このところ、今までの少ない雪の
帳尻あわせをするように
どかっと雪が降りまして、

先日も仕事を終えて、家に帰ると
車を駐めるスペースがないので、
作るのに、一時間以上かかってしまいました。


今日も朝から、駐車スペースから公道まで
道をつけるのに十分以上かかったので、

この二日のなれない運動で、
腕はパンパンですし、
肩とか、肩甲骨のうしろあたりが
バキバキになっています。

アイタタタ



また、仕事の関係で車を走らせていた時、
小樽~札幌間がふぶいていた関係で

この間が二時間以上かかりました。


こんな経験も、したことありません。


アイタタタ





ただ、先日地元の踏み切りを越えたときに
何気なく横を見たら、

ラッセル車が動いているのを見ました。


おおおおお


除雪している鉄道って、私、北海道生活も
二十年を超えましたが、初めて見ました。


冬ならではの
このような楽しみもあるものです。


ただ、このような時期ですから
可能な限り、家にいて
読書などにいそしみたいもの。




この時期に出会った一冊が

「ジャイアントキリングを起こす19の方法」〔東邦出版〕
であります。


ジャイアントキリングは、サッカーの周辺でいわれていた
大物食いをあらわした一般名詞ですが、


最近ジャイキリといえば、もっぱら
当ブログでも紹介をしておりますが、

週刊モーニングに連載されていて
NHKでアニメ化もされた
傑作サッカーマンガのことになっています。


ジャイキリこと「GIANT KILLING」は、
日本のプロサッカーリーグの1部の下位に位置し、
特定の企業をスポンサーとしていない
地域に密接しているクラブ、
「ETU=イースト・トーキョー・ユナイテッド」を
舞台としたサッカーマンガです。


サッカーマンガと言ったものの、
選手に脚光が当たっていた今までのサッカーマンガと違って、
監督の戦術と、監督を支えるクラブ運営など
サッカーの周辺にスポットを当てたマンガです。

ですから、選手の成長譚も当然ありますが、
監督の大切さや、クラブの経営者やスタッフの役割
ひいては、サポーターのあり方などにいたるまで
サッカー文化全体がテーマになっています。


先日BSで、無事放送が終了し、
現在はNHK教育で、放送しているアニメも
原作の良さを生かしたつくりになっています。


さて、そんなマンガの関連本が当書ですが、
マンガの関係本というと、
サザエさんがきっかけを作って
エヴァのブームで本格化した、
謎本的な解説本を連想するかもしれませんが、

ジャイキリという傑作をモチーフにして、
現在のサッカー界の抱える問題点に対して
問題提起をしたような内容になっています。


本書の冒頭で、共同著者の一人で、
僕自身もテレビブロスのコラム
「サッカー馬鹿につける薬」などで、
その言説の深さにいつも感心させてもらっている
岡田康宏氏は、このようなことを書いています。

引用します。

「 2007年にモーニングで連載がスタートしたサッカーマンガ「GIANT KILLING」は、監督同士の駆け引き、クラブスタッフやサポーターの描写、試合の勝ち負けだけではなくサッカーを取り巻く環境、フットボール文化全体がリアルに描かれており、サッカーを愛するファンから大きな支持を得ている。
〔中略〕
 サッカープレイヤー、サッカーファンの中にもファンが多いジャイアントキリングだが、ということはつまりサッカーメディア関係者の中にもファンが多いということだ。
 今回は、そうしたサッカーメディア関係者の中にいるジャイキリファンに、マンガであるジャイアントキリングと、僕らの目の前で行われている現実のサッカーとを繋いでリンクさせるようなコラムをそれぞれの得意分野で書いてもらった。
 ライター、コラムニスト、専門誌編集局長、WEBメディア編集長、TV番組ディレクター、クラブ経営者など参加した書き手は7人で原稿は19本。
 90年代以降、日本サッカーは急激に成長した。日本代表は4大会連続でW杯出場を果たし、2度のベスト16進出を経験した。低成長期に入った日本の中で、サッカーは最も成長著しい分野の1つと言ってもいいかもしれない。
 もちろん百年以上の歴史を持つ欧州に比べれば日本のサッカー文化はまだ若く幼い。だがそれは、さらに大きな成長の可能性を秘めているということでもある。
 弱いチームが強いチームをやっつける。今の日本のサッカー界に最も必要とされているのは、こうしたジャイアントキリングの発想だ。そしてそれを最も得意とするのが「GIANT KILLING」の主人公・達海猛だ。
 弱小クラブETUが達海猛という監督の力を経て変わりつつあるように、7人の書き手の力と「GIANT KILLING」というマンガの力を掛け合わせた本書が、日本のサッカー文化を変えていく力になればと思っている。」

とのことなのです。

そして、内容ですが、

プロローグ 「ジャイアントキリングという発想」 … 岡田康宏
巻 頭 ETU達海猛監督 バーチャル・インタビュー … 岩本義弘
第1章 達海猛のメンタルコントロール … 田中滋
第2賞 達海猛と弱者の戦略 … 岡田康宏
第3章 椿大介に見る、抜擢とブレイクの相関関係 … 川端暁彦
第4章 ひとつのクラブで戦い続けるミスターETU村越茂幸 … 土屋雅史
第5章 フリーライター・藤澤桂はどうやって生活しているのか? … 北健一郎
第6章 ETUのアイドル永田有里と広報のお仕事 … 北健一郎
第7章 達海猛から椿大介へ。ETU7番の系譜 … 岩本義弘
第8章 後藤GMと常勝チームの作り方 … 田中滋
第9章 笠野スカウトに見る、日本サッカーの現実 … 川端暁彦
第10章 日本における最高のファンタジスタ、ルイジ吉田 … 岩本義弘
第11章 平泉監督と監督の言葉 … 岡田康宏
第12章 FWのポジションを争う世良、堺、夏木のライバル関係 … 土屋雅史
第13章 ETUの守護神・緑川宏のGKテクニック … 北健一郎
第14章 赤崎遼が示す年代別代表のメリット・デメリット … 川端暁彦
第15章 ベテラン丹波の存在感 … 田中滋
第16章 ユナイテッド・スカルズとサポーターという生き方 … 岡田康宏
第17章 クラブ経営はつらいよ。ETUとアルビSの経営論 … 是永大輔
コラム 名古屋×ETU 試合レビュー … 土屋雅史

という目次でもわかるように、


名古屋×ETU 試合レビューとか
達海監督、バーチャルインタビューなど
マンガファン向け的企画もありますが、

ジャイキリの世界、たとえば、選手で言えば、

GKのドリさんこと緑川と、現実のGKの役割、

10番の王子こと、ジーノ、ルイジ吉田と、
世界での背番号10番の選手が示す存在感の話。

7番の若手選手、椿を軸に語る
若手がブレイクするタイミングについて、

ETUのFW陣、世良、堺、夏木と、
現実世界のサッカーのFWについて

などなど、プレイをする選手だけでなく、


主人公である達海監督のもろもろの采配であるとか
練習時やオフのときを含む
マインドコントロールのテクニック

それから、フロントやクラブのありかたであるとか、
サポーター、マスコミのあり方にいたるまでが、

すべてジャイキリの印象的なシーンとともに
現実世界とリンクしながら
精緻に描写させられているのです。

これは、スゴい。


かつて、サッカー解説者のセルジオ越後さんが
キャプテン翼の日本サッカーへの功績について
「僕たちが十年かかっても出来なかったことを
「キャプテン翼」は一年でやってしまった」と言っていました。


が、

「GIANT KILLING」や、「本書」も
それくらいの影響力を与えることが
できるような気がするのです。

と、いうことで、興味のある方は
一読をオススメします。



かつて、コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」(富良野市)の
月曜午後五時からオンエアーしていた
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
のパーソナリティーをつとめていた
イトー×aniでした。

現在は道央某所に住んでおります。
機会があれば、またボランティアで
ラジオ番組作りに関わりたいと考えています。

当ブログの左側にあるFHFをクリックすると、
過去の番組内容などを見ることが出来るので、
おおよその番組コンセプトがわかるかと思いますので
興味がある関係者のかたがいらっしゃいましたら
当ブログのコメント欄まで連絡をいただけたら有り難いです。
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