2012.03.20 ぶらっとQAJIURA
梶浦由記さんのライブ、『Yuki Kajiura LIVE vol.#8"Spring 2012"』から
二日たって、日常にもどりましたが、まだ興奮の火種が、ふつふつと燃え続けております。

本当によかった~

ライブ自体は当然良かったのですが、僕も同行した畏友P氏も、1月以来の東京。

ということで、いろいろなお店に行こうってことで、そちらも楽しかったのです。

まずは、羽田から向かったのは下北沢。

最初は、浅草で軽く「豆かん」でもデザートで食べたのち物販をすませて、
減った小腹を満たすためにピザでも食べるか、
という流れを予定したのですが、

羽田到着で、すでに12時40分をまわっていて、
とても「コバラベリー」とはいえない状態。

しかも、当初の考えていたよりも物販とライブの会場時間の間が狭い。

そこで、宗旨替えをして、まずは下北沢へ向かい、そこでガッツリ入れたあと、
物販をすませたまま、渋谷に居残ろうと、計画を変更しまして、
まずは下北沢にむかいました。

僕の大学時代、サークルの友人がシモキタでバイトをしていたので、
サークルの飲み会では、結構の頻度でお邪魔をしていまして、
その後、サークルの同窓会とかでも訪れましたが、
もうそれも20年近く前の話。

それ以来の久々のシモキタです。
若者の浮かれた感じがかもし出すふわふわした雑踏に足を踏み入れると
久々にきた感とともに、学生時代に飲んだくれた思い出が
急激にぶわぁっと出てくるのです。

記憶ってすごいです。


そんな感傷にひたりながら、目的地を目指して歩くと、
一本道を入っただけなのに、急に閑静な住宅街になります。

そんな住宅街に似合う感じでたたずんでいる風情のお店があります。

こちら、本日の目的の地のその一、「ロクサン」さんです。

ご存知、「孤独のグルメ」〔久住昌之 原作 谷口ジロー マンガ〕の、
昨年の11月に「SPA」誌に掲載されたということで、単行本未収録の話「下北沢路地裏のピザ」
で、主人公井之頭五郎=ゴローちゃんが迷いながらふらっと入ったお店です。

愉快な迷子的な散歩をしていると、小腹がすくのはいつものゴローちゃん。

「なんだか古そうな店だけど…
こんなコバラベリーには
案外ちょうどいいかもしれぬ」

という台詞を追体験してしまいました。

中へ入ると、昭和な喫茶店というレトロな感じただよっている。
けど、その昭和風が味になっていて、むしろおしゃれに感じる外見どおりの内装です。
4人がけのテーブル席がメインで、
この昔風の店のたたずまいが、落ち着ける雰囲気で、まずは好印象です。

ただ、最初は、
テーブル席が、大学のゼミでしょうか、年配の教授風の人一人と、学生数名の組み合わせのグループと
熟年夫婦と、OLコンビと、地元の主婦風の2人連れがテーブル席にいるので、
最初はカウンター席でまたされますが、待つことしばしでテーブル席へ。

ただ、この客層が、地元の人に愛されている感じでいいです。

オーダーですが、こちらのピザのメニューは、プレーンM=¥730 プレーンL=¥1300に
さまざまなトッピングを追加料金で足すタイプです。

オーダーしたのは、P氏が、アンチョビーと玉ねぎとサラミをトッピングしたMサイズ

こちらはゴローちゃんがオーダーした、アンチョビとサラミとトマトとピーマンですので、
2品かぶっております。

ま、P氏的にいうと、「ヲレがアンチョビ食いたいんだよ」ってこと。

そして、私がオーダーしたのが、ゴローちゃんをして
「イカコンセロリねぇ そうきましたか」
でおなじみのイカとコーンとセロリをトッピングしたMサイズのピザ。

そして、スパゲティーもウマそうだということで、
ボンゴレ、ナポリタン、明太子の中から明太子を選択。

あとは、ゴローちゃんみたいに、酒の飲めない日本人ではなく、
我々、酒にきたない日本人なので、生ビールをオーダー。

しばらくして出てきた生ビールでのどを潤しながらさらに待つことしばし。
その間、マスターのピザ生地を投げながらまわす技を見たりしますが。

焼きたてでアツアツなやつが出てきました。

これはオイしそうだ。

表面がフツフツとプチプチと音をたてています。

ピザが歌っているぜってやつですか。

まずはイカコンセロリから。

パリパリで薄い生地ではなくて、ふっくらなパン生地タイプのピザです。
このふっくら感が頼もしいって感じで、ほのかに生地に甘みを感じる焼きたてピザ。
全体的にふっくらとしながらも、周辺の分厚い耳の表面はカリッとやきあがって
カリッのあとのフワッの食感の組み合わせがいいです。

しかもチーズの香りもたまりません。

トッピングのイカは淡白ながらもシーフードの香りがし、歯ごたえもしっかりしますし
コーンのつぷつぷの食感と甘み、そして、セロリの独特の味わいが
いいアクセントになっています。

子供のころは苦手だったセロリって、こうやって熱せられると、
オイしく独特なアクセントをつけてくれる味わいを持つということを知って
その独特な味わいを好きになったのって、カレーやタコスミートだよね、
なんて話をP氏にふったら、彼も同意をしてくれました。
この組み合わせの妙、これが、ゴローちゃんが聞き耳をたてた
イカコンセロリの実力でしょう。

アンチョビと玉ねぎとサラミのトッピングも、
玉ねぎのやさしい甘さに、サラミの王道感
アンチョビは、ゴローちゃんの台詞どおり
「うん アンチョビの塩味も効いているじゃないか」
もぐむぐもぐ
という感じで、この組み合わせもおいしいです。

まとめていうと、ゴローちゃんの台詞の
「ほう、これは外連味のないピザだ」
「うまい うまいよ
古くさい味じゃない若々しいピザだ」

という感じです。

ピザを投げて伸ばすという技こそあるものの、
見た目はいかにもな洋食屋さんのピザなのですが、しっかりとオイしい。
ただオイしいのではなく、長く続いた店ならではの
地に足がついた感じのするオイしさなのです。


そして、スパゲティー。
「孤独のグルメ」でゴローちゃんの隣に座っている常連さんは
イカコンセロリとボンゴレでしたが、

イカとかアンチョビでシーフード分は満たされているのと
ミートソースはピザソースと重なりそうという理由で選択をしたのが、明太子。

これに刻まれた大葉がのっているのがいいですね。

「メキシコのタバスコをビシビシかけて アメリカのコカ・コーラで食べるのが
日本流だい」ではないですが、
「イタリアのパスタに博多の明太子をかけて、大葉とともに食べるのが
日本流だい」って感じです。

そんな感じで、なんだかんだいって2人でピザ2枚とスパゲティーを完終

満足のまま、こちらをあとにしたのでした。

ちなみに、僕らの席のお隣さんは、
「ピザにミートボールは出っぱりすぎじゃないか?」でおなじみの、
ミートボールをトッピングしておりました。

お前さんやるじゃない。

あと「コバラベリー」とか、「イカコンセロリ」というボキャブラリーは
ゴロー氏というよりは、「花のズボラ飯」の駒沢花ちゃん的なボキャブラリーだな
と、思いながらその後、シモキタの町をさまよっていくなかで、
「まだ、お握りくらいは入るんじゃね」
という考えから向かったのが、ドラマ「孤独のグルメ」で、
松重豊ゴローが小劇場の女優をストーキングしながら買い食いした
「ニックンロール」です。

お店の前にたむろしながらカブりついているのが、
全部女子高生風ということで、少しだけ気おされながらも
赤を基調としたお洒落な外観のカウンターの中に入って、
P氏がプレーン、私はカレーチーズをオーダー。

松重ゴローちゃんは食べかけを女優に上げていましたが、
この大きさだったら、ペロッといけます。
お米と、肉と、タレの濃厚な味わいの組み合わせの肉巻きおにぎりは、
ここにもビールもってこい~、って感じでした。
底に敷かれているレタスもいいアクセントになっています。

ウマかった。一個ペロッといってしまいました。

外のスペースにマヨネーズや七味、ブラックペッパーなどで
味にアレンジが加えられるところもいいですよ。

あーオイしかった。

外には、こちらのお店がどのテレビで取り上げられたかということが
書かれていましたが、しっかりと「孤独のグルメ」の文字を発見し
二人でニヨニヨしてしまいました。

その後、「お好みの…焼き」「いいぞいいぞ。鉄板焼きってなんていうか、ライブ感あるんだよなぁ。」
「ぷりタコだ」「ほふほふ」 という名台詞でおなじみの
広島焼きHIROKIさんの外観を味わいつつ、これらの台詞を繰り出しながら、
シモキタをあとにして、渋谷へ向かいました。



そして、たっぷりとライブを堪能しまして、
疲れた体を引きづりながら、大満足でライブを終えた証である
ニヨニヨが止まらない状態で、この日の宿の浅草へ。

ホテルに浅草を選択したのは、空港にも、ライブ会場の渋谷にも
乗り換えなしでいけるという考えでしたが、

それに加えて、梅むら、佐久良、神谷バーといった、久住氏の著作で
紹介されたお店が複数あることでした。

そんななかで、ライブ後にむかったのは、
「芸能グルメストーカー」で、トレンチコートの男本郷がむかった
「がってん」さんです。

カウンター席に座る私と畏友p氏。ビールを頼んだ後に注文したのは、
カウンター席の中で堂々とした威容を発揮していた煮込み。

これが煮込みで満たされている大なべの中で、くったくつに煮込まれています。
いつから煮込まれているんだという感じ。

これが、煮込みもトロッとろでウマかった。
ぱらぱらと散らした七味〔ひちみ〕がいい感じです。

ほかに焼き物の串も、目の前の台で炭火で焼かれますが、
ひっくり返すタイミングとかも絶妙で、職人技を見るのも、ツマミとしていいです。

しろ、はつ、たん、などのすこしレアな感じを生かして味わいも良かった。

砂肝刺、とりわさといった生肉もオイしかったですし、
ここまでいろいろとオイしいんなら、きっとこれもハズレなし
と踏んだポテトサラダまで、シミジミとウマい。


それにしても、このお店って、決して高いお店ではないのですが、
まるます家と同様、店内で若い人が店内で浮く感じが醸し出されていて、
斜め前の席にすわる陽気に談笑をしている二人連れの先輩もいい味だしていて、
年をとっていなければ出せない独特の風情がなければ店に溶け込めない。

そんなことを、考えると、年をとるのも悪くないなと、勇気が出ます。

こうやって、味のある場所でお酒を飲むことが許されて、
しかも、年をとることも肯定されているのですから、
なんか、人生って捨てたものでもないです。

まさに、ぶらっとQUZUMI的なお店です。

ただ、本郷が絶賛した、鶏団子なべはメニューになかったので
オーダーできませんでした。残念。

なんだか、図らずも、芸能グルメストーカーをストーキングしていた私でした。



と、いうことで、その後は疲れていたものの
高揚していたので、二人でキルミーベイビーで盛り上がったりして、
寝たのは2時近くでした


翌日は、朝5時30分に目が覚めてしまい、
そのままホテルでブログの更新をいたしまして、
普通に朝飯をいただいてから9時くらいにチェックアウトし

そのまま北海道へと戻ったのでした。


そういえば、前々回のKAJIURA LIVEは、「孤独のグルメ」に出てきた焼肉屋に
行こうとしていかなかった
前々回Kalafinaのライブの時には、大井町の「朋友」に
前回のKalafinaのライブの時には、「中国家庭料理 楊」と「まるます家」
ときて、今回が「ロクサン」「R29」「がってん」ですから、

ライブのたびに久住巡礼をしながら、訪れる店が一見ずつ増えているのが
俺たちらしいというか、なんというか

次に東京行くときも、ぶらっと久住巡礼ですね。







かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
のパーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。
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