☆ドライブイン雪国 (虻田郡留寿都村字三ノ原210-5)

蟠渓温泉 蟠岳荘でしっとりとしながらもさらっとした
気持ちのよいお湯をたっぷりと堪能した後、
ラジオを聞きながら洞爺湖沿いを北上し、
ちょうどHBCラジオ「ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組」が
終わるときについたのが、留寿都村の「ドライブイン雪国」さんでした。

こちら、国道230号線沿いで、洞爺湖町から留寿都村に入ってしばらく走ると
ぽつんとたっているドライブインです。

ドライブインという響きがまずは、そそりませんか。


さまざまなメニューののぼりがはためいていて
夏場だと、板にペンキで書きなぐったような感じで
「かつ丼 豚丼」とか「でんぷんうどん」と書かれた
味のあるいた看板が特徴的でして、
愛読しているぶらんとマガジン社の月刊誌「Ho」誌にも
取り上げられていました。

しかも、外観的にも、いかにも昭和なドライブインというか
昭和な大衆食堂ぜんとしているので、
前述の板看板とあわせて、入りにくさを感じる人もいるかもしれません。

なんでも、今から35年以上前の、昭和50年から営業だそうですから。
そんな風情も納得です。

が、そんななっちゃったレトロ感は好物である私ですし
前回一回訪れていますので、慣れた感じながらもワクワクしながら中へ。

時計の針が止まったかの様な店内は変わらず、
かつてあった昭和の食堂の雰囲気のまま

中ではブルースっぽい日本の女性シンガーの曲が流れています。

「こちらのほうが暖かいですから、どうぞ」
と勧められたストーブ前の、これまたいかにも大衆食堂然とした
シンプルな席に腰を下ろし、メニューを吟味。


メニューは

定食
 とんかつ定食 900円
そば類
 天ぷらそば 800円
 親子そば  650円
 月見そば  500円
 かしわそば 500円
 かけそば  450円
 ざるそば  550円
丼物
 牛丼   750円
 カツ丼  800円
 豚丼   800円
 とん天丼 800円
 えび天丼 850円
でんぷんうどん類
 天ぷらうどん 800円
 親子うどん  650円
 かしわうどん 500円
 月見うどん  500円
 かけうどん  450円
 ざるうどん  500円


といったなかに、当然カレーメニューもあります。


カレーメニューは
 カレーライス 500円
 カツカレー  800円
 えび天カレー 800円

前回オーダーしたのは、初めてのお店に敬意を表して
看板のとん天丼でした。

でっかい丼に立体的にてんこもりに盛られた天ぷらがインパクトあり、
隣には同じサイズの丼に、たっぷりの味噌汁が入ってました。
小皿にもられた、大降りな大根の浅漬けと
てんこ盛りの天ぷらをいったん避難させる空のお皿。

丼の中でそそりたっている、かぼちゃの天ぷらと
かぼちゃの天ぷらをささえるジャガイモの天ぷら

そして、その土台には、大降りのロースを使った
豚肉の天ぷらが6~7枚という見た目にまずは圧倒されました。

味わいも、天ぷらは、サックリ揚がった衣にしみた甘いたれと
ジューシーな豚肉のバランスが良く、ほのかに漂うしょうがの香りもいいです。
豚と生姜の組あわせは無敵だということを再認識。

かぼちゃの天ぷらはびっくりするくらいアマくて、
口のなかで、とろける感じの柔らかさですし
ジャガイモの天ぷらは、小ぶりのジャガイモを
丸ごと衣をつけてあげたもので、
上品、かつ、芋の甘さと、衣の繊細さのバランスが
スバらしい、峠の揚げ芋を上品に進化させた感じです。

といった感じで圧倒されっぱなしだった前回の訪問から、2ヶ月たっております。

そこで、今回は満を持して、カレーで勝負。

しかも、今までどこのお店でも見たことがなかった、
「えび天カレー」をオーダー。

インターネットで「えび天カレー」で検索をかけてみても、
最初のほうに来るのは、えび天カレーうどんがほとんど。

私も、えび天とカレーの組み合わせは、
旭川の太三郎さんのえび天カレーうどんと、
同じく旭川などでいただいた、ラマイさんのウダンぐらいでしか
経験がありません。

前述したふたつは、ひとつはカレーうどんだし、
ひとつはスープカレーだから、
純粋にルーカレーの上にえび天がのっているのって初めての体験です。

ただ、えびの天ぷらとカレーとの親和性は、前述のお店で体験済みでしたし、
こちらの天ぷらのクオリティーの高さも身を持って体験しております。

ということで、ワクワクしながら周囲を見回すと、
メニューが紙に書かれて壁に下がっていますが、そこには
「えび天カレー 味噌汁つき」と書かれています。

孤独のグルメの「江ノ島丼 蟹の味噌汁つき」を思い出したりして。

注文してしばしで、店内に漂う天ぷら油のいい香り。これは期待できそうです。

ということで待つことしばしで、登場しました。


カレーは、鮮やかに赤みがかったオレンジ色のルーが丸い皿の上に乗った
ごはんの上にたっぷりとかかっていますし、
このウマそうなルーをたっぷりとまとったえび天が4本も横たわっています。

しかも、味噌汁の丼も、ご家庭などでいただく味噌汁の椀よりも
ふた周りくらい大きいです。

これは、いいですね。

と、いうことでいただきます。

一口いただくと、まず最初に軽いアマ味が来るのです。
そして、その甘みとほぼ時間差がなく、ごっつい、コクやら酸味やらという
赤い色合いは伊達ではない、トマトなどの野菜からたっぷり溶け出した味わいと、
甘みの原因であろう、たまねぎをはじめとした野菜からたっぷりと溶け出したあじわいに、
ごっついコクの原因ともなっている動物性の味わいなどが全部まじりあって、

トータルすると、うまみのハーモニーを奏でているのです。

洋風カレーか、というくらいの濃厚なうまみが訪れるのですが、
この濃厚さが嚥下したのちに、すっとひいてさわやかな食後感が残ります。

さらに、それに加えてしっかりとスパイシーなところが
一筋縄ではいかないカレーです。

ドライブインのカレーというと、黄色くて、カレー粉っぽいカレーを
勝手にイメージしてしまいますが、
そんな先入観でいくと、よい意味で裏切られます。

しかも、このカレーの濃さの原因のひとつとなっているであろう
ほろほろに煮込まれて、口のなかで軽く力を入れただけでほろっと崩れて、
ゴッツいうまみがにじみ出てくる、牛肉なんかも結構入っているのです。

もう、これだけで大満足ですが、このカレーはえび天カレーですからね。

赤いカレーの海に沈んでいるえび天をサルベージしてさくっといただきますが、

この衣を噛みきる感触がいいです。

えび天というよりも、フリッターに近いですが、これくらい衣がしっかりているほうが
カレーには負けないです。

衣も味わいがあれば、中のえびもホコホコですし、ぷりっぷりなのです。
軽くかむだけで、しみ出てくるエビの旨み。
これが、濃いカレーをさらに新たな味わいを加えてくれます。

エビとカレーの親和性についてもあちらこちらでいわれています。
そんなことわ再認識させてくれるえび天が4本も入っています。

これは、幸せだ。

しかも、天ぷらの衣がカレーをすって、テロテロになるところも
たまりませんよ。


横に鎮座するみそ汁の具も、ルスツ産と思われるジャガイモとお麩。
味噌汁のなかでも滋味あふれる甘さとすっきりとした味わいは、
シンプルながら味が濃いカレーにはうれしいところ。

少々塩分は控えめですが、カレーと味噌汁という組み合わせで考えると
これくらいがいいのかなと思います。

実家の朝食の時に前日残ったカレーを食べていた時とかのことを思い出し、
郷愁を感じる組み合わせの味です。


と、いうことで、えび天カレーでおなかをぱんぱんになりました。

おいしかった。


お金を払おうとすると、先ほど来流れている、
ブルース的な味のある女性シンガーの歌声は
aiwaのダブルラジカセから流れていたことが判明。

こんなところもアジがあります。


その他、こちらには、タレかつ風のカツに目玉焼きを乗せたカツどんとか
ありますので、それを食べるために再訪することを誓って、
こちらをあとにしました。


ドライブイン雪国さんから、ルスツリゾートにむかって
車を走らせて、留寿都の市街地の手前あたりに、
ルスツ温泉があります。こちらも僕のお気に入りです。

雪国でグルメを堪能して、ルスツ温泉でまったりするのは、
すごく贅沢なリゾートで大人の留寿都の過ごし方って感じです。

大好きなマンガにして、実写化ドラマも絶好調な
「孤独のグルメ」〔久住昌之 原作 谷口ジロー 画 扶桑社 刊〕の最新作で、
主人公の井之頭五郎氏が、下北沢でピザを食べながら、

「メキシコのタバスコをビシビシかけて 
アメリカのコカ・コーラで食べるのが日本流だい」

などと、名言を繰り出していますが、

「雪国でお料理をビシビシ食べて ルスツ温泉でまったりするのが、
オヤジの留寿都リゾートだい!」

などといいたくなってしまうくらい、お勧めできる
大満足な組み合わせです。


あと、以前、こちらのえび天カレーは、エビフライカレーだったようですが、
何かあったのでしょうか??





☆ドライブイン雪国(虻田郡留寿都村字三ノ原210-5)
◇営業時間◇ 10:30~18:30
◇定休日◇ 不定休 ◇駐車場 有り
◇電話◇ 0136-46-3278






☆茶房ヌプリ(ニセコ町字中央通142-1)

仕事が早上がりしたということで、ひさびさにいきたいななんて思って向かったのが、
JRニセコ駅構内にある茶房ヌプリさんでした。

ニセコ駅と「駅前温泉 綺羅の湯」の間にある駐車場に車をとめて
ニセコ駅の中に入ります。

ニセコ駅は、駅員さんもいる駅で(簡易委託駅ですが…)すが、
そんな駅構内に同居しているのが、茶房ヌプリさんです。

カランカランと小気味よい音を立てながらドアを開けますと、
中には、重厚な木の作りのテーブルや椅子にが
温かさを醸し出していて、いい感じです。

中では、地元の人がお話をしながら盛り上がっていたり、
何か作業をしていながらくつろいでいたりしていて、
相変わらずなかなかいい雰囲気です。



腰を下ろして、メニューを吟味します。

丼物
照り焼き丼 ¥840
とびっこ丼 ¥840
ヌプリ丼 ¥1260

特製うどん ¥630
しょうがとネギの卵とじうどん ¥735
チャーハン ¥735

その他、ハンバーグセットやら、ピザトーストやら、あまたのデザート、
ハーブティーや、名水コーヒーなどの
ドリンクメニューもいい感じで気になりますが、ここはカレーです。

カレーメニューは以下のとおり。

ヌプリ特製カレー
黒っぽい中辛程度りオリジナルカレー
ヌプリカレー¥735
ハンバーグカレー:¥1050、
ソーセージカレー:¥1050、
ベーコンエッグカレー:¥1050、
長イモとベーコンヌプリカレー:¥1050

といったメニューから、前回訪れたときは「長イモとベーコンのヌプリカレー」
を選択したので、今回は違うメニューです。


この日は肉をがっつり食べたかったので、ハンバーグカレーをオーダー

店内は、小ぢんまりとしていて、僕の座ったテーブルは、足をのばすと、
足踏み式ミシンの踏む部分が残っていて、キコキコと踏むことができる、
面白いテーブルです。

また年代物のカメラがあったり、壁には一面にアンティーク物の壁掛けの
振り子時計といった骨董が飾られていまして、
少々雑然としているのも含めて、
外の景色が二割増くらいによく見える雰囲気のある木の窓枠とともに、
落ち着ける感じのお店です。

BGMのデュエットのボサノバが店内とはよくあっていてます。

そんな店内で道新を読んでいると。
厨房からはぺったんぺったんと、ハンバーグを仕込む音がします。


待つことしばしで、登場をしました。

たっぷりの生野菜とカレーとハンバーグが
ワンプレートに乗っかっているのですが、

まずは、目の前にとんとおかれた瞬間に
ぷぅんと漂う、ハンバーグのひき肉のいいにおい。

これはスゴい。

カレーの香りを凌駕して主張をしています。

もうこの段階でわくわくです。

そんなはやる気持ちをおさえながらルーをぱくっと。

これはスゴい。

こちらは、黒いカレーとして知られているのですが、
黒いというよりは、濃いオレンジを極限まで煮詰めた感じの濃い色です。

オレンジ色はトマトをふんだんにつかっている証左
濃い色は、玉ねぎをじっくりと炒めた証左

洋風のカレールーをオイしくする二大要素がルーの中で、がちんこバトルです。

ウマくないハズがないではないですか。

しかも、その他のうまみについても、野菜だったり肉だったりが
十分煮込まれたり、丁寧に調理されたことで
ルーの中に存分に溶け出していることが、
口に入れただけでよくわかりまして、強烈なコクとともに、
どこか上品なドミグラスソースにも相通じるような感じでもあります。

ただし、しっかりとスパイシーでスパイスの刺激もじわじわっとくる
食べれは食べるほど口の中で、複雑な要素が絡まりあって刺激をして

食べたあと、次から次へとほしくなる味なのです。


いいねいいねいいね~。

そして、今回の具材は、

そのびっくりするほど香りをはなつハンバーグです。

まずは、スプーンで割りますが、
この割った瞬間にただよう湯気と、香りもさらに盛大にただよいますし、
しかも、流れ出すたっぷりの肉滴です。

さらに、スプーンでハンバーグを割るので、つい力が入るのですが、
力をいれてハンバーグを押すと、断面だけでなく、表面からも
汗かくようにじわじわっと肉滴が染み出てきます。

こんなのはじめてです。

調理しているときにおくのほうからぺったんぺったんと仕込む音がしていたのが
思い出されます。

しかもアツいんですよ。ハンバーグを口の中に入れて、
中から肉滴があふれてきて、アツッと思うくらいアツいです。

さらにお肉の味が甘いんですよ、お肉が甘いのです。

ほのかな甘みが感じられるのですがこれがカレーの刺激とあいまって、
いい感じなのです。

かみ締めると、じゅわっとアツアツの肉滴が一気に口の中に広がるのです。

こんなおいしいハンバーグと旨いルーを一緒に食べると
たまりませんし、黒いルーにあふれ出した肉滴が、
ただでさえオイしいカレーにさらに深い味わいをもたらせてくれます。


添えられているたっぷりの野菜も
しゃきしゃきでみずみずしいものでして

これまたカレーやハンバーグで濃くなっている口内を
穏やかにしてくれるのです。

それにしても、この冬の時期でこれだけ野菜がおいしいのだから、

旬の時期になったら、どれだけおいしいんだろう。


そんなワクワクもともないます。

そんな道産野菜や、畜産物の実力をまざまざと見せつけられた
カレーでありました。



ごちそうさまでした。

そこまで、辛いという感じはしませんでしたが、
気がついたらじっとりと汗をかいているのは、そのスパイスとともに
ハンバーグのアツさゆえのことでしょう。


こちらは、まったりと出来る雰囲気なので、
今度は自慢の自家焙煎の名水コーヒーを食後に
いただくことを心に誓って、
こちらをあとにしたのでした。


ちなみにこちらは、
開店直後でもちゃんとカレーを食べられるので、
JRを利用してニセコ駅に降りた人は
立ち寄ってみることを強くオススメします。







☆茶房ヌプリ(ニセコ町字中央通142-1)
◇営業時間◇ 9:30~18:00
◇定休日◇ 水曜日 ◇駐車場 有り
◇電話◇ 0136-44-2619

あなたのオススメはどこのカレーですか?

あなたのカレーに対するこだわりはなんですか?

よろしければ、コメント欄などで教えてください。


かつてラジオ内にあったコーナー
「富良野印度化計画」の内容と、
かつて僕が訪れたカレー店については
左の欄のカテゴリー「印度化計画」を
クリックしてくれれば、見ることができます。


かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
のパーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。
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