「孤独のグルメ」の新作が今号のSPA!誌〔11/22.29合併号〕に発表されました〔嬉〕

孤独のグルメは、われらがアイドル、ゴローちゃんこと、井之頭五郎氏が、
行き当たりばったりで気になったお店に入って、あれこれ名言を残したり
食材をかぶらせたり、食べ過ぎたり、車内を臭くしたり、うまさを上滑りさせたり、
出鼻をくじかれたり、脱いだり、アームロックをかけたりという話です。

で、今回は名言を残しはするものの、上のコンボは一切なし。
オーソドックスに、おいしいものをおいしくいただく話でした。

なんたって、最終ページのハシラの部分にも

「今回は食べすぎなかった五郎。次回の登場をお楽しみに!」
などと書かれているくらいですから。

まぁ、食べ過ぎについても、食材かぶらせについても
あと少しで突入してしまいそうになりましたが
〔追加注文をしようとするとか、アンチョビとオイルサディーンとか…〕
すんでのとこで回避されています。


詳細はネタばれになるので言及は避けますが、

「こんなコバラベリーには」
「案外 ちょうどいいのかもしれぬ」
という、言い回しや、

「ん ミートボールってなんじゃらほい?」
「ピザにミートボールは出っぱりすぎじゃないか?」
「シーフードもいいな アサリか」
「そこにナスをぶつける」
「ふふオモシロイ」
といって、頭の中で布陣するところなどは
同じ久住氏原作の「食の軍師」〔作・画 泉昌之 日本文芸社 刊〕っぽいですし、


「イカコンセロリねえ そうきましたか」なんて台詞は、
「花のズボラ飯」〔作 久住昌之 画 水沢悦子 秋田書店 刊〕の花ちゃんが言いそうな台詞です。


あー、おもしろかった。

一読をおすすめします。



さて、昨日のブログでも書いたとおり、関東方面へ行ってまいりました。

ライブでも、お祭りでもなく関東方面に行くのは、本当に久しぶりです。
しかも、来月には、お祭りを控えていますし、
1月には、ライブで東京へ行くので、三ヶ月連続上京の第一弾です。

仕事を終わらせ、千歳へ車を走らせて、18時過ぎの便で羽田へ飛びます。
その後20時をだいぶん過ぎた時間に池袋に到着しました。

池袋は粒の大きめな霧雨がそぼ降る感じですが、そんななか歩いて
夕食にむかったのがどこか??

そこが、前述「食の軍師」に出てきた池袋のとんかつ屋「とん三郎」のモデルとなった店です。

「軍師」のトレンチコートの男こと本郷氏は、前夜が「ワカメそばとかやくご軽く飯一膳」
当日朝が「ジャムトースト2枚とスープ」で、昼のとんかつにそなえていますが、

私は、朝はコンビにレタスサンドと缶コーヒー、昼は忙しくて抜きということで、
「この夜のとんかつのために!!」そなえました。
おなかがペコちゃんにかけては、本郷氏には負けていない状態。

って、ここですでに、勝手にバトルモードになっています。
さすが軍師のとんかつ屋


ちなみに、私が学生時代まで実家のあったところから、都内に行くとなると、
まずは池袋に行かなければなりませんし、
予備校時代、私は都下の予備校にいってましたが、
ツルんでいた友人が池袋の予備校に行っていたということもあったり
大学時代の仲がよかった友人が、下赤塚とか和光市に住んでいたということもあり
本当に池袋ではよく遊んでいました。

が、じっくり訪れるのは、本当に久しぶりです。

池袋の北口から、階段に腰を下ろしている人を見ながら久々感を満喫。
勝手知っていると思いながらも、いろいろとリニューアルされていて
懐かしさと迷子になるような感覚を味わいながら
この一角はかわっていなかった、懐かしのR会館に到着。

そして、こちらのウラにあるのが「とん三郎」のモデルとなった「S」さんであります。

何百回も、マンガで見ましたよ、この入り口。

9時近いのに店内は、8割以上の込み具合でしたが、
本郷氏が訪れていたときに、先客が座っていたカウンターの一番奥の席があいております。

店内は清潔な白木のカウンターやテーブル席があって、
穏やかな照明もいい感じで、落ち着ける高級感があります。

てんぷら屋さんでもそうですが、油ものをあつかっている店でありながら
このような清潔感があるお店って、それだけで、お客さんに対する心遣いが
きちんとしているような感じがしてウレしてとろこ。

と、いうことで、そこに腰を下ろして「荷物は上へどうぞ」などといわれたので
荷物をあげて、メニューを見ていると、さっそくアタタカいお絞りを持ってきてくれます。


メニューには

「名物 メンチかつ定食」〔なんでわざわざこれだけ名物と書いてあるのか?〕
とか
「特製 かつ丼定食」 〔かつ丼なのに定食って?〕
といった、気になるメニューもありますし、

「美味 自家製いかの塩辛」とか「オムレツ」なんてのも気になるところですが

ここは、「軍師」どおりのメニューで行きます。

ということで、サッポロビールの大と、
ロースかつ定食の上を注文

本郷氏はビールを先に注文した後、
「上ロース定食、お新香だけ先、御飯みそ汁後からでお願いします!!」と、
ぶあっと注文をしていますが、

ワタクシはそこまではせずに、一気に注文をしました。

そしたら、お店の方は
「ご飯と味噌汁はあとから持ってきますか?」などと聞いてくれました。
が、ま、そこまでのコダワリはないので、「いえ一緒でいいです。」と言って
待つことしばし、

その間、お店の方が「待っている間、よろしかったらどうぞ」と言って持ってきてくれた
「週刊文春」なぞを読みながら、ビールでのどをうるおします。

うまいね、ビール。久々の水分が染みますね。

さらに文春を読みながら、カウンター上の調味料や楊枝などをチェック。
上には、伯方の塩の後ろに醤油差しがあります。
陶器の入れ物に入ったソースは中濃タイプ一択で、七味もあります。
なんてのを見ながら、

待つことしばしで、とんかつが登場。

漆黒で重厚なタイプの皿に乗せられたのが、堂々としたとんかつと
ふんわりと盛られたたっぷりのキャベツに
ワンポイントアクセントのからしのコントラストがいい感じです。

これが、「素晴らしい!!輝いてる!!」のとんかつです。


衣の色が濃く、高温揚げされているのが伺えます。

と、いうことでまずは、
「二番目にちいさいカツに当たりをつけて、レモンと塩で食せ!」
ということで、レモンをちょいとしぼり、塩をふって、持ち上げました。

そしたら

!!!

ぶわっと湯気が上がりました。

こんなのはじめてですよ。

しかも、中は淡いきれいな肉の色で、繊細な感じで火が通されているのがつたわってきます。

これは、神々しい断面!!という表現は大げさではありません。

いただいても、表面のサクサクした衣のクリスピーな歯ごたえと
繊細な色合いのお肉と絶妙な火通し具合は伊達ではない、中から肉滴があふれでてきて、
衣の感触と肉の味と肉滴の味が口の中でハーモニーを奏でます。

この脂の味と肉の味をさりげなく盛り上げてくれる、伯方の塩とさわやかなレモンの風味が
これまたいいです。

これは、もう一口、さっぱりとした感触でいきたいです。
と、メニューのうらには、こう書かれていました。


「 「好きな食べ方が一番おいしい食べ方」
 というのが私の持論です。
  しかし「塩にレモン」も、
 一度お試しいただければ嬉しく思います。
  また「醤油にレモン」をかける召し上がりかたも、
 慣れると病み付きになります。
  ちなみに私は、昔からの醤油党です。 」

醤油党って、あんた、ショウユたらしのヤマサンか!!

にしても、本郷氏は、ショウユにレモンはしていなかったぞ。

と、いうことで、一番小さい国を「ウスタジャブシャブカラシベッタリの計」で
ジャンクに攻め落とすところ、どうせ逆側は、最後に「寝かす!!」食いをするので、

ここで一足先に醤油レモンでいただきます。

醤油レモンの前に、もう何度もこのブログで書いているのか、
本家本元で「寝かす!!」食いです。

「反対の端の一片に
とんかつソースを
たっぷりとたらして

食事後半まで…

寝かす!!

マグロのヅケよろしく
衣のソースをしみこませるのだ」

ですよ。本場での「寝かす!!」食い。これは、楽しみだ。

そして、醤油をちょいとたらして、レモンを軽くふって
もちあげると、まだぶわっと湯気が立ち上ります。

そして、ジャクッと衣を食いちぎると、
「ここのとんかつ 醤油で食うのもイケルのよ」
という言葉がよくわかります。

塩よりも味わい深いところが、肉少なく衣多く、とんかつ本来の肉々しさに弱い…
そんな部分にもしっかりと働きかけています。

というか、端っこでも普通にウマいんですけど、このとんかつは。


でもって、このあとは「豚下三分の計」です。

まずは、とんかつはコレでしょう、ソースカラシ
でもって、一口目の塩レモンのインパクトが強かったので、塩カラシ
でもって、本郷おすすめの、醤油カラシで、それぞれいただきます。


これは、本当に幸せですね。

全体的に軽くレモンをふったせいもあるのですが、
すごくさわやかに味わいのバリエーションが楽しめて、
一皿なのに、とても楽しいのです。

でもって、肉の面にカラシを軽く塗るのも忘れません。


ちなみに、私がとんかつの食べ方に、
このようなバリエーションをつけるきっかけとなったのは
「食の軍師」ではなく、プレジデント社の出している雑誌「dancyu」の
とんかつ特集に掲載された、マッキー牧元氏の以下の内容が書かれたコラムでした。


とんかつを食べ尽くした“牧元流”家元:マッキー牧元監修より


 ①まずは最もおいしい、端から3分の1を目安に食すべし!
  この部分は肉と脂身のバランスが最もよく一番おいしい。

 ②とんかつもキャベツも、まずは塩で食べるべし
  とんかつは衣にふること。
  衣からの塩分で肉の味を引き立たせる、高等技術だそうな。
  キャベツは味付けのためではなく、甘みを引き出す程度にハラリと。

 ③脂を緩和するからしは脂身につけるべし!
  箸で取って少しずつつけること。


これで、はたとひざを打って以来、こうやってとんかつを食べる体になってしまいましたが、
肉にカラシをつけるのは定番でしょう。

肉自体がいい肉なので、ロースとはいえ、
今までも、そんなにアブラアブラした感じはしませんでしたが、
さらに脂の味わいが落ち着いてきます。

これはいいですね。
しかも、とかんつの味わいを盛り上げるために、
カツを食べている合間にも、ビール、キャベツ、ライス、お新香、味噌汁を
逐次投入しております。

ライスもほっこりと丁寧に炊かれていて、一粒一粒立って輝いています。
ふっくらとしたキャベツはみずみずしく、軽く塩をふっても甘みが出ますし、
ソースのウマ味も受け止めます。
お新香はキャベツのきゅっきゅっとした歯ごたえがいい感じの浅漬け
味噌汁は、しっかりと豚バラ肉がたっぷりはいっている豚汁でして、こちらには七味をぱらり
豚がかぶってますが、味噌自体が上品な味わいなので、あまれ気になりません。
〔軍師の中では、お新香と味噌汁はそれぞれ違いましたが、ま、これはこれで。〕

また、途中何度か「御飯やキャベツのおかわりはいかがしますか?」とか
「暖かいお茶かお水をお持ちしましょうか?」などと
店員さんに声をかけていただきました。

涙の出るような好アシスト。この繊細な気配りもいいですよ。

が、幸せなときは長くは続かない。

食い進めるうちに次第にお皿の上は当然のように減ってきて

あれほどニギヤカだった皿の中が次第に寂しくなっていきます。

まるでこれは、泉昌之さんのデビューマンガ「夜行」の中で
駅弁を食っている本郷氏のようではないですか

でも、あのオチは、とっておいたカツと思ったものが
タマネギだということで大ショックを受けるというモノでしたが

そんなサプライズは当然なく

皿の上に残った衣のかけらを白飯の上にふりかけのように
かけていただいたりして、御飯の量を調整したりして、満を持したところで、

{寝かす!!」トンカツと白飯をほおばります。


「ヅケ豚シロ飯メチャ旨!!

B級的A級で天下統一!!」



大変楽しかったのです。

また、行きたいな、今度は軍師好きの畏友p氏あたりと。
などと思いながら、ホロ酔いの体で、池袋の町を歩いたのでした。




ラジオにあったコーナー「富良野印度化計画」の内容と、
かつて僕が訪れたカレー店については
左の欄のカテゴリー「印度化計画」をクリックしてくれれば、
見ることができます。

かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。
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