2011.04.03 見せましょう
昨日、今日と二日連続で
12球団チャリティーマッチが行われました。

僕は両日の試合ともHBCラジオで楽しませていただきました。

だから、楽天の嶋選手のスピーチも車内で聞いたのです。

以下は、このことを報道しているスポーツ報知の記事です。


引用します。



楽天・嶋「野球の底力を見せましょう」…慈善試合
スポーツ報知 4月3日(日)8時3分配信

◆12球団慈善試合 日本ハム4─1楽天(2日・札幌ドーム) 静まり返った札幌Dに、思いを込めた嶋のスピーチがしみわたった。試合前に“被災球団”を代表し、ファンに語りかけた。

「僕たちの本拠地であり住んでいる仙台、東北が今回の地震、津波によって大きな被害を受けました。今、スポーツの域を超えた『野球の真価』が問われています。見せましょう、野球の底力を。見せましょう、野球選手の底力を。見せましょう、野球ファンの底力を。共に頑張ろう東北! 支え合おうニッポン!
 僕たちも野球の底力を信じて、精一杯プレーします。被災地のために、ご協力をお願い致します」

 温かい拍手が降り注いだ。選手らと話してきた内容をスピーチにしたという嶋は「まだ苦しんでいる人もいますし、チームとしても長い期間、支援していきたい」。「ナイスプレー!」と選手会長を迎えた星野監督は「涙が出てきた。こみ上げてきたな」と絶賛した。

 しかし、その気持ちをプレーにつなげられなかった。初回に先制を許すと、終始相手ペース。毎回のように走者を出しながら、内野ゴロの間に1点を返しただけだった。

 ミーティングで指揮官は「覇気がない! 無抵抗だ。負け試合でも、向こうに『疲れた』とか『しつこいな』とか感じさせる形にしないと」と一喝。被災したファンへ白星を届けるためにも、勝利への執念を求めていく。

 ◆島田オーナー、29日本拠開幕「99%大丈夫」 ○…島田オーナーが、震災後初めてチームに合流し、選手、スタッフらを激励するとともに現状説明などを行った。「このチャリティーマッチを、プロとしてスイッチを切り替える日にして、頑張って欲しい」と同オーナー。現在、大阪市内に臨時球団事務所を開設。県外に避難させていた職員15人がチケット販売などの業務を行っており、29日の本拠地開幕については「相手球団には迷惑をかけられないが、99%大丈夫だと思う」と話した。



直前のファイターズの田中賢介選手会長のスピーチもよかったですが、

このスピーチをラジオで聞いている最中には
星野監督ではないですが、
思わずこみあげてくるものがありました。

今年のゴールデンイーグルスを象徴するような1シーンになるのか

今年のゴールデンイーグルスは、ここから始まったんだよといえるような…

どうでしょう


あと、新聞やテレビ、ネットのニュースによると、
ファイターズのレプリカユニを着ているファンの一団が

「がんばろう東北」のメッセージボードを
掲げていました。

これもいい光景です。

見せましょう、野球ファンの底力を!

です。


と、現在は盛り上がっていますが、
そんな盛り上がりに水を差す一文が
「週刊ベースボール」2011.4.4号に載っていました。


それが、読売巨人軍球団代表 清武英利氏の
連載コラム「野球は幸せか!」 第102回です。



なぜ12あるプロ野球チームのうち、
このチームの代表だけが、「週刊ベースボール」で
コラムを持つことができるのか

とか、

しかも、そもそもこのチームは親会社マスコミだから
存分に語るべきメディアを持っているじゃないかとか

そんな突っ込みもあります。

が、

ま、それは一先ず置いておいて、

内容です。


タイトルは「戦時下の演奏会」

太平洋戦争の戦局が泥沼化していた日本において、
遺体安置所としての使用もされていた日比谷公会堂で、
音楽家が自らの仕事である演奏を続けたという話です。

そんな戦時中においても演奏会は年間150回くらい行われ
人々は苦しい状況においても「心の糧」を求めて演奏会に集い、
クラッシック音楽家たちは、
自分の仕事〔役割〕である演奏活動をすることで、
戦時下の日本社会に貢献していることを自覚し、
音楽家としての「誇り」を抱いていた。

という話が紹介されていました。


そしてこの話は、
「セ・リーグ開幕問題」へとつながっていきます。

2001年9月11日、アメリカ同時多発テロがおきましたが、
その4日後に中断したMLBを再開したときの
コミッショナーの談話
「野球は小さいけれど、人々が悲しむとき、連帯するとき、特別な役割を果たすことができる」
を紹介して、プロ野球の早期再開の正当性を主張しているのです。



ただ、この文章の中では、現在の計画停電のことであるとか
東京ドームで使用される電気については一切ふれていません。

以前当ブログでものべましたが、
計画停電がなぜ行われるのかであるとか、

それによって、足が奪われるかのうせいのあるファンのことなど
環境についてはいっさいふれずに

情緒だけに訴えて開催を訴えるのは
きわめて無責任といえるでしょう。


さらにいうと、

清武氏は、戦前の音楽家は気概があるが、
この非常時に野球という自分の仕事を全うしようとしない
野球選手の責任のなさについて長々と述べているのですが、

これも、なんだかとってつけたような
責任転嫁に思えます。


しかも、この9.11の4日後にMLBが再開された話って
非難されて、現在のアメリカでは
反面教師として扱われている話です。


ちなみに、このコラムでは、
なぜ読売が斎藤祐樹ではなく
澤村拓一をドラフト指名したかという話を書いていましたが、

そのときも、メジャー関係者の評価が
読売のスカウトと一致したからと書いてありまして、

これも波紋を広げました。


以下はZAKZAKの記事です。



引用します。



巨人佑ちゃんサイドの反感買った 球団幹部のコラムが波紋
2011.02.09


巨人に獲得を見送られた斎藤佑樹。その心中は?【拡大】

 今春のプロ野球のキャンプ情報は、日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22)=早大=の話題で持ちきり。そのかたわらで、巨人が斎藤ではなく中大・沢村拓一投手(22)=をドラフト1位で指名した理由について、巨人の球団幹部が説明したコラムが、斎藤の支援者や球界で波紋を呼んでいる。(笹森倫)

 取り沙汰されているのは、キャンプインを翌週に控えた1月26日に発売された、野球専門誌「週刊ベースボール」の隔週連載コラム「野球は幸せか!」。巨人・清武英利球団代表(60)が、球団幹部だから書ける内部事情などについて、読売新聞のエース記者時代に培った健筆を振るう、名物コラムである。⇒【不倫のモナ岡を叱り飛ばしたことも】

 その第98回の題名は「なぜ、澤村なのか」。昨秋のドラフトで沢村を指名したことや、斎藤を指名しなかったことについて、「質問を受けることが多い」として、米大リーグ・ヤンキースのアマチュアスカウティング部門を統括するスカウト部長らとのやりとりを通し、疑問に答える内容となっている。

 コラムによると、清武代表は昨夏、このスカウト部長と懇談。その際、日本のドラフト会議の話題に発展。「斎藤君はおばさんにまで大変な人気で、ファンや新聞記者たちから『巨人が佑ちゃんを指名してほしい』という声がある」と打ち明けると、「人気は評価の基準になるのか?」とスカウト部長。「伸びしろを期待するスカウトもいる」と伝えると、「伸びしろというものは予測が難しい」と答え、「我々スカウトは、選手が持つ現在のツールを評価して、それを買うのではないか。漠然とした人気を買うのではない」と語ったという。

 このコラムを読んだ斎藤の地元・群馬県太田市の支援者からは「斎藤に期待できるのは人気や伸びしろだけで、実力は大したことがないということか。さも人気目当てで取ったみたいな言い方は日本ハムにも失礼だ」との声が出ている。

 当地はもともと巨人ファンが多い土地柄。「球界の盟主と言いながら、大リーグの人間の言葉を使って箔づけするなんて。自分たち(が斎藤を回避した判断)に自信があるなら、ちゃんと自分たちの言葉で説明するべきでは」という意見にも、愛憎がにじむ。

 俎上にあがったコラムでは、斎藤を選ばなかった理由を示している。沢村については「巨人軍も独自の選手評価システムを持っている。そのシステムと議論の末に、斎藤ではなく澤村を選んだ。確信はないが、スカウト部全員で背負える根拠がある」とし、具体的な根拠は伏せられたままだ。

 ひょんなところで、妙な相手から絡まれた日本ハムだが、球団関係者は「スカウト部全員で背負える根拠がある」という記述に反応。「結局、巨人では誰が責任を負うことになるんでしょうか」と疑問を呈する。

 日本ハムが斎藤を1位指名した根拠は、もちろん人気目当てではない。日本ハムの選手評価で数値が高かったのは、西武ドラフト1位・大石達也(22)=早大=と楽天1位・塩見貴洋(22)=八戸大=だった。土壇場で斎藤に変わったのは、ドラフト会議の3日前。最終決断の材料として大石の視察に訪れた山田正雄ゼネラルマネジャー(GM)が、たまたまブルペンに入った斎藤の“存在感”に、引き込まれてしまったのだ。

 もちろん四半世紀のスカウト歴に裏打ちされた判断であり、ドラフト指名の最終的な決定権を持つGMだからこそなせる力業。トップである以上、責任の所在が明らかな専権事項である。

 巨人がリーグ4連覇を逃した昨オフ、渡辺恒雄球団会長は「選手強化に専念できるGMが必要。ヤンキースのキャッシュマンGMのような、オーナー、監督、代表に補強について対等にものが言える人物が欲しい」と力説。だが、いまだGM誕生の知らせはない。 

 ちなみに、日本ハムの評価システムでは、沢村は最高得点ではなく“次点”扱い。さらに「巨人以外は入団拒否」の流れができたため、「リスクを冒してまで取りに行く選手ではない」と回避に至ったという。日本ハムでは2005年、ソフトバンクと相思相愛だった陽岱鋼(当時陽仲寿)を1位で強行指名し、熱心な交渉で入団までこぎ着けた例もある。

 いずれにせよ、春季キャンプさえ始まってもいない時期から、巨人の球団幹部が「だから斎藤を指名しなかった」という異例の言及を、自分から行った背景は何なのか。

 球界関係者は「斎藤の人気に飛びつかず、実力重視で沢村を指名したというなら、シーズンが終わるまで黙ってればいいのに。見立て通り、沢村が成績で勝てば、自然に『ほら見たことか。やっぱり巨人は正しかった』と称賛されるんだから」と苦言。「新人合同自主トレのニュースで斎藤ばかり取り上げられたから、一言もの申したくなったのか」と首をひねる。

 球界の盟主・巨人からたたきつけられたともいえる、斎藤の活躍を信じる全国の佑ちゃんファンへの挑戦状。だが決戦の火ぶたが切られる今季開幕戦は、まだ1カ月以上も先だ。




このような批判をされている人のコラムですから、

押して知るべしという感じもします。



ちなみに、「週刊ベースボール」2011.4.11号では
選手会の行動に一定の評価を示すなど
大分トーンダウンをしたコラムを
寄せていました。

が、

今回の地震などで改めて学習したのですが、
人間は危機的なときや非常時に本音が出ます。


ですから、この清武氏のコラム内容は
改めて読んだ上で、
忘れないでほしい発言だと思ったのです。




かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした。
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