やりました。帝京大学のラグビー部
昨年記録した史上初の四連覇を更新する
大学選手権大会五連覇です。

選手の皆さん、ならびに関係者の皆さんご苦労さまでした。
そして、おめでとうございます。


昨日の試合もテレビ桟敷でドキドキしながら観戦しました。

序盤の早稲田のキックオフからのノーホイッスルトライで
25秒で失点をしましたが、浮き足立つことなく、前半のうちに逆転。
後半は、SO松田選手の立て続けのトライなどで突き放しました。
その後は早稲田の怒濤の猛攻で迫られる場面もあり
土壇場でもトライを奪われますが、最後は帝京が意地をみせて凌ぎ
リードを守りきりホーンの音をむかえました。、

いやー、勝ちました。最高です。
最後の国立に相応しい好ゲームでした。

当たり負け押し負けずに、当たっても陣地を稼ぐFWがパワーで圧倒し、
BKは、相手を振り切るスピードで突き抜ける。
しかも、FW前一列の選手があいてディフェンスを振り切ってトライする。BKに負けないFWの走力も迫力があれば
随所でみせるハンドリングの旨さに、ハイパントに対する対応といったテクニックに
ボールに対する集散や、ライン整備の素早さなど、フィジカルの強さと戦術理解の良さ。
テレビでも何度か言われていた「王者」の名にふさわしい強さと巧さを発揮しました。

いいチームです。

さらには、フィジカルが強くてコミュニケーションが優れているだけではない。
メンタルの強さも頼もしいです。
中村主将は、 最大24点差が後半18分から10分間で3つのトライを早稲田に奪われて
後半28分、34―29と5点差まで迫られた場面では
「“やっとこの状況が来たか”と。接戦で勝てるのが強み。この状況を楽しもうと。みんな笑っていました。
接戦こそ勝ち切れる、メンタルの強さが最後に出ました」
と語ったそうです。
岩出監督が「苦しい場面も最強のハートで、いい表情でいようぜ」といって送り出し
それを最高のパフォーマンスで応える選手たち。素晴らしいです。

早稲田が追撃するシーンは僕はあれだけハラハラしながら見ていたのに、
そんなことまで考えていたとは、スゴいです。

しかも、コミュニケーションの力のルーツになったのは、チームワークの良さ

優勝が決まって5度宙を舞った中村主将は
「幸せだった。逆にみんなを胴上げしたいな、と感じていた」と語ったそうですし、
主将が手をさしのべた部員152人も全員が笑顔でした。
「4年連続決勝に出場して優勝」の偉業を達成したFB竹田選手は、
「23人の出場メンバー以外も『24番』のジャージーを着て、
1人1人が役割を果たしていること」と帝京大のチームワークの強みについて語りました。

さらには、4年生で途中出場した、No8大和田選手(美幌高校の出身です。
私が住んでいた遠軽や富良野の高校ラグビー部の選手も帝京に何人か進学しましたが、
ラグビーを4年間続けた生徒はいなかったような気が。そう考えるとスゴいです)は、
練習後には同級生とともにグラウンドのトイレ掃除を続け
「嫌がる仕事を4年生が率先してやることで、下級生がそれを見て学んでくれる」と
上級生が規範を示し、部員152人が一体となる大切さを語ったそうです。
さらに今季は配膳や食事の片付けも上級生が中心に行ったそうで、中村主将は
「1年生は環境も変わり余裕もない。つぶれのるを防ぐため」と語りました。


そのような活動を通じて、選手個々の強さの基盤となっている、
個々の人間力を鍛えているのが帝京大学の強みだそうです。

連覇を重ねてチームが最も変化した部分は 「生活面の厳しさ」だそうで、
起床から就寝まで時間厳守は当たり前、
掃除ではより細かい部分まで徹底するようになり
中村主将は「普段から面倒くさいことを我慢強くやることで、つまらない、
きつい練習も粘り強くできるようになった。心は2日、3日じゃ強くならない」

そんな、メンタル・テクニック・フィジカルが全てがかみ合った結果の勝利です。

監督や主将のインタビューを聞いても、ラグビーのノーサイド精神にあふれるもので、
非常にすがすがしいものでした。
中村主将の「試合の中では反省点もあるけれど、最高の舞台でラグビーを楽しめて満足。
早稲田さんが素晴らしいチームで、これだけやりがいのある相手はいなかった」と対戦相手に
敬意を表するところは、昨年の泉主将が開口一番
「ありがとうございました!感謝の気持ちでいっぱいです。毎年、皆さんの応援が力になって
(4連覇を)達成できました!」言ったのち
「(部員)146人の仲間、監督、スタッフ、マネジャー。そして相手をしてくれた、
筑波大の皆さんのおかげで、ここまでやってこられました。
(対抗戦で筑波大に敗れたことで)最初から最後まで全力でやり抜こうと思い、
やり切った一年間でした。これからも愛される帝京大になれたらと思います」と語ったことを思い出させてくれます。

こんな伝統が続いてゆくのももいいです。

思えば、帝京大ラグビー部について98年に不祥事をおこしていて、
某匿名巨大掲示板では未だにそのことを揶揄する人が少なからずいます。
〔ちなみに、某巨大匿名掲示板や、某ニュース検索サイトのコメント欄で
帝京大を揶揄する人は、この事件と、偏差値の低さと、留学生のことでのみしか
攻撃をしているのでなんだかなぁ、と思ってしまうのですが〕
その時にはじめた地域の清掃活動など地域貢献活動は現在も継続中ですし、
不祥事自体はほめられたことではありませんが、これがきっかけとなって
現在の素晴らしいチームが出来たのであれば、塞翁が馬ではないですが、
物事は起きたことは当然大切ですが、そのことへの対処し乗り切る力が
人を強くするのだなぁ、と再認識をしたのです。


大学が開校されてほどない1970年に創部、
78年に関東大学対抗戦に加盟して以来、また新たな歴史を刻みました。

大学王者になったのは、早稲田・慶応・明治・法政
日体・同志社・大東文化・関東学院、帝京の9校ですし
連覇となると、帝京以外は早稲田、同志社、明治、関東学院大のみ
大東も慶応も連覇の経験はないのです。
そして、同志社以来、史上二校目の三連覇を成し遂げてから
また2勝を伸ばしました。

思えば、僕が帝京大に入った前の前の年に
初めて対抗戦で早稲田に勝って、大学選手権初出場。
その翌年に明治に初めて勝って、赤い旋風の名がついたのはそこらへんからです。

また、大学の体育の授業でお世話になったのが
当時のラグビー部の監督さんだったこともあり(岩出監督ではありませんが、為念)
応援をしていたのですが、なかなかその後は勝てませんでした。
しかも大学選手権にではじめたころに前述の不祥事もあったのですが、
そんな苦節の期間を経ての、昨年の四連覇に続いての五連覇ですから、
その頃から思うと、選手権5連覇、6年連続ファイナリストになるとは夢のようです。
あの同志社大学黄金時代の3連覇は破られないのではと言われていましたが
(林・平尾・大八木の時代です)が、堂々の五連覇。特定の世代だけが強いのではなく
チームに入ったメンバーが次々と戦力となっているということです。

これも、早稲田大学をはじめとした伝統校に、なんとか勝ちたいという
思いが積み重なってのことだと思います。
今年の中村主将、昨年の泉主将のインタビューではないですが、
他校に追いつき追い越せで 頑張ってきたおかげでの勝利なのです。他校に感謝です。

応援しているこちらもうれしくなりました。ありがとうございました。

ここは、校歌でも歌わせていただきますよ。


♪むらさき匂う   武蔵野の
 緑あかるく    咲く望み
 常に真理の    丘に立つ
 我等が母校の   伸びゆくところ
 輝く歴史を    新たに書かむ
 その眉若き    生命は燃えて
 翔ける大学帝京の 校章見よや
 いざ 讃えむ日本の
 栄光になうわが帝京~♪


「輝く歴史を 新たに書かむ~♪」の一節は、
やはり、現在のラグビー部のようですし、
箱根で激走を見せて、二年連続のシード権を勝ち取った
駅伝チームのようでもあります。

がんばる学生が歴史を作るということです。


そして、このあとは社会人TLのチームとの日本選手権です。

対抗戦、大学選手権とそれぞれの課題を見つけてはクリアしてきた
このチームですから、1つでも多く勝利を重ねてほしいです。

さらには来年度の話になりますが、

このゲームでも先発フィフティーンの中で4年生は4人と
23年生主体のチーム。しかも縦横無尽の働きをしたSOの松田選手は1年生と
今後も多いに期待できるチームです。

いつか、このラグビーを生で見たいなぁ。
赤いシャツを着て赤い旗を振って…
と思ったテレビ桟敷でありました。

あと、後日知ったのでしたが、この試合は千葉ロッテマリーンズの里崎選手が
観戦していたそうです。
氏も帝京を代表するOBですし、元ゴールデンイーグルスの愛敬投手と大学時代に
バッテリーを組んでいました。
こうやって卒業後に母校を大切にする姿勢っていいですね。

ちなみに里崎選手のコメントです。

「日本一&5連覇達成おめでとうございます。卒業と入学を繰り返し、学生が入れ替わっていく学生スポーツの中、5連覇を達成し素晴らしいの一言です。日本一の素晴らしさ、強さ、帝京魂を肌で感じられた素晴らしい試合でした。本当におめでとうございます。」

帝京魂。いい言葉です。
やはり、見に行くしかないかなぁ。







かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
のパーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。 (´・ω・)ノシ
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