遠軽高校野球部が、いわき海星高校に3-0で勝利し、
甲子園で初勝利をあげました。
おめでとうございます。

まずは新聞の記事を引用させていただきます。
最初は日刊スポーツの記事です。


遠軽が日本最北甲子園勝利/センバツ
日刊スポーツ 3月23日(土)10時55分配信
<センバツ高校野球:遠軽3-0いわき海星>◇23日◇1回戦

遠軽(北海道)がいわき海星(福島)を3-0で下し、日本最北の甲子園勝利を挙げた。

 0-0の6回裏2死一、二塁で4番打者の柳橋倖輝三塁手(3年)が中越え三塁打、中継の乱れもあって3点を先行した。先発した前田知輝投手(3年)は130キロ台速球に、スライダーなどの変化球を交えるコンビネーションで3安打無四球の完封。守備陣も固い守りでエースを盛り立てた。

 佐藤貴之監督(41)は「一塁側スタンドにあいさつに行き、多くのOBや地元の人たちが喜んでくれていて最高でした。たくさんの支援のお陰」と感謝の気持ちを表した。試合時間1時間16分、きびきびした好ゲームだった。


続いてスポーツニッポンの記事です。


最北の聖地1勝!遠軽・佐藤監督「奇跡とまぐれと運だと思います」
スポニチアネックス 3月23日(土)11時59分配信
◇第85回選抜高校野球大会1回戦 遠軽3―0いわき海星(2013年3月23日 甲子園)

 春夏通じて初の甲子園で、21世紀枠同士の対決を制して初白星を手にした遠軽。佐藤監督は「奇跡とまぐれと運だと思います」と快勝を振り返った。

 3回1死三塁のピンチ、いわき海星・長谷川の三塁線への痛烈な打球を柳橋主将がダイビングキャッチ。柳橋は好プレーにも「たまたま入っただけ」と謙そんしたが、指揮官は主将の常日頃の姿勢のたまものといい、「運が彼に回ってきて良かった」と話した。

 頼れるキャプテンは6回2死一、二塁、甘く入ってきたスライダーを仕留め、中堅手の頭を越える三塁打。中継ミスの間に自らも生還して3点を挙げ、「合わせなかったから伸びてくれた」と振り返った。

 過去の甲子園出場校中、最北端にある同校グラウンドはまだ雪に覆われているという。十分な練習ができないが、佐藤監督は「厳しい環境だとは思っていない。いわき海星の苦労に比べたら、寒さなんてハンディにならない」ときっぱり。2回戦は3季連続優勝を狙う大阪桐蔭と対戦する。指揮官は強豪への対策を問われ、「まったく考えていません!」と笑った。



いやー、本当に勝ちましたね。すばらしいゲームでした。
ここは、遠軽高校の栄誉をたたえて校歌の斉唱をいたしましょう。


♪ 瞰望巌に 雲晴れて
  理想はてなき みどり野の
  ひろきにこころ琢きては
  日に新たなり わが生命
  見よ オホーツクの空のもと
  集うわれらの 夢わかし

♪ 恵みはふかき 湧別の
  流れゆたかに 澄むほとり
  文化のはなを培えば
  真理の光 学窓に満つ
  見よ オホーツクの空のもと
  勢うわれらの 眉あがる

♪ 敬愛かおる 柏葉の
  清き校風 うけつぎて
  ゆくてにかざす 自治の旗
  歴史に映ゆる わが園生
  見よ オホーツクの空のもと
  学ぶわれらの 栄光たかし ~ ♪

バンザーイ バンザーイ バンザーイ

最初、あの胸にENGARUの文字が大書されたユニフォームをまとったナインが
甲子園のグランドに向かって駆け出すところで、すでに胸いっぱいのワタクシ。
スタルヒンや帯広の森やテレビ桟敷で何度も見たあのユニフォームが、
甲子園のグランドで踊っているわけですから、それは感動もします。

さらに、あのキビキビとしたゲーム運び。

遠軽は、キャプテンでサード柳橋選手の幾度にも及ぶ好プレー
特に3回の表、いわきの攻撃1死三塁からの、
三塁線にとんだ早い打球をダイビングキャッチ。
続いて飛んできた難しいバウンドの強い打球の処理
あのプレーがゲームを締まったものにして、勝利の微妙な機微を
遠軽側に引き寄せたのだと思います。

6回にタイムリースリーベースを打ったのも柳橋選手でした。

一方いわきは、3回の攻撃もそうですし、6回の守備でも
遠軽が1アウトランナー三塁から、ピッチャーゴロを鈴木投手が好捕、
3塁ランナーがアウトになって、2アウトランナー一塁。
チャンスが費えかけたかと思ったところで、
ここから四球を出してしまったあとでのタイムリーです。

いわきの左腕鈴木投手の左打者の外角の難しいところに決まる
スライダーを打ちあぐねていた遠軽打線でしたから、
この二つのプレーで決まってしまった感じがあります。

攻防が表裏一体になっているのが野球の妙だというのを再認識できます。

さらに遠軽高校の前田投手は3安打無四球完封勝利。
解説者もしきりに球が重そうといっていましたっけ。

また、両校ともキビキビした動きとともに、エラーや四死球もほとんどなく
好球を積極的に早いカウントから打っていったというのもありますが、
非常に速い試合展開で、1時間16分の試合時間は、
選抜甲子園で戦後最短試合時間だそうです。

選抜を通しての最短時間でも 昭和7(1932)年の京都師範2-0海草中(和歌山)の1時間15分
についでの二番目の短さ。
夏は昭和22(1947)年の小倉中(福岡)6-3岐阜商の1時間12分ですから、
その時間の早さがわかるのではないでしょうか。
それにしても、私が高校野球にハマりだした小学生から中学生の時とかに
読み漁った甲子園本にも載っていた記録でもありましたが、
そんな記憶もよみがえってきたとともに、改めて歴史的なゲームだということがわかりました。

ちなみに、初出場の遠軽高校は日本最北の出場校で、
そこが初勝利なので、最北端勝利なのは当然ですが、
北見支部で甲子園に出場したすべての高校にとっても甲子園初勝利です。

また、北北海道から選抜大会には13度出場をしていますが、
昭和44(1969)年の第41回大会に、釧路第一が帝京五(愛媛)に2-0で勝利して以来の
二勝目なのです。

だから、北北海道的にも記録に残る勝利だということです。

そんなことにも感動を覚えます。


あと遠軽高校と言えば、野球・ラグビーとともに吹奏楽
(あと、山岳とかスキーとか弓道とか放送なども全国大会に行っていますが)
普門館に何度も進み、スタルヒンや帯広の森でも他校の応援を圧倒していた
あの演奏が甲子園に鳴り響くのも感動ですが、
演奏した選手別の応援テーマソングには、狙い撃ちとか、サウスポーとかではなく、
遠高OB安彦良和氏つながりで「飛べ!ガンダム」があるのをはじめとして
「宙舟」、「ジンギスカン」、「襟裳岬」、
「ららら」、「夏祭り」、「大空と大地の中で」、と、
どこかで北海道とつながりのある曲というのが、斬新でした。

ちなみにいわき海星の応援をしたのが所沢西高校ま吹奏楽部ですが
こちらも、猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」
とか、水産高校らしく、加山雄三さんの「海・その愛」などで
応援の面でも楽しく観戦をすることができました。


このゲームを締めくくったのが、最後の佐藤監督のインタビューですが、

「奇跡とまぐれと運だと思います」や
「厳しい環境だとは思っていない。いわき海星の苦労に比べたら、寒さなんてハンディにならない」
といった、相手をたたえるようなインタビューの内容もいいですが、
最後の「次の試合にのぞむにあたって」と聞かれたときに
「次の試合何も考えてません!昼飯食べた後考えますっ!!」
と、まだ10時前なのに言ったところで、ゲーム前で食事とか喉通らなかったのかな
などと心配をしつつ、なんかホッとナゴみました。
この好ゲームをしめくくるにふさわしいインタビューでした。

あと佐藤監督は札幌藻岩高校の出身で、大泉さんの在学中と重なっています。
というと、「奇跡とまぐれと運」の発言が、
「寒さと風と匂いと危険」にどこかかぶって感じられたりして。
重度のどうで症ですね、ワタクシ。


ともあれ、いわき海星高校関係者のみなさん、ご苦労さまでした。

そして、遠軽高校の選手の皆さん、チーム関係者の皆さん
学校関係者の皆さん、応援をしているみなさん、
本当におめでとうございます。

次戦は28日(木)大阪桐蔭高校戦です。

こちらでもナイスゲームを期待します。
ワタクシはテレビ桟敷で応援できたらいいなぁ。





かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
のパーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。
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