☆「そば処 ふく井」(倶知安町北3条東11丁目)

何度もここでも書いておりますが、羊蹄山麓は麺類王国です。

ホテルの中華の厨房で修行されたかたがたが独立した
個性的な中華料理店のラーメンとか、
さいきんでは、ニセコ・羊蹄山麓の自然環境に憧れて移住してきたかたによるうどん屋さん。

そして、忘れてはならない数多くのオイシくも味わいのある
おそばやさんの数々が、それぞれ高いレベルでしのぎを削っています。

だから、普段使いのお店にも目移りをしてしまうという大変贅沢な状況なのです。

で、先日、ふ、と職場の同僚と昼食をとりにいったのが、
そんなお気にいりの一軒、倶知安の市街地からすこしだけ外れたところにある
ふく井さんです。

こちらは、店舗に入る前から、ぷんぷんと香るゴマ油の香りがいい感じですし
その時は、この香りにつられて、更科系の白さがありながらも香り高く、
しっかりとした味わいのおそばと
さくっさくの衣がぴんぴんと主張をして、中の具もジューシーなてんぷらの組み合わせを
堪能したのであります。

その時はちょうどお昼どきで地元の方とか観光客のかたで店内はにぎわっていたのですが
このとき僕らのお隣のテーブルに腰を下ろしたお客さんのオーダーが

「カツカレー」「あ、こっちも」「私、カレーね~」「あ、しょうが焼きひとつ」

という感じで、今までこちらでは、蕎麦しか味わったことなかったので、
試してみたいと思ったのです。


でもって、ある日の仕事が少しだけ早く終わった時に、
おなかもぺこちゃんの状態で向かったのでした。

店内にはいると、年配のおじさんの一人客が三人
それぞれ、店内でお蕎麦と対峙していたり、雑誌を読んだり、つけっぱなしのテレビを見たり
と、それぞれくつろいだ時間をすごされています。

ちなみに、こちらは、冷たいおそばの
もりそば、ざるそば、点ざるそば、おろしそば、納豆おろしそば、ひやしとろろそば
天ざるそば、えび天ざるそばなど、

あたたかいそばの
かけそば、とじそば、月見そば、かしわそば、にしんそば、山菜そば、
えび天そば、山菜かしわそば、天かしわそば、鍋焼きそばなどに加えて、

ラーメン各種にうどん各種

さらに丼もの各種に、セットメニーュー、エビフライ定食やしょうが焼き定食などの
定食メニューと目移り必至です。


そんななかにある、カレーメニューは
カレーライスが650円、カツカレーが900円、エビカレー1500円
です。


お腹がぺこちゃんの時の定番メニューですから、
カツカレーでしょう。


オーダーしおえて、テレビの音声をBGMがわりにスポーツ新聞を読みながら
待つことしばし。

登場しました。

黒い塗りっぽいお盆の上に、スープとともに白いお皿が乗っていまして

そのお皿の上で、白いふっくらとしたたっぷりのライスにかかるのが、
穏やかな黄色がかった茶色い色合いのお蕎麦屋さんのカレールー。
しっとりと揚げられたカツを2/3くらい隠すように
たっぷりとかかっています。

この色合いとか、ライス、カツ、カレーの黄金比的な色のバランスが
たまりませんよ。いいですね。これがカツカレーです。

ルーの中には、本当にたっぷりのたまねぎと
豚肉が入っております。


ということで、まずは食べようと思って、金属製の尻尾の部分もって
くるくると巻かれていたペーパーナプキンをはずすと

フォークでした。


ここだけみると、金沢カレーのようです。

さて、ルーを一口。

じんわりとおだやかで優しい味がいいです。

しっかりと煮込まれて野菜などのうまみが刻やうまみとなって
出てきていますし、そこにそばやのカレーならではの
鰹節の香りがかるくアクセントになっている
かえしで伸ばしたようなあじです。

この微妙な和のテイストがおそばやカレーの真骨頂ですし

しかも、たっぷりと入っているたまねぎば伊達ではありません。
カレールーじたいにもたっぷりと溶け込んでいるのでしょう
甘い食べ口になっています。

この甘みと、出汁の風味に味わいと、さまざまな野菜などのルーのうまみを
スパイスが全部いい感じにチームワークよくまとめています。

これは王道の良いカレーです。

さらにカツですが、狐色のこんがりとした揚がり方もいいです。

衣は、パン粉が主張する、エッジがたっている
見るからにさっくりとした感じではないですが、

このしっとりとしたカツもこれはこれでです。

中からじわっと染み出てくる、肉滴もいいですし
この肉滴がカレーにさらに深みと味わいを与えてくれて、
カツカレーの味わいのすべてを食べることができる感じです。

しかも、たっぷりと入っている豚肉もいいですよ。


何度も主張していますが、カツカレーとなると、
カツの部分に肉の責任を全部負わせてしまって
ルーには一切肉が入っていないタイプのカレーも
スタンド系のカレー屋さんや、学食のカレーなどに多く見られます

というか、いっぱい見てきました。

が、こうやって、ルーにもたっぷりとお肉が入っていると
それだけでウレしくなってしまいますし

このお肉が、またおいしいんです。


暖かいおそばの中に入っていたお肉も
おいしかったなー、ということをも思い出させてくれます。


つけあわせの、独特な感じのスープもオイしかったし、
いっきに食べ終わって、まんぷくを味わいながら、ふと横を向くと、

南向きに大きく開かれた感じの窓からは、
黒くくすんだ夕焼け色に沈む羊蹄山が
たいへんきれいで、カレーの味とともに、大満足でした。




なんでも、こちらは、一部マニアの間で知る人ぞ知る存在になっている
店舗前に、天ぷらそばの自販機があるのでおなじみ
かねまたみまた、さんから分かれてお店を出されたそうです。


ちなみにみの樹になる自販機は、
お金を入れて数十秒くらい待つと、軽やかな昔の電子レンジの様な音がして、
下の取り出し口から発泡スチロールの容器に入った天ぷらそばが出てくるしろもので、

残念ながら今年の六月に撤去されてしまいました。

なんでも、調子が悪いので修理しようと思ったところ、
自販機会社自体がなくなってしまったため、修理できないそうなのです。

また倶知安の名物がひとつなくなってしまいました。

残念。




☆「そば処 ふく井」(倶知安町北3条東11丁目)
◇営業時間◇ 11:00~20:00 ◇定休日◇水曜日
◇駐車場◇有り ◇電話◇0136-22-5637
    








あなたのオススメはどこのカレーですか?

あなたのカレーに対するこだわりはなんですか?

よろしければ、コメント欄などで教えてください。


ラジオにあったコーナー「富良野印度化計画」の内容と、
かつて僕が訪れたカレー店については
左の欄のカテゴリー「印度化計画」をクリックしてくれれば、
見ることができます。

かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。
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