☆「サイフォンコーヒーと喫茶の店 ぽぱい」(虻田郡倶知安町南1条東3丁目)

倶知安町でオイしいお店というと、都通周辺と考えそうです。
確かにそうなのですが、町の成り立ちなどが原因で
おいしいお店は、いろいろなところに分布しています。

意外なのが、旧六郷駅の周辺にすごくおいしいお店があったりして、
かつて、倶知安に入植をしてきた直後の市街地がここらへんであった
などということを考えさせてくれます、

そして、南1東3のあたりは、総合振興局や町役場や警察、消防などがあることから
おいしい穴場的お店の多いところです。

そんな地域の、僕がよく行くセブンイレブンの二階に
ずっと気になっているお店があったのです。
そこが、ぽぱいさんでした。

サイフォンコーヒーと喫茶の店 ぽぱいと書かれた、赤色灯のついた看板と、
オレンジ色のフードに覆われた階段が特徴的で、セブンイレブンに行く度に
気になっていたので、先日仕事を終えて行ってきました。

カンカンカンと音を立てて、オレンジ色に包まれる金属製の階段をふんで
二階にすすんで中へはいると、店内は、インテリアといい、観葉植物といい
おかれているイスやテーブルといい昭和の雰囲気がそのまま残っています。
テーブルタイプのゲームが何台かテーブルの代わりを果たしているところも、
昭和風です。

さて、メニューをみてみると、こちらも、やわらかいカードホルダーに入った
昭和風のものですが、特筆すべきはカレーメニューの多さです。


喫茶店なので、各種飲み物がならんでいまして、
その下に食事メニューとして、

チャーハン 500円  〔味噌汁付〕
牛丼 750円  〔味噌汁付〕
チャプスイライス シーフード 650円
エビピラフ 600円 〔味噌汁付〕
ハンバーグライス 800円
チャプスイライス ポーク 650円

といったご飯ものと

ボロネーゼ 600円
ツナクリーム 650円
ミートハンバーグ 750円
ボンゴレロッソ 600円
和風味 650円
カルボナーラ 600円

といったスパゲティーメニューとともに
充実したのがカレーメニューです。

マルコポーロもびっくり、東方見聞録とかかれ
B4の紙1枚大で紹介されています。

タイランド風チキンカレー750円
 タイの人々に愛されている風味豊かな味わい。気分はすっかりエスニック
北インド風ビーフカレー650円
 じっくり煮込んだまろやかなパンジャブ地方の味
チリ風味レッドカレー700円
 チリペッパーの辛味を生かしたソースをベースに、皮無しの鶏肉とじっくり炒めたオニ         
 オンをくわえて煮込み、ナンプラー〔漁醤〕を使い風味付けした辛口チキンカレーです。
ペッパー風味ブラックカレー700円
 ハードな辛口。ブラックペッパーの辛味を生かしたソースをベースに、良質の牛肉と、    
 じっくり炒めたオニオンをくわえて煮込んだ辛口ビーフカレーです。
ヨーロッパ風ビーフカレー650円
 味の本格派、個性豊かなビーフカレーです。
キーマカレー700円
 ルゥの入ったエスニック風辛口挽き肉カレー。厳選された牛、豚の粗引き肉がたっぷり
 肉、野菜の旨味とバランスのよいスパイスの特色
カレーライス 550円
ドライカレー 550円
カツカレー 750円
シーフードカレー 700円
ハンバーグカレー 750円

全品フルーツサラダ付、コーヒー250円でサービス。

といったラインナップです。

さまざまなエスニック系のカレーにもそそられますが、
はじめてのお店ということで、オーソドックスなカレー。

そして、仕事後の空腹なので、ガッツリ行けるメニューということで
カツカレーをオーダーしました。

BGMは、つけっぱなしになっているテレビでして、
常連風の方が、2人してぼおっと見ている感じです。
あと、カウンターの上に並ぶコーヒーサイフォンは
本格派のにおいがしますし、
見回すと、漫画本や雑誌も結構な数がそろっていて、
常連さんも時間を費やすことができそうです。

なんてことを考えながら待つことしばし
まずはフルーツサラダが登場しました。

これは、缶入りのフルーツとレタスにたっぷりのヨーグルトソースが
かかっております。

ぼちぼち食べながらさらに待つことしばしで登場しました。

おおお。

お皿の上に乗っかったカレーは、オレンジ色の水分多めのカレーが
たっぷりとライスにしみこんでいて、
その上にさっくりとしたカツが乗っかっています。

カツの上にはスライスされたレモンが

そして、黄身が半熟状になっている目玉焼きが
カレーがしみたライスに乗っているのもウレしいです。

ではいただきます。

たっぷりカレーがしみこんでいるライスをスプーンですくい
口の中へ。

お、これは、オイしい。

まずは、トマト由来のさわやかな酸味に
しっかりとしたコクと旨味

それから、たまねぎ由来の甘みが訪れてきます。

さらにこれをささえているのが、肉や野菜から
しっかりととられたガツンとした骨太の旨味で、
どこか、欧風の煮込み料理を思わせる
しっかりとしたコクと旨味が訪れます。

が、それがいつまでも残るのではなく、
口に入れた瞬間は濃さを感じるのですが、
嚥下した後は、後味がすっとひくような
さわやかな感触になるのです。

このバランスは、いいですね。

そして、これが欧風の煮込み料理との大きな違い、
スパイスの効き加減です。

しっかりとした土台にささえられて、
ピリッとした辛さが生きてくるのです。

これですよ、これ。

そして、カツですが、端のところにカレーがかかっていまして
まずは端から2番目のに当たりをつけていただきます。

さくっ

エッジがたった衣というタイプではないですが、
狐色の、しっとりとしながらもサクサクとした歯ごたえがいい感じの
しっかりとしたカツは、歯ごたえのよさと、中の肉から出てくる
肉滴のバランスがよくて、カレーのうまさとあいまって
いいハーモニーです。

ただ、こちらのカレーは、ライスにルーがしみこんでいるタイプなので
二口目前のお約束、「食の軍師」でおなじみの
「寝かす!!」食いがなかなかしにくい感じ。

まぁ、カレーのしみているライスごと、カツを埋めて
むりやり「寝かす!!」食いをしますが。

そして、二切目からは、レモンをカツに絞ってカレーと一緒にいただきますと
レモンのさわやかな酸味とカレーのしっかりとした味わいの
組み合わせがいいですね。口の中がリセットされる感じです。

という感じで食べ進めていって、最終的に「寝かす!!」食い用に
カレーになじませておいたカツと、
たっぷりとカレーがしみこんだライスと、
とっておいた卵の黄身を一気にいただきます。


カツとカレーだけでもオゴッツォウですが、
ここに半熟卵の黄身が来ますから、
この組み合わせはたまりません。

カレーと肉をおおいつくす半熟卵の黄身の
濃い味が、もうなんともいえないほど幸せです。

と、一気にいただいたあとに口直しの水をいただいて

ごちそうさまでした。

さんざん、こくや旨味やあまみなどといっていましたが
食べ終わったことろには、うっすらと汗をかいてました。

こんなスパイスの効き方も好きです。

これは、他のカレーメニューも期待できそうです。
しかも、この価格ですから、なおさら幸せですよ。
また、行かねば。


にしても、他のメニューのところになった「チャプスイ」って、
「孤独のグルメ」に出てきた「チャプチェ」とは別の
アメリカ式中華料理ですが、そんなメニューがさりげなく
もぐりこんでいるところが、あなどれません。

同じ町内にある「満足食堂」には「ユースーハン」という
マニアックな中華メニューもありますしね。

ちなみに「満足食堂」のチキンカツ定食にも半熟黄身の目玉焼きが
カツの上にででんと乗っていまして、幸せになりました。

倶知安町、あなどれません。




☆「サイフォンコーヒーと喫茶の店 ぽぱい」(虻田郡倶知安町南1条東3丁目)
◇営業時間◇ 10:00~21:00  ◇定休日◇ 不定休
◇駐車場◇ 有り  ◇電話◇ 0136-23-2407







☆「マルトマ食堂」
(苫小牧市汐見町1-1-13)

先日新刊の11巻が発売されて、うどん屋にもぐりこむ話とか
カメラを手にする話とか、やんだのシャボン玉の話とか
ピザ食べてリバースする話とか、しまうーちゃんと風香と栗拾いに行く話しなどで、
すっかりヤられてしまった、
あずまきよひこさんの傑作マンガ「よつばと!」です。

そのリリカルな描写と、破天荒な言動の描写のバランスが絶妙で
独特の癒し空間を作っている名作です。

あと、カレー喰い的にいうと、何度もこのブログで書いていますが
「カレーって せかいいちだなー!?」という
超名言が忘れられません

そうです、よつばちゃんよく言った。
「カレーって、せかいいちです!!」

そんな、カレー原理主義者のよつばと、とーちゃんも、
シーフードカレーは嫌いらしいです。

風香ちゃんとの以下の会話はインパクトあります。

とーちゃん
「シーフードカレー!? あんなもんカレーじゃない
カレーは何入れてもうまいけど
でもシーフードとは合わん!
なんだイカとか貝とか!
肉入れろ 肉!!」
よつば
「そーだ!とーちゃんはいいこという。にくいれろ!」
風香
「なんなんだ、この親子」


シーフードをメインとしたカレーを見ると
必ずこの会話を思い出してしまうのです。

が、そんなよつばやとーちゃんも絶対にウマいというに違いない
シーフードのカレーが、大好きなマルトマ食堂のカレーだと思うのです。

しかも、不思議な中毒性があるので、たまに無性に食べたくなる。

マルトマ食堂はカレーだけでなく、さまざまな海産物を
メインにした魅力的なメニューがありますし、
苫小牧にありますから、そうちょくちょく行けるわけでは
ないのがつらいところ。

ですが、その「よつばと!」11巻を読んでいるうちに、
マルトマ行きたい欲が膨らんできたのです。

と、いうことで、土曜の仕事がオフの日に、
朝からマルトマ行って朝カレーするか。
ということで6時から車を飛ばして行ってきました。

「マルトマ食堂」は苫小牧市の漁港に隣接した
苫小牧市公設地方卸売市場の食堂です。

朝5時から午後2時という変則的な営業時間と、
日曜祝日休日なのはそのせいのようですが、
だからこそ、僕的にはハードルが高いのです。

早朝とかに出かけると、そんなことはないのですが
昼時に行くと混雑をしていて、行列が出来ているのも常です。

この日は、到着したのが8時少々前、
忙しそうに働く、市場内の車やフォークリフトの邪魔にならないように
車を駐めて、外にはためく「朝定食」ののぼりを見ながら中へ。

オヒトリ様ですが、カウンター席には何人かのお客さんと
スポーツ新聞が置かれているので、テーブル席へ。
椅子の足の長さが微妙なすわり心地をかもし出しているのもステキです。

朝八時なので、昼ほどではないですが、店内は8割りがたの入り方
カウンター越しに見える厨房も戦場のようでした。
さすがの市場食堂です。

そして、メニューを吟味いたしますと、

ホッキ丼・ホッキめし・ホッキ天丼、ホッキバター焼き定食
ホッキチャーハン、ホッキハンバーグ・ホッキピザ
などのバリエーションにとんだホッキ料理

マルトマ丼、海鮮ミックス丼、うに丼、まぐろヅケ丼 カツ丼
といった、丼もの

お刺身定食、焼き魚定食といった定食
カレー、チャーハン、うどん、そばに、
お刺身や煮魚の単品各種に日替わりメニューなどがあって、
目移り必至です。

ちなみに、カレーメニューは
ホッキカレー 1000円
カレーライス 500円
カツカレー 700円

からの選択です。

カウンターの前にあるガラスケースのなかのお刺身とか
こんもりと積まれている、うまそうなフライも
気になってしょうがない。

が、ここは、久々の、僕のシーフードカレー観を変えた
ホッキカレーでしょう。

座ってまずはホッキカレーを注文。
それと、気になったので、ガラスケースの上におかれた
串カツと肉じゃがコロッケもいただきます。

周囲を見ると、市場で働いている人や、近隣の現場で働いているのか、
作業服の人にスーツ姿の人と、観光客など、さまざまな方がきています。

そんなのを視界にいれるやスグに味噌汁が登場。

大鍋で作られている感じがアジになっていて
中のつみれが、魚魚した感じで、オイしい味噌汁を
チビチビ味わっていると

串カツとコロッケも登場し、

真打が登場です。

銀色のお皿にこんもりともられた
黒に近い濃い焦げ茶色のカレーが登場です。

この黒いカレーといっても言い過ぎではない
濃いルーでライスが見えません。

このビジュアルはスゴい。

ということで、ルーを一口。

うん、ひさびさのこの味がたまりません。

朝に食べて目覚めるカレーいです。

当ブログをはじめとして、僕自身いろいろなところで書いている、
コダワリ、から周り系グルメマンガにして、
とんかつの「寝かす!!」食いを教えてくれるなど、僕自身
影響を受けまくっている「食の軍師」〔作 泉昌之 日本文芸社 刊〕の中で
主人公のトレンチコートの男こと本郷が、ホテルのバイキングを食べる
「バイキングの軍師」の中で、カレーを一口いただいた時、
バイキングのカレーでありながら、本格的なカレーの味に
「このカレー、もとい、カリー うまい」
「さすがイチローわかってらっしゃる」
などという台詞がありましたっけ。
〔現在はイチローは朝カレーはそんなにしていないそうですが…
当時は朝カレーといえばイチローでした〕

そんなシーンを思い出すような衝撃的な目覚めるカレーです。

少々香ばしいかんじのまろやかなな味がしていて
小麦粉がしっかりと焦がされている香ばしさと
はっきりとしたこくや旨味がやさしさとアマさを感じさせてくれる
正統派の食堂カレーです。

この小麦粉が焦がされてる感って久々で、
ザ・これぞニッポンのカレーといった趣です。

しかも、僕はたいていの店では、
まずは、ルーとかスープだけの味だけ味わうのですが、

この店ではムリです。

だって、これでもかこれでもかとはいっている
ホッキ・ホッキ・そしてホッキですから。

前回行ったときも思ったのですが、

わけ入ってもわけ入っても青い山

ではなくて

わけ入ってもわけ入ってもホッキ貝

と、思わず山頭火(旭川のラーメン屋に非ず)になってしまいます。

そして、そのホッキが、コリコリとした貝独特の食感と
貝独特のウマ味が十分にひき立たされていて

シーフード独特の生臭さがまったくないのです。

冷食とかでシーフードカレーとかを作ると
どうしても微妙な生臭さとかが出てしまって
ここらへんが、「よつばと」の「とーちゃん」とかが
シーフードカレーを嫌う理由だと思うのです。

中には冷食を使わなくても
食材処理の方法で、うわっ、と思うカレーもあります。

貝のカレーでも同様。

あの淡白なホタテですら
どうすればこんなイソっぽいエグ味が出るのか
といった調理法で供されるカレーも
たまにめぐり合ったりします。

ところが、このホッキカレーは
ホッキ自体、癖のある貝ではありませんが、
当然、生臭さやエグ味はまったくなく、
歯ごたえと、ウマ味やふわんとしたホッキならではの
サリゲない磯の香りはそのままで、
カレールーまで染み出してカレーの旨みに昇華をしている
カレーの中で主張をしているのです。

これは、スゴいです。

しかも、ホッキもいろいろな部分がはいっているので
それぞれの部位によって異なる歯ごたえとか
微妙な味のバリエーションも楽しむことが出来ます。

火を通通しすぎるホッキは、固いだけで
噛むのも難儀したりしますが
そんなこともなく、絶妙な火の通し方なのでしょう
やわらかな歯ごたえの部位から
コリコリとした部位までいろいろと楽しむことが出来ます。

これも面白い。


しかも、本当にスプーンでカレーを掬うとホッキ

スプーンでカレーを掬うとホッキ

という感じでして
誇張なく、たくさんはいっているのです。

うまいうまいいいながら味噌汁をちびりちびり

カレーと味噌汁という組み合わせに加え、
この煮込まれた味噌汁ですから
実家の朝食の時、に前日残ったカレーを食べていた
時とかのことを思い出します。

少々ショッパさが強調されるのですが
そんなことさえ、アジとして許してしまう。
郷愁を感じる味です。

朝カレーには味噌汁です。こちらもいいですね。

さらに追加でお願いしたのが、ほっこりとアマい
肉じゃがコロッケと、
サクサクの衣が気持ちよい串カツでした。

これらも、しっかりと、この黒い旨味の塊である
カレーをまとわせて、衣をテロテロにしていただきました。


が、全部食べると本当に満腹で
そのあとにおなかいっぱいすぎて、
夕食まで、飲み物しかいらない感じでしたが
無事完食をいたしました。

あー、うまかったー。


ということで、おなかぱんぱんを抱えて、
外を舞っているかもめを見ながら
こちらをあとにしたのでした。


そうそう、僕の座った向かいのテーブル席にすわった団体さんは、
日本語を話さない団体さんでした。

そのような方にまで知られているようです。




☆「マルトマ食堂」
(苫小牧市汐見町1丁目1-13)
◇営業時間◇6:00~14:00
◇定休日◇日曜日・祝祭日 ◇駐車場◇ あり
◇電話◇0144-36-2023



あなたのオススメはどこのカレーですか?

あなたのカレーに対するこだわりはなんですか?

よろしければ、コメント欄などで教えてください。


ラジオにあったコーナー「富良野印度化計画」の内容と、
かつて僕が訪れたカレー店については
左の欄のカテゴリー「印度化計画」をクリックしてくれれば、
見ることができます。かつて、


コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。

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