☆「手打ち蕎麦 きむら」(小樽市幸3-16-8)

小樽に会議の用事がありました。
会議の場所は市街から北側の手宮とか、オタモイとかそっちのほうです。
しかも会議の開始は午後1時から。と、いうことはこのへんで食事になります。

ならば、ここしかない。
お蕎麦が美味しいお店が少なくない小樽でも
僕の好みなお蕎麦を食べさせてくれるお店。
小樽駅からは3km離れた住宅街にありますし、昼のみの営業なので
市街地に泊まった時とかには行けず、こんな機会は有難い限り。

ということで、むかったのがきむらさんです。

国道五号を小樽方面にむかって塩谷の入り口をぬけた市街地で左折。
ここは、かつて富良野在住の時とかに、オタモイ海岸の竜宮閣の廃墟を見に、
畏友p氏や畏友GMクンらと、何度となくドライブでおしかけた場所です。

現在は崖崩れの恐れがあるので、あの場所に歩いて行くことは出来ず、
船の上からとか遠くから見るしかできません。

ああ、あの時狂ったように行っておいて良かった。

そんな懐かしさを感じながらオタモイ海岸への細い道をすすみ途中で右折。
幸小学校の先に「そば」の幟が立っています。
幟が立っている角を右折すると店舗があります。

12時少し前ということで、駐車場にはまだ車が2台しかありません。
よかったと思いながら車を駐めて、一見、普通の住宅風の店舗にお邪魔します。

住宅街の中にあるので、馴染む外観の建物で、看板も小さいことから、
幟とかのれんがなければ気づきません。

風除室の中には浄めの盛り塩がおかれていて、イメージがいいです。

カラカラと扉を開けて中へ。のれんをくぐって、履き心地の用意スリッパに履き替えて、
明るい店内へむかいます。

中では人生の先輩方三人グループと、ご夫妻1組と、
サラリーマン風のネクタイの方がオヒトリ。
僕もお一人様ですので。二人掛けのテーブル席に腰を下ろして、メニューを吟味します。

せいろ 
蕎麦粉十割に小麦粉一割で打った(外一) 冷たいお蕎麦です  700円
かき揚げせいろ 
帯広市の和田農園さんのごぼうが入った 野菜のかき揚げです。
お塩につけたり、つゆに付けたりして食べて下さい  950円
とりせいろ 
知床地鶏と道内産軟白ねぎ・みつば・かまばこが入った
温かいおつゆに冷たいお蕎麦をつけて食べて下さい。  950円
卵とじせいろ 
余市町の滝下農園さんの卵を使用しています。みつば・かまぼこ・のりが乗った
アタタカイつゆに冷たいお蕎麦をつけて食べて下さい。  900円
とろろせいろ
帯広市の和田農園さん・真狩村の宮崎さんの長いもを使用しています。
うずらの卵とのりを乗せました。  900円
かけ
蕎麦蕎麦粉十割に小麦粉一割で打った(外一) 温かいお蕎麦です。    700円
かき揚げ蕎麦
帯広市の和田農園さんのごぼうを使った野菜のかき揚げです。
お蕎麦とは別のお皿に付いてくるので、お塩につけて食べたり、お蕎麦に乗せて食べたりして下さい  950円
かしわ蕎麦
知床地鶏と道内産軟白ねぎ・みつば・かまばこがのった温かいお蕎麦です 950円
山かけ蕎麦
帯広市の和田農園さんの長いもを使用しています。うずらの卵とのりを乗せました。  900円
とじ蕎麦
余市町の滝下農園さんの卵を使用しています。みつば・かまぼこ・のりを乗せました  900円

というレギュラーメニューと、冬季限定の「カレー南蛮」1050円

以前訪れた時は、せいろ、かき揚げせいろと、とろろせいろ、と
いずれも冷たいお蕎麦をいただいて、そのピカピカツヤツヤなお蕎麦の清冽な味わいと、
しっかりと鰹節などの香りと醤油のこくも美味しい味わいがビシッと聞いた
かえしの妙に関心をしたことがあります。
それでなければ、羊蹄山麓から何度も行かないですね。

が、ここに書くくらいですから、この日はカレー南蛮です。

と、注文をして周囲をさりげなく観察します。
店内は外見通り、住宅を改造した感じで、居間に当たる部屋なのでしょうか、
大きめの窓から光りが入ってきて、明るく清潔さが際立ちます。
私の座っている卓と、夫妻の座っている卓と、サラリーマン風の人の座っている卓が2人掛の席で、
1席あきがあります。
また4人掛の卓には、人生の先輩がお蕎麦を楽しんでいます。
で、4人掛けの卓も1席あきがある感じです。
平日ですが、お昼になる前なのでこの程度の込みですんでいるのでしょうか
何にせよ、こちらとしては大助かりです。

あと、大きい電動石臼が鎮座ましましているのは、印象良いです。

そば茶をのんだり、メニューに書かれている
冷たいお蕎麦の食べ方まずつゆにつけずに、麺だけを一口二口で食べて、香りと味、コシなどの食感を味わって下さい。 次につゆを付けてあじわいます。麺をいきなり、つゆに鎮めてしまわないように、お蕎麦の好ましい香りは麺から立ち上がるので、麺を完全にひたすと、麺の香りがわかりにくくなるので、麺の半分程度をつゆに付けて味わってください。お蕎麦は秒単位で風味が変わるので、時間をかけて食べないように注意しましょう。

当店のお蕎麦黒松内町の落合さんの奈川在来種と美幌町の武田さんのキタワセ種を中心に農家から直接仕入れて、電動石臼と手動石臼で自家製粉しています。


なんてのを読みながら、待つことしばしで登場しました。
というか、蕎麦粉の仕入れ先が、真狩のお蕎麦の名店いし豆さんと同じなのは、
期待できます。(いし豆さんで修行されたとの記述がどなたかの書き込みであったような)

漆黒で微妙に細かく波打っている一枚板の盆それに乗った淡い青磁のような色合いの丼と、
茶褐色のカレーに沈むお蕎麦と、煮込まれたたまねぎに長ネギ、
そしてかしわ肉です。
カレー南蛮やカレーそばは、蕎麦つゆの上にたっぷりカレーをかけるタイプと、
汁とカレーをミックスしたオリジナル汁で蕎麦を包む、
夕張の「藤の家」で見られるようなタイプがありますが、後者のものです。

というか、最近は立ち蕎麦とか、学食でカレーそばを食べないので、
なかなか前者のタイプにはお目にかかりません。

これは、カレーうどんとかカレーラーメンでも同様ですが。

脇に添えられた木のレンゲのようなスプーンもいい感じです、
黒灰色した小皿には繊細そうな刻み葱と箸置きまでが、
美味しそうなオーラを発しています。
これはいい。

では「いただきます。」

この日はスーツ、ワイシャツ、ネクタイ姿なので、ことさらはねに注意をしながら
(「あずまんが大王」(あずまきよひこ さん 作 角川書店 電撃コミックス)の、
智が、カレーうどんとを食べようとした暦ちゃんに
智「あ!! カレーうどんだーーー! 危険よ! みんな逃げて 汁が飛ぶのよ あれは!」
暦「大丈夫よ 気をつけるから」
智「気をつけてもムダなのよ!!」
というのを思い出します。だから脳内では智と暦の声が響いていますが)

丁寧にすすると、蕎麦とカレーの組み合わせがいいです。

こちらのお蕎麦は、細めで、緑色がかった蕎麦灰色をしている
見るからに繊細なしろもで、前述のメニューに書かれたお蕎麦の食べ方ではないですが、
蕎麦そのもので食べたりして清冽さを味わうタイプなので、
温かい蕎麦ではどうなのか、ましてやカレーという濃い味の中ではどうなのか、
という疑問もありましたが、問題ありません。

しっかりと、蕎麦ならではの味わいに香り、そしてほのかな甘さが
温かい汁のまじったカレーごしにもはっきりとわかります。
このさり気なく主張をする蕎麦ののどごしも好みです。

しかも、カレーのなかでさりげなく、甘さと爽やかさがひきたっているような。
スイカに塩理論ですか。

カレー汁は、ほんの少しとろみが付いた感じで、麺についてくるリフト力もぼちぼちですし、
家庭的な味わいがしながらも、スパイスも穏やかに効いていますし、
しっかりとした旨味とこくが様々な具材から出てきて、
それぞれが調和しながらルーに溶けています。

このテマヒマと、濃さが寒い季節にはいいですし、
蕎麦を嚥下した時に強まるかつぶし香。蕎麦つゆ自体の強さでしょうし、
カレーをひきたてる出汁の鰹節とか、醤油のパンチの効いた塩味に
旨味がお互いの良さを引き立てて、いいハーモニーのベースになっています。

カレー南蛮としては自然なとろみですが、中のほうは当然アツアツで、
気がついたら舌が火傷しました。名誉の負傷です。

これらの濃い味わいをして尚、引き立つ蕎麦の味です。
カレー、汁、蕎麦、三位一体で美味しいのがカレー南蛮のキモです。
しかも、かしわも噛めば脂がしみ出てくるしっかりとした鳥の味わいがいいタイプ。
かしわの蕎麦とかもたべたいなぁ、と思います。

長葱は、ねぎまの殿様 的な鉄砲仕立ての中アツアツでいいです。
たまねぎも軟らかいし、この味のアマさがカレーの中でも映えます。

薬味の刻み葱をいれて、鮮烈な味わいを加えたり、
いい感じで汗をかいているなかで、さらに七味
〔ひちみ 「GA 芸術科アートデザインクラス」きゆづきさとこ さん作
[芳文社KRコミックス]の登場人物美術部部長のあーさんが
「しちみやない、ひちみやー!」 と主張していらい、
僕も中部弁発音である。ひちみ派です〕を入れて、
刺激と香りを加えたりと、様々なバリエーションを楽しんでいると、
「蕎麦湯です。」と言って、蕎麦湯が登場です。

こちらの蕎麦湯は濃厚で、「そばもん」(山本おさむ さん作 小学館ビッグコミックス) の
エピソードもかくやって感じで(とうぜん何かを足したりしてはいませんが)、
以前いただいた時もびっくりしましたが、でもこの濃さと力強さが嬉しいです。

丼の中に汁が残っているところで、まずは蕎麦湯だけ蕎麦猪口で頂きますと
あー、蕎麦の味がはっきりと出ていて、体に染みます。
そして、蕎麦湯で、カレーベースの汁をのばしていただきます。

さきほどとはまたことなる味わいの趣で、汁を飲むことで、
カレーそばを食べていた幸せな気分を反芻することができます。

そうそう、木のスプーンというのも、口にやさしくて穏やかな気分になれます。
だいたい2年前に渋谷公会堂で行われた、Yuki Kajiura Live Vol.#8 Spring 2012で、
梶浦由記さんがMCで使い心地の良さを熱弁していたのに加えて、
グッズ化して物販していました。とはいえ、速攻でウレ切れていて、
実物を見ることはなかったのですが、
それ以来、木のスプーンがあるとつい意識をしてしまいます。

と、いうことで、完食をして「ごちそうさま」をすると、
アタマからも汗をかいていました。そんな身だけでなく、心も温かくなるカレー南蛮
この雪の多い冬には、本当にありがたいなぁ、と思いながら会議へとむかったのでありました。



☆「手打ち蕎麦 きむら」(小樽市幸3-16-8)
◇営業時間◇11:30~15:00 売り切れ次第閉店 ◇定休日◇水曜日・第一木曜日 
◇駐車場◇有り ◇電話◇ 0134-29-0262




☆「カリーすなっく ベンガル」(神奈川県横須賀市若松町1-9)

畏友p氏と、Yuki Kajiura LIVE vol.#11
“FictionJunction YUUKA 2Days Special”に参戦をしました。

最初から最後まで降りしきる雪に翻弄された遠征でしたが、
なんとかライブ以外の聖地巡礼も済ますことが出来ました。

そんな一つが、横須賀でのYOKOSUKA軍港めぐりです。

こちらは、ガイド付きのクルージングで横須賀港をぐるっと一周するもので、
P氏横鎮提督サマのイチオシ(ライブに遠征するツアーを決めるや、予約を入れたほどです)でしたが、
実際に行って見たら、これが楽しいの楽しくないのって、
メッチャたのしかった。

艦にはそんなにくわしくない私ですが、とにかく圧倒的な眺めと、
ガイドさんの話の巧みさで、 45分が15分くらいに感じられました。
これで1200円は安い。また行きたいと思えました。
詳細な感想はまた機会があれば、こちらで書きますが、本当に楽しかったです。

と、大満足の我ら。本来なら、このあとは三笠でも見てからライブへという予定でしたが、
この日のライブは16時から、15時には中野に着いていたいということで
時間的な都合もありますし、雪の後遺症でこの日も乱れている京急のダイヤを考えると
この日は、そちらはひとまず断念。
4月にあるるYuki Kajiura LIVE vol.#11の千秋楽@NHKホールの時に
今度は猿島とセットで訪れる予定です。

そんななか、昼は食っていこう、ということでp氏がセレクトしたのが、
ベンガルさんです。

こちらは横須賀が海軍カレーを売り出すはるか前1971年開店の横須賀で
地元の人がカレー、と言うとこちらだそうです。

軍港めぐりを終えて、どぶ板通りを歩きながら、汐入駅へむかい、
そこから京急で一駅、横須賀中央駅へ。
途中少年工科学校の制服姿の生徒を見ながら女子のみなさんの制服萌えの気分もよくわかるのお。
などと思いつつ駅を降りると、半年ぶりの横須賀中央。
あの時は、朝9時から気温が30度超で、強烈な日差しは朝から絶好調だったなぁ
などとしみじみと思いながら、まだ雪が残る横須賀中央駅の歩道橋を歩きます。

下には、アーケードの下で寝ている人もいますが、
そんなのを横目で歩くことしばし。そこで、黄色が目立つ看板を発見。
あれですね。

中へ入ると、カウンター席のみのカレースタンド。
まっすぐでなく曲線なのが、面白いカウンターの前には
数人の常連さん風がくつろいでいる模様です。

我々も店舗奥の席に腰を下ろして、さて、何を食べようかと、メニューを吟味。

甘口(お子様や辛さが苦手な方に) 中辛(スタンダードのマイルドな辛さ) 辛口(ちょっぴりスパイシー)
ポーク・カリー (甘口/辛口)¥500
チキン・カリー (中辛)¥550 (辛口)¥600
ビーフ・カリー (中辛/辛口)¥650
ドライ・カリー (中辛/辛口)¥650
シメジ・カリー (中辛)¥650 (辛口)¥700
ホタテ・カリー (中辛)¥750 (辛口)¥800
エビ・カリー  (中辛)¥800 (辛口)¥850
ホタテ&シメジ・カリー (中辛)¥800 (辛口)¥850
エビ&シメジ・カリー (中辛)¥900 (辛口)¥950
エビ&ホタテ・カリー (中辛)¥1000 (辛口)¥1050
スペシャル・ミックス・カリー(エビ&ホタテ&シメジ)(中辛)¥1150(辛口)¥1200
ナス&ビーフカリー (中辛/辛口)¥800
ナス&シメジ・カリー (中辛)¥800 (辛口)¥850
カボチャ&ナス・カリー (中辛)¥800 (辛口)¥850
カボチャ&シメジ・カリー (中辛)¥800 (辛口)¥850
うずらの玉子&シメジ・カリー (中辛)¥800 (辛口)¥850
うずらの玉子&エビ・カリー (中辛)¥950 (辛口)¥1000
ポーク・ビーンズ・カリー (甘口/辛口)¥650
チキン・シーフード・カリー (中辛)¥850 (辛口)¥900
ビーフ・シーフード・カリー (中辛/辛口)¥950
トマト・チキン・カリー (中辛)¥850 (辛口)¥900
トマト・ビーフ・カリー (中辛/辛口)¥950
パイナップル・ドライ・カリー (中辛/辛口)¥900(pm2:00からのメニューです)
ジャーマンエッグポーク・カリー ¥700
ライス大盛り プラス¥100
すべてのカレーメニューにミニサラダがつきます
お好きなカレーに具材やトッピングをプラスできます!
カレーの具材はお好みで追加できます
シメジ プラス¥150 カポチャ プラス¥150 ナス プラス¥150 ビーンズ プラス¥150
うずらの玉子 プラス¥150 ホタテ プラス¥250 エビ プラス¥300  
ご注文はお気軽にスタッフまで!

トッピングは4種類!お好きなカレーにどうぞ
ジャーマンソーセージ プラス¥150 味が自慢のフランクソーセージをこんがり焼きあげました
エッグ プラス¥50 (目玉焼きorゆで玉子or生玉子) カレーにぴったり!トッピングの定番です
チーズ プラス¥150 とろけるチーズがたまらないおいしさです
ハンバーグ プラス¥150 ジューシーなハンバーグでボリュームup"

※中辛以上のカレーは1ステッププラス¥50で辛さをupできます。


これは、目移り必至です。が、とりあえずワタクシは、
ナス・ビーフにシメジと生玉子をトッピング、辛さは辛口
p氏は、ジャーマンフランクポークの大盛り。辛さは辛口

そして、お昼ですが、車に乗る予定があるわけでもなし、ここは呑みましょう。
ということで、オリオンビールを注文しました。

比較的早くにオリオンの缶ビールとグラスが登場。
缶には「いちばん桜」と書かれています。青空に映えるピンクの桜の限定デザイン缶で、
初春を彩る麦芽100%の味わいが楽しめる限定醸造ビールだそうです。

うん。これは美味しそうです。と、いうことでまずはそれぞれグラスにそそいで
かんぱ~い! 

ぷっしゅー。

あー船に乗ったりブラブラしたあとの昼酒はしみますね。

カウンター席のスタンド形式のお店なので、中でカイガイシク働いている人の姿もよく見えます。
BGMで流れるのはヨコハマFM。軽くアルコールも入ったところで、
興奮気味にクルージングの感想などを言いあったり、
「FMなのに石屋製菓のCMとかは流れないねぇ」
「シンセツテイネイダ~カラ、ワタシハサッポ~ロトヨタでアクア買う♪ も流れないねぇ」
「っていうか、いつも同じような話をしているねぇ」
なんて軽口を叩きながら待つことしばしで、
まずは小さいガラスの器に入ったコールスローサラダが登場。

うん、この素朴な味わいがいいです。
付け合わせは福神漬け、紅生姜、スライスらっきょうの三種。
ここらへんもほっと出来る昔ながらのカレースタンド風。

ビールもすすむなぁ、と思いながら、コールスローをポリポリやっていると、
複雑なスパイスの香りとともに登場。
この段階で期待大です。
茶色く縁どられたまん丸いお皿にはたっぷりの明るめの茶褐色した見るからにゆるサラッとした感じのカレー。
ナスにシメジも多めに入っていますし、ビーフもしっかり主張しています。

そうそう生玉子は別の小鉢での提供です。
鼻に近づけるとより濃く漂うスパイシーな香りに誘われてまずは一口。

「いただきます」

ん、オイしいです。これ。 洋風寄りののカレーなので、
ベースには肉系のしっかりとしたコクに、パンチの効いた旨味がたっぷりと溶けていますし、
このコク、旨味に加えて、旨味の塊で、さわやかな酸味をもちらしてくれるトマトも、
しっかりと働きかけていています。

さらにはたまねぎやフルーツ由来でしょうか、甘みが出ていて
カレーの味を複雑にしてくれます。
塩分もおだやかに効いていますし、この複雑で奧深い味がいいです。

さらに、この土台にささえられてスパイスの刺激がいい感じです。
ヒリつくような感じでジワジワっと来る味わいは
次第に汗をかいてくるような効き方をするので、これも好みです。

そんな、旨味、コク、酸味、辛さなどのバランスがしっかりとれているカレーですが、
威張ったりシャッチョコバッタ感じではなく、
穏やかながら密かに技を効かせているのです。
この威張っていない感じが、プロの味わいではあるのですが、
どこか家庭的ですし、繰り返し食べたくなる原因でしょう。


続いて、メイン具材の牛肉をいただきますと、トロトロですし、軟らかいのに加えて、
しっかりと肉滴も出てきていて、さらにこの肉滴とカレーが混ざって
ただでさえ複雑な旨さのあるカレーがより一層、スゴいことになります。

このルーとのあいかたは、下ごしらえや煮込みが行き届いていることを思わせてくれます。

大きめのナスはなす滴と揚げ油がいい感じに混ざって、
カレーを旨くして、かつ、カレーの影響で味わいが深くなるシロモノ。
シメジもとゅるんとゅるんとした軸の食感を味わうこと出来ますし、
中からもきのこのウマ味がじわじわっと来るタイプのものです。

さらに食べ進んでいると、P氏が、「これ、ウメえっスよ」と言いながら、
ジャーマンソーセージをくれましたので、僕もビーフを進呈いたします。

ソーセージは、ナイフの切り込みのところで、丸まっていますが、
熱を通した時の丸まりかたまで計算ずくのもようでいい形です。
しかも、この切り込みのところが、ほどよく焦げて堅くなっているので
噛み心地もしっかりしていれば、かみ切る楽しさと同時に中から出てくる肉滴もいい感じです。

そして、口の中がカレーや肉の脂などで濃くなったところで、
小鉢に入った生玉子の白身だけロッキーの如く飲んで、
黄身はルーの上に軽く窪みをつくってそっと置きます。

普通のルーカレーに玉子がのったヤツとか、自由軒やインデアンや、旭川のインドなどで食べることが出来る
スクランブルカレー(混ぜカレー)などとにかく、
生卵の黄身ののったカレーを食べるときは、周辺部から攻略をしていって、
最後に生卵の黄身とその周辺部のカレーとさらに下のライスと一緒に一気にてゅるんといただくのです。

こうすると、貴重な卵の黄身を皿にむざむざと流さずにすむという配慮です。

もう、何度このブログで書いたことか、この卵をてゅるんといただく時に思い出すのは、
きゆづきさとこ さんのマンガ、「GA芸術科アートデザインクラス」(芳文社)の、
山口如月ちゃんが月見うどんを食べる時に、
月見うどんの卵は最後まで残しておいて、おつゆと混ざらないようにしながら、
これが一番の愉しみといいながら、「てゅるん」と食べた時に、
「キサラギ、蛇みてー」と トモカネにつっこまれているシーンです。
わかるよ、キサラギ。 たたでさえ、天然ボケ気味な癒し系芸術家系眼鏡ッ娘なところにくわえて、
ここまで嗜好もあうなんて やっぱ、オレはあんたの味方だよ。

というか人生を感じるよ
ま、美術をしている高校生つながりで言うと、スケッチブックの
梶原空なみに地味なヒロインであることは否めないのですが。
というか地味だからこその美術部ヒロインです。

それにしても、何度も書きますが、卵の黄身とカレーの相性って抜群です。
玉りません!! しかも、玉子の黄身でマイルドになったとはいえ
スパイスのキレが失われないってのもこちらのカレーのスゴさです。

ま、やってる時にp氏に「お、キサラギ食いっスか」と言われましたが。


ということで、一気に食い尽くした後にビールをグビグビグビグビっと飲み干して
ぷっしゅー

ごっつぉーさまでした。

畏友p氏も大満足の様子。お互いの評価としては、
「近所にあったら、通って常連になるレベル」です。
うん、本当にウマかった。 見ると、昼食時間も近いということで、
空席もだいぶ埋まってきましたので、ここらへんでおいとましましょう。


ちなみに、横須賀から帰った後に、お店のHPを見ると、

「カリーすなっく ベンガル」は今から40年前の1971年にカレー専門店としてオープンしました 当時は横須賀のみならず珍しかったカレー専門店を知っていただこうと、店名はカレーになじみの深いインドの地名「ベンガル」に決定しました そして 「カリーすなっく」の「すなっく」は軽食という意味 インドカレーにこだわらず、家庭で食べるような手づくりのカレーをどなたにも気軽に食べていただきたいとの思いをこめてつけました カレーの専門店は最初は珍しがられたけど、一生懸命手づくりで、愛情込めて作ってきたらあっという間に40年が過ぎました 時々、「40年前に食べたときと美味しさはかわらないね」なんて嬉しいお言葉をお客様からいただきます 青春時代に通って下さったお客様がお孫さんを連れていらしたり、転勤で数十年横須賀を離れていらしたお客様が懐かしいと再来店くださったり、感謝の思いでいっぱいです そうそう、横須賀という土地柄からか外国人の常連さんもいらっしゃるんですよ 言葉は通じなくても美味しさは通じるのかな、なんてちょっぴり自慢だったりします 横須賀にいらしたら、ぜひ一度食べに来てくださいね お店の前で、目印のベンガルくんが皆様をお待ちしています

などと書かれているのを読んで、再び訪れたくなりました。



☆「カリーすなっく ベンガル」(神奈川県横須賀市若松町1-9)
◇営業時間◇11:00~21:30 (L.O 21:00) ◇定休日◇月曜日(祝日の場合は営業) 
◇駐車場◇無し ◇電話◇046-825-8877



あなたのオススメはどこのカレーですか?
あなたのカレーに対するこだわりはなんですか?
よろしければ、コメント欄などで教えてください。


かつてラジオ内にあったコーナー 「富良野印度化計画」の内容と、
かつて僕が訪れたカレー店については 左の欄のカテゴリー「印度化計画」を
クリックしてくれれば、見ることができます。


かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした。(´・ω・)ノシ
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