さて、僕的には冬の大祭りの全日程が終了しました。
楽しくも充実した日々でした。

今日は7時に朝食をすませて、その後巡礼にそなえてホテルでスタンバイ。
チェックアウトの10時にホテルを出発します。
それほど熱烈に狙っている本があるわけでもなく、グルっと回って
土産のひとつも変えればよいかなぁ、という感じなので、今日は12時くらいに会場につけば、
2時台の空港行きのバスにのって、16時55分の千歳行きに
余裕で間に合う日程です。

そこで、今日巡礼場所に選んだのは銀座のお蕎麦屋さんです。
そちらのお店は普段は11時30分開店ですが、大晦日だけは11時開店で、
そのまま12時まで開店するという、まさに江戸の心意気を感じる営業形態です。
ならばこの日に出かけていって、年越し蕎麦をいざ食らわん。
という感じででかけたわけです。

とはいえ、10時に宿をでて、宿からは品川行きのシャトルバスが運行されているので、
そのまま便乗し、JRに乗り換えて有楽町に着いたのが10時20分
まだ時間があるので、駅前の三省堂で時間をつぶしてか、5分前くらいになるように
大晦日のウキウキした雰囲気でにぎわっている銀座の街を歩き、
お店に到着します。

お店の名前は「そば所 よし田」さん。
泉昌之さん〔作久住昌之 画 和泉晴紀〕作の「食の軍師 1」〔日本文芸社ニチブンコミック〕
に所収されている「蕎麦屋の軍師」のモデル店です。
主人公の本郷が「俺の一番好きな店」といっているお店です。

食の軍師の食べ歩きや、お店のデーターについて調べているサイトは
いくつかありましたが、ここについて言及されているところは
寡聞にして見つかりませんでしたが、店の外見からはここでしょう。
中に入って最終確認です。
 
と、最初は5分ほど前に言って並ぶか、という感じですが
遠くからもお店の明かりがついているのが確認できます。
さらにはお店の前には人だかりができています。

これは、と思ったら、年越しそばを外で売る人たちでした。
しかも、11時前なのにお店のドアは開いていて、中はあかりがついてます。
これは、入っていいってことかな、と「こんにちわー」といって入ります。

はなからドアが開いていたので、
「ちゃんと手動の引き戸、自動ドアの店にいい店なし!
例外もあり」を確認できませんでした。

「いらっしゃーい、何人ですか」「一人です。」「なら奥の席へどうぞ」
と通された、

周囲のご同輩はみなさんビールやら熱燗をいただいています。
ここは僕も便乗です。
お天道様の下で白昼堂々と酒が飲める場所
それが、蕎麦屋だ。
今からいくのだ、ああ小躍りしそうな俺よ。
という気分を味わいところですが、
これからお祭りなので軽く一杯です。

にしても朝からにぎやかです。店内は6~7割がたのこみかた。
11時になるかならないかの時間たでこの状態だったら、
昼飯時とか夕飯時はどうなるのだ、と思って次のこともあるので、
蕎麦屋で満腹コースの本郷の陣ではなく、
ここはすっと食べて、すっと出る力石の陣で勝負かなぁ。
と思って、エビスを頼んだ後に、メニューを見ると。
あ、出しまき卵とそば味噌がない。
こちには本郷が頼んだメニューですが、気になる品でしたので、
ぜひいきたいなと思ってお店の人に聞きますと
「卵焼きはありますが、そば味噌はないんですよ」
とのこと。なんですと、サイコータカモリにいけないのか。
これは、本郷の焼き海苔そば味噌ができないではないですか。
なら、本日は力石コースで、板わさをオーダー。

エビスを一口いただいて「ぷしゅう」と気持ちよくなったところで
板わさ登場です。
ボコビー、まんまじゃん。超凡庸とののしられてもいいもんね。
まずはきれいな白の蒲鉾が分厚いです。
このしっかりとした歯ごたえとピリっと効いたわさびの組み合わせは
幸せになります。
そして、このタイミングで出し巻き玉子をオーダーします。
分厚く威風堂々とした卵はきれいな黄色。
たっぷりとした見た目が頼もしいですし、この無骨にきってない様もいいです。
さらには、横にはしょうゆがたらされたたっぷりの大根おろしがあります。
〔本郷が行ったときは、大根おろしには自分でしょうゆをかける感じでしたが変わったみたいです。〕

一口いただきます。食べやすい大きさにするために箸で切ると、
盛大に湯気がたちまして、これを見るだけで気分もあたたかくなります。
卵、やさしいですね。箸で切るときから、ふわふわな感覚は伝わってきましたが、
口の中でとろっとなるところと、わずかについているだしの香りも
卵の自然な甘く滋味に富んだ味わいをひきたてます。
これに、軽く醤油がかかった、大根おろしをつけていうと、
ぴりっとしながらも基本やさしい刺激が、卵のやさしさとあいまって、
ほのあまじょっぱさと苦しょっぱさという味のバランスに
ほかほかな卵と、涼やかな大根の組み合わせという、二つの味わいの差が
口の中でひとつになる幸せ。

ここは本郷の名セリフ行きましょう
「うーん、この熱くて甘い卵と、冷たい大根おろし
醤油が口の中でひとつになって
今、星が生まれた!!」 カッ!!

と、楽しんでいると、卵がまだ半分近くのこっている段階で
卵が出てきたときに頼んだ天せいろが登場です。

少し早いかな、と思ってみると

!!!

そばつゆの中にかき揚が入っているタイプです。
以前、お祭りのあとの巡礼で言った室町砂場の天ざると同じタイプです。

その立ち並ぶ様は、蕎麦屋の五虎大将軍!! でおなじみの
てんぷら別添えで、キスやらエビやらのサックリ加減を味わうことができるタイプの
天せいろを予想していたのに、
そもそも、メニューには、海老天そば、天ぷらそば、天せいろの文字はあったものの
天ざるはなかったんです。だから、一番天ざるに近そうなものをオーダーしたら。

とつぜん汁にかき揚が溶けかけているタイプのものが登場です。

これは、伏兵かと思ったら、大将に出くわす感じです。

げえ関羽
これも孔明の罠か
ジャーンジャーンジャーン

と心の中では銅鑼が鳴っていますが、でも美味思想なのには変わらない。
ということで一口いただきますと。

これは美味しいです。
ぴかぴかのお蕎麦だけでいただくと、
粗めに挽いたそば粉に近い淡い蕎麦色がきれいな蕎麦の
香り高さがよくわかりますし、
こちらの暖かい汁の中に入っているのが固めにあげられて、
汁のなかでも溶けにくくなっているかき揚げの油も
悪くない感じで露とハーモニーを奏でています。

汁は鰹節の香りも高く、かえしの味がはっきりしている
しっかりとした味わいですし、
かき揚は、えびなどのはいった、ごま油の香りが強いもの。
ごま油と、醤油やだしの香りの組み合わせが食欲をそそります。

この濃い汁に負けずにしっかりとした味わいのそばに
汁を少し多めにつけて、ずぞぞーと
本郷に「畜生イイ音たてやがる」といわれるべく、すすりますと
口の中に幸せをもたらしてくれます。

これはいいです。

完食して、さらさらの蕎麦湯で油が表面に浮いた汁を飲みまして、
ビールでのどを潤します。

あー、美味しかったごちそうさまでした。
昼からボコビー、最高ですわ。

このかき揚だけで、てんぷらの実力もそうとうなのはわかりましたが、
やはり、五虎大将軍もいただきたいですし、
熱い汁に冷酒で、火ぃ噴きそうもやりたいので、
こちらもまた改めて訪れることにします。いいお店でした。

軽く顔が熱くなったいい心持で銀座のまちをブラブラしながら
新橋でゆりかもめにのって会場へ。
新橋駅ではほぼ満員で、きっとみんな台場で降りるのだろう、と思っていたら
半分以上がそのまま国展まで乗っていました。
ゆりかもめは12時少し前に国際展示場に着きましたが、
そんな時間から会場へ行く人もいるのですね。
ま、僕もその一人ですが。

そして、会場を一通りしばいて、壁サークルに並んだり、
お土産になりそうな本を買ったり、
カープの孫権仲謀こと、菊池涼介のユニを着ている人を発見したり
〔マリーンズ、スワローズ、タイガース、ライオンズ、のユニを着ている人は
よく見ましたが、カープのユニは自分も入れて、三日間で3人目です。〕
して、大満足。

また、来年もこの会場でいいことがたくさんありますように、と軽く頭をさげて
無事全日程を終了。

14時10分発のバスに乗り空港に向かいました。
あとは千歳へ、そして自宅へかえるのみです。

去年は地吹雪に巻き込まれて難儀しましたが、今年はそれもなさそうです。

3日間のトータルで3ケタの本をサバくことが出来ましたし
いろいろな出会いもありまして、楽しいイベントでございました。

お祭りに参加されたかたがたにおかれましては、ご苦労さまでした。
僕自身大変楽しい日々をすごさせてみらいました。

この楽しい日々だったのは、
お祭りでお会いした方々、あなたがたからかけていただいた一言一言のおかげですし、
その、もったいないような、一言一言は脳裏に強烈に刻みついております。
有りがたくかみしめております。

みなさんにいただいたお言葉や、見せていただいた行動すべてが、
今後の僕を動かすパワーとなりました。

心よりお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

と、いうことで、心の充電も終わりましたし、
夏の大お祭りにむけて頑張りたいと思います。




かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
のパーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。(´・ω・)ノシ





追伸 


今日で、今年のブログ更新もおしまいであります。

今年一年、大変お世話になりました。

世間的にも、僕自身もいろいろありましたが、
皆さんのおかげで、たいへんよい一年でした。
心から感謝しております。

と、いうことで、皆様もよいお年をお迎えください。

イトー×ani 拝
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