☆「飲み食い処 ささ井」(松前郡福島町字三岳2)

松前から車を走らせて福島町の温泉に入ったあと、国道228号線に戻り、
さらに函館方面にむかうと、道の駅「横綱の里ふくしま」とか
横綱千代の山・千代の富士記念館がありまして、
千代の山とか千代の富士の幟がはためていています。

福島の町中に入ってさらにしばらく行くと、何軒かの飲食店がありますが、
この時入ったのは、青函トンネル記念館の向かいにある「ささ井」さんです。
訪れた時間は11時30分ほどで、丁度開店をしたところのようです。

和風の入り口をガラガラと横開き、のれんをくぐって中に入ると
外見よりも大きいようです。厨房前にはカウンター席、
そしてテーブル席に座敷席などがありまして、
座敷席では地元の家族連れ風の方がくつろいでいる様子です。
僕は4人がけのテーブル席に腰を下ろしてメニューを拝見します。

メニューは、丼物からカレー、定食、スパゲティ、そば、うどんと
幅広い分野をカバーしています。以下のような感じです。

《丼物》
天丼750円 
えび天丼900円 
親子丼550円 
カツ丼700円 
豚丼700円 
中華飯750円 
カレーライス550円 
カツカレーライス750円 
エビフライカレーライス800円 
チャーハン600円 
オムライス600円 
カツ丼セット900円 
天丼セット900円 
豚丼セット900円
※かけそばか盛りそばが付きます
《定食》 
天ぷら定食1100円 
焼魚定食1000円 
エビフライ定食950円 
カツ定食900円 
ライス180円 小ライス120円
《その他》
ナポリタンスパゲテイ450円 
ミートソーススパゲテイ400円 
カツミートスパゲテイ650円
《そば》
天ぷらそば720円 
天とじそば820円 
肉そば600円 
かしわそば550円 
五目そば600円 
月見そば550円 
カレー南そば750円 
たぬきそば500円 
天ざるそば1100円 
ざるそば500円 
もりそば450円
冷天そば720円
冷たぬきそば500円
とろろそば500円
※大もりは100円増しです。
《うどん》
天ぷらうどん720円 
天とじうどん820円 
肉うどん600円 
かしわうどん550円 
五目うどん600円 
月見うどん550円 
カレーうどん750円 
たぬきうどん500円 
鍋焼きうどん800円 
天ざるうどん1100円 
冷天うどん 720円 
冷たぬきうどん500円

港町ならではの鮮魚系を推しているという感じではないですが、
それだけ地元の人が普段使いしているということでしょうか。
ま、ここに書くくらいですから、オーダーするのはカレーライス。
しかも、朝飯食べたのが6時台で、空腹だったということから、
カツカレーをオーダーしました。

待つ間、新聞でも読もうと新聞を取りに行くと、
奧にも座敷席があります。しかも、この座敷席が広い。
宴会とかが出来そうです。
きっと地元のお客さんはここで宴会とかをしているのでしょう。

なんてことを考えながら、周囲を見回すと、
昔ながらの田舎の食堂でありながら、
老舗のおそば屋さんのような格調も感じたりして。
BGMのテレビの音声に耳を傾けながら、新聞読みながらで待つことしばし。
奥の方から揚げ物を調理する音なども流れてきて
期待も高まってきたところで登場しました。

漆色のお盆に乗った。長方形に近い楕円形の皿に乗るのは、
焦げ茶色のルーがたっぷりかかっていて、ライスは白い姿が現しますが、
カツの上にはたっぷりと、カツが見えないくらい、
隠れるようにルーで覆われています。
これはウマそうです。
ということで「いただきます」。

まずはルーから。
焦げ茶色の見た目通りのしっかりとした味わいです。
爽やかな玉ねぎの甘みが穏やかさのベースになっています。
しかも、肉系列の旨味がしっかりと出ていると共に、
野菜の味わいもしっかりしていて、
こくとウマ味が良い感じで出ているのです。

さらにはこの濃さとかがいい味わいであるにもかかわらず、
嚥下したのちは、すっと口内から引くのです。

ルー自体はあっさり目とさらっとしています。
スパイスの刺激もいい感じであるのに加えて、
複雑な旨さの要素が混ざっている、凝ったカレーですが、
どこか懐かしい味で、ほっとできる穏やかさもあります。

ベース以外にも、具としてもたっぷりのたまねぎが入っていますし
このたまねぎがトロトロで甘いのす。
さらにはたっぷりと入っている小口切りされた豚角切り。
この豚肉はシチューなどに入っている角煮的なやつを
そのままミニサイズにした感じで、
一つ一つが脂身と赤身のバランスもいい感じなのです。
これがゴロゴロ入っているところが魅力的です。

何度も主張していますが、カツカレーとなると、
カツの部分に肉の責任を全部負わせてしまって
ルーには一切肉が入っていないタイプのカレーも
スタンド系のカレー屋さんや、学食のカレーなどで
いっぱい見てきました。
が、こうやって、ルーにもたっぷりとお肉が入っていたり
玉ねぎがあるとそれだけでウレしくなりますし、
うん信頼できる。という感じです。

さまざまな手間隙が伝わってくるものの、それが大上段に構えた感じではなく
自然にシミジミとオイしいのです。
だから、何回も食べたくなりますし、地元にあったら
普段使いにしたくなるのでしょう。

と、ルーに満足しながら、続いてカレーの海に沈み、
そのカツのフォルムが茶褐色のカレールーごしにしか確認出来ないカツを
すくって、さくっといただきます。

衣は、全身でルーをまとっているので、確認は出来ませんが、
この穏やかなカレーにあっている感じの衣でしょう。
口の中に入れるとルーで少しトロっとなっているものの、
軽くサックリとした食感が気持ちいいです。

じわっと揚げられて、外連味はないですが、ホッと出来る味わいです。
お肉もそこまで分厚くはないですが、やわらかくて、
中からじわっと染み出てくる、肉滴もいい感じ。
これは、ルーの中にたっぷり入っていて、カレーをオイしくしている豚肉と同じです。
そして豚肉同様、カツの肉滴もカレーにさらに深みと味わいを与えてくれて、
カツカレーの味わいのすべてを食べることができる感じです。

豚自体の味も、いいですし、この刺激的なカレーの中でも負けずに主張をしています。
そして、カツを覆うようにカレールーがかかっているカレーというと、
札幌の銀星食堂とか、倶知安の起龍などが思い出されますが、
それらのお店は、カツの上半分こそはカレーがかかっているものの、
下半分は直接ライスの上に乗っているので、ルーは付いていません。
が、こちらのカツカレーは、下の部分も、
あらかじめカレーがたっぷりかかっているところにカツをのせて、
さらにその上にカレーをかけるという一手間をかけています。

併せて食べると、カレーを作るときのさまざまな手間に、
カツを揚げるときとかのさまざまな手間が一気に口の中で広がる
贅沢な気分を味わえます。

濃くも刺激的なルーと、サックサクのカツの組み合わせに
食がすすんでとまらないかんじです。

カツカレーを食べる時、最後は「寝かす!」食いをするために、
丹念にカレーの海にカツの一片を沈めますが、
こちらは最初から上も下もカレールーがたっぷりなので、
最初から寝かす食い体制です。
「食の軍師」(泉昌之 著 日本文芸社 ニチブンコミックス)の、
主人公本郷考案の「寝かす!!」食いをするにはうってつけです。

ということで、サックリとした衣がカレールーで表面はテロっと、
奧のところだけが、ほんの少しサックリの名残があるところを
ぱくっといただいて、最後までカレーを楽しんでから、
しめの水をぐびぐびっと飲んで「ごちそうさまでした」

顔を上げると、そんなに辛さを感じなかったのですが、
じわっとかいた汗を感じて、思わずニヤっとしながら
こちらを後にしたのでした。

そう、僕が食べている間にも地元風な人が来ました。
愛されているお店です。

なんでも、こちらの近くには役場があって、職員の方も利用されている模様なので、
納得です。ということで、大満足で函館へと車を走らせたのでした。



☆「飲み食い処 ささ井」(松前郡福島町字三岳2)
◇営業時間◇11:00~15:00 17:00~21:00
◇定休日◇月曜日 ◇駐車場◇有り
◇電話◇ 0139-47-3758







☆ニセコ カリー小屋(倶知安町山田57)

羊蹄山麓もすっかりと初夏の趣。この日は珍しくお仕事中に、
午前と午後の間にぽっかりと時間がありました。
ということで、ちょっと離れたところで昼飯を食おうと、向かったのが
カリー小屋さんでありました。

スキー場の近くにあるペンションや飲食店が立ち並んでいる
ニセコヒラフ地区の中心部からは、倶知安よりの
やや静かな場所にお店はあります。
倶知安から裏道を通って行くと「ヒラフの入り口」と書かれた看板とともに、
カリー小屋と書かれた幟がはためいています。

札幌でスープカレーがブームになる前からスープカレーを名物にしているのに加えて、
自前のスープカレーの通販とかもやっているのでも有名です。

山小屋とかロッヂ風の外見で、少し複雑に曲がった階段を上がり、
併設されているロッジの入り口とか、スタッフオンリーのところなどを見ながら、
探検気分で二階にある店舗に入ると
窓際のテーブル席に女性の方がお二人でカレーを食べています。
席数12席(カウンター4席 テーブル8席)ほどの
小さっぱりした感じの喫茶店のような清潔感があふれる店内へ入り
カウンター席にこしをおろします。

お店の人の温かい対応とともに、久々に来ても変わらずに迎えてくれる感じです。

ここでお店の流儀に従って、具→スープの種類→辛さの順でメニューを選択。

値段はスパイシーカリー( )内はタイ風カリー

チキン野菜(鶏レッグと野菜) 1,150円(1,250円)
ポーク野菜(スペアリブと野菜) 1,200円(1,300円)
きのこ野菜(きのこと野菜) 1,150円(1,250円)
コロッケ(ポテトコロッケ2コと野菜) 1,150円(1,250円)
カキ(カキフライ3コと野菜) 1,250円(1,350円)
エビカリー(エビフライ2本と野菜) 1,250円(1,350円)

と、日替わりメニュー

スープは
スパイシーカリー 肉、野菜、魚からとったコラーゲンたっぷりのブイヨンスープと25種類のスパイス&ハーブで作った、コクの中にもさっぱり感のあるオリジナルスープカレーです。
タイ風カリー タイ産の食材とチキンブイヨンを融合したココナッツ風味のスープカリー。ココナッツは、整腸、痩身、低血圧改善などの美容効果が高く、食後の血糖値上昇を抑える作用もあります。数量限定。ご用意のない日もあります。
辛さは 
1辛 辛みスパイスなし 
2辛 少し辛みあり(中辛程度)
3辛 程よい辛口 お勧め 
4~10辛 は辛いのがお好きな方におススメ
 (6辛以上50円のプラス) 
超辛 10辛以上の辛さをご希望の方用で、
超1~超3迄あり
〈超辛はスパイスの種類が違います。超3が一番辛い〉
料金100円プラス

トッピングは
ジャコカツ〔プレーン1枚〕 200円
ジャコカツ〔カレー味1枚〕 200円
ポテトコロッケ〔2個セット〕 300円
カキフライ〔3個セット〕 400円
エビフライ〔2本セット〕 400円
温泉たまご〔1玉〕 100円
チーズ〔カリーメニューのみ〕 150円


前回は「きのこ野菜」の5辛にじゃこかつのトッピング
前々回は「ポーク野菜」の5辛を
その前は、「コロッケカリー」の5辛をいただいて、
ポークの美味いあじとか、アツアツでサクサクの衣を歯で噛みちぎる食感と、
ジャガイモのナチュラルでほっとさせてくれる甘みのコロッケと
スープカレーの組み合わせを堪能したのです。


ということで、何にしようかなぁと思っているとお店の方が、
「本日の日替わりカレーは、小河豚と野菜のスープカレーです」
などと言ってくれます。

小河豚のカレーだなんて、食べたことありません。
ということで、今回はそちらの4辛を、
タイ風カリーでオーダーをします。
そして、トッピングには「温泉たまご」です。

メオーダーをして、BGMのジャズに耳を傾けながら、
テーブルに置かれたニセコの湧水を飲みながら待つことしばしで
木のトレーに乗っかって黒い陶磁器の小鍋のような食器と、
四角い皿が登場。
「熱いですから気をつけてください」の言葉と、
刺激的な香りとともにやってきたカレーは、
カレーより淡い抹茶色がかった非透明系のスープ。
しかもスゴいのが、なべの中で、ぼこぼこと音をたてて、
スープが沸いているのです。勢いよく、対流をしているのです。
表面には黄色い丸い脂が浮いていますが、
それが踊るように激しく動いているのです。
こんなスープはそんなにないです。

しかも芳しいスパイスとココナッツミルクの混ざった香り。
これはたまりません。

さらに、四角いお皿の上に乗っかった玄米とか穀物の入った
ターメリックライスの上には揚げたてを主張する
小河豚のフライが堂々と乗っかっています。
そして、温玉は別皿での提供です。

ということで、まずはアツアツのスープから一口。
アチチ、慎重に口に運びますが、それでもアツいです。
そしてダイレクトに感じる熱さが軽くひくと、
ほのかな優しい甘さとともに、コクとうまみがじわっと出てきます。

具材にこだわってとったスープがバランスがいい感じです。
スープ自体にしっかりとしたコクがあり、
はっきりとした素材自体の旨みもあいまって
美味しいカレーを食べている感を満たしてくれます。

こう書くとこってりとしたカレーをイメージするかもしれませんが
飲み口は非常にあっさりとしています。
そんなあっさりした飲み口ながらもコクとうまみが
バランスよく味わうことができるのです。

さらに、ココナッツミルクならではの穏やかで爽やかな甘み。
今までのノーマルのスープカレーも良かったですが、
この色に見合った味わい。
これは、相当手間隙かけたスープでなければありえません。

そんなコクとうまみのバランスをぬって、
じわじわっと辛さがあがってきます。
すいすいとした飲み口や、コク、旨みなどにヤられてどんどん嚥下していくうちに
しっかりとした辛さが、しだいに蓄積される感じです。
スッキリとした飲み口を妨げない感じで、
スパイスはゴリゴリとした主張をしていません。
ですが、しっかりとスパイシーで、
このスパイシーさもオイシイスープの一要素として、
欠かせない感じに機能しています。

きっと具材の素晴らしさに加え、このすっきりとした感じには、
さっき、カレーを待っている間にイタダいた、
アンヌプリの湧水も一役買っているのでしょう。

さらには、レモングラスとかコブミカンも、タイカレーならではの
美味香装置です。これが入っていると、ココナッツミルクの作り出す
東南アジアワールドがさらに加速度をまして広がります。

でもって、つづいてライスの上に鎮座ましましている小河豚のフライをいただきます。
河豚のフライだなんて、下関で「ふくめし」を食べて以来だなぁ、と思いながら
いただくと、さくっとした衣の軽やかな噛み心地もいいのですが、
そのあっさりとした淡白な食感とさわやかでさりげない旨みですが
かむうちにこの旨みがしっかりと主張してくるのです。

淡白すぎると物足りないし、あじが濃すぎると磯臭いので、
いまひとつ扱いが難しい魚介類系のメニューですが、
この河豚は絶妙なバランスでして、しかも味わううちに
河豚ならではの、しっかりとした旨みが濃くなってくるのです。

スープに浸してサクッといただきますと
魚の味わいがスパイスの刺激との、相乗効果で引き立つのです。
一瞬淡白な味わいながらも、その実しっかりとした旨みがあるので、
スパイシーで個性的なスープカレーの味わいにも負けていませんし、
お互いの長所を伸ばしあっている感じです。
カレーと揚げ物の相性の良さだけでなく、
カレーと河豚の相性の良さも再認識しました。

そのほかの具材も 食材の味を生かす方法でじっくりと調理されています。
ニンジンのとろっとした甘さにジャガイモのほっこりとした食感とやさしい味わい
かぼちゃのさりげない甘さもいいですし、 
ブロッコリーやピーマンの鮮烈で青い食感もいいです。
これも、羊蹄山麓の実力です。

ライスは、雑穀や押し麦の混じったターメリックライスで
ご飯自体のオイシさとともに、雑穀のくにくにした食感が良く、
刺激的なカレーにもよくあいます。

と、いうことで、最後は「寝かす!」喰いのためにとっておいて
しっかりカレーに浸って、衣をテロテロにしたあと、
ライスも投入して、少しずつ混ぜながら食べすすめて、
ここで温玉を投入。とろとろの気味を最後の最後で如月食いです。

器の底に沈殿しているスパイスまでライスで絡め取って
完食をしてから、水を飲みました

ふー、オイしかった。「ご馳走様でした」


大満足でカウンター席から後ろを見ると、窓の正面に雄大な羊蹄の稜線が
立ちはだかってました。そんなロケーションもアジのうちです。


あと、前回いただいたじゃこ天・じゃこカツですが、今回、子河豚のフライを
仕入れたのと同じ場所だそうで、こちらも愛媛〔西予〕で食べられているのでしょうか
西予ということで、僕の知ってる愛媛出身の有名人で西予の人というと
ヤクルトの岩村選手くらいしかいないですね。
水樹奈々さんも今柊二さんも鴻上尚史さんも東予の人ですから…








☆ニセコ カリー小屋(倶知安町山田74)
◇営業時間◇ 11:30~15:00頃
売り切れ次第閉店
◇定休日◇ 不定休 ◇駐車場 有り
◇電話◇ 0136-23-3688




あなたのオススメはどこのカレーですか?

あなたのカレーに対するこだわりはなんですか?

よろしければ、コメント欄などで教えてください。

ラジオにあったコーナー「富良野印度化計画」の内容と、
かつて僕が訪れたカレー店については
左の欄のカテゴリー「印度化計画」をクリックしてくれれば、
見ることができます。





かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。
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