一泊二日で、3温泉3カレーの旅
脂っこいお仕事がヤマをこえ
久しぶりにまとまった休日。ということで、
こんな日は、車での遠乗りです。
今回もカレーと温泉目当てに
(マタですかという、ツっこみはさておき)
道東方面へ行ってまいりました。
朝6時半、自宅を出たとき
車についてる温度計は4度との表示。
出発前、ニュースや天気予報を見る限りでは、
峠はどうやら無事通れそうという見込みの元で出発。
と、はいうもの、峠の頂上は氷点下の世界。
狩勝峠の頂上付近の道路の隅には
白い霜が残って光っていました。
危ない、危ない。
狩勝峠は、かつて道路にほぼ併走して
鉄道が走っていたのですが、その当時は
日本三大車窓の一つと呼ばれていました。
峠の上へ行けば行くほど
鬱蒼と整然と茂る針葉樹林。
この深林美が狩勝の景色の
肝要なところなのですが、
針葉樹の葉っぱの隅々に
夜露が凍りついた微細な氷が
びっしりとついていて、
その全部が低く沈む霧ごしに
朝の陽光に反射しています。
凡庸な言い方を許していただけるなら
ガラス細工の森でした。
しかも、巨大で延々と続く。
走るのは自分の車一台だけ
このきれいな景色を独占してしまいました。
峠の頂上付近は氷点下4度と
今年2度目の氷点下体験ですが
朝から大変贅沢な気持ちに
まず大満足です。
峠を越えてリゾートの入口の先を左折し
佐幌湖をぬけ屈足の町を越えると
行けども行けども朝靄に沈む、十勝の畑群です。
いつの季節であっても、
牧場や畑には朝靄がよく似合います。
鹿追の市街をぬけ、畑の中を抜け
然別湖を目指して山道にはいると
途中で扇が原展望台に寄ります。
眼下に広がる防雪林で区切られた
畑の景色も見てるのは自分一人なので独り占め
山を越えて、細い道に入り
その道の果てにある
錦秋を映す然別湖も独り占め。
道路に落ちている黄色や赤の落葉も
自分を歓迎して敷かれたたような趣に感じます。
そんな道を越えて、糠平の街をこえて
今まで見たことがなかった、水没したタウシュベツ橋
(が沈んでる糠平湖)を見たり
(こんな時期と時間に来ているのは当然僕一人です)
寄り道をしているうちに九時五分前に
「幌加温泉 鹿の湯」(上士幌町 幌加番外地)に到着。
暫く流れる川の音に耳を傾けたり、
紅葉の様を見ているうちに
開く時間となりまして、早速中へ。
こ、
これは
良すぎる。
民家のようなたたずまいもいいですし
手が加えられていない、昭和のにおいのする脱衣場もいいですし
コンクリのそっけない湯船なんだけど、
あふれ出す「カルシュームの湯」「鉄の湯」「ナトリウムの湯」の
三種類の内風呂もそれぞれイイ。
それ以上に気に入ったのが
露天風呂です。
宿から10メートルほど離れているのですが
それだけで自然の中に放り出された感じです。
なんだか内風呂がある入浴施設の露天風呂ではなく
野天風呂のようなタタズマイで、
それが本当に気持ちいい
お湯がでるところは、それがずっと
流れている証であるように、
鍾乳石のように温泉成分が独特な模様を
つくっている。
しかもお湯は一見透明なんだけど
そこにはうっすらと温泉成分が沈殿していて
湯の中で動くと、ふわっと舞い立ち
模様をつくっています。
そんな湯に身を沈め周りを見ると、
目に入る人工物は源泉関係の施設と
旅館の建物だけ。
あと目の前に広がるのは紅葉の森だけ
耳に入る音は、川のせせらぎや湯が流れる音と
鳥の声だけ。
温泉に火照る体を冷ます風が一陣吹くと
気持ちよさとともに、黄色く変わった色のはが舞う。
晩春に行って思わぬ桜吹雪に出くわした
芽登温泉を思い出しました。
しかも、内風呂にも露天にも
入っているのは自分一人だけ。
自分ためだけにお湯がざんざん
溢れている。
こんなゼイタク…。
雑誌「一個人」とか「おとなの週末」とかの温泉特集だったら
「野趣にとんでる」の一言ですますのでしょうか
当然、そんな簡単な言葉ではすまない
良さがあります。
このあとの日程上、滞在は一時間ばかりですが
十分堪能して、ついでに玄関においてあったナキウサギを守る
署名をして、鹿の谷をあとにします。
そうそう、ここには、露天風呂で長居することを戒める
張り紙とともに、「ハンターお断り」との張り紙が
してありました。
そういう宿なんですね。
この後は、糠平までもどり国道273号線と
道道660号線などを通って本別へ。
本別から白糠へは、国道274号と392号を通りますが
この道の見所は、「旧国鉄白糠線跡」です。
白糠線は、1964年に開業し、1972年に最終的に営業れさた
区間が全通したという、割合新しい時期に敷設されたために、
コンクリの長い橋やトンネルが多く
1983年に廃線となったまま、そのまま放置されているので
廃線跡がはっきりとわかるのが特徴です。
しかも国道にそって走っているために、
旧北進駅跡から白糠の市街までは
車をゆっくりと走らせながら、様々な遺構を
堪能できます。
廃線好きな人には
おすすめの国道でもあります。
で、その後釧路市内で「黒魔術」のスープカレーに
舌鼓を打ったあと(感想は水曜のブログを見て下さい。)
かつて弟子屈に住んでいた時
何回走ったかわからないぐらいたくさん走ったものの
本当に10年以上ぶりぐらいに走る
標茶・弟子屈と国道391号を北上し
懐かしい釧路湿原の湖沼
達古武沼やシラルトロ湖や塘路湖を見たり
美羅尾山や摩周岳、硫黄山の威容を見たりしながら
川湯をすぎたところで道道102号に入り
藻琴峠を越えます。
ここは、美幌峠ほどメジャーではないし
景観では若干おとるところはありますが
違う角度から見る屈斜路湖もまた一興。
僕自身はこの峠に来るのは10年以上ぶりだったので
なおさらそう感じるのかもしれません。
でなぜこの道を選んだかというと
本日第二の温泉「オホーツク温泉翁荘」への
釧路から行く場合の最短経路だったのです。
「オホーツク温泉翁荘」(網走市稲富)は
火災にあわれたとかで(舘浦あざらしさんが主宰されてる
雑誌「北海道いい旅研究室」にのっていました。この本の新しいのは
いつ出るのでしょうか…)
建物は新しくピカピカになっていましたが、脱衣場並びに浴室は
昔のままでよかったです。
少ししょっぱく、薄緑茶色のお湯は
あくまでも体にやさしく、すごく気持ちいいですし、
そのお湯が、ザンザン溢れているところが
これまた気持ちいいのですが
この温泉のいいところは男湯と女湯の間に
岩風呂があるところなのです。
浴室の中央に4メートルぐらいのデカい岩があって
視界を遮るのですが、そのお湯が少しぬるくて
気持ちいい。
しかも男湯と女湯の間というのがミソで
ここが混浴なんです。
しかも男湯からの入口と女湯からの入口は
大きな岩が遮っているので、本当に
自然な感じではいることができる浴槽です。
ま、この日はこの浴槽も
僕が独り占め状態だったのですが。
結構男湯のほうには
お客さんもいたのですけどね。
これまた来たくなる温泉でありますし、
この界隈で美幌行って「Tの湯」に入るんだったら
僕はこっちを選びますね。
温泉を出た後は、どちらの温泉の効果かわかりませんが
しばらく、ツルツルでホカホカでした。
そんな体で再び車に乗り込み
大空町から北見市に入り
その時、空港から美幌の西側、高野を結ぶ
美幌バイパスを初めて利用しまして
北見の市街地を走っているときに
火球に遭遇したのですよね。
で、これまた前日のブログで書いたとおり
北進町の「ま〜じ」で
本日二食目のおいしいカレーを食べてから宿に入り、
(本当は、チェックインしたあとに、
カレーを食べに行きたかったのですが
駅前から北進町は、少々遠すぎでした。)
ビールを飲みながら、本など読みながら
またーりと秋の夜を過ごしたのでした。
久しぶりにまとまった休日。ということで、
こんな日は、車での遠乗りです。
今回もカレーと温泉目当てに
(マタですかという、ツっこみはさておき)
道東方面へ行ってまいりました。
朝6時半、自宅を出たとき
車についてる温度計は4度との表示。
出発前、ニュースや天気予報を見る限りでは、
峠はどうやら無事通れそうという見込みの元で出発。
と、はいうもの、峠の頂上は氷点下の世界。
狩勝峠の頂上付近の道路の隅には
白い霜が残って光っていました。
危ない、危ない。
狩勝峠は、かつて道路にほぼ併走して
鉄道が走っていたのですが、その当時は
日本三大車窓の一つと呼ばれていました。
峠の上へ行けば行くほど
鬱蒼と整然と茂る針葉樹林。
この深林美が狩勝の景色の
肝要なところなのですが、
針葉樹の葉っぱの隅々に
夜露が凍りついた微細な氷が
びっしりとついていて、
その全部が低く沈む霧ごしに
朝の陽光に反射しています。
凡庸な言い方を許していただけるなら
ガラス細工の森でした。
しかも、巨大で延々と続く。
走るのは自分の車一台だけ
このきれいな景色を独占してしまいました。
峠の頂上付近は氷点下4度と
今年2度目の氷点下体験ですが
朝から大変贅沢な気持ちに
まず大満足です。
峠を越えてリゾートの入口の先を左折し
佐幌湖をぬけ屈足の町を越えると
行けども行けども朝靄に沈む、十勝の畑群です。
いつの季節であっても、
牧場や畑には朝靄がよく似合います。
鹿追の市街をぬけ、畑の中を抜け
然別湖を目指して山道にはいると
途中で扇が原展望台に寄ります。
眼下に広がる防雪林で区切られた
畑の景色も見てるのは自分一人なので独り占め
山を越えて、細い道に入り
その道の果てにある
錦秋を映す然別湖も独り占め。
道路に落ちている黄色や赤の落葉も
自分を歓迎して敷かれたたような趣に感じます。
そんな道を越えて、糠平の街をこえて
今まで見たことがなかった、水没したタウシュベツ橋
(が沈んでる糠平湖)を見たり
(こんな時期と時間に来ているのは当然僕一人です)
寄り道をしているうちに九時五分前に
「幌加温泉 鹿の湯」(上士幌町 幌加番外地)に到着。
暫く流れる川の音に耳を傾けたり、
紅葉の様を見ているうちに
開く時間となりまして、早速中へ。
こ、
これは
良すぎる。
民家のようなたたずまいもいいですし
手が加えられていない、昭和のにおいのする脱衣場もいいですし
コンクリのそっけない湯船なんだけど、
あふれ出す「カルシュームの湯」「鉄の湯」「ナトリウムの湯」の
三種類の内風呂もそれぞれイイ。
それ以上に気に入ったのが
露天風呂です。
宿から10メートルほど離れているのですが
それだけで自然の中に放り出された感じです。
なんだか内風呂がある入浴施設の露天風呂ではなく
野天風呂のようなタタズマイで、
それが本当に気持ちいい
お湯がでるところは、それがずっと
流れている証であるように、
鍾乳石のように温泉成分が独特な模様を
つくっている。
しかもお湯は一見透明なんだけど
そこにはうっすらと温泉成分が沈殿していて
湯の中で動くと、ふわっと舞い立ち
模様をつくっています。
そんな湯に身を沈め周りを見ると、
目に入る人工物は源泉関係の施設と
旅館の建物だけ。
あと目の前に広がるのは紅葉の森だけ
耳に入る音は、川のせせらぎや湯が流れる音と
鳥の声だけ。
温泉に火照る体を冷ます風が一陣吹くと
気持ちよさとともに、黄色く変わった色のはが舞う。
晩春に行って思わぬ桜吹雪に出くわした
芽登温泉を思い出しました。
しかも、内風呂にも露天にも
入っているのは自分一人だけ。
自分ためだけにお湯がざんざん
溢れている。
こんなゼイタク…。
雑誌「一個人」とか「おとなの週末」とかの温泉特集だったら
「野趣にとんでる」の一言ですますのでしょうか
当然、そんな簡単な言葉ではすまない
良さがあります。
このあとの日程上、滞在は一時間ばかりですが
十分堪能して、ついでに玄関においてあったナキウサギを守る
署名をして、鹿の谷をあとにします。
そうそう、ここには、露天風呂で長居することを戒める
張り紙とともに、「ハンターお断り」との張り紙が
してありました。
そういう宿なんですね。
この後は、糠平までもどり国道273号線と
道道660号線などを通って本別へ。
本別から白糠へは、国道274号と392号を通りますが
この道の見所は、「旧国鉄白糠線跡」です。
白糠線は、1964年に開業し、1972年に最終的に営業れさた
区間が全通したという、割合新しい時期に敷設されたために、
コンクリの長い橋やトンネルが多く
1983年に廃線となったまま、そのまま放置されているので
廃線跡がはっきりとわかるのが特徴です。
しかも国道にそって走っているために、
旧北進駅跡から白糠の市街までは
車をゆっくりと走らせながら、様々な遺構を
堪能できます。
廃線好きな人には
おすすめの国道でもあります。
で、その後釧路市内で「黒魔術」のスープカレーに
舌鼓を打ったあと(感想は水曜のブログを見て下さい。)
かつて弟子屈に住んでいた時
何回走ったかわからないぐらいたくさん走ったものの
本当に10年以上ぶりぐらいに走る
標茶・弟子屈と国道391号を北上し
懐かしい釧路湿原の湖沼
達古武沼やシラルトロ湖や塘路湖を見たり
美羅尾山や摩周岳、硫黄山の威容を見たりしながら
川湯をすぎたところで道道102号に入り
藻琴峠を越えます。
ここは、美幌峠ほどメジャーではないし
景観では若干おとるところはありますが
違う角度から見る屈斜路湖もまた一興。
僕自身はこの峠に来るのは10年以上ぶりだったので
なおさらそう感じるのかもしれません。
でなぜこの道を選んだかというと
本日第二の温泉「オホーツク温泉翁荘」への
釧路から行く場合の最短経路だったのです。
「オホーツク温泉翁荘」(網走市稲富)は
火災にあわれたとかで(舘浦あざらしさんが主宰されてる
雑誌「北海道いい旅研究室」にのっていました。この本の新しいのは
いつ出るのでしょうか…)
建物は新しくピカピカになっていましたが、脱衣場並びに浴室は
昔のままでよかったです。
少ししょっぱく、薄緑茶色のお湯は
あくまでも体にやさしく、すごく気持ちいいですし、
そのお湯が、ザンザン溢れているところが
これまた気持ちいいのですが
この温泉のいいところは男湯と女湯の間に
岩風呂があるところなのです。
浴室の中央に4メートルぐらいのデカい岩があって
視界を遮るのですが、そのお湯が少しぬるくて
気持ちいい。
しかも男湯と女湯の間というのがミソで
ここが混浴なんです。
しかも男湯からの入口と女湯からの入口は
大きな岩が遮っているので、本当に
自然な感じではいることができる浴槽です。
ま、この日はこの浴槽も
僕が独り占め状態だったのですが。
結構男湯のほうには
お客さんもいたのですけどね。
これまた来たくなる温泉でありますし、
この界隈で美幌行って「Tの湯」に入るんだったら
僕はこっちを選びますね。
温泉を出た後は、どちらの温泉の効果かわかりませんが
しばらく、ツルツルでホカホカでした。
そんな体で再び車に乗り込み
大空町から北見市に入り
その時、空港から美幌の西側、高野を結ぶ
美幌バイパスを初めて利用しまして
北見の市街地を走っているときに
火球に遭遇したのですよね。
で、これまた前日のブログで書いたとおり
北進町の「ま〜じ」で
本日二食目のおいしいカレーを食べてから宿に入り、
(本当は、チェックインしたあとに、
カレーを食べに行きたかったのですが
駅前から北進町は、少々遠すぎでした。)
ビールを飲みながら、本など読みながら
またーりと秋の夜を過ごしたのでした。

