☆元祖 インドカレー 小いけ(函館市宝来町22-4)

函館に行くと、スープカレーのローテをすることが多いですが、
たまには、伝統のあるルーカレーをいただきたくなる気分にもなります。

函館市内では五島軒などと並んで歴史があるカレーのお店が多くて、
レトルトなども、土産物屋や空港などで売られているのでも有名。

と、いうことで、超久々に「元祖小いけ」さんを訪問。
このブログでカレーについてアレコレいうようになってからは初めてです。

路面電車通り沿いにある「小いけ 本店」さんの横の路地を
少し中に入っていくとお店があります。
カレー色を意識した、黄色がかったオレンジの外壁とか
真っ黄色の看板などを見ると気分が高まります。

中に入ると、店内はレトロな大衆食堂っぽい昭和のような感じでして
円状カウンター席が10席、壁側カウンターが6席、
4人テーブルが2卓、2人テーブルが1卓 あって
常連風さんが窓際の4人テーブル席に数人腰を下ろして
楽しそうに会話をしています。

店内に入ると感じのよいスタッフの女性がニコニコ迎えてくれました。

チンチン電車の停車場にほど近い、細い路地の中に入っていくとある
昭和の大衆食堂風のお店という孤独のグルメ的なたたずまいがいい感じです。

壁側のカウンター席、座るとギシッとなる椅子に腰を下ろして、
メニューは店内の厨房へのカウンター上にデカデカと掲げられていますので、
それと手元のメニューを見比べながら吟味。

カレー
大カレー 730
カレー 620
カツカレー 890
ハンバーグカレー 890
大ハンバーグカレー 990
大カツカレー 990
チキンステーキカレー 890
大チキンステーキカレー 990
カレーソース 380
※おみやげ用カレーソース 380

どんぶり他
カツ丼 850
親子丼 750
玉子丼 650
ライス220
お子様ランチ 620

といったラインナップからカツカレーをオーダー。

BGMのSTVラジオを聴きながら、周囲を軽く観察。

ちょうど土曜日だったということで、店内に響く「×高×郎」氏の声。
僕はAMラジオはH派に加えて56氏が苦手なので、スゴく久々に氏の声を聴きながら周りを見渡すと、
スポーツ新聞を片手に談笑している窓際のグループと、
カウンター席に腰を下ろすお一人さまが、昭和レトロな空間にそれぞれなじんでいます。

あ、福島千里さんのサインもある。

五年前に「小いけ本店」を訪れまして、
全体的に広々としてコ綺麗な街のレストランといった風情と、
BGMのJPopをオルゴールにした感じの音に
ふーんと思いながら一人ぽっちの店内でカレーを食べたものでしたが、
対象的な気がします。

なんてことを考えながら待つことしばしで登場しました。

早いですね、出てくるのが。

花などのデザインが周囲にあらわれて、お店の名前も書いてあったりする
白い清潔そうな丸皿の中に盛られたライスに、
茶褐色のルーがたっぷりとかかっていますし、
カレールーにほとんど沈む感じの濃い狐色のカツです。

このカツの揚げたてのフライ面をちらりと見せてくれる
カツカレーが好みです。

さて、カレーに正対して
「いたーだきーます」

まずルーから一口、ぱくっと。

おいしいですね、シミジミと。

まずは、ズドンとしたうまみとコクが訪れてきます。

ルーのトロッとしたところや、ゴツいうま味とコクが、
インドカレーというよりは洋風カレーのような味わいでして、
この濃い味はすごく好みです。

さらには、この濃さの原因は、シッカリと丹念に炒められたたまねぎのベースとか
これまた丁寧にいためられた小麦粉にスパイスでしょうし、
この小麦粉はトロッとしたクリーミーさにもつながっていますね。

しかも、玉ねぎベース以外にも、さまざまな野菜やお肉のエキスが
複雑に絡まりあうことで、カレーをうまくしています。

この塩梅が絶妙です。

こちらのお店のHPを見ますと、

「元祖インドカレー小いけのカレーは小麦粉から違います。数種類の厳選した小麦粉とバターを2時間焦げ付かせないよう炭火でじっくりいためます。ヒリヒリとした辛みの中にほのかに残る甘みの秘密です。 」

とか、

「ラーメン屋さんにあるような大きな鍋の中にはトンコツ・鶏がら・野菜・果物…。カレーのルーと具材ををつなげる大事なスープ。ゆっくり3時間かけて煮込んでいるスープにお休みはありません」

と、書かれていますし、店内に張ってある新聞記事には

「当店のカレーは豚骨、鶏ガラ、野菜、果物を48時間じっくりと煮込んだスープがベース。また厳選した数種類のカレー粉と良質の小麦粉を合わせ、炭火を使い、丹念にバターを炒めて作っています」

と書かれています。
そんな手間隙が伝わってくる味なのです。

インデアンのカレーにタイプ的には近いかもしれませんが、
インデアンほど乳成分的な味は感じません。
しかし、しみじみウマいです。

小麦粉が入ったカレーにもかかわらず、時間を老いても
表面に膜が張らないってのも、調理のウマさというか、老舗の味わいです。

さらに、食べ進んでいくと、カレーから漂うかぐわしいスパイス香は伊達でない。
さまざまなスパイスが口の中であらわれてきて、
複雑なハーモニーをいろなしていますし、とても刺激的です。

このじわっとしながらも、直球で訪れる辛さは
ずっと口の中に残る辛さではなくスッと消えていって
また食べたくなる感じでして、この辛さも好みです。

このスパイスの刺激の強さは「インドカレー」の看板にも納得です。

さまざまな手間隙が伝わってくるものの、それが大上段に構えた感じではなく
自然にシミジミとオイしいのです。
だから、何回も食べたくなる、普段使いにしたくなるのでしょう。

と、ルーの味に大満足しながら、
つづいては濃いめのきつねいろの衣が、カレーの合間からのぞいているとこを
さくっといただきます。

衣は、パン粉が主張する、エッジがたっている
見るからにさっくりとした感じではないですが、
穏やかな衣のたカツもこれはこれでです。

お肉もそこまで分厚くはないですが、やわらかくて、
中からじわっと染み出てくる、肉滴もいい感じ。
この肉滴がカレーにさらに深みと味わいを与えてくれて、
カツカレーの味わいのすべてを食べることができる感じです。

ルーにも通じる自然体なカツがルーとあっていますし、
豚自体の味も、いいですし、この刺激的なカレーの中でも
負けずに主張をしています。

併せて食べると、カレーを作るときのさまざまな手間に
カツを揚げるときとかのさまざまな手間が
一気に口の中で広がる贅沢な気分を味わえます。

さらにルーの中の具ですが、
何度も主張していますが、カツカレーとなると、
カツの部分に肉の責任を全部負わせてしまって
ルーには一切肉が入っていないタイプのカレーも
スタンド系のカレー屋さんや、学食のカレーなどに多く見られます
というか、いっぱい見てきました。

が、こうやって、ルーにもさりげなくお肉が入っていたり
玉ねぎがあるとそれだけでウレしくなってしまいます

当然、カツの中で、一番カレーの海に埋もれている部分については
「寝かす!」食いのために、さらに丹念にカレーの海に沈めます。

「食の軍師」(泉昌之 著 日本文芸社 ニチブンコミックス)の
本郷考案の「寝かす!!」食いのためでする

濃くも刺激的なルーと、サックサクのカツの組み合わせに
食がすすんでとまらないかんじです。

テーブルには紅生姜と福神漬けが乗っていますが、
甘めの福神漬けと、酸味が強めな紅生姜がそれぞれこのカレーにあいます。

ということで、最後までカレーを楽しんでから、
しめの水をぐびぐびっと飲んで

「ごちーそーさまーでしーた」

顔を上げると、汗だくになっている顔から
汗がしたたりおちました。

最初はじわじわだった辛さが蓄積されて
汗だくになっていましたが、これもキモチいいです。

総じていうと、けれんみはないのだけれど、ここでしか食べることのできない
ホッとする個性的な味わいが、何度もリピートしたくなるという、
東京でいうと、キッチン南海を、北海道でいえば、帯広のインデアンを
思い出させてくれるなあと考えながら、
汗だくでこちらのお店をあとにしました。


ちなみに、窓際の常連さんは、カツカレー、大盛りカツカレー
カツ丼というオーダーでしたのでちらっと覗くと、
こちらもオイしそうでアリマス。

カツ丼も食べてみたいなぁ、

さらに、HPを見ると、「カツ丼カレー」なる「めしばな刑事タチバナ」的な
ウラメニューがあるらしいです。

次行った時は、これかな??




☆元祖 インドカレー 小いけ(函館市宝来町22-4)
◇営業時間◇ 11:30~21:00(L.O,20:30)
[火のみ]11:30~14:30
◇定休日◇ 1月1日~3日 ◇駐車場◇ 有り
◇電話◇ 0138-23-2034








☆「ピツパラの森」(有珠郡壮瞥町字久保内43-1)

国道453号線を洞爺湖方面から北湯沢とか蟠渓温泉に向かう途中に
「ザ・ラーメン」と書かれた目立つでっかい看板があって、目を引きます。
しかも「ザ」だけ赤で強調されていますし

さらに 元祖きのこラーメンの下にオリジナルポークカレー
などと書かれています。

そんな看板に誘われて前回こちらを訪れたのが1年半前。
気がつくと、前回と同じようなシチュエーションですが、
お気に入りの温泉に行く前に立ち寄りました。

お昼下がりの時間帯でしたが、駐車場には車が結構とまってます。
ということで、ワタクシも駐車場に車を置き

森の木々に囲まれた、民家を改造した感じの
木がふんだんに使われた一軒家で、
国道沿いに立っている「ザ・ラーメン」の看板と
同じロゴで書かれた白い大きなのれんが印象的です。

のれんをくぐって中へ入ると
ロケーション的には、ドライブインっぽいですが、
店内は木がふんだんに使われた山小屋風の造りで、ほっとできます。

カウンターとテーブル席と、かなり広い座敷があります。
座敷席は家族連れなどがくつろいでいます。

ワタクシはお一人さまってことでカウンター席に腰をおろして
メニューを吟味

味噌ラーメン 白味噌で仕上げており
さっぱりとして本来の味噌風ではありません 価格:730円
塩ラーメン  塩はスープが決め手で
あっさり系の味です 価格:680円
正油ラーメン スープの色は黒っぽいですが、
コクのある味でこの醤油ハマリます価格:680円
きのこ味噌ラーメン
"元祖きのこラーメン"で きのこは10種類使用して
おります 価格1000円
きのこ塩ラーメン 塩はスープが決め手で
あっさり系の味です 価格 1000円
きのこ正油ラーメン スープの色は黒っぽいですが、
コクのある味でこの醤油ハマリます 価格1000円
きのこみそ中辛ラーメン 1000円
小きのこラーメン 800円
やさい塩ラーメン 価格1000円
きのこチャ-シューメン 白味噌で仕上げており
さっぱりとして本来の味噌風ではありません 価格:1300円
味噌チャ-シューメン 白味噌で仕上げており
さっぱりとして本来の味噌風ではありません 価格:950円
塩チャ-シューメン スープが決め手の塩に
当店のチャ-シューもオリジナル 価格:900円
正油チャ-シューメン スープの色は黒っぽい
ですが、コクのある味でこの醤油ハマリます 価格:900円
わくわくセット  小きのこ味噌ラーメン
麺が半分と少なめのポークカレーのセット
両方をを楽しめます 価格:1300円
ポークカレー カレー色は黒く、イカ墨ではなくオリジナルです
大盛りならカツカレーを召し上がってください 価格:850円
小カレー 550円
ピラフ ピラフは炒飯の事です
玉子・チャーシュー・玉ネギ・ピーマン入りで
アトピーの方には別仕上 価格:850円
カツカレー 価格:1000円
きのこ丼 親子丼のようにきのこがたっぷりで
玉子でとじています、この玉子は地元産有精卵を使用しています
価格:900円
冷やしラーメン 価格:900円〔夏季のみ〕
おにぎり〔しゃけ・梅・行者ニンニク・肉みそ〕200円
ライス200円 小ライス100円 ジャンボ餃子 520円
つけ物100円

と、いったラインアップ

前回は、カレーとラーメンの両方を楽しむことができる
名前からしていい「わくわくセット」の味噌をいただき
その実力を遺憾なく味わいました。

そこで、今回は単純にカレーにしようってことて
カツカレーをオーダー。

つけっぱなしになっているテレビの音は
久々に「見た噂の東京マガジン」でしたし、
せわしなく働いているお店の母さんたちの
働く音などとあわせて、和む感じのいいBGMです。

そんな音に耳を傾けつつ、周囲を観察。

こちらの国道沿いは、かつて国鉄胆振線が走っていました。

お店のHPを見て知ったのですが、胆振線鉄路廃止のおりに、撤去された
線路の枕木をお店の床材等に再利用しているそうで。
そんなのを観察をさせていただきながら、まつことしばしで、登場


漆器のような色合いのトレイにのって
淡いカフェオレ色のお皿にもられた
きわめて濃いこげ茶色のカレールーの下には
軽く淡い狐色のカツの衣が見え隠れしています。

そして、これまた白いさらに盛られたたっぷりの生野菜。

これだこれだ。
これが食べたかったのだ。

「いたーだきーます。」

と、いうことで、まずは、カレーを一口

けれんみのない、落ち着ける味というのが第一印象で、
洋食屋や食堂のカレーというか、厨房で一生懸命調理されている
スタッフの方々の家庭料理のような趣も感じられます。

が、そんなカレーの味わいが食べてくるにしたがって
次第に複雑になつてきます。

このルーの黒みがかった色は伊達ではないぜって感じ。

ベースは玉ねぎとかだと思うのですが、
その他、こちらのラーメンのスープにも通じるのでしょうが
さまざまな手間をかけて、肉や野菜のエキスを凝縮させた
スープも使われているのでしょう。
きのこのエキスとかもでているのかなぁ、そんな
ほのかにラーメンスープの味わいもする複雑な味がいいですよ。

そんなスープが個性的なルーに深みを与えています。

これまた、ルーの濃い色にも通じますが、
炒られたルーの香ばしい感じもいいですよ。

しかも、この複雑にウマく、コクがあって香ばしいカレーなのに
ぜんぜんイバった感じがしないんですよね。
さりげなく調和がとれて、食べていくうちにホッとする感じです。

さらに淡い狐色の衣が、濃い焦げ茶色のルーとのコントラストがいい
カツをサクッといきます。

衣がたっている、エッジの効いた感じのカツではありませんが、
サクッという噛み心地もここちよく揚げられています。

中からはさりげなくあふれ出す肉滴

この衣の噛み心地と、なかのお肉の味と
脂の味わいに加えて、肉滴がたっぷりと味わうことができて
オイしいカツですが、

これが、極上のルーと邂逅するわけですから、いうことなし。

極旨ルーが、肉滴によって、さらにスサマジクなったのです。


しかも、ルーの入っている肉は豚バラの結構大きいです。
これがかみ心地がきもちよい柔らかさなのです。
うむ、おいしい、深い味わいですね。

これはいいや。

玉ねぎなどの具材もたっぷりで、カツ以外の具の充実振りも
うれしいサービスサービスです。

当然最後は「寝かす!」食いをするために序盤でルーの海に沈めた
カレーでひたひたになったカツとご飯を一気にいただいて、


水をぐびっと飲み干すと

カレーのおかげで滝汗が流れ出しました。

「ごちーそーさまーでしーた」


これがいいんですよね。

ピッパラとはサンスクリット語で
菩提樹のことだそうです

なるほど、この癒しの空間にはふさわしい名前です。





☆「ピッパラの森」(有珠郡壮瞥町字久保内43-1)
◇営業時間◇11:00~スープが無くなり次第終了
◇定休日◇木曜日(祝日の場合は営業) ◇駐車場◇有り
◇電話◇  0142-66-2566







あなたのオススメはどこのカレーですか?

あなたのカレーに対するこだわりはなんですか?

よろしければ、コメント欄などで教えてください。


ラジオにあったコーナー「富良野印度化計画」の内容と、
かつて僕が訪れたカレー店については
左の欄のカテゴリー「印度化計画」をクリックしてくれれば、
見ることができます。

かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。
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