先日こちらでも書きましたが、夏のお祭りに当選しました。
僕と畏友p氏だけでなく、畏友GMクンも当選いたしました。
良かった良かった。

ということで、お祭りのために上京いたします。

私の参加は、二日目、東5 ピ-14bサークル名はいつもどおりの「東行本舗」
新撰組や、大河ドラマ「八重の桜」などを中心に歴史を軸にした妄想を
集めて編集したものをもってゆきます。

あと、私がお手伝いで参戦する畏友P氏は、一日目 東5 ハ38b 
サークル名は「V.O.L.」
前々回同様、梶浦由記さんやKalafina FictionJunctionなどの、
ライブレポなどをまとめたものを、頒布するそうです。
先日の「Kaji Fes」やKalafinaのツアーレポートなども入れる見込みです。
まど・マギ関係の頒布物もあるそうです。

畏友GMクンは、二日目 西う31a サークル名は「北蝦夷協和会」
孤独のグルメ〔原作&ドラマ〕と食の軍師と芸能グルメストーカーなど、
久住昌之さんの原作作品に出てきたお店の食べ歩きをした
感想などのレポートを頒布するそうです。


それぞれワタクシも原稿を寄せさせていただく予定です。
よろしかったら、遊びに来てください。


さて、久住昌之さんの本で、先日読了したのが、
「ひとり家飲み通い呑み」日本文芸社 です。

この本は、酒のつまみごとに、会うお酒を探して、
どういうシチュエーションで飲むのが良いのか書いた本です。
たとえば、こんな感じです。

「とんかつは好きだが、さらにそこにビールも飲んだら、メタボへの電車道、
肥満街道ぶらりひとり旅、出ッ腹オヤジ珍道中、と恐れる人も多いだろう。心配ない、考え方と食べ方だ。」

うむ、なんか身にしみる文章です。

が、そんなオッサンエッセイをそのままマンガにしたような本を発見しました。

それが、「ワカコ酒」新久千映 著 徳間書店刊 ZENON COMICS です。

帯には

「呑兵衛女子 今夜も酒場でひとり酒」

「美味しいは正義★
 ハムカツ、ポテサラ、焼き鳥、ざる豆腐…etc
いつだって美味しく お酒を飲みたいだけ、
村崎ワカコ(26) 今日も幸せひとり酒★」
と書かれています。

帯にもあるとおり、呑兵衛の舌を持って生まれた村崎ワカコ(26)が
一人で居酒屋へ行き、食べ、酒を飲むだけの漫画です。

が、このストイック?さが、実に呑兵衛のツボをついているのです。


例えば料理に関する台詞にはこのようなものがあります。
「焼き鮭には冷が合う。日本酒と鮭の皮はこたえられん」
「(お店のだし巻き卵の魅力は)層だ。なあなあでもなく対立もしていない
まことに程よい層関係だ。そして出汁の味は、ぬる燗で引き立つ」
「ハッキリ言ってトロより好きだ。炙り〆さば」
「(ハムカツは)大体ころも なんだけど ハムの味がしみてるころも 
ぶっちゃけころもっておいしいよね これはきっとむかしの人が 
うすいうすい加工肉をなんとか豪華にしようって工夫のたまもの 
そして昔ながらのカツには 昔の炭酸がお似合いかと(ハイボール)」
「ビールとから揚げときたら、なんでこう…なんでこう合う。ほんとうずるい
鶏の肉をおしょうゆとかお酒とかにんにくとかで漬け込んで、油で揚げたものだよ
おいしいに決まってる。」
「ミルクとバターでこってりだけど、芋本来の甘みが主で 芋どうし殺しあうどころか
芋が(芋焼酎の)芋を引き立てる 芋を食べているのにまた芋がほしくなる。」
「相性ばっちりの煮っころがし 食感はタコのほうが好みだけど 
イカの売りは味だよね 常温のお酒でいつでも食べたい日常のぜいたく」
(あん肝苦手! と隣のテーブルで言っている女子がいるのを小耳にはさみながら)
「臭みといえばそうかもしれない。然し熱燗とならば鼻の奥で臭みがうまみに変わる」
「すっきり冷酒と上品な湯葉で、お口の中が京のようだ」

いやもうたまりませんよ。

そしてワカコが美味しいものを食べたり飲んだりした時に、
実に幸せそうな顔で「ぷしゅうーーーーー」と息をするのです。
これが実に気持ちよさそう。

確かに、お酒を飲んだ後には必ず美味しい息がもれますし、
おつまみも、美味しいもを食べたときにの口の中に余韻が残ります。
そんなお酒やつまみの余韻を心から楽しんでいるワカコのぷしゅぅーーーーです。
この表情がまずは愛らしいです。

さらには熱い焼き鳥を食べたときの「ハフハフ」
餃子を食べたときの「ハフフ」
空豆を食べたときの「ふーん」などの
おつまみを食べたときに思わずもれる息の音も、ぷしゅぅーーーと同じように
いい雰囲気を盛り上げます。

美味しいものは香りもうまいし後味もうまいということをあらわしたもので、
お酒、おつまみを食べたときの空気の流れが、
おいしさ、うれしさの記号として描かれているのところも、呑兵衛心をくすぐるのです。

さらに、呑兵衛女子全開で、ワカコはお酒とツマミに正対します。
鮭も煮物もご飯とあわせるのではなく、まずお酒と思ってしまう。
それで、飲み屋の席に座ったお隣さんとか、彼氏とかと
なんだかあわないなぁ、などと思ってしまう。
見上げた呑兵衛魂です。

仕事で嫌なことがあった日も、ビールをあおってうさを晴らすのうに呑むのではなく
熱燗とあん肝ポン酢でまったりとしますし、
慣れない業務で疲れたらちょっといいものを食べます。

また、風邪を引きそうな時は、女子としていかがなものかと
背徳感を抱きながらもにんにくを丸ごと食べて、こりゃあききそうだと思ったり、
シャレオツにワインを楽しんでいながらも気がついたら発泡酒に移行していて、
そしていつでも、「ぷしゅうーーーーー」が出る。

実に幸せそうな、いい一人酒なのです。

一人酒ですから、店員さんや、他のお客さんとの
余計なコミュニケーションはほとんどありません。
話は「孤独のグルメ」の主人公井之頭五郎と同じように独白で進みます。

また、こちらも「孤独のグルメ」と同じく、料理やお酒に対する
うんちくもありませんし、お酒の銘柄もでません。

が、そんなストイックでハードボイルドに見えながらも
ものがお酒なので、やはり、ニヤリとしてしまいますし、
なんといっても、ワカコの楽しそうな愛らしさに気分が癒されますし、
読むと酒を飲みたくなるし、つまみが食べたくなります。

思わずこの本を読んだ直後に行った室蘭では、
「焼き鳥の一平」にいって、室蘭焼き鳥とともに、
砂肝とかぼんじりを頼んで、ビールとともに
ぷしゅーーーーーをしてしまいました。

ああ、おいしかった、室蘭焼き鳥。

そう、あとは、「孤独のグルメ」以外にも、
こちらもお気に入りの「おんな酒場放浪記」にも通じます。

あれは、テレビ番組なので、いろいろな人に話しかけていますが、
実は、カメラなしで、こうやって一人で楽しそうに飲みそうな
古賀ちゃんパートに通じるような気がします。

ということは、古賀ちゃんもこんな一人酒をしているのでは
などと覗き見しているような気分にもなれるのです。

呑兵衛で、孤独のグルメなどの美学っぽいのが好きな人には
(ゴローちゃんは下戸ですが)
一読を強くお勧めいたします。



あと、この本、気になって探し出してから、地元の本屋さんはもとより、
札幌の大きい本屋さんでも見つからなかったので、
地味に出版された部数に比べて人気があって、なくなったのかななどと
少しほくそえんだりしています。







かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした。
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