☆「珈琲道場 侍」(東京都江東区亀戸6-57-22 渡辺ビル2F)

GWカープ観戦遠征初日、延長戦ということで、水道橋駅についたのが10時過ぎです。
しかも、サヨナラ負けゲームということで、足取りも超重いです。
さらには、市ヶ谷駅構内で、人がホームから降りて、電車と接触したとかしないとかで、
安全を確認をするために、という名目で遅延しています。

このタイミングで、総武線がおくれるって、最悪のタイミングですよ。
人が溢れて殺伐としてきた総武線ホームには入場規制がかかる始末です。
これは大変だ。

ただ、15分くらいで復旧して事なきをえました。

この日の宿は浅草橋でしたが、そのまま乗り過ごして亀戸へむかいます。
それは、ドラマ「孤独のグルメ」season2 
第9話 江東区砂町銀座を経て事務所飯 に出てきた喫茶店で
カレーを食べるためなのです。

厳密には、これはゴローちゃんが食べたメニューではなく、
くつろいでいたゴローちゃんを妨害するイキオイで、ぬっくんが食べていたメニューです。
あのダチョウ倶楽部のあつあつおでんさながらのリアクションたっぷりの
食いっぷりを見たら、食べたくなります。

ということで、10時40分くらいに亀戸駅に到着し、東口をおりたらすぐ、
ほぼ正面に黄色いたてものと、独特のロゴでかかれた「珈琲道場侍」の看板を発見。
ここですね。

階段を上って「たのもー」と心の中で独りごちながらドアをあけますと、
「いらっしゃいませ」上品そうな店員さんがお出迎えをしてくれました。
正面に堂々とした甲冑が目に入ります。これは、さすがの侍さんでござる。

中は8分くらいの混みです。お一人様ということで、ロッキングチェアーの席ではなく、
2人がけ席の小さめのテーブル席に座ります。

そして、メニューを拝見。

珈琲は、ゴローちゃんも頼んだフレーバーコーヒーなど充実していますが、
ここはフードメニューです。

トースト (当店のトーストはポテトサラダ付です)
ミックスピザトースト ¥450
ハムトースト ¥450
チーズトースト ¥400
シナモントースト ¥400
バタートースト ¥350
バタートースト(ジャム添え) ¥400
ちょっぴりお食事はいかが
カレードリア ¥700
ポテトチーズ焼き ¥500
ポテトピザ ¥600
ピザパイ ¥600
ビーフシチュー(フランスパン・ドリンク付) ¥1000
ドリア風[全品 ポテト・サラダ付き]
殿様カレー ¥700(ドリンク付 ¥900)
将軍ハンバーグ ¥700(ドリンク付 ¥900)
侍ビーフシチュー ¥800(ドリンク付 ¥1,000)

といったところ。

ここは、当然ですがぬっくんも食べていた、殿様カレーのセットでござる。
そして、更にゴローちゃんも注文したコーヒーゼリーを注文するでござる。
食後に持ってきてほしいでござる。と、無事オーダーも住ませたので
あらためて周囲を観察いたします

店内は縦に細長い感じで、ボクの座った席から少し遠い奥のところに
カウンター席がありまして、そこが、ロッキングチェアーの席です。
よく見ると埋まっていますね。そして、僕等が座った窓に近い席ですが、
OLさん風の三人組とか、少々歳いった男女のカップルとか、
男性の三人組などが座っています。
ちなみに、ボクのすぐ横にいた女性のかたは、
YOUさんを彷彿とさせるファッションと口調でしたが、
タバコをスパスパしながら
「だから、あたし~、言ってやったのよ~」などと、止まることなくしゃべっています。

そんなのを聞きながら、待つことしばしで、登場しました。
「水出し珈琲です」
「あ、どうも」
銅色のマグが登場。一口いただきますと、非常に口当たりが良いです
ミルクやシロップを全く投入しなくても自然な甘みが感じられる、
すっきりとした飲み口の素晴らしいアイスコーヒーです。
口の中がさわやかになります。

続いて殿様カレーのおな~り~。
へへーm(_ _)m

という感じではありませんでしたが、
深めの耐熱性っぼい器に入ったも深くも鮮やかな色合いのカレーの中央には
とろとろに溶けたチーズがありまして、センターには目にも鮮やかなブロッコリーです。

となりに添えられているサラダも、レタス・スライスキュウリ・トマト・ポテトサラダと
上にちょこんと盛られたマヨネーズもいい感じです。

深い色のカレーごしに、大降りに四角くカットされた牛肉などの具も見えます。
これは美味しそうです。
ふつふつとチーズが溶けて表面があつそうな部分を少しはずして
カレー中心の部分にまずはスプーンを入れて、
「いただきます」
と、てんぱり芸を見せるぬっくんのリアクションにビビっていたところもありましたが、
それほどアツくないです。

というか、普通に美味しい。

ドミグラソースのような濃い色のカレーならではの深い味わいで、
具にもたくさん入っていますが、ルーにも牛のエキスがたっぷりと溶けている味です。
しかも、たっぷりの玉ねぎやトマトのアマさとウマさとやさしさ、
上質のビーフシチューにも通じるこくやうま味、
その他香味野菜とかの旨みとか爽やかな味わいなどのハーモニーが、
食べているうちに気分が盛り上がってきます。

そんな濃いベースに支えられて、スパイスもじわっと効いてきます。

具のビーフもしっかりとした味わいと、ホロッとした歯ごたえのうえに
肉滴もじわっと出てきて、汁とか肉の味わいが、ルーの旨みを凝縮しています。

総じて、王道のヨーロピアンタイプのカレーで単品で食べてもおいしいでしょうが、
ここにチーズがのっかっているのです。
LOVEチーズ。このチーズの糸引きがオレを魅了します。

チーズとカレーのミクスチャー部分にスプーンを入れて、
みょーんと糸ひく感じを楽しんだ後に、軽くふーふーして口の中にいれますと、

これはいいです。

チーズとカレーの組み合わせもどうしてこんなにあうのでしょうか。
カレーのスパイシーさを、チーズが緩和してくれる役割も果たしてタマらんです。

カレーをかけたり、口に入れたり、チーズの糸がにょ~んとなったのを
たぐったりしていると、笑顔がこぼれてしまいます。

ブロッコリーもほどよく蒸されていて、
アオい食味とあわせて、いいアクセントです。

サラダも基本に忠実なサラダで、こちらの上品な店内にはよくあっています。
しかも、このテのカレーを食べるとお楽しみが後半に訪れます。
それは、アツアツに熱されて食器にこびりついて、
カリカリになっている部分をコソいで食べるのですが、

当たり前で、それもウマいですもん。本当に大満足です。
はー、最後まで楽しむことが出来た、いいカレーでした。

と、コーヒーの軽いコクと酸味を感じながらもさわやかで
すっきりとした味わいでカレーを嚥下していると、

コーヒーゼリーの登場です。

こちらもある意味真打ちです。

上品な茶器を思わせる食器のふたをとると、
「ええ?! まっしろ。」
真っ白な色が目に飛び込んできます。
「蓋を開ければ そこは雪国 アイスと食べる侍流」と紹介された白さです。

まずは一口。
予想した以上に粘度があるので、すくうときに盛大に空気が入って
ぱすっと音がしますが、それを白いクリームと絡めていただきますと、
コーヒーゼリーはあくまでも、軽く酸味のある清冽な味わいで、
食後感もすっきりしています。

当たり前ですが、こちらの珈琲と通じる味わいです。

そして、これがアイスとかクリームの味とそれぞれひきたてあって、
シンプルかつ、飾らない味わいながらも、鉄板で極上のスイーツです。

こちらも感服つかまつった。
ゴローちゃんが「うーん、美味にて候。」というのもよくわかります。
コーヒー、カレー、コーヒーゼリーとの黒と茶色の三連星が、
「武士流のもてなしか。かたじけない。」です。

本当にかたじけない、ごちそうさまでござる。

と、大満足で、こちらの店をあとにしました。

もう少しゆっくりしても良かったですし、途中でロッキンチェアの席が空いた時、
うつりますか?などと言われたのですが、この時は席をうつるのが面倒なのと、
もう夜も遅くて、長居をせずにホテルに早く帰りたいので辞退しました。

結局この時にホテルに帰ったのが11時40分過ぎでした。
次に行った時には、ロッキンチェアーでくつろぎながらさらにまったりしたいものです。

あと、侍という名前でも、某巨大匿名掲示板近辺をにぎわしている
Sムライとは当然別のお店ですので、為念
でも、大日本サムライガールとは、少し関係してほしいような気が…

というか、ここにひまりんか着たら、胸アツです。





☆「珈琲道場 侍」 (東京都江東区亀戸6-57-22 渡辺ビル2F)
◇営業時間◇8:00~翌1:00(L.O.0:30)
◇定休日◇日曜日  ◇駐車場◇無
◇電話◇ 03-3638-4003










☆「豊島屋 御休憩処」 (練馬区石神井台1-27-19)

カープの連敗で終わった、GWのカープ戦観戦ですが、
気を取り直して1日巡礼に励もうと足を向けたのが石神井公園です。
それは「孤独のグルメ」原作第11話「東京都練馬区石神井公園のカレー丼とおでん」
に出てきた「豊島屋」さんに行こうと思っていたからなのです。

10時にホテルをチェックアウトして、総武線、山手線、西武池袋線と乗り継ぎます。
西武池袋線に乗るのは1年ぶり。その時もカープの負け試合をみたあとで、
東長崎のせきざわ食堂にむかったのですが。
うーむ、それかイベントかコンサート以外で、東京にくることって、本当になくなったなぁ。

池袋駅で急行をつかまえることが出来たので、そのまま乗り込みますが、
ライオンズの帽子を被っていたり、ティーシャツを着てる人が多いです。
そう、この日は西武ドームで、デイゲームのライオンズ・ファイターズ戦、
ファイターズは武田勝・ライオンズは菊池雄星の投げ合いです。

このまま西武ドームまでいっちまうか…、とチラっとたげ思いましたが、
この日はカレー丼です。

と、考えていると石神井公園駅に到着。急行だと池袋の次が石神井公園駅です。

こちらに来たのは、約30年ぶりでして、その時はまだ高架駅ではなかったのですが、
隔世の感です。駅を降りて駅前の細い商店街を歩くと、
なんとなくなつかしい気持ちがわき上がってきます。

なんで約30年前に石神井公園にきたのかと言うと、
当時、ドはまりをしていた「新井素子」さんの小説、
「いつか猫になる日まで」[集英社 コバルト文庫]に出てくる
UFOが軟着陸した場所が石神井公園ということで、その場所を見に行ったのです。
まだ「聖地巡礼」と言う言葉がなかった時代ですが、
もう、やっていることが高校生時代から今までかわらないのは、
高校生時代のボクがススんでいたのか、今のボクが進歩がないのか…。

因みに、新井さん関連では、「…絶句」に出てくる、
彼女の実家を見に、江古田までいったり、
「ひとめあなたに」で、地球滅亡を前に主人公が江古田から鎌倉まで行くのですが、
そのコースをトモダチ二人を巻き込んで自転車で走破したりと、
エネルギーの赴くままに迷惑かけてましたね…
うーむ、黒歴史というには未だに整理できない、
愛おしくもあるナマナマしい過去でありますが、それも含めてワタシの一部です。

といった感情が歩きながらワッとわいてきました。

ふー。

狭い道をバスが通り過ぎていくさまとかを見ながら歩いて行きますと、
5分ほどで石神井公園へ到着。ここですここ。ここで大興奮したのです、
高×生時代のワタシは。

ただ、前回訪れた時はほとんどお客さんがいなかったのに対して、
流石のこどもの日、家族連れやカップル、お年を召したご夫妻などで賑わっています。
石神井池のスワンボートも大活躍です。

とはいえ、流石の石神井公園。
「こりゃあ井の頭公園や代々木公園とはまるで違う雰囲気だ」
とのゴローちゃんの言葉通りのなごやかな空気感です。

ワタクシ、予備校が井の頭公園の近くだったのと、
吹奏族で、しばしば代々木公園にも行っていたので、
そんな気持ちもわかるわかる。

ゆったりとした気分で、池の畔をてくてくと歩きます。
途中、「当時とは違ってるけど、ここに遊具があって、UFOが不時着したんだよな」
というスペースを発見して、また興奮ししまいます。
そんなのをくりかえしていくうちに、三宝寺池に到着。
ここにあるんです、豊島屋は。

ということで早速見に行ったところ、ありました。
マンガで見たとおりの佇まいです。何年前からもこの風態だったのでしょう、
ウッディーというか、木そのものといった作りは年季を感じますし、
心なしか建物自体が傾いて見えなくもない。
そんな老舗の茶屋といった風情がまったりとした石神井公園とはマッチしているのです。

が、まだ開店時間ではなかった。
そこで今度は三宝寺池をぐるっと一周します。
その間、ウッディーなボードウォークを歩いたり、
石神井城趾にいって、この城を大田道灌に攻められたのち小机城におちのび、
そこも道灌におとされたのちに行方不明になった豊島泰経の行く末に思いをはせたりしながら、
すごく健康的な時間をスゴします。
にしても、角度によっては、公園に来ているお客さんも視界に入らなければ、
人工物も視界にない。目の前は100%緑色というのを見て、
「あー、自然が一杯だなぁ」などとツブやきますが、
北海道の羊蹄・ニセコ山麓から東京23区内に来て、「自然が一杯」もないものです
が、でも、実は人がたくさんいたほうが、自然も洗練されるというか、
人工あっての自然なのかなという哲学的な思索をもしたりして、

あー、穏やかな日々です。

野球とか、巡礼とかバカらしくならぁ、という気分です。
いえ、巡礼のために来ているのですが。
前述の台詞は「芸能グルメストーカー」で本郷が
「アイドルとかおいかけているの、バカらしくならぁ」と言っているののパクリですが…。

ということで、ゆっくりと三宝寺池も一周すると、待っていました。
お店があいていて、もうすでに、何組かのお客さんがくつろいでいます。
ここはいくしかない。というわけで、入る時に件の自動販売機を見ますが、
あれ?チェリオメロンソーダがない!! 

しばし探しましたが、自販機にはない。ですが、店舗に併設されている
売店にある飲み物ケースに入っていたので、
すいませーん「ちぇりおー」と言ってチェリオを手渡しされてお店の中へ。

ちなみに、こちらには、お菓子に飲み物、アイスまであります。
そんなのを横目に座敷にこしをおろします。
あー、これは気持ちがいい。
そしてチェリオを一口。なつかしい味です。

チェリオは他のメジャーどころの清涼飲料水に比べて割安だったのと、
高校時代に放課後とかに買い食いをした「はやぶん」こと「林文房具店」で
各種チェリオを扱っていたというので、本当にお世話になりました。
一口飲むと高校時代が甦ります。
が、やはりここはあの名言です

「このわざとらしいメロン味」

そんなチェリオを飲みながら改めて周囲を見回すと、
外は緑が溢れている田舎の風情。
店内はしっかりとしながらも年季を感じるつくりで、
手書きのメニューがぺろぺとはってあります。

これがメニューじゃなくて、お習字かなんかだったら、
まんま、いなかのおばぁちゃんちに来ているみたいです。

思わず縁台からすいかのたねをぷぷぷぷと飛ばしたくなります。

吹き込む風も気持ちいい。この日は東京の最高気温23度で
日差しも少々強めだったのですが、そんな日の日陰と、
吹き込むそよ風が、本当に心地よいです。
ちちちち、ぴよぴよと囀る鳥の声にも和みます。
あーきもちいい。

「いい風が通る、緑もいっぱいだ。ああ…こんな日曜のこんな場所に 
俺がいるなんてなにか不思議な感じだ。」
とゴローちゃんの台詞を言いながら、待つことしばしですが、
お店の人は忙しく動き回っています。
しかも、次々に入ってくる新規のお客さんを見たら、
売店横のおでんを煮てるカウンターのところに行って注文するシステムのようです。
そうですか。それが此の国の作法ならば従いましょう。
もう原作からは20年の日々が過ぎていますから、システムも変わります。
と、「カレーライスか丼か」、というチョイスをお店の人とやりとり出来ないのを
残念に思いながらメニューを吟味。

メニューは
ラーメン650円 
ラーメン(大)750円 
チャーシューメン900円 
チャーシューメン(大)1000円 
あつもりうどん650円 
ざるうどん650円 
たぬきうどん650円 
きしめん700円 
月見うどん700円 
玉子とじうどん700円 
山菜うどん700円 
鳥南うどん750円 
肉うどん750円 
カレーうどん800円 
玉子丼700円 
親子丼750円 
開化丼750円 
カレー丼750円 
カレーライス700円 
カレーライス(大)850円 
おでんライス720円 
ライス220円 
おでん500円 
みそおでん400円 
そばがき450円 
三味ソーセージ450円 
山菜おろし400円 
もつ煮込み450円 
お新香450円 
そばがきしるこ450円 
ざるそば650円 
ざるそば(大)750円 

と言うメニューで、もうこれだけでパラダイス。

しかも手書きのど迫力メニューで食べて食べてとよびかけてきます。
メニューの赤い文字が、朝から鰻で飲めるまるます屋さんを思わせます。
もう、特に目当てがなければ、もつ煮と、三味ソーセージと、
おでんと、そばがきと、とりあえずジョッキで、
などと言ってしまいそうですし、それが出来ればハッピーだろうなと思いながらも、
この日の目的である、カレー丼とおでんをオーダーします。

すると、売店のカウンターの横で煮込まれているおでん鍋から直接もってくれます。
白いお皿に盛られたのは、あつあげ・がんもどき・ちくわぶ・はんぺん・こんにゃく。の5品。
ボクの次に継いだ人には、ちくわとかも大根とかを入れる人もいたりして、
お店の人の気まぐれなのでしょうかね。
そして、淡く澄んだおでんのつゆと、たっぷりの練りからしもいい感じです。

おでんを持って、席に戻ってまずは、厚揚げから。
表面の香ばしさと、中のやわらかさがいい感じです。
淡白ながらもしっかりと旨みが出ている汁がたっぷりとしみこんでいます。
ちくわぶも、この汁をすってぶわぶわになっていますが、
そのぶわぶわな具合が家庭的な感じでいいです。
鋭角的なフォルムのちくわぶも好きですが、
こんなかんじで、ぶわぶわになっているのもいいですよ。
がんもどきも繊細な味わいとともに、
噛むとこのウマい汁が噴き出してきますし、
白いこんにゃくも淡白ながら歯ごたえの面白さとともにいい味ですし、
はんぺんもちくわぶ同様にぶわぶわにふくれています。
総じていうと、
うんうん、しみてるしみてる。というやつです。
ちなみに、これは病院食のおでんの感想でしたか。

そしてそんな色々な味わいを少しずつ噛みながら待っていると、カレー丼登場です。

原作には黄色みが多いと書かれていましたが、
黄色くない、決して黄色くない。むしろ茶色いカレーです。
しかも、このとろっとした感じが、さすがの蕎麦や系のカレーです。
表面に散らされたグリンピースの色合いも、カレーの海の中で輝いています、

これは楽しみだ。ではいただきます。

「う、うまい」

これは予想していた以上にはるかに美味しいです。
和風カレーの神髄というか、しっかりとした出汁のあじとか、
かえしや醤油の味とかがベースになっていて、
この茶色さはしょうゆとか、かえしとかの味故か、という感じもします。
が、けっしてそれが邪魔をしていない。
むしろ、カレーのスパイシーさとの相乗効果で、スゴいことになっています。

しかも、この とろみがスゴいですね。小麦とかでとろみをつけているのでしょうが
むしろ、あんかけのあんに近いとろみですが、
それなのにもったりとしていないのも、スゴイです。

そしてもカレーの海にたっぶりと入っているのが、鶏肉に玉ねぎです、
鶏肉の調理の塩梅もいい感じで、ぷりっとした歯ごたえと、
鶏そのものの滋味あふれる味わいと、噛むとあふれる肉滴がいいです。
見た目ではもう少し肉滴少ないかなと思ったのですが、そこらへんが調理の技でしょう。
玉ねぎやネギの火の通しかたもいい感じで、シャッキリとした歯ごたえと
じんわりとした味わいががこれまたやさしいです。

付け合せは沢庵、とキュウリの漬けもので、これもカレーでは見ませんが
和風カレーにはよくあいます、

ゴローちゃんが、「うん! これこれ!」
って、なにが「これ」なんだろう…

といってますが、全体的にほっとさせてくれる味です。
おいしいんだけど、それ以上になつかしい味です。

そうも懐かしさが味わいになっています。
そのなつかしさが「これ」なんじゃないかなと思ったりして。

だから、

「でもなんだろう…このとろんとした雰囲気 ずっとここにいたような居心地の良さ」
とか、
「子どもの頃、夏休みに田舎のおばあちゃんちで食べたお昼かな」
というゴローちゃんの感想も、大納得なのです。

気がつくと、店内の座敷にも家族連れがいて
「ほらこぼした」などというやりとりをしていそうで、
思わず横になりたくなる気持ちもわかるわかる。
張り紙にたしなめられるのも無理ないところ、

20年たったくらいでは風情は変わらないんだなぁ、と
なんだかうれしくなったのです。
このまま時間が止まったような空間が保存されますように
ということを考えながら完食いたしました。

「ごちそーさまでしたー」

おなかは満腹になりましたが、それ以上に心が満たされるのは
この空間のなせるわざでしょう。
また、いろいろと疲れたときとかにも
他のメニューも試しながら和んでみたいですね。

帰りは三宝池のバス停から、バスで阿佐ヶ谷駅へ向かいますが、
そこでうつらうつらするのもお約束ですが、
途中で「井草高校前~」なんて聞くと、ハッと目が覚めてしまいます。
井草高校って、新井素子さんの母校なんです。
〔あと爆問田中さんもこちらの卒ぎようせいです〕
さらに、途中にキッチン南海の支店があったりするのを見て
さらに目が覚めてしまいましたし、春木屋の前に行列ができているのをバスから眺めるのも
久住巡礼的だなと思いながら、この二連敗からも立ち直り
すっかり浄化された気分で、バスから中央線~山手線~京急と乗り継いで
今日の宿へとむかったのでした。

が、宿でつけたテレビでの、カープ打線のふがいなさで
すっかりまた俗世間にもどってしまったというわけです。







☆「豊島屋 御休憩処」 (練馬区石神井台1-27-19)
◇営業時間◇11:00~日暮れまで
◇定休日◇木曜  ◇駐車場◇公園用のが有り?
◇電話◇ 03-5393-6793







あなたのオススメはどこのカレーですか?

あなたのカレーに対するこだわりはなんですか?

よろしければ、コメント欄などで教えてください。


ラジオにあったコーナー「富良野印度化計画」の内容と、
かつて僕が訪れたカレー店については
左の欄のカテゴリー「印度化計画」をクリックしてくれれば、
見ることができます。

かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。
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