少々前のことになりますが、大腸内視鏡手術で小樽の病院にお世話になって、退院した直後のこと、
まだ消化に悪いものは食べないようにとお医者さんに言われたことから、
お腹に配慮して、京極の野々傘さんにいってきました。

エニマクリン食~22時間絶食~病院食2食、と続いての久々のキチンとした食事なので、
オイシくて、気分が上がるものを食べたかったという理由で車を京極へ走らせます。

到着したのは1時過ぎ、こちらの店は開店直後からたいてい混雑していますが、
平日ということもあり、駐車場には幸い空きがあったので、そこに車を入れて中へ。
席も運良く空いていたので、そこに腰を下ろしてオーダーを考えます。

僕はこちらでは、たいてい麺のエッジ感とかを楽しみたいので、
冷たいおうどんをお願いすることが多いのですが、
この日はお腹に配慮をした企画なので、お願いしたのが、
暖かいうどんから、宮永さんちのたまごとじ。
前から気になっていたので、いい機会です。

BGMの童謡を聴きながら〔というのも、こちららしい味です。
最近のコジャレた店ではたいていジャズが流れていて、それはそれで
味があるのですが、こちらは童謡とか浪曲がBGMになっていて、
若い人がやっているお店としては異色で、そこがなんだか和むのです〕
待つことしばして登場したのが、
素朴な厚めの陶器がいい味の丼を覆うようにたっぷりのふわふわの卵が乗っています。
その上には白ごまが散りばめられていますし、中には葱や椎茸も見えますが、
これくらいはいいよね。と自分に言い聞かせていただきます。

見た目通りのふわふわな卵が、関西風の穏やかな味付けの汁とあいまっていい感じです。
そして、うどんは温かくても、しっかりと噛み応えのある麺で、
なおかつ、やや腰と歯ごたえのある外側を噛むと、中は軟らかいという
多層構造で、のどごしも暴れる感じが楽しいです。
そんな、何度も歯や口腔内を楽しませてくれる物で、小麦の味もいい感じです。

この卵、うどん、汁の組み合わせがたまりませんし、それぞれの味を引き立てています。
この淡白な味わいの中ならでは、胡麻の香ばしさ、椎茸の存在感、
葱のシャキシャキがとてもいいアクセントになっています。
食事制限があったり、空腹だったからというわけではないですが、
淡白な味ながらさりげなくもしっかりとそれぞれの素材の味わいがしみてきます。

これは、ウレシイ。
しかも、ほんのりと漂う柚子の香り。
この芸の細かさがやはり、この界隈屈指にして、開店時間前から行列が出来るお店です。
これは地元の人だけではなくて、札幌とかからも来てますよね。

素朴ななかに、センスの良さが光る味わいでした。

あー美味しかった。と、満足のもとに、ニセコへと車を走らせました。


向かった先は、ニセコ温泉郷のグランドホテルです。

こちらは昭和20年代に昭和天皇も止宿されたそんな伝統のあるホテルです。
湯銭を払って脱衣場へ行くと、平日の午後ということで、この日は貸し切りです。

やりました。

中へ行くと、内風呂も碧茶色したお湯がざぶざぶと湯槽からあふれているところがたまらない感じです。
しかも高い場所にある湯槽から階段状にたっぷりのお湯が流れていて、
露天への出口のあしもとにもふんだんに流れております。

お湯も、やさしげな塩分だったり鉄さびっぽい味がしたりと、いい雰囲気です。

そして、お楽しみは露天風呂です。庭園の池のような大きい石が配置された作りで、
たっぷりのお湯が注がれてはあふれていますし、
しかも、この奥にも露天風呂があるのです。
この大きい露天からあふれたお湯が、小さい露天へと、
小川のような感じで流れこんでいます。

そして、そこは人が余裕で寝転がることが出来る。
と、いうことですることは一つ。

道南スタイルです。

背中からしっかりと暖められるのと、
じゃぶじゃぶと耳元でお湯の流れる音がするのが、本当に気持ち良いのです。
タマりません。

ふと、流れに枕すとはこんなことではと思ってしまったりして…、
ちなみに流れに枕すとは、漱石枕流 そうせきちんりゅうのことです。
故事によると、孫楚は若い頃、隠遁しようとして
「枕石漱流」【俗世を 離れて自然に親しむという意味】というところ
「漱石枕流」【石に漱ぎ(くちすすぎ) 流れに枕す】と言い間違えてしまい、
親友の王済に言い間違い指摘されたところ孫楚は
「流れに枕するのは耳を洗うためであり、石に漱ぐのは歯を磨くためである」
と強情にこじつけて反論したことから
「漱石枕流」というのは「へそまがり」「負けず嫌い」という意味の
ことわざに用いられるようになり、夏目漱石のペンネームとしても知られています。
が、流れに枕するのってこんなに気持ちが良いのですね。
と、いうことで貸し切りの中で1時間以上のへのへーっとしたあとに、
家路についたのでした。

そうそう、小さい露天風呂は冬季は閉鎖されるので、
今年、こういう楽しみをするのは、最後かな。


さて後日、kalafinaと藍井エイルさんの札幌でのめざましライブのチケットを
畏友p氏に泣く泣く託すために〔自分の都合で、ライブに行けなくなったので
自業自得なのですが〕札幌へ向かいました。

ちなみにこの日は、p氏は芸森に行っていて、午後から合流出来る予定ということで
少しだけ時間的余裕がありましたので、途中に寄ったのが
定山渓温泉のホテル山水さんであります。
久々ですね、こちらに寄るのも。

フロントでアタタカク迎えてくれる女性スタッフの笑顔だったり、
フロントから脱衣場へとむかうじゅうたんをはじめとして、
隅々まで清掃が行き届いている清潔感ただよう館内に
まずはいい気分になります。
また、脱衣場から浴室に入ると、軽くふわっと漂う硫黄香のおくゆかしさと、
いつ行っても、落ち着ける風情があり、
さらには、BGMに、川のせせらぎの音がいい感じの
野趣に富んだ露天風呂がすべてコミでサイコーです。

さらに、行った日は休日であり、さらにこちらは人気の施設ですが
すいていたので思う存分のへーっとすることが出来ました。

あー、いつか時間を作って山水にも泊まりたいなぁ。

ということで、ゆったりと小一時間ばかり滞在して札幌へと向かったのでした。

ま、p氏と合流した後は、「信玄」に行ってグルメストーキングをしたのですが




ちなみに今まで入った温泉については
左側の欄にある温泉三昧をクリックしてもらえれば
見ることが出来ます。よろしければ。


かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした。(´・ω・)ノシ
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