キラ選手のホームランやバリントン投手の好投での、カープの勝利に酔いしれながら、
広電に乗り、広島の宿にチェックイン。

部屋にはシャワーもトイレもなく、8割がベット。
しかも置かれているテレビがブラウン管テレビというステキなレイアウトのお部屋でしたが、
とりあえず荷物を置いて、外へ出ます。

目ざすは、最近超お気に入りの某酒呑みマンガに出てきたお店で、
数少ないモデルを特定できたお店です。
そこで、揚げ出しトマトを食べながら、日本酒でぷしゅーをするのが、
今夜最大のイベントで、カープの観戦とともに広島でのお楽しみにしていたことでした。
体は午前中の呉観光、午後のスクワットと宮島さんで結構ヘロヘロですが、
張り切って薬研堀通りを北へ向かって繰り出しました。

が、某「食×○×」で出した地図を忘れてしまったのに加えて、
広島の宿にはPCもネット環境もなかった…、
そこで、うろ覚えでとりあえず北へ向かうと、
あたりは無料案内所があちこちにある比較的濃いめの色街の様相です。
そんななか歩いて行くと、電車通りまで出てしまいました。

行き過ぎましたか…。

再び戻ると、やはりみつかりません。2往復ぐらいしたのちに、
次第に最初のテンションはどこへ、ヘロヘロになってきたので、
近くにあったローソンに入って、ガイドブックを見て場所を再確認。

そして、ようやく辿り着いたのです。外の照明も落とし目で、
そのせいで気がつかなかったのですか。
お店を見つけた時は、思わず「めしばな刑事タチバナ」の韮沢課長のように
「確保~っ!」と心の中で叫んでしまいました。
が、マンガに出てきたのと同じ感じで雰囲気のある木の扉の入り口に張り紙が…。

??

見ると「本日は、予約のお客様だけにさせていただきます」と書かれていて、

ガーン!!。

なんですとー!。

これが、ドラマとかマンガに取り上げられたお店は、
混雑して入りにくくなる効果というアレですか。

恐るべし酒呑みの舌を持って生まれたがゆえに
今宵も居場所を求めてさすらう女村崎ワカコ26歳。

恐るべし新久千映。

[多分「ワカコ酒」効果とは違います。普通に人気店のようでしたから]、

あー、揚げ出しトマトと、白蘭酒造[梵選手の出身地三次市の酒造メーカーで、
清酒英心を出していた過去あり]のお酒で、ぷしゅー、したかった。

次にカープ遠征をするときは、直近の宿をおさえて、絶対来るぞ。
と心に強く誓って、代替案を探そうとしますが、体はヘロヘロ、
頭も回らない感じなので、一旦宿に戻って立て直そう、
と部屋に戻ってビールをチビチビやっているウチに、
前日の睡眠時間が少なかったこともあって、気がついたら堕ちていて、
目が覚めたら0時とかでした。トホホ。

結局そのまま台風情報を見ながらビールをいただきながら、
またまた気がついたら堕ちていた広島の夜でした。

そうそう、こちらの宿はBSがNHKしかうつらず、
広島にはテレ東系の局もないので、せっかくの土曜なのに
アニメ抜きの夜でした。
とまれ、これでも久々にしっかりと睡眠がとれた気がします。

その後、目が覚めるとつけっぱなしのテレビから台風情報が流れます。
見ると広島の天気予報には雨のマークが出てきて、
野球の試合も少々影響が出そうですが、更に、進路と時間的に、
羽田から千歳へ戻るフライトの時間に台風が重なりそうです。

これはヤバい。

が、いま心配してもしょうがない。

ただ、色々なチャンネルを回していると、広島の天気予報とか、
時間帯のせいもあってか、クロージング映像とか、オープニング映像とかが映って、
改めて遠くに来ている気分がもりあがります。

さて、そのままテレビを見続けてNHKで一番カワイイ気象予報士こと、
南さんのお天気を見た後に宿をチェックアウトします。

ちなみにこちらの宿では550円で朝食も食べられますが、
ま、あの部屋ですから、だいたい予想が出来る感じ。ということで街へ出ます。

が、この時間帯はなかなかお店ってやってないです。

ということで結局見つけた「な×卯」に入りましたが、
これが大当たり。
頼んだメニュー自体は、目玉焼き納豆朝朝食にサラダと
どこでも食べられるものですが、
僕の近くに奥の方に陣取っていた、年配で雰囲気がある感じの団体の人たちが、
近くのクラブかなんかの反省会でしょうか、激論を交わしているのです。

多分経営関係をしている人と、DJの人でしょうか、
「あれかけてほしい、言われて、[音源が]ありませんじゃ困るんよ~」
「ほおでもの~こっちにも考えがあっての~」
みたいな感じの濃い広島弁で、音楽論を戦わせています。
これは、レアな体験ですね。
この濃い広島弁の応酬が、「がんぼ」シリーズか、「とろける鉄工所」の
アフタヌーンな世界です。
これはレアな体験です。

彼らの交わす、広島クラブシーンの話を彼らに気がつかれないようにニヤニヤしながら、
な×卯独特のオレンジ色すぎる黄身した目玉焼きと納豆の組み合わせに舌鼓をうちます。

ふー、ごちそうさまでした。
得難い体験でした。

彼らの話はまだまだ続いていましたが、この日の予定もあるので、こちらを辞して、
八丁堀電停から広電に乗り込んで、宮島口へむかいます。
途中、旧市民球場跡に手を合わせて、今日も勝ちますようにと願をかけたり、
約1年ぶりの相生橋とか原爆ドームを見たり、と市内は穏やかにゴトゴト走ります。
が、西広島を過ぎたら豹変して、普通の電車ばりの速度で走り出すところは、
知識としてはあったのですが、体感するとまた興奮も一入です。

途中から海沿いを走りますし、厳島も見えて参ります。
そんなこんなで宮島口駅に到着し外へ降りると、磯の香りがいいです。

そこから歩いてフェリー乗り場に。
乗り場には広電グループの宮島松大汽船と、
JR西日本の宮島フェリーがありますが、
JR最後の連絡船だということと、厳島神社の大鳥居を海から見ることが出来る
JRの宮島フェリーの往復券を購入し、乗り込みます。

前回、ベイスターズ戦ツアーの時に乗った猿島へのフェリー以来。

そういえば、ベイス戦も、ゲーム前に、猿島行って、三笠を見てで、
今回は呉に行って、宮島に行ってですから、
最近は、野球を見に行ったら、戦争関連の施設を見たり、
船に乗ったりばかりしています。
次の神宮か東京ドームのときは市ヶ谷でも行こうかしら。

船の席は早々に埋まったので、舳先のほうに行きます。
まぁ、2km10分の船旅なので、たってても全然構いません。
強めの潮風が気持ちいいです。と、宮島へ到着。

小雨がそぼ降っていますが、観光地ならではの、雰囲気を味わいながら
ブラブラ歩いています。
と、こちらにもカープユニフォームを着ている集団が何組かいました。
ま、球場に行く前の午前中の観光コースとしては定番なのでしょう。
[僕は、赤いチームティーシャツの上にアロハを着ていましたが]

直前をそんな男2人[1人は普通のジャージ、1人はユニフォームは丸?]、
女1人[ユニフォームはマエケン]の3人組が歩いているので、
はからずもついていく形になります。

そのまま高さ10mほどの石鳥居を潜り、大鳥居を右手に見ながら厳島神社の社殿へ。
中に入ると厳かな建物の醸し出す雰囲気と、海との組み合わせが絶妙です。
このロケーションに赤い柱も目に鮮やかなこの回廊の社殿を作るという
発想がスゴいです。平清盛、見直したという感じ。
大鳥居もスゴイですが、この回廊とコミで更にスゴさがましました。

客神社本殿と、神社本殿の2カ所で2礼二拍手一礼と参拝をすませます。
と、神社の本殿ではおりしも結婚式が執り行われようとしていて、
緋色の袴をはいた巫女さん、浅黄色の袴や、紫色の袴をはいた
神職のかたなどに誘われて、新郎新婦が入場です。

一斉にたかれるフラッシュ。
お賽銭を入れた観光客の方がしきりに写真をとっています。
こんな厳かな場所での式はいい雰囲気ですが、
観光客に囲まれるってどうなんだろう、と思いながら、その場を離れようとすると、
前の方を見ていた男の人がぼそっと

「マエケンも、あんな式をあげたいんかなぁ」

男の人の視線の方を見ると、先ほどの真っ赤なマエケンのユニフォームを着ている女性が、
熱心に見ていたので、思わず噴いてしまいました。

その後は、お守りを購入し、おみくじを引きます。

初詣などで寺社仏閣に行った時も、おみくじを引かないワタクシではありますが、
ここは話は別格官弊社です。
なんたって、「宮島さん」の「おみくじ」ですから。

テンションも上がります。そんな久々に引いたおみくじは「吉」。
勝負事は「小勝ち」でした。

「♪宮島さ~んの、参拝客が~、おみくじ引い~て 申すには~ 小勝ち」
と、小声で歌ってしまいました。

そして、厳島神社から、不思議な枝振りの九本松と、
松ごしに見える大願寺を横目で見ながら、雰囲気のある松林を通って、
清盛神社、さらには典型的な中国地方の古い町並みという道を通って、
歴史民俗資料館を見ます。

フェリー乗り場から厳島神社は三連休の中日ということで、
たいそう混雑をしていましたが、清盛神社からはぐっと観光客もへって静かです。

こちらもほぼ貸し切り状態で、建物のベースになっている、
旧江上家の風情がある建物も、静かに堪能することが出来ます。
途中から、新たに出来た展示館では、宮島の歴史関連の展示が充実していて、
清盛関連の展示だったり、厳島合戦関連の展示だったりと、
なかなか楽しめる内容でした。

落ち着いた歴史的な建造物を通って、歴史の学習が出来るという趣向がいいです。

と、そろそろフェリーの時間も近づいているので、こちらを辞して、
大願寺の、長州戦争の講和で桂小五郎と勝海舟が会談をした部屋などは丁寧に見ましたが、
あとは五重塔とか、陶晴賢が厳島戦争で、本陣を布いた千畳閣も、ほぼ横目程度。

どうせまた、来年カープ遠征に来た時に来るだろうということで
ここら辺は来年のお楽しみにとっておきます。

そして、観光客でごったがえす、表参道商店街を通ってフェリーターミナルへ。
11時25分の宮島口行きにのれば、46分発のJRに間に合って、
広島には12時15分につけます。
そこで、再びお土産をシバいたりしよう、と考えてJR宮島口駅に行き、
本日のお楽しみ、宮島口駅の「あなご弁当」を購入しようとします。

が、お昼前のせいか、KIOSKではもう売り切れになっています。

しょうがない。駅弁の製造元うえのさんに戻って、こちらで購入しますか。
と、駅に行った道を少しもどります。
ちなみに宮島口の駅前には、そんなに広い道はないですが、
いっさい横断歩道がなく、すべて、地下歩道でつながっているので、
少し歩くのがやや面倒くさく感じながらも、うえのさんの店舗へ。

こちら、店舗前の歩道にお客さんが沢山居て、混雑しています。
入り口の横にある小窓から、お店の人に声をかけます。
すると、お店の方が「御弁当で30分、中野食事は2時間見て頂いています」とのこと。

30分待ちですか。思わぬトラップです。
が、球場に余裕を持って入るスケジュールで良かった。
注文をすませて外で待っていると、次から次へと、お客さんがやってきて、
2時間かぁ、とか、30分かぁって感じで、それでも待つ人多し。
ふだんだったら待たないところですが、なんといっても、
折尾のかしわめし、とやまのますのすしと並ぶ、駅弁西の横綱ですし、
これも楽しみにしていたところなので。しょうがないです。

と、そんなお客さんとお店の人とのヤリトリをぼーっと見ながら待っていると、
名前が呼ばれまして、駅弁を手渡されました。
あー良かった。

アタタカイ折りを持ってホッとしながら再び駅へ。
見ると、丁度12時17分発広島行きの電車が待っている様子です。

Kitacaをピッとして、目の前の電車に乗り込みます。
ふー、良かった。と、周囲を見ると、妙に乗っている人が少ない。
もしや、と思って見たら、外には、「岩国行」と、書かれていて、
アブナイアブナイ、逆方向へ行くところでした。

と安心したのもつかの間、お隣のホームに止まっている17分発糸崎行きは、
跨線橋を渡ろうとする前に行ってしまいました。

次の電車は32分。15分間ホームでボーッと待ちますが、
しばししてやってきたオンナノコ2人組が、ホームの待合室で、
「7 DOHBAYASHI」「1 MAEDA」と描かれた赤と白のユニフォームを着出します。

ま、ヒマだから、僕もアロハを脱いで、広瀬のユニフォームを着ます。
すると、広島方面から、カープのラッピングトレインが入線してきます。
おおお、これはスゴい。エエモン見れたです。

そんなことを思いながら、32分発、白市行きの電車に乗り込みます。
昨日の呉線同様、先ほどの2人組以外にも、広島ユニの人がおります。
ま、今日は僕もそうですが。

電車が走り出すと、JRから見える車窓もいいです。
広電よりも少し高いところを走っているので、少しだけ見晴らしがいいです。
遠ざかる厳島の大鳥居を見ながらそんなことを考えますと、
路線が併走する広電のバラエティーに富んだ車両とすれ違います。

車窓から見える電車もいいです。
この行きは、広電、帰りはJRというルートもいいなぁと思っていると、
広島駅に到着し13時頃に駅の外に出ます。
昨日と同じように赤い人9対オレンジの人1の割合の人混みの中、
昨日と同じワクワクした気持ちを抱えて、球場へ。
中の売店で生ビールを買って、弁当とビールを持ったまま球場の席についたのは、
13時20分ほど。

あー、ゲームに間に合ってよかったです。

昨日のパフォーマンスシートに比べて目線は低いですが、
その分選手が近くていい席の外野指定席に腰を降ろすと、
「蝋人形の館」の曲とともに、「がん検診啓発キャラクター」の
デーモン小暮閣下が登場。見事に始球式をつとめあげまして、
スタンディングオベーションをし、そのまま、
「頑張れ 頑張れ ケーンーター!!」と、コールを送ってから、
座って、いよいよあなご飯です。

レトロな感じの掛紙を丁寧に外して、折りたたんでバックに入れると、
まだほのかにアタタカさが残る折りのぬくもりを感じながら、
経木のフタをとりますと、醤油ベースのタレの香りがふわっと立ち上ります。

おおおおっスゴイ。
視界一面にびっしりと敷かれたあなごです。
地の白さもわかるもののしっかりと味付けられた照りのあるタレと、
軽く焦げたところが、なんとも食欲をそそるフォルムですし、
そんな穴子のスキマからは、タレがかかって茶色くなっているご飯が見え隠れしています。

これは、美味そうです。

マエケン様のピッチングを見ながらいただくとしましょう。

いただきます。

まずは穴子ですが、表面が香ばしく、焦げのクリスピーな味わいと、
中のほっこりふっくらとやわらかいというバランスの良さ。
あなご自体の淡白な味を包み込む秘伝のあまじょっぱいタレの組み合わせが、
たまりません。
このほっこり具合、ふわっふわのアナゴは、作られてしばらくたつのに、
それでも十分おいしいように計算されています。

経木のはこなので、ほんのりと暖かさが残る中で、
でもしっとりした感じで。さめてもふっくらとおいしいご飯もたまりませんし、
おしんこも、 奈良漬け・分厚い沢庵・紅ショウガと、
三種入っているので、気が利いています。

いやー、ゆっくりと味わいたいすべてのよさ。
ただし、弁当を食べていると、流石のマエケン、
長野、坂本、阿部と三人で簡単にきってとり、カープの攻撃になってしまいます。
まだ食べ終わっていないよ。

そこで、丸選手や菊池選手に声援を送りながら、あわててかっ込んだわけでした。

ごちそうさまでした。

あーうまかった。これならば2時間待っても、
お店で食べてみるのもありかもしれません。
さすが、西の横綱。圧倒されました。


その後、広島の勝利を見届けたのちに、
そのまま新幹線に乗って静岡に移動しなければならないということで、
マエケン・梵両選手のヒロインを聞きながら マツダを後にしたのでした。

だから、マエケン選手の子供ができてデレデレな話とか、
「先制タイムリーを打ってくれたバッターが良くって…
あ、ボクでしたw」なんてのは、静岡の宿でスポーツニュースで
じっくりと見たのでした。

広島駅で乗り込んだJRは17時発の新幹線。向かったのは今夜の宿、静岡です。

なぜ、マエケン様のヒロインや、ハイパーユニオンでフゥ↑フゥ↑と盛り上がるのを
犠牲にしてまで、静岡に向かったのか。


それは

次回に続きます。





かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした。(´・ω・)ノシ

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://radiofhf.blog65.fc2.com/tb.php/1647-10055833