エキセントリックなところはそこまでない感じ。
ボーッとした外見に反して、全国模試トップレベル。

そして、トノエ・彩のよい理解者。


この二年生トリオ〔物理部に3年生はいません〕と、

剣道部と掛け持ちなので、練習が忙しいときは、剣道の胴着の上から白衣を着ている
背が高く短髪なホーリーこと堀 聖ちゃんは、
剣道少女でありながら、絵が達者で、しかもド級のゲーマー。
蘭ちゃんの話にもしっかりついてくる知識があって、
コミケのために上京も厭わない。

『科学』よりは『科学者』っぽいのが好きで、
部活動紹介でのトノエちゃんのハンダ付けを見て入部を決意した
かおりんこと、船橋 花織ちゃん。という2人の1年生
の5人のキャラクターのたち具合がまずはいい感じです。

しかも、鞍川高校では物理部、化学部、生物部、地学部をまとめて
「サイエンスクラブ(通称:サイクラ)」として扱っていまして、
部室こそは違うものの、サイクラメンバーは基本仲良し。


だから、化学部の黒髪ロングクールビューティー武者小路真理先輩〔3年〕の暴走や、
それをいさめる生物部のホンワリ系美少女加賀冬美先輩なんて、

2人の絡みとか、それぞれの部活で心酔している後輩との関係性なども
見ていてほんわかとするのです。

ただ、ほんわかとする日常系の話とはいえ、作中での時間は進んでいく。

三年生の受験シーズンになって。彼女らは部室にも出てこなくなる。
物理部こそは、3年生はいませんが、
化学部、生物部、地学部の後輩たちは1年生しかいないのと、
お慕いしている先輩たちの事が気にかかります。

結果的には、3人とも合格
〔武者小路先輩は九×大理学部 加賀先輩は広×大医学部 
最終7巻で初登場した麗人地学部の丹波鮎先輩は東×大理類〕

そんな歓喜のなか、記念に写真撮って終わり。

このクールな終わり方もらしいですね。
高校時代はこうやって唐突に終わるんだ。という。

この唐突な別れこそあれ、だからこそせつなくも
思い出に残るのです。

あああ、いいエンディングでした。


できれば、次はやはりアニメ化でしょうか

動く彼女らを見たいというのもありますし、
絵柄的にもあっていますし、この登場人物の長いネームは
聞いてる方が楽に入ってくるでしょう。
声優さんの声で聞きたいというのもありますが。

楽しみに待ってみましょう。


これと、「風が強く吹いている」(三浦しをん さん 原作 海野そら太さん 画)は、
久々に買った集英社のコミックでした。


この寂しさをうめるのは、

わだぺん先生分は「東京自転車少女」に
理系女子高校成分は「大化学少女」に
トンデモ発明大好き成分は「ハルロック」に
それぞれ期待するとしましょう。




かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした(´・ω・)ノシ
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