☆「朝日のあたる家」 (富良野市北の峰町13-28)

セトセ・川北・オソウシと、それぞれ趣が異なる
個性的で味がある温泉を堪能し自宅へと帰る途中、

久しぶりに富良野でカレーを食べようと思ったのです。

そこで、最初は僕自身が富良野で一番のお気に入りにしている
某お店に向かいました。

たくさんの車が駐まっている駐車場に車を入れ
玄関のところを見ると、
訪れたのが昼食には遅い時間だったということもあったせいか
「お食事のメニューは終了しました」とのこと。

残念

今度は、もう少し早い時間に再訪します。

それで、第二候補のお店に行こうと北の峰に車を走らせます。

このときは、朝は6時30分に定宿のバイキングをいただいたのですが、
温泉入って十分にまったりしての遅いお昼だったので、
少々がっつりと食べるメニューを選択したかったので、
向かったのが「朝日のあたる家」さんです。

クワガタの絵が描かれた看板を見ながら
カンカンカンと軽やかな音をたてて階段をのぼって
ぎいっとドアを開けると
喫茶店のような、いつもの穏やかな空間が飛び込んできます。

店内に入ると、ぷうんと香るカレーの匂いに
もう、ノックアウトですし、
流石の三連休の最終日なかなか混雑をしています。

立派なすわり心地のイスに腰を下ろしてメニューを見ます。

こちらは、カレーメニューは

ビーフカレー 750円
たまごカレー 800円
ハンバーグカレー950円
スペシャルカレー 1000円
富良野オムカレー 1000円

カレーメニュー以外には、手作りハンバーグセットなどもあります。

が、この日はオーダーは決めていました。
オーダーするのはスペシャルカレーです

オーダーを済ませて、北海道新聞などを読みながら、
BGMに流れる、ウッドベースの音がズンズン響く感じの
耳に優しいジャズの音色とか周囲の会話に耳を傾けると

後ろの観光客風の六人組がしきりに会話をしていまして

「×○△×◇」
「◎▽□×△」

ニホンノカタデハナイヨウデス

というか、中国の方がカレーを食べる光景を僕は初めて見ました。

どうりで、メニューにも中国語で書いてあるはずです。

などと思っていると、僕の前に三人連れのお客さんが腰をおろします
こちらは関西の方のようです。

さすが、観光地富良野の人気店です。

などと思いながら待つことしばしで、登場しました。

これですよ。

こちらのオムカレーの最大の特徴は
淡い黄色のターメリックナイス
濃いこげ茶色の特ウマルーカレー
黄金色に輝く、半熟のとろとろふわふわの卵という
贅沢な三層構造のオムカレーという、
富良野オムカレーといっても
さまざまなパターンがあるのですが
これはここだけの唯一無比なオムカレーなのです。

それに対して、スペシャルカレーは、

固めに焼かれたレモン色の卵、濃いこげ茶色カレーという
シンプルな組み合わせのたまごカレーに
堂々とした見るからに肉滴たっぷりの極旨ハンバーグが
もたれかかったのがこちらのスペシャルカレーですです。

オムカレー同様に、見た目にも
レモン色・こげ茶色・付け合せの野菜の緑という
三つの色合いのコントラストがすばらしい

ということで、まずはルーをぱくっ

カレールーのしっかりとした
濃厚な味がガツンとやってきます。

優しげなお袋系で落ち着ける味なうえに、
しっかりと洋風料理店ばりのコクやフマ味があり、
さらに、喫茶店の濃いコーヒーにも似合いそうな
スパイシーで苦みばしった感じでもあります。

だから、喫茶店カレーのようでもあり、
専門店カレーのようでもあり、そんな堅苦しい感じはしない
食べあきない定食屋さんのような感じでもあります。

そんないろいろなところで食べるカレーを
髣髴とさせてくれるような変幻自在なカレールーです。


ついで卵ですが、まずは卵のまろやかなお味。
これが、後から来るスパイシーな味と
卵自体のアマ味にさらに甘さを加えたのがいい感じの
オムの部分とのコントラストは
オムカレーの店多しといえどもここだけです。

しかも、こちらのオムカレーでは
卵の甘みが抑えられているので、
この味のコントラストは味わうことが出来ません。

富良野オムカレーがメニュー化されるずっと前から
「たまごカレー」や「スペシャルカレー」が看板メニューであった
朝日のあたる家さんですから
卵のまろやかさについては、お手の物。

しかも、卵は卵で富良野オムカレーのメニュー化後に邂逅をした、
大西さんの「さくらたまご」これがコクがあって、
今までのたまごカレーやスペシャルカレーも
レヴェルアップをした感じです。

玉りまへん。

そんな味が来てしばしするとそして、噛み締めると、
ルーの濃さと卵のやさしさのハーモニーをしっかりと受け止める
シンプルなライスのほっとするお味です。

しかもそれもそのはず
あたりまえだの富良野米なのです。

さらに、しかも、のっかっている
腹ペコの友、ハンバーグですが、

スプーンを入れて切ろうとする前から、透明な肉滴が
お皿とかルーとかにしみ出してギラギラと光っています。

カレールーにまざりあって、ただでさえオイシイカレーが
ますますウマくなるという、幸せなマリアージュを
楽しむことが出来ます。

そして、スプーンを入れてハンバーグを切ると
いままでじわじわとにじみ出ていた肉滴が
ぶわっとでてくるのです。

しかも、先日「奥芝商店 旭川亭」さんでいただいた
宗谷牛ハンバーグカリーばりに、表面がクリスピーな感じに
硬めに調理されていて、なかはふわっふわという
僕の好きなパターンのハンバーグなのです。

軽く口にいれただけでも、肉滴がお皿とかルーとかに
にじみでていたぶんだけ口の中にもあふれてきます。

この、極上ハンバーグと、カレーと、卵ですよ。

そんなうまみの三層構造、うまみの黒い三連星による
うまみのジェットストリーケアタックが

一口食べてはやってきて
また一口たべてはやってきて

ガイア・マッシュ・オルデカ
ガイア・マッシュ・オルテガ

って感じなのです。
(わかりにくい例えでスマンですヲタ故の運命なのよね)

すごいすごいすごい。


しかも、付け合せのサラダもフレッシュで、
地場の野菜などもたっぷりですし、
噛めば噛むほどおいしい。
しかも、さらにサラダの中には「どさんこワイド」で見た
紫色のジャガイモ「シャドークイーン」が入っているのを発見

こちらもほくほくでおいしかった。

このウマさが全部地元由来のものってことで、
全部が全部近くのお店で購入ができますから、
地元の人がそれぞれの素材に着目しつつ
観光客の方も、あえてお取り寄せをしたくなるような
そんなきっかけを投じることができるカレーです。

ちなみに、前回のブログでも書きましたが
「朝日のあたる家」とは、
ディランやアニマルズの演奏でしられている
ブルースナンバーのタイトルから
店の名前がとられているのだと推察されますが

その通り、BGMには渋めの曲が流れていて
それもお店の雰囲気を良くしています。

あと、後ろの中国(台湾?)からの観光客のグループも
すっかりお店やカレーが気に入ったようで、
しきりに写真などをとっていました。

あと、中国の方って、本当においしいものを食べたときに
「ハオチー」って言うんだなぁ

などと、あたりまえのことに関心をして、こちらをあとにしたのでした。




☆「朝日のあたる家」 (富良野市北の峰町13-28)
◇営業時間◇ 11:00~22:30  ◇定休日◇ 火曜日 
◇駐車場◇ 有り  ◇TEL◇ 0167-22-4400




☆「NISEKO hourglass」
(ニセコ町曽我888‐3)

富良野もそうですが、観光地である羊蹄山麓も、
季節営業のお店は少なくなくて、こちらもその一軒なのです。

ニセコ・倶知安など羊蹄山麓界隈というと、

カリー小屋だとか、つばらつばらとかビスタ-レ・カナ、
なり田、メープルといった個性的なカレーから

起龍・きむら・たんぽぽ・なかやまといった
ホッとできるカレーまでさまざまなバリエーションのカレーを
いただくことができます。
そんななかでも、ルーカレーとしては相当レベル高いカレーを
出しているのがこちらです。

僕が、北海道に関する面白い書籍を数冊ものしている
ノンフィクション作家、千石涼太郎さんの
「なんもかんも北海道だべさ」で知ったのが、今から三年以上前。

しかも、その本の巻頭カラーページに、こちらのカツカレーの大盛りの写真。

あたかもこちらから見えるであろう、羊蹄山のようにライスが持られた
特徴あるフォルムのカツカレーの写真が載っていたのです。

と、いうことで気になるようになりました。

(ちなみに、こちらの本については、富良野オムカレーも紹介されていたということで、
以前、当ブログ並びに番組でも紹介したことありました)

そのときはまだ富良野に住んでいましたが、札幌のイベントにかこつけて
行ったことがありましたが、
道央の現住所に引っ越してから訪れたのは二度目です。

ニセコ東山のリゾートにもほど近く、ニセコミルク工房や
民宿なども多い地区の一角に建つこざっぱりした明るい感じの建物

玄関風のドアをあけて、靴を脱ぎ、履き心地のよいスリッパに履き替えて、
食事のできるスペースのドアを開けると
陽光のさしこむ大きな窓ガラスがいいです。

大きな窓ガラスからは外がよく見えますし、
この日は陽光差し込むくらいですから、雲の合間からちらちらと
お日様が顔を出しています。

四人がけのテーブル4つと畳敷きの和室のようなスペースがありまして、
とりあえず、窓から景色がよく見える席に腰を下ろして、メニューを吟味。

メニューを見たら
カレーのメニューは

ビーフカレー:800円(小盛り700円 大盛り1000円)
エビカレー:900円(小盛り800円 大盛り1100円)
カツカレー:950円(小盛り850円 大盛り1150円)
こどもカレー(甘口):580円

の四品に加えて、

この時期だけのメニュー 収穫菜カレー 950円

とのことです。

追加トッピングは
チーズ200円/半熟ゆで卵100円/カレーソース追加180円

です。

あと、かつては昼食にピザを頼めたようですが、
現在は、注文できるのはカレーとドリンクのようです。

前回と前々回は連続してカツカレーでしたが、今回は、
収穫菜カレーの並にチーズをトッピングしてオーダー。


メニューに書かれている。

「十種類以上のスパイスをブレンドし、フルーツとニセコ産赤ワインを加えてじっくり煮込んだカレーは、味わい深いコクが特徴で、初めは甘く、あとから辛さが効いてきます。」

とか、

「今年も9月23日より「食べ菜!遊び菜!ニセコ収穫祭♪」が開催されますが、アワグラスでは一足早く、9月10日(土)より「収穫菜カレー」の提供を始めます。10月15日(土)までの期間限定ですが、一日の提供数も限定となりますので、売り切れちゃったらごめんなさい。毎年大好評の収穫菜カレーは並で980円です。皆様のお越しをお待ちしております。」

といった説明書きを読みながら

明るくて、すっきさわやかな店内に、アコースティックギターが2本並べてあって
おしゃれなインテリアとなっている様子などを眺めていたり、
穏やかな洋楽のBGMを堪能していると、

最初はじりじりとしたかと思うと、
次第に盛大になってくる脂のはぜる音や
スパイスのぷぅんとする香りとかにも
期待をする気持ちが盛り上がってきます。

期待でワクワクしているところで、登場しました。

並盛りなのに、丸く盛られたライスの量がまずいい感じですし、
散らされたパセリもおしゃれです。

そんなライスを取り囲むように白いお皿を満たすルーは
しっかりと野菜のエキスが溶け込んでいるであろう事が、
容易に想像できる黒いカレーでして、
上に散らされている生クリームが黒いルーの色とともに好一対で、

そして、緑・赤・黄と並べられたピーマンやパプリカ
ごろっといっこ丸々入ったジャガいも
オレンジ色が鮮やかなにんじんと
黄色に緑がアクセントになっている素揚げのかぼちゃ
赤く隠れているプチトマトも

それぞれが白と黒のカレー世界をカラフルにしています。

さらにはトッピングされた、柔らかいチーズをさらに
おろして細かくされているふわふわなチーズも
ルートあたっているところが軽くとろけていていいですよ。

と、いうことで、まずはルーからいただきます。


まずは優しいおアジのルーです。

玉ネギの甘みであるとか野菜の旨みなどが溶け込んでいる
コクと味わいのあるカレーなのです。

黒いカレーの黒さのゆえんってのは、濃厚な野菜の旨みなどのエキスや
香ばしい炒められた野菜群とスパイスのアンサンブルだと思いますが、
カレーの良いところがぎゅっと凝縮されているウマさは
黒いカレーの醍醐味なのです。

このコクはワインも一役かっていますし、
玉ネギのベースでしょうか最初は自然でさりげない甘みが来るものの、
次第に、ブレンドされたスパイスの刺激がじわじわっと効いてきます。

それだけでなく、レストランのカレーのような、
しっかりととられたフォンなどの肉や野菜のおりなすスープが
ベースになったようなコクがあって濃くてうまみが
とても深い味わいなのです。

しかも、見え隠れするニンニクのパンチもいい感じですし、

野菜や肉などの様々なエキスが溶け込んだコクと旨みを包み込むような
玉ネギの甘みの組み合わせを土台とした
個性的なスパイスの使い方という、
やさしいのだけど、刺激的でそのバランスがすばらしい。

美味しいルーカレーを食べる時の要素を満たしてくれるような、
スパイス使いは巧みの技です。

そして、たっぷりのお野菜です。

ジャガイモは、キタウカリが使われているそうですが、
いったんふかしたあとに、十字に切れ目をいれてから、
素揚げされたのでしょう、この手の懲りよう。

しかも、イモを割ると、ふわっと、ふかしたおいも独特の
オイしい香りが漂ってくるのです。

このイモは、すごい。

そして、おいも独特の自然な甘みと、ほっくりとした食感に
滋味に富んだほっとできる味わい。これがカレーにあいます。

しかも、にんじんのやわらかさと甘さもスゴいですし、

かぼちゃも軽くスライスされていますが、でも伝わる
ものスゴいアマみとほっこり感

暖められたプチトマトはきちんと湯剥きされていましたし、
この酸味とウマみもカレーによいアクセントを与えてくれます。

赤・黄・緑と三色そろったピーマン、パプリカも
とても肉厚で、軽い苦味とピーマンそのもののしっかりとした味が
たのもしいです。

ふわっと、しかもたっぷりとかけられたチーズも
次第にカレーや、熱々のピーマンのうえで
トロトロになってきて、カレーに新たなコクと味わいを
加えてくれます。


そして、このご飯もまた、オイしいですね。

お店のhpには、

「カレーは十種類以上のスパイスをブレンドし、フルーツとニセコ産赤ワインを加えてじっくり煮込みました。味わい深いコクが特徴で、初めは甘く、あとからしっかりと辛さが利いてきます。普通盛りでも充分ボリュームたっぷりですので、念のため小盛りも用意しております。いちおう大盛りも用意しておりますが、結構な量になりますので、それなりに覚悟してください。お米は隣町の蘭越町産「ほしのゆめ」を使用しております。」


とかかれていました。

おいしいものでおなかをぱんぱんに満たす快感にふるえながら
わしわしっといただきました。

ふいー、大満足です。

にしても、やさしげな口当たりのカレーなのに
食べ終わるころには汗びっしょりになっていました。

口や舌だけではなく、全身で味わうカレーです。

この汗を流すために、このあとは、10月限りで冬休みは入る
黄金温泉にむかったのでした。

そういえば、最初に来たときは黄金温泉に入ってから
こちらを訪れたのでした。


ちなみに、隣でOL風の方2人連れが、カレーを食べていましたが
会話に耳を傾けていると
「コロンボが…」「白石のスープカレーが…」
といった話を結構な頻度でしていました。

そんなかたがたも食べにくるお店です。








☆「NISEKO hourglass」
(ニセコ町曽我888‐3)
◇営業時間◇12:00~14:30(LO)
◇定休日◇夏/月曜日(月曜が祝祭日の時は火曜日)、冬季休業
◇駐車場◇有り ◇TEL◇0136-43-2180









あなたのオススメはどこのカレーですか?

あなたのカレーに対するこだわりはなんですか?

よろしければ、コメント欄などで教えてください。


ラジオにあったコーナー
「富良野印度化計画」の内容と、
かつて僕が訪れたカレー店については
左の欄のカテゴリー「印度化計画」を
クリックしてくれれば、見ることができます。



かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
のパーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。
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