畏友GMクンと、旭川に一泊し、
周辺の温泉と、ウマいものを楽しもうという企画をたてました。


温泉は先日のブログに書いたとおり、
旭岳温泉の大雪山白樺荘と、十勝岳温泉のカミホロ荘を
味わったのです。

ウマいものには二つの狙いがあって、
ひとつは畏友GMクンのたっての願いである
富良野、麦秋の「富良野エスカロップ」


富良野の麦秋は、カレーもピザも美味しいお店ですが、
GMクンは、こちらの「富良野エスカロップ」が、
本家、根室のエスカロップもかくやというくらいの美味しさで
すっかりお気に入り。

僕もこちらのエスカロップは好きで
この本場ともタイばるような味に
思わず「エスカの殿様」という
創作落語を思いついてしまったほどです。



「え~、とかくおエラい人というものは
現首相が国債の格付けに疎いの同様
世情に疎いものでございまして…


富良野界隈を散策していて、すっかり空腹になったために
ふらふらと入った麦秋で出されたのが、富良野エスカロップ。

アチアチなカツには、カツカレーもかくやってぐらい
たっぷりのデミグラスソースがかけられておりますし、

ターメリックで色づけられているのは
麦入りのご飯であります。

さらには付け合せがサラダとともにポテトフライと
それぞれがすばらしい相性を見せているという

そんな組み合わせの妙に感動をしたお殿様。

お城に戻っても、ウワゴトのように
「また、エスカロップが食べたいのう」と繰り返すからさあたいへん。

心配をした家臣が根室まで出向き
名店の調理人を連れてきて白エスカを作らせると
お殿様に献上いたしました。

しかし、このバターライスの白エスカを見たお殿様

「このエスカロップは、ターメリックライスではなく、バターライスだし、
しかも麦飯ではなく、タケノコなんぞが入っているではないか」

とか、

「デミグラスソースが、たっぷりとかかっていないではないか」

とか、

「ポテトフライがついていないではないか」

などとのたまって、御家来衆を困らせた挙句

「これは、どこのエスカじゃ」とおっしゃられたので、家来は

「これは、根室のエスカにございます」
と申したところ、お殿様

「それはならん、やっぱりエスカは、富良野に限る」

おあとがよろしいようで 」

テケテンテンテン♪

ってな感じで。

あとは、道中で「ベトナムの嫁入り」なんて与太話をも
思いついたのですが。

ま、それはさておき


エスカロップは、十勝岳温泉から上がったのち
しっかりと、麦秋でいただきました。

今回は、ライスが麦飯入りではなかったですが、
相変わらずのオイシサでした。




さて、ここからが本題です。

前日、旭岳温泉を堪能したあと、ホテルにチェックインをして
しばしまったりとしたあとにむかったのはどこか、

これが、なかなか一人で行く勇気が出なかった
旭川で塩ホルモンといえば、こちら
「馬場ホルモン」さんであります。

元旭川市民のGM君も初めてということで、
地図で場所を確認したのちに、旭川市民文化会館のほうへ
10分ばかり歩き、
7条緑道を曲がったのち、探り探り歩くと、
怪しげに赤く光る「姫小路」とかかれた看板と
オレンジに光る「馬場ホルモン」の看板を発見。

この外観が何というか
ファーストインパクトです。

旭川には、第一市場や、六号市場など、
戦前かに営業している市場をはじめ
味のある物件がさりげなく隠れています。


市場ではないですが、かつて、バナナ焼きの「だるま屋」がはいっていて
現在は取り壊されてしまった
「旭川ステーションデパート」のビル地下も、

こちには、現存していますが、
かつて「クレイジースパイス」が入っていた
「旭川駅前ビル」の地下も味があります。


そして、この姫小路にも、同様のニオいを感じるのです。

さて、早速中へ入ろうとしますが、
その前に、寒い中十分歩いてきたせいか、オシッコがしたくなった。

というのとともに、ダイレクトに入るのが
少しだけためらわれたということで、
ホルモン屋の入り口を通り越して、
小路の奥にある「トイレ」と書かれたスペースに行くと

!!!

す、スゲエ

セカンドインパクトです。

「小」のほうには、壁と穴しかなくて、、
青くぞんざいに塗られたブロックがおかれています。

しかも、「国鉄」の「駅のトイレのにおい」がします。

スゲエ

ちょろちょろと用を足すと
時間差で、奥のほうからちょろちょろと音がします。

田舎のばぁちゃんちのトイレもこんな感じでした。


「大」に入ったGMクンによると、
こちらは穴だけだったそうです。
泥酔していったら、ヤバい感じです。


さてさて、姫小路独特の感じと、トイレですっかり
打ちのめされかけたワレワレでしたが、

こんなのは序章に過ぎませんでした。


ガラガラと入り口ドアを開けて中へ入ると、
白いけむりがもうもうと立ち込めています。

立ち飲みやのような、すこし高いテーブルの前に
ラーメン屋にあるようないすがあって、
その席はすでに満員で、ひしめきあうように座っている人たちの
前のテーブルには、七輪がおかれ、
もうもうとけむりをたててホルモンが焼かれています。

このビジュアルは、サードインパクトです。


僕とGM君は、開いている小上がりの
二人がけの席に腰を下ろすと
お店の人が、大きめの透明ビニール袋を
渡してくれます。

一瞬ごみ袋?などとも思ったのですが、違います。
着てきた上着を入れて、
服にニオイをつけない配慮のようです。

で、二人で上着を袋に入れていると、
中にチンチンにアツくなった炭が入った
使い込まれた七輪が登場です。

上に載っている網も
歴戦の勇者の風格があります。

で、勇者はいいのですが、さっきから僕モGMクンも
店内をずっときょろきょろしていますが、
メニューらしきものがどこにもありません。

どういうシステムの店なんだこりゃ。

考えアぐねながら、横の人が飲んでいるので
瓶ビールを二本注文。

すると、ビール、コップとともに
こちらのお店独特の、自動発注システムが作動。

銀色の皿に乗ったホルモンと、
丸い陶器のお椀のような器に入った
たっぷりのたまねぎが登場しました。

取り皿はでてきません。

銀皿の上の塩ホルモンは、大腸、小腸、ガツをはじめ、
脾臓とか肝臓っぽい肉など
色とりどりの部位が適当にミックスされて
渾然一体と混ぜられていて

「いろいろな部分が入っているみたいですね。」と
「美味しんぼ」の初期エピソード
「料理人のプライド」で、岸田屋のもつ煮込みを食べた
ルピック氏のような感想を持ちながら、

周りを見ても、みなさん同じ銀色の沢を目の前にして
その肉を焼いて、網の上から直接そのまま食べています。

なるほど、メニューは「塩ホルモン」と「タマネギ」のみで、
出てきたお肉を焼いては
足りなくなった分を使い注文するシステムなんだな

と合点をして、値段こそまだわかりませんが、
とりあえず、網の上に肉とタマネギをうつします。

炭火に炙られて、最初は生っぽい肉が
次第にちりちりと音をたてて
端から内側へ収縮していきます。

このチリチリとている音を聞きながら
丸まるホルモンを見るのが、ホルモン喰いの醍醐味です。

「食の軍師」の力石的ボキャブラリーで言うと
「ホルモンが歌い出したぜ」って奴です。

ということで、いい感じになったところで
「食の軍師」脳全開の私は

「頃合だ 行きましょう」って感じで、
厚いホルモンわふうふうせずに、口に放り込みます。

!!!!!!!!!!!


「うまい!」
「すばらしい仕事です。」

こちらは、ルピック氏が岸田屋のもつ煮込みを食べたときの感想ですが、

同様ですよ。うまいっすね。

いいホルモンですし、いい仕事していますよ。

さまざまな下準備の手間を惜しむと
残念な味になってしまいますし、
加えて、肉自体が新鮮でなければ、
美味しいホルモンは食べられないのです。

こちらは、両方ともみたされていますね。

しかも皿の上にも網の上にも、いろいろな部位があるので
コリコリとしたりクニクニとしたり
さまざまな歯ごたえであったり、

さっぱりとした味わいから、血の味を感じる部位までの
バリエーションにとんださまざまな味わいを楽しむことができて、

ここも、ホルモン喰い的には、オイしいところです。


しかも、タマネギも軽く塩で味付けられた
超シンプルでありながら、焼くとしっかりとアマい。


これはいいぞいいぞ。


お隣の開いている4人がけの席にお客が入ってきて、

さらに団体客が登場。


店内はいっぱいというところで、
どうするのかと思ったら、

やおら、僕の座っていた席の後ろがあいて、
広い座敷が登場しました。


が、そこも、わずかな時間で
いっぱいになってしまいました。

スゴいね、馬場ホルモン。


と、いうことで、ビール→ホルモン→ビール→ホルモン矢印
タマネギ→ビール→ホルモン→ビール→ と
AKBの真っ青なヘビーローテーションを繰り返す。







ホルモンとタマネギ以外のものが恋しくなってきたりして、


しかも、同行者のGM君は
焼肉屋にいっても最初から白いご飯を注文する人です。

「孤独のグルメ」のゴローちゃんばりに
「早くご飯こないかなぁ/焼き肉といったら白い飯だろうが」
なGMクンには、少々キツいようす。


店内を観察している時から気づいていたのですが、
常連さんがコンビ゛ニおにぎりにパクつきながら
ホルモンをつまんでいる様子を見て、
アヤしいと思ったんだよな。

そうです、ご飯は持ち込むお店なのです。
ひょっとしたら、漬物ぐらいも許されるのかな?

などと考えながら、おかわりをした二皿目の上の肉が
3分の2くらいになった時点で、僕も

「ホルモンヘルモンで逃げ場がないぞ」

と、「ジェット」を頼んだゴローちゃんか、
「花のズボラ飯」で、100g、2000円の牛肉を買い
つけあわせなしで、ステーキを焼き
食べるハナちゃんみたいに思ってしまいました。

ってか、その頼れる米がないんだよ。


ま、ここらへんが潮時ですか。

結局2人で二皿四人前と、ビール中瓶4本をたいらげて
おなかパンパンになったところで、会計をお願いすると
3000円少々の金額でした。

これは安い。


大満足で外へでて
旭川の「リアルラーメン博物館」か「ALLWAYS 3丁目の夕日」ともいうべき眺めを
もう一度鑑賞しながら、

なんだか、建物のつくりといい、その「姫小路」という名前といい
かつては色街だったのかな、など邪推しながら買物公園へ戻ります。


ま、店内の雰囲気は、ブログタイトルに使わせてもらった
「悶々ホルモン」〔新潮社〕の著者、ホルモンヌ佐藤和歌子さんよりは、
(彼女はこういうお店はいとわないでしょうが)
吉田類さんや、なぎら健壱さんがよく似合いそうです。

まだ、旭川には生きた昭和がいっぱいです。


ただし、買物公園を歩いているときに
「ホルモン以外のもの…食べたいっスよね」のGMクンの一言に
にもなく賛成いたしまして、

「はま長」の本店で、僕はとじそばを、
GM君は暖かいそばと親子丼のセットをいただいたのでした。

一口目の汁の味が、今まで口の中にホルモンとタマネギとビールしかない
時間をすごした身としては、スゴくしみました。

てなことも含めて楽しい
旭川の夜でありました。

と、いうことで、一回いったらもう経験者 ってことで
調子こんで、常連面をして、一人焼き肉に繰り出すか、
今度は、この話を興味津々に聞いていた
畏友P氏とおしかけることにしましょう、

しっかりとライスとお新香を持ってw






かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)の
パーソナリティーをつとめていたイトー×aniでした。

現在は道央某所に住んでおります。
機会があれば、またボランティアで
ラジオ番組作りに関わりたいと考えています。

当ブログの左側にあるFHFをクリックすると、
過去の番組内容などを見ることが出来るので、
おおよその番組コンセプトがわかるかと思いますので
興味がある関係者のかたがいらっしゃいましたら
当ブログのコメント欄まで連絡をいただけたら
有り難いです。
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