2013.09.03 赤門のグルメ
テレビドラマseason 3も好調な「孤独のグルメ」です。

先日は、駒場東大前が舞台になっていましたが、丁度その週に
まさにあわせたかのようなタイミングで、週刊「SPA」誌上に
「孤独のグルメ」の新作、「東京都文京区東京大学の赤門とエコノミー」が
掲載されました。

イョッ、待ってましたぁ。

前回、駒沢でもつの煮込み定食を
「なくてけっこう コケコッコー」とか「原寸大にウマい」とか
「なるへそ」とか「この国の作法ならしたがいましょう」とか
言いながら食べてから8ヶ月が過ぎています。

なんにつけ、メデテエッてことで。

それにしても、前回は駒大の横で、今回は東大の中ですか。

しかも、前々回の鳥取市役所の食堂に続く
官公署・学校の食堂シリーズです。

学食・社食ってのは、実用性に特化していながら
どこかノスタルジーを喚起してくれる存在ですので、期待大。

ここから下は感想になりますので、
単行本派で、単行本出たときに一気に見たい方などや、
ネタバレを避けたい方は見ないほうが無難かと思います。

とはいえ、現在単行本未収録エピソードは8話分。
あと12話ほどないと単行本の2巻はでないとすると
あと何年かかることやら。

ちなみに静岡の汁おでんが2009年6月の話だから4年で8話。
それなら何年だ
思わず「芸能グルメストーカー」でYOUと交際する男の年齢との関係を
「げぇ」とか言いながらガラケーで計算する本郷播みたいに考えてしまいます。




さて、話ですが、


東大に商談に出かけたゴローちゃん

しかも、その商談が不調に終わり、商談相手を
「話がめんどうな教授」とか「ああゆう教授のゼミどうなんだろう?」
とまで言っているので、よほどヘコまされた模様。

さらには「彼も、彼女も、あいつだって
みんな東大に合格しているんだよな」と、当たり前のことを大仰に言う
厨二モードに突入しています。

あたかもコミケの3日目の行列を見て
「彼も、ヤツも、あいつだった、みんな今夜は抜くんだよな」
と思うが如し〔違います!!〕

さらには「成績いい上に猛勉強したようには見えない」とまで
学生を断罪しています。そこまで大変だったのか、商談。

ただし安田講堂の威容には素直に感服し、学生運動のことまで
思いをはせたりします。
まぁ、安田講堂をリアルで見るよりもニュース映像で見たことのほうがはるかに多い僕も、
同じ感想を持つでしょう。

そんなゴローちゃんですが、当然食事場所のリサーチは怠らない。
「愉快な迷子」的な上野原ジョージとは違って、
駒沢でも、鳥取でも土地勘のある人に聞いていましたので、
このときも誰かに聞いたのでしょう。

が、

そんな聴いた情報を凌駕する光景がありました。
地下に食堂があるのです。

ゴローちゃんは

「うほ ここから?
秘密基地食堂だ
洒落たことするなあ さーすが」などといっています。

「秘密基地食堂」だなんて、なかなか男の子なボキャブラリーです。

さらに「うほ」が出たのは、大井町でラーメンを食べた時以来ですか。


そして、中にいると迷宮のように広がる空間。
ゴローちゃんのボキャブラリーも絶好調で
「学食サンダーバード基地!」とまで言っています。

が、ゴローちゃんの好調もここまで。
学食の構造も複雑ならば、お宝の地図である、学食の案内図が
「さっぱりわからん」仕様になっています。

「こんなもの見て
パッと理解できるとしたら
やっぱり
……
そこらの学生とは頭脳が違うんだな
脳のCPUが」

などと、先ほど頭良く見えないといっていた学生に手のひら返し。
というか。理解できない自分に腹立てているのか

何せ「俺の脳味噌の性能って
電卓程度の気がしてきた」ですから、

ゴローちゃんが電卓ならば、ヲレなんか、鉛筆とわら半紙ですわ。

さらには地図の解析をあきらめて、サンプルケースを見ると
過剰なサービスのメニューの数々

「野菜炒めごときに数々の情報が」ってタイムサービスとか
小鉢 冷奴 とん汁の表示のある野菜炒めをごときよばわり。
野菜炒めはあなたの敵ではないよ。

さらには「3F定M480」とか「タイムサービス手売窓口で販売」とか
また細かい情報に引っかかったり、小鉢の兵隊に20円の安すぎる味噌汁に、
麺の異常な充実ぶり。しかもいちいちハーフがあることにも、
赤門という東大ならではのメニューにも翻弄されて、つけいる隙がない。
「最高学府の誇りと気遣い」とまで言います。

そんなメニューの迷宮に入り込む前に決断するゴローちゃん
「なんじゃらほい?」と引っかかったエコノミー定食に、
中央食堂名物の赤門の麺ハーフ。

決断するゴローちゃんのりりしい顔ときたら、


しかし、またまた彼を待ち受けけるトラップ。
それは、これまた複雑すぎる自販機の設定。
「80円券」「60円券」「企画」「フェア」のなぞ暗号の連続で
さっきまでのりりしい表情はどこへやら、

「もうかんべんしてよぉ」と半べそ状態。
「頭がフットーし そうだよおっっー」的な「らめぇ」な語尾で、
ヘタレ系萌えキャラ化まであと一歩。

そんなゴローを手売〔ぼくのPCでは「てうり」は「天売」と変換されますが、
これって僕が道民だからってわけではないですよね。〕の窓口が救う。
安心したのもつかの間、続いて第三のトラップが彼を襲う。

それが、先ほどまで「学食サンダーバード基地"」とまで無邪気に礼賛していた
複雑怪奇な学食な構造です。

「定食はこっちの階段で麺はあっちの階段って
どうなってんのよ
定食取りに行ったりしてる間に
麺がのびてしまうじゃないの」

などと、文句を言うこと言うこと。

先ほど、当ブログは学食などは実用性に特化といいながらも、
複雑怪奇なのが東京大学の学食。

僕もわが母校の学食をはじめとして、

お隣 椎央大学のヒルトップや、
浪人時代にお世話になった明大の和泉校舎の学食。
神保町をしばいた時にお世話になった、これまた明大の
今はなき師弟食堂。

それから、早稲田・法政・青学・国学院・高千穂・明星
武蔵・日大芸・日大文理・東京国際・駒沢・東洋・立教などなど
学食で数多くお世話になった私ですが、
ここまで複雑怪奇なのは見たことありません。
まさに東大情勢は複雑怪奇。


しまいには、近道を見つけてほっとしながら、文句の一句
「わざわざ ヤヤコシクする 東大者」

これって、例の「かつを」氏の
「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」的です。

ゴローちゃんが中央食堂に火をつけて
東大生に無差別アームロックをしないことを願うばかり。

ですが、これも「腹が減っていて頭が回らない」故の暴走。
「焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ」
と自制することこそありませんでしたが。
目の前に食べ物があるとゴキゲンです。

赤門を「お召し上がり とうだい…」と
親父ギャグまじりで ずる!といって
うんうん と大満足。

シモキタピザのイカコンセロリあたりから,セリフ回しが
松重ゴローとか,花ちゃんぽくなったゴローちゃんですが,
かんべんしてよぉ、からとうだいのあたりで
そんなゴローモードに変わってきます。

そして、汁なしの麺である赤門を頼んで「うんイケル。」
ただ、彼には冷やし中華を食べていながら汁をすすりたくなって
ラーメンを頼んだ前科がありましたが、今回は珍しく学習しています
「汁欲しくなっても俺には味噌汁がある」
そういえば、その行動をとったのも大井町のラーメン屋さんでした。
あの店はもうなくなってしまいましたが…


さらには「赤ハネの一撃でワイシャツ撃沈」だなんて、
先ほどまで、安田講堂で学生運動に思いをはせていたからこそ
出てきたセリフですか。
そして、カツを食べているのに
「ヘルシーな味 でもヘルシーじゃなくてエコノミー」
などとなぞのセリフをいいながらも大満足の様子。
そしてフィナーレは、派手に麺上げをキメて
「E・A・H 最強だと思う
これを一発で組み合わせた俺 胴上げもんだな」
EAHはエコノミー・赤門・ハーフの無理やりな略称ですが、
これも麺上げと胴上げをかけているのでしょうか。

にしても、今までの孤独のグルメでこんなに堂々と食〔麺上げ〕を楽しむ
ゴローちゃんってなかったよなぁ。

さらに「いやぁ大満足」「麦茶おいしー」などのセリフをいただきながら
改めて満腹で周囲を見渡すゴローちゃん。

さっきまで散々な反応だった学食についても
「学生でも 教授でもない 誰でも受け入れる いい食堂だ
さすが懐が深いね」と、全面的に賞賛しています。

が、この誰でも受け入れる ってところで学生でも教授でもない人がいます。
あの、独特なスキンヘッドは、
どうみても、久住昌之さんじゃないっスか。

これって、まるます屋の回に吉田類さん〔風〕が出てきて以来だなあ。
〔ゴローちゃんに「何をしているのかわからない」といわれているベレー帽の人って
どう見ても、吉田類さんですよねw。乾杯〕

あと、久住さん〔風〕は、ゴローちゃんの横で食べているんで
ふらっとQUSUMIというより、season1の12話だなぁ。
などと思いながら、ラストシーンはゴローちゃんが外へ出て

「せっかくだから三四郎池でも見て帰るかな
気分は明治の文豪 井之頭漱石
智に働けば角が立つ。
情に棹させば、腹が鳴る…ってか」

ってか、が往年の片岡鶴太郎さんめいてますが、

谷口さんの絵で、明治の文豪とか、漱石とかと言われると
やはり、坊ちゃんの時代か、と思ったりして。



そんな感じで、一見さんも、ウルさがたも
楽しく読むことができる一作でした。


さて次は、いつ、このゴローちゃんと
あえるのでしょうか

楽しみに待つことにしましょう。

あつ、次に上京したときの巡礼場所は東大中央食堂かなぁ。
でも、情報によると、日曜は赤門が食べられないとか。
気をつけなければ。




それにしても今回も「週刊SPA!」の入手は大変でした。

直前のJR北の災害による函館線不通のせいで、雑誌はとまるし、

さらには、住んでる町の三軒の書店に、コンビニ6軒まわってもなく、
7軒めでようやく入手。
できなかったときは、小樽・札幌行きも覚悟しただけに、
あってよかったです。





かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした。(´・ω・)ノシ
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