FHF
松の内も終わり、
御用始めの今日ですが、

年末年始とシュミに走った生活を
おくっていたので、なかなか
エンジンがかからないというか、
調子が出ない人も多いのではないでしょうか。

かく言う僕もそうなのですが…


ま、そんな時期であっても、
ちょっと気に留めてラジオのほうに
耳を傾けていただけたら
ありがたいですね。


1月4日 オンエア 第247回放送分
「FURANO History Factory(=FHF・フラノヒストリーファクトリー)」
です

先週まで坂本龍馬の話をしていまして、
まだ話は終わってません。

しかも、大河の「龍馬伝」も、
予想よりも面白そうなできなので、

しばらくはオツキアイしそうな感じです。


ということですが、
年の初めということで、
2010年の干支についての
お話をいたしました。


今年の干支は「寅」です。

もともとは
「寅」は「螾」(いん:「動く」の意味)で、
春が来て草木が生ずる状態を表しているとされまして、
後に、覚え易くするために動物の虎が割りてられました。

日本や干支の発祥の地である
中国にとって馴染みのある動物でもあったのです。


何せ、虎を使った慣用句が多いことに
そのことが証明されます。


中国の歴史家班固と
その弟の班超の会話から生まれたのが、
大きな成果や利得を望むなら、大きな危険は避けてはいられないことの喩えで、
貴重な虎の子が欲しければ、怖ろしい虎の棲む穴に挑まなければ
手に入れることは叶わないという意味の、
「虎穴に入らずんば虎子を得ず(不入虎穴焉得虎子)」


そもそも、虎は自分の子を非常に大事にするといういい伝えに因み、
大事な物・貴重な物を喩えて言うのが、 「虎の子」


虎が獲物を狙って身構え、鋭く見詰めている様子から、
静かに機会をうかがい、隙があれば付け入ろうとしている様子を言う
「虎視眈々(こし-たんたん)」

一つの禍(わざわい)を逃れても、
さらにまた他の禍に遭うことの喩えである
「前門の虎、後門の狼」 

酔って怖いもの知らずになり、乱暴になったり、暴れたりする
「虎になる」「大虎になる」 

実力者の威光を借りていばる「虎の威を借る狐」

虎の尾を踏めば、ただでは済まないことから、
非常な危険を冒すことの喩えである「虎の尾を踏む」

ただでさえ強い者が更に威力をつける「虎に翼」

虎は死後に立派な毛皮を残す。人が残せるのは名誉と功績であるから、
それらを重んじて生きなければならないという戒めの
「虎は死して皮を留め 人は死して名を残す」


危険なものを放置したり、禍根を絶つのを怠って、
のちに起こる大事の原因を作ってしまう
「虎を野に放つ」

虎をかたどった首の動く張り子の玩具から
虚勢を張る人、見かけ倒しの人などを軽蔑して言う言葉である。
「張子の虎」

などなど

出展は中国の古典が多いのですが、
毛皮の美しさとか、骨が漢方薬の材料となる
といったことから、珍重されていたのです。


また、上の格言ではないですが、
強い者、豪傑の代名詞としてよく用いられまして、

中国の小説『三国志演義』では蜀の劉備に仕えた武将のうち
武勇に優れた五人を「五虎大将軍」と呼び、

日本でも戦国武将武田信玄や上杉謙信は
それぞれ「甲斐の虎」「越後の虎」と、虎に喩えられました。

大日本帝国時代では山下奉文陸軍大将は
「マレーの虎」という異名を取ってもいます。

また日本史の関係でいくと、
一休宗純が元ネタの一休噺で
屏風に描かれた虎を退治するよう言われ、
「後ろから追い出してください」と答える頓智が有名でして、

アニメ「一休さん」でも足利義満が同様のことを発言し、
一休を困らせようとしたのですが、
この言葉で切り崩す話があります。


豊臣秀吉の家臣加藤清正が朝鮮出兵中に
虎狩りをした逸話は良く知られていますし、
この話が有名になったため、清正にあやかり、
明治時代以降、多くの日本人が虎狩りを行っています。



ヨーロッパにその存在が知られるようになったのが、
アレクサンドロス大王のインド遠征によるもので、
ペルシア語のthigra(鋭い・尖った)から、
ギリシア語でtigrisと呼ばれるようになり、

英語・ドイツ語のtigerへと変化しました。

ヨーロッパで最初にトラが持ち込まれたのは、
紀元前19年にローマ皇帝アウグストゥスに
インドの使者がトラを献上した時と言われています。


ナチス・ドイツはVI号重戦車の愛称にトラ(ティーガー)と名付け、
さらにそれの上を行く重戦車を虎の王(ケーニヒス・ティーガー)と命名し、
その強さを虎に喩えました。


身近なところでは、「警戒ロープ」・「警戒用テープ」は
その黄色と黒の色から、「虎ロープ・虎ヒモ」・「トラテープ」と
呼ばれることがありますしね。


そんな馴染みのある動物ですが、
結構、トラの生態って知られていませんね。

そもそもトラはアジアの動物で、アフリカにはいないのです。

だから古来より、中国やインド、東南アジアなど、アジアの文化の中で
力や威厳の象徴として、様々な形で親しまれてきたのです。

中国などと文化的交流での関係性が深い日本では、
虎が生息していないのにもかかわらず、親しまれております。



ただし、親しまれている反面、
前述の毛皮の美しさや動物の頭部を剥製にした壁飾り
漢方薬の材料としての乱獲や、
大型の動物を狙ったスポーツ・ハンティングを目的とした狩猟に加え、
害獣としての駆除に、開発による生息地の破壊などの理由があって、


20世紀初頭には100,000頭ほどいたのに、
現在、野生のトラは約3,500~4,000頭前後までに
激減して、世界的に絶滅が心配されているのです。

トラが滋養強壮の漢方薬になるのは、
「強い動物だからさぞ効き目があるのだろう」という
イメージを持たれていることなですが。


現在トラの保護を行っているのが、
世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature)で、

1970年代にインドで行なわれた
トラの保護活動「オペレーション・タイガー」から、
保護区の設立や生態調査など、トラの各生息国において、

さまざまな活動を展開し、
違法な野生生物取引に関する調査や監視活動、
自然保護区の整備やレンジャーの育成、
各国政府による保護政策への支援などをしてきました。

これらの活動はいずれも、トラだけでなく、
トラがすむ地域の自然や、他の野生動植物を保全する取り組みとして
行われました。

しかし、トラの密猟や密輸は絶えることなく起きており、
生息環境の破壊も続いていまして、

最近はマフィアの資金源としては
ドラッグに次ぐ存在と言われるのが野生動物なのです。


そんななかで、トラの国際取引に関する取り組みとして、
トラに関わる活動としては虎骨の消費を減らし、
代替品を普及させることをめざしていたり、

トラの生息国や虎製品の消費国に対して、
ワシントン条約に基づいた規制強化のための資金援助や、
違法取引の禁止を求める要請を行なっています。


さらに、1998年には、年の干支である寅年に合わせて、
国際的なトラ保護のPRを行なったり。
WWFジャパンは、1997年から98年にかけて、
国内でトラ保護の呼びかけを行なって、
トラ保護や調査のための募金を行なったほか、
トラを脅かす密猟の大きな原因となっている
トラ骨の日本国内での販売規制を含めた法体制の改正などを求めました。

その結果、2000年4月、日本では「種の保存法」が改正され、
トラの身体を含めた製品の国内での売買が禁止されることになりました。

今年もトラ年ですが、
このようなPRはあるのでしょうか。



また、日本国内ではこのような動きと連動して、

こんな活動をしている人もいるのです。


◆ 野生トラ救うためにも勝つ! ◆

 虎の指揮官は今年も虎を守る!?NPO法人「野生生物保全論研究会(JWCS)」が24日、インド国内で野生トラの保護活動をしているNGO団体「WTI」から岡田阪神に対して優勝祈願のメッセージが届いたことを発表した。

 阪神・岡田監督は2年前から「泣いてる虎は、見過ごせへんで」という誓いの下、公式戦勝利数分のレンジャーキットを自費で寄付する活動を開始。06年は84個分、07年は74個分を贈った。

 昨年12月にJWCSが岡田監督に活動報告した際に支援継続が決定。活動3年目を前に現地スタッフから謝意と今季の健闘を祈る「ありがとう 岡田監督」というメッセージが届いたという。野生トラを救うためにも猛虎は勝ち続ける。


これは2006年の記事ですが、

下は今年の記事です。


Bs岡田監督、オリでも虎救う!保護基金へ寄付
◆ 06年から開始した寄付を私費を投じて継続 ◆

 オリックス・岡田彰布監督(52)が26日、阪神監督時代の06年から開始したトラ保護基金への寄付を継続する考えを示した。阪神時代は公式戦の勝利数と同数の虎保護レンジャーキットを、野生生物保全論研究会(JWCS)を通じてレンジャー(取締官)に寄付していたが、オリックスでは公式戦勝利数には関係なく、募金という形で私費を投じる(金額は非公表)。さらに指揮官はユニホームを脱いでいた今季分も、募金としてJWCSを通じて寄付したという。

 「虎レンジャー(への寄付)は、もう募金で送ったよ。キットじゃなくて募金としてな。インドの方から引き続き協力お願いします、ということやったから」

 阪神から離れても、絶滅にひんした虎の顔は頭から離れない。約100年前には約10万頭生息したという野生の虎。しかし密猟などが原因で現在では約5000頭にまで減少し、特に野生虎の約半数が生息するインドでは1日に1頭の割合で野生の虎が殺されているという。その現状を聞いて立ち上がったのが、阪神監督時代の岡田監督だった。そして、その活動は阪神監督を退いた今も途切れることはない。

 加えて今年からは、虎だけでなく野生の象も保護対象に加わった。それでも「なんか今回からは象も入っとったな。象も困っているということなんやろ」と迷わず募金。今後は、絶滅が危惧(きぐ)される野生象の保護にも一役買うこととなった。

 JWCSから送られてきた色紙には「護ろう、みんなで」というスローガンを書いて送り返した指揮官。オリックスでも“虎の守り神”となる。



ここらへんが岡田監督のトラに対するコダワリが
出ていていいなあと思っているのですが、


本家本元の阪神タイガースも

阪神タイガース 承認 フェアトレード・エコバッグ トラカムバック Sサイズ 

【ロハス ガーデン】

野生の虎は全世界で、あとわずか5000頭しか残っていません。阪神タイガース承認のこのバッグは、売上の一部をトラ保護基金に寄付。あなたの声援を、野生のタイガースにも届けることができます。
色:しましま 黒 ピンク 白×黒(新色) サイズ:18×23×14cm 綿100%


などと、公式グッズで
トラ保護に貢献をしているのです。



ちなみに、メジャーリーグには、デトロイトタイガースというチームがあって、

そもそも阪神タイガースの前身である
大阪タイガースのニックネームを
考える時に参考にしたのが、

大阪と同じ工業都市であるデトロイトにある
野球チームであるタイガースという名前だったのですが、

阪神のチームカラーが
黄色と黒なのに対して

デトロイトタイガースのチームカラーは
オレンジと紺です。

これは、アメリカでは虎の体色はオレンジと黒か紺、とされることに
よるもので、

言われてみれば、そんな描写を
ディズニーの映画などで見ることが出来ます。


そして、デトロイトタイガースだけではなく、
同じくトラをモチーフとしてNFLのシンシナティ・ベンガルズは
オレンジと黒の2色をチームカラーとしています。


ここらへんもお国柄が出ていて
面白いところですが。


そんなトラの年。

2003年の「今年の漢字」は、
阪神タイガースの18年ぶり優勝による全国フィーバーの影響で
「虎」となったりもしましたが

今年はどんな年であるでしょうか。



そして、
来週は再び龍馬の話に戻りたいと思います。


オタノシミに。



ヘタリアに言論と表現の自由を!
民族浄化[ここでは、ある民族のみを浄
化した姿で描けという要求]反対!
自由ヘタリア救国民族解放戦線の「イトー×ani」がお届けする
FURANO History Factory(F.H.F.フラノヒストリーファクトリー)
北海道富良野市・上富良野町・中富良野町など限定で聴く事が出来る、
コミュニティー放送局FM「ラジオふらの」の
月曜午後五時からオンエアー中

番組へリクエスト・メッセージは
〒07 6-0026 富良野市朝日町5-17 ラジオふらの
E-mail radio@furano.ne.jp FAX 0167-22-2775

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