先日購読した「カレーの王女さま」(仏さんじょ さん著(芳文者 まんがタイムきららコミック))で
登場メンバーご一行様が、北海道にカレーを食べにくるシーンがありました。

カレーの王女様は、南アジアの小国、サンバール王国の第2王女・ヴィクトリア(通称ヴィッキー)が
来日中、匂いにつられてカレー店「カレー王国」に立ち寄った時に食べたカレーに感動し
カレー留学先として日本にやってきます。
そこで日本のカレーを学び、広めることで
自国の食事を全て日本式のカレーにすることを目指すともに、
更に留学先の中学で「カレー王国」のつかさとともにカレー部を立ち上げて
部員たちとカレー三昧の日々を送るなかでの
さまざまなエピソードを描いた4コママンガです。

フムフムと読んでいたのですが、中で、苫小牧の「アルテンゆのみの湯」、札幌の「心」
美瑛の「だいまる」とともに、富良野の「笑楽亭」が出てきて、
思わずのんでいるビールを噴きそうになりました。

ナツカシイですね、「笑楽亭」さんは、かつてすんでいた家からも近く
仕事帰りとかよく寄ったので、ここに、ヴィクトリア王女さま以下
つかさ、梅子、広美のカレー部の面々にメイドのメリッサが
オイしそうにカレーを食べてる様子を見て、
久々にまたいきたくなってしまいました。

あと、お店の入り口の小上がりでとまどうところも、ちょっと面白かったな。



さて、ここからが先週のカレーです。

☆「阪神甲子園球場」(西宮市甲子園町1-82 )

ここしばらく、このブログでずっと書いている通り、
畏友GMクンとカープvsタイガース戦を見てきました。

球場に到着したのが午後2時直前。なんとか試合開始に間に合って、席も確保。
ところが、関空から急いで行ったため、昼食をまだとっていなかった。
そこで1回表の、カープの攻撃の応援をしたのちに、まずはGMクンが昼食の確保に行きまして
(その間、ワタクシは売り子さんからビールを購入し、空きっ腹に流し込みます)、
ビールと共にもってきたのが、甲子園カレーです。

甲子園グルメで数々あれど、数有れど、夏の「カチワリ」とともに外せないのが「甲子園カレー」です。
マツダスタジアム初登場の時に「カープうどん」をいただいたので、
僕も、ここは甲子園カレーをいただかなくては。
ということで、横でいい香りをたてながらカレーをほおばるGMクンを横目に
2回の応援。エルドレット選手の三振、木村、石原両選手のショートライナーで
三者凡退を見てから、売店に向かいました。

初めての甲子園アルプススタンドの売店(今まで行った時は外野席でした)、
見ると、選手・OBメニューとか、焼き鳥に焼きそばにカーリーポテトなど、
そそるものが沢山あるのです。ほんと、球場グルメは楽しいです。
が、やはり、甲子園カレーです。

まずは、店舗の外に貼られているメニューを吟味。

甲子園カレー 500円 
甲子園ホルモンカレー550円 
甲子園ロースカツカレー 750円
国産牛の甲子園カレー 759円 
トッピングカツ 250円

メニューを見たときに、目に入ってきたのが、ホルモンカレーです。
大阪といえば、モツ焼き・ホルモン。
それが、カレーに入っているだなんて…。これはいただくしかないです。

メニューにも、
「牛肉のホルモンがたっぷり入った甲子園カレーベースのオリジナルカレー」
と美味しそうなことが書いてあります。
いうことで、決定。
辛さは甘口、中辛、辛口の中から、辛口をオーダーしましたが、
腹が減りすぎていて、トッピングを頼むことを忘れていました。

オーダーをすると、お湯の中で漂っている銀色のレトルトパックを取り出して、
切り取り、楕円形の白いいプラスチックの容器に手際よく
盛られたご飯の上にかけます。
透明な蓋は自分でしめるシステムです。

そして、座席に戻り、阪神の攻撃をみながらいただきます。
透明なふたをとると、わっと香る濃厚な香りにまずはヤられます。
白い容器に白いお米と好一対な、明るい茶色のいい感じのルーです。
ルーごしに、ホルモンの姿も見えます。
福神漬けも下品にならない程度にたっぷりと入っています。

ということでいただきます。

ん、香りどおりのしっかりとした味わいのカレーです。

まずは濃厚なコクとウマみがきて、それがあまりあとをひかずに、
さわやかであっさりとした雰囲気になるかと思いきや、
さらにあとから、さまざまな具材から出てきている味わいのハーモニーがいいです。
辛口を頼んだということで、あとからじわじわと聞いてきそうなスパイス遣い。
どこか喫茶店の本格派のカレーを思わせてくれる味わいで、いい感じです。

さらにたっぷりと入っているホルモンですが、
上手く処理されているのでしょうクサミが全くなく、
牛を使っているということもあるのでしょうが
しっかりとした味が肉自体からも出ていますし、ルーにも溶け込んでいます。

このウマさは、さすが関西風ということでしょう。

しかも、これがレトルトだというのだから、改めて球場カレー、あなどれません。

あの、売店店頭でレトルトのパックを切ってライスにかける一連の動作を見ているのに、
美味く感じるという。これはスゴイです。

ま、球場で食べるというのが、いいのかな。

真夏の神宮やハマスタでも、空調の効いたサツドやナゴヤドームでもない
初秋の甲子園ですが、このアツさと刺激はありがたいところ。
「味もなにもよくわからない」といった感じで食べる真夏の外カレーは、
それでまた魅力ですが、ホント一年中いつ食べてもオイシイです。

この濃いカレーをビールで流し込むのですから、最高ですね。

と、いうことで、うっすらと額に浮いた汗をぬぐって
「ごちーそーさまでした」大満足です。

GMクンも「これ、レトルトとは思えないぐらいウマいんスけど」などといって、
満足をしている様子で良かった良かった。

カレーを応援中に食べるのはセワシなくて、少々難儀をする面もありますが、
それでも美味しく楽しい時間です。

しかも、秋空ながらやや気温が高く、「青空がおかず状態」になるのも
球場マジックです。ということで、再び応援でハシャぐわれ等。

ビールもすすむし、ゲームも勝ったしで言うことなし。

あと、今まで観戦した球場のなかで、
一番ビール売りの来る頻度が高いのが甲子園だというのは、
僕とGMクンの一致した見解です。

ちなみに、甲子園球場のカレーは大正13年の甲子園完成当時からあったそうで、
元々、戦前戦後は「ハイカラな食べ物」として人気があったそうです。
本当の意味で名物になったのは1980年で、
プロ野球の試合では、1日最低で4000皿は売り上げるそうです。

そんな何千皿の中の2皿になりました。

あと、この味を自宅で食べたらどう感じるのかな、と思いました。
お取り寄せとかも可能ですので、気が向いたら試して見ます。

というか「お取り寄せ王子飯田好美」はどのような感想をもつのかな??
んーテラウマスとか言ってくれるでしょうか。




☆「阪神甲子園球場」(西宮市甲子園町1-82 )
◇営業時間◇プロ野球開催日 試合開始2時間前(開門時間)
 ~7回裏終了まで(最大22時まで)
◇定休日◇プロ野球開催日以外  ◇駐車場◇? ◇電話◇ 0798-47-1041






☆カレー気分 (札幌市清田区北野6条2丁目11-4 尾崎ビル1F)

カープ戦から帰道のために、関空を出たのが10時過ぎで、
千歳についたのが、12時少々前。
なら、昼食は札幌でカレーでも食べようということで、
天竺さんか、こちらかという選択のなかで向かったのが、
二人ともお気に入りでありながらご無沙汰しているという
清田通り沿いの「カレー気分」さんです。

こちらを訪れたのは、2012年11月、畏友P氏と函館旅行に行く途中にむかったのでした。
運よく店舗前の駐車場が開いたので、車を入れて、
黄色い壁と赤いドアが好コントラストだなと思いながら
二人で中へとすすみます。

こちらは、町の喫茶店みたいに落ち着く感じで、まずはそこが和みます。
お店も半分くらい込み方で、地域に根付いている店です。


まずはメニューを拝見。

チキン 道内産の骨なしチキン 920円 
チキンやさい 1080円
ポーク 角煮風 990円 
ポークやさい 1150円
ラム ラムのミートボール 940円 
ラムやさい 1100円
やさい なす ブロッコリー 小松菜 940円 
やさい&やさい さらにトマト入り 1100円
ミックス チキン、ポーク、ラムがいちどに楽しめます 1100円
ミックスやさい 1260円 
ひき肉 豚ひき肉とコーン、小松菜 990円
ひき肉やさい 1150円 
きのこひき肉 豚ひき肉 えのき まいたけ えりんぎ 1070円

すべてのカレーには たまご 人参 いも しめじ きくらげ 水菜
○○やさいにはさらに たけのこ なす いんげん おくら ブロッコリー れんこん
が入っています。

辛さをお選び下さい0 お子様でもOK
1 
2 中辛
3 辛口 
4   ぶなんな辛さ
5 
6 大辛 辛いものが好きな方におすすめ
12  マニア向け 
30 毒

13以上は +50円 30以上は +100円

ごはんの量をお選び下さい。 少〔半分〕 100g
少なめ  150g ふつう 200g弱  無料 中盛 250g  +30円
大盛 300g  +50円 超大盛 400g +100円
スープ大盛 +150円

お好みのトッピングをどうぞ
オクラ つぶつぶコーン きくらげ ピーマン 各50円 チーズ たまご 各70円
なす 小松菜 たけのこ ホールトマト ブロッコリー まいたけ えりんぎ 各80円
ラムボール1ケ 180円 チキン 230円 ポーク 250円 ひき肉 190円


と、いったところ


こちらの奥さんの手描きでしょうか、イラスト入りのメニューがかわいらしいです。

今までは、店舗の白い壁にずらっと下がったトッピングメニューがありましたが、
それは見当たりませんでした。

で、ワタクシは天竺と迷ったおかげで、すっかり頭の中がラムになっていたので、
ラム野菜、卵を追加でトッピング 六番をいただきました。

というか、前回はひき肉きのこの七番をオーダーしてますが、
その前は連続でこちらのラムボールの入ったカレーを食べてますね、オレ。

畏GMクンは、ポークの四番をオーダー


中では、久々の北海道の新聞「道×ポ」を見ながら、
本州ではCSをやっているのにも関わらず、一面が高校野球で北海道大会の決勝が終わり、
駒苫が優勝した記事。
裏一面は、ファイターズの大谷君がどうのこうのといった記事でした。
うー、改めて帰った気がします。

「里田まいって、札幌大谷なんだって」
「へー、そーなんスか」
なんて会話をながら待つことしばしで、出てきたカレーは、
茶器にも通じるような独特の形をした厚手で、
見るからに陶器って感じの食器で供されます。

食器の色がくすんだ茶色なのと好一対な目に鮮やかな
オレンジ色をして油がキラリと浮いている非透明系のスープ。

やはり、この食器にはいっているこのスープを見ると、
カレー気分だなぁと思います。

白いお皿にのった鮮やかな色合いのターメリックライスのコントラストもいいです。

と、いうことで、スープを一口。いっただっきま~す 

口に入れると、そのギラっとしたた脂が浮いた感じの見た目とは
少しだけことなる、ほんの少し和風テイストの漂う
あっさりすっきりして、軽く甘さを感じる飲み口ながらも、
口の中では、刺激的でそれを補うコクや深みがたまらないです。

とはいうものの嚥下したあとにはふわんと残響が残るのみという感じの
あっさりした食後感が漂うという、口の中でいくつもの変化や表情を見せてくれる
不思議で重奏的なウマいスープ。
あくまでも口の中では濃いのです。どこか、和風の出汁を使ったスープカレーにも通じるサワヤカさとか、
洋食のコンソメなどのスープのスッキリとした感じにも通じるのです。

が、繰り返しますが、めちゃくちゃウマい!!
しっかりとしたスープには、さまざまな具材からあふれ出た
コクとウマ味がきいていてパンチあります。
表面のギラっとした浮いている油のウマ味も濃くていい感じです。
純粋なウマミとコクがオイしくしているスープとそれが調和している。
このウマミやコクがキリっと引き締まっていて
よいバランスを保っているスープは、巧みの技です。

しっかりとしたウマミとコクや軽く漂う甘みに支えられているので、
あとから、しっかりとしてキレのある、スパイスの刺激を口内だけでなく、
身体で感じられるようになるのです。

が、嚥下したのちには、いつまでも、こく、ウマ味などの
しっかりと主張をした味わいが残らずに、
すっきりとした飲み口や印象のみがふわんと漂うのです。

この口の中で変化することで、何重にも違う印象をもたしてくれて、
一口一口が楽しいってカレーはそうないです。

こちらは、開店が1999年で、その後もずっと人気店であり続けたのは
このスープの魅力ゆえでしょうし、店主の方のこだわりと技が溶けている
渾身のスープなのです。

いいですねー、もうこれだけで幸福ですが、
今回のメインはラムボールです。

ラムだっちゃ(失礼)。

ただでさえオイしいスープをさらにオイしくしてくれるウマミの塊です。
ひき肉料理が入ったカレーというと、肉滴がぶわっと出てきて幸せになりますが、
こちらも、いかにもラム肉という野趣に富んだ香りとともに、
肉自体の味わいのよさが、スプーンでわるごとに溢れてきます。

さらには、このスープの中でワルと、プクプクと細かい泡が出るのと共に、
透明な汁がにじみ出てきます。
この肉滴があふれてくる時点で もうオイしいこと決定です。

そんな見た目でもわかる、スープに流れ出ている透明な肉滴と
スープが混ざった絶妙な味わいがたまらなくいいです。

この表面の脂も、ラムボールからとけだしたものですかね。
当たり前のことですが、ひき肉なのに一粒一粒がしっかりと肉という主張をしています。
これはウマい
たっぷりと入った野菜もいいです。

しかも、これが、懐かしい羊の味で、羊喰っている、獣喰っている感を満たしてくれます。
苦手な人は苦手かもしれませんが、これくらい個性的な味でなければ、なんのためのラムか
という感じです。

しかも、肉にもしっかりスパイシーな味付けが されているところがいいですよ。

そんな羊独特の味とスパイスのバランスが カレーのスパイシーさとあいまって
エスニックな気分を満たしてくれます。

うーむ、ウマいウマい

そして、鮮やかなオレンジ色のスープを彩るのが 焦がしバジルとともに、
どんとはいっているピーマンで このピーマンがしっかりと肉厚です。
ピーマン・バジルとともにスープを緑色に彩る水菜はシャキシャキで、
目にもオシャレで、しかもオイしいです。

細長くカットされていて、アマくやわらかいいニンジンも、
ホコホコな食感とほんのりとし甘さが滋味あふれるじゃがいもも、
肉厚でシャクシャクな食感のレンコンも、
しっかりとした歯ごたえながらカレーを吸い込んでオイしくなっている筍も、
なす汁がじわじわとしみでてきて、油やカレーと混ざって
メチャクチャオイシくなっているなすも、
チュルンという食感のシメジも、それぞれの味わいがとてもいいですし、
底の方からキクラゲも登場し、このぷりぷりな味わいとウマみの塊ぶりも
すごくあっています。


タッパに入った、たまねぎの酢漬け(クミンなど香辛料入れ)もさわやかでいいですね。
こちらもすっかりGMクンもお気に入りです。
「このタマネギ、箸やすめを超えた箸やすめだ」
「タマネギもおかわりくださーい」 などと、インカ料理を食べに言った
井之頭五郎氏のセリフを言うのは忘れません。

ちなみに、畏友P氏は、この玉ねぎを再現しようと
自宅でがんばったそうです。お前さんやるじゃない。

でもって、ライスもスープも残り四分の一ほどになったところで
コロンと二個まるまる入っているゆで卵が黄味はしっかり半熟ということで
こんな濃厚スープによくあうターメリックライスを投入して、
半熟の黄味とライスとスープを少しずつ絡めてオイシクいただきました。

このなんちゃって如月食いでも十分ウマい。
しかも、卵は2コあるから幸せも続きます。

と、いうことで完食。大満足のうちに、会計をすませると
お店の奥さんが、「いつもありがとうございます」といって送り出してくれましたが、
この方の笑顔って、いつきても変わらずに、すごくいい笑顔なのです。

道内外のカレー屋さんにいろいろと足を伸ばしていますが、
ここまでいい笑顔って見たことないかもです。

接客も丁寧ですし、そんな人柄があらわれているカレーでもありますし、
この方の笑顔に癒されるのも、こちらのお店の魅力のひとつかもしれません。

ということで頭からも気持ちのよい汗をかきながら、車に乗り込みました。
いい形で遠征を締めくくることが出来て良かった。




☆カレー気分 (札幌市清田区北野6条2丁目11-4尾崎ビル1F)
◇営業時間◇ 月~金 11:30~14:30、17:00~20:30 土・日・祝 11:00~20:30
◇定休日◇ 水曜日、木曜日   ◇駐車場◇ あり◇電話◇011-885-6331




あなたのオススメはどこのカレーですか?
あなたのカレーに対するこだわりはなんですか?
よろしければ、コメント欄などで教えてください。



ラジオにあったコーナー「富良野印度化計画」の内容と、かつて僕が訪れたカレー店については
左の欄のカテゴリー「印度化計画」をクリックしてくれれば、
見ることができます。


かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした。(´・ω・)ノシ

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